アロエとは?
アロエとは、アロエ属の多肉植物で、多年草植物として知られています。アロエの種類は現在500種類あると言われており、南アフリカ共和国からアラビア半島の方まで広く生息範囲として調査されてます。
アロエは日本では鎌倉時代に入ってきたと言われ、初めは食べることではなく医療に使われていました。アロエは九州や瀬戸内海、伊豆半島と分布しています。現在アロエは食べる、医療に使うとして用途は様々です。
アロエが好む気候
アロエは原産地からもわかるように、日当たりを好みます。地植えも鉢植えも両方できます。アロエの鉢植えの場合は春から秋にかけては外での栽培ができますが、冬の間は室内に入れましょう。アロエの特徴は寒さには弱く、乾燥には強い多肉植物です。
またアロエの栽培適温は15〜25度と決められています。しかし、アロエは水やりを断つことによって、5度以下の低温でも栽培できると言われています。家庭でアロエを食べる用に育てれば立派な家庭菜園です。
アロエが人気のわけ
アロエが人気のわけをご紹介します。アロエが最初に流行ったのは森永のアロエヨーグルトで食べられたことです。アロエは始め、胃腸薬や塗り薬などの医薬品で使えわれ、食べられていませんでした。
しかし、ナタデココが食べられ始めた時に、森永のマーケティング担当の人が次に流行るものは食べるアロエと仮説を立てました。その仮説が見事的中し、食べるアロエの人気に火がついたと言われています。
アロエの健康効果
アロエには食べることで様々な健康効果が期待されています。アロエがもつ豊富な栄養成分は食べて体の中に入ると健康に役に立つと言われています。
そのアロエの栄養は200種類以上も含まれていると調べられており、ビタミン、酵素、ミネラル、アミノ酸、多糖類など、様々です。アロエは飲む、食べる、塗るなど摂取の方法も様々あり、人気を集めています。
アロエとアロエベラの違い
アロエとアロエベラの違いはご存知ですか?アロエは広く普及していますが、アロエベラは食用アロエの一つです。ヨーグルトに含まれているアロエはほとんどがアロエベラです。アロエベラは通常皮を向いて中のゲル質の部分を食します。このゲル質に含まれているのがムコ多糖体の分子で、皮に含まれているのはアロインです。
アロインとは
アロインとは、摂取することで胃酸を多く分泌させる作用が働きます。そのため、空腹時にはアロエを摂取することを避けてください。さらに、アロインには子宮を縮小させてしまうとも言われています。妊娠中の方は食べないように注意してください。
アロエベラの他に、キダチアロエという種類のアロエもあります。食べ方は様々ですが、キダチアロエにもアロインは多く含まれていますので、注意しましょう。
アロエの効果、効能
アロエの中でも食用で人気のアロエベラに含まれる効果、効能をご紹介します。多糖類、アントラキノン、酵素、ビタミンA・B・C・D・E、ミネラル、リグニンなどが含まれ、アロエを食べると美容、健康にいいとされる成分が多く含まれています。美容、ダイエット効果と、胃や切り傷などの健康への効果にそれぞれ分けてご紹介します。
アロエの美容、ダイエット効果
食べられるのはアロエベラが一般的で、そのアロエベラには植物性ステロールが含まれています。このアロエベラの植物性ステロールは、キダチアロエには含まれません。アロエベラだけが食べた時にその効果を発揮します。このアロエを食べた時は、美容、ダイエット効果の働きをします。
胃や切り傷などの健康効果
胃や切り傷などの医療的健康効果はキダチアロエがもつ成分が役立ちます。特に、アロエニン、アロエチンアルボランA・B、アロエウルシンがあります。これらは胃の調子を整えたり、アロエを食べる他に、傷口に塗ると、切り傷などを回復させる効果があると言われています。
アロエの食べ方をご紹介!
ここからは、アロエの食べ方をご紹介します!アロエはみなさんがよく見る形ではアロエヨーグルトが一般的ではないでしょうか?アロエの食べ方はそれだけではなく、生で刺身として食べたり、葉肉がより美味しく感じるような切り方があったりします。
それらの簡単なアロエの調理方法や適切な摂取量をご紹介していきます。アロエの食べ方として、生の刺身にして食べるか、新しい食べ方を見つけるかなど、アロエの楽しみ方は色々あります。ぜひ参考にしてみてください!
アロエの簡単な食べ方①
簡単なアロエの食べ方として、アロエベラのヨーグルトをご紹介します。市販のアロエヨーグルトを買うこともいいですが、自分でも簡単にアロエを調理して食べることができます。新鮮でおいしいアロエを好きな量使った食べ方です。
・アロエ 好きな量
アロエヨーグルトの調理の仕方
アロエは全て食べる前に簡単な下処理をしましょう。アロエベラを熱湯にくぐらせて中のぬるぬるした食べる部分のゲル質を取り除きます。
アロエの切り方は自由ですが、食べた時の食感を残すためにも少し大きめに切ることがおすすめです。生のアロエの食べ方は始めの下処理が大切です。アロエをしっかり熱湯にくぐらせてあとはヨーグルトに混ぜて食べましょう。
アロエの簡単な食べ方②
次にご紹介するのはアロエシロップです。食べ方はもちろん人気のアロエヨーグルトにしてもいいですが、ゼリーにかけるのもおいしいでしょう。生のアロエの食べ方として葉肉を大量に使った調理方法をご紹介します。
・アロエ 3本 ・グラニュー糖 50g
アロエシロップの調理の仕方
生のアロエを3本用意して、切り方は皮を剥きやすいように大きめに切ります。切ったアロエを下茹でし、もう一度再沸騰させます。アロエの粗熱を取るために、氷水で冷まし、水気をとります。
そのあと茹でたアロエに砂糖をまぶし、5〜10分放置すると水気が出てきますので弱火で3分煮詰めると食べられます。食べ方は様々ですのでアレンジしてみてください!
アロエの簡単な食べ方③
爽やかヘルシーなアロエの食べ方を求めている方は、アロエのはちみつレモン漬けをご紹介します。アロエの食感とレモンの爽やかさが食べた時に口に広がります。夏にはおすすめのアロエの食べ方です。
・アロエの葉肉 3〜5枚 ・はちみつ 50〜100mL ・レモン汁 大さじ1
アロエレモン漬けの調理の仕方
アロエの葉肉の刺身を落とし、いつも通りに下処理をします。その後冷水に晒して冷やします。こうすることで苦味を抑えた食べ方ができます。アロエが透明に戻ったら食べ時で、アロエが浸るくらいにはちみつを入れます。
そのあとレモン汁をかけると食べられます。冷蔵庫で一晩冷やしてから食べることをおすすめします。爽やかな食べ方をしたい方は参考にしてみてください!
アロエの簡単な食べ方④
アロエベラのもっとも簡単な食べ方は生のままの刺身です。おいしい食感のアロエを生の葉肉で食べられます。切り方を変えることで食感も変えて食べられます。新鮮な生の葉肉が手に入ったら生の刺身の食べ方を試してみてはいかがでしょうか?あまりアロエを生で食べるイメージがつかない人も一度試してみてください!
・生のアロエ 好きな量 ・醤油
アロエの刺身の調理の仕方
アロエベラの葉肉を皮が剥きやすいような切り方で分けます。そして食べるときに邪魔になるアロエの棘をとり、皮を剥きます。あとはアロエの切り方を工夫して、太めに切ったり、薄く切ったりすると完成です。切り方を変えるとアロエを食べた時の食感が変わります。アロエの刺身は醤油をつけて食べる食べ方が一般的です。
アロエの簡単な食べ方⑤
次は少し凝ったアロエの食べ方をご紹介します。その食べ方はアロエ果肉入りのベリースムージーです。アロエのスムージーは若い女性や子供にも人気の食べ方です。アロエの爽やかな食べ方、他の果物と合わせた食べ方を探している人は参考にしてみてください!
・バナナ 1本 ・ブルーベリー 2分の1カップ ・アロエジュース 20mL ・ミネラルウォーター 3分の1カップ ・ターメリック 小さじ3分の1 ・シナモンパウダー 小さじ1 ・はちみつ 小さじ1〜2
アロエスムージーの調理の仕方
アロエジュースの作り方を紹介します。アロエを含めた具材を全てジューサーに入れて低速度で混ぜます。アロエスムージーの作り方の工程はこれだけです。簡単においしいアロエスムージーができます。
バナナやブルーベリーもたくさん食べられます。また、生のアロエがある人は、葉肉の刺身を加えてアロエの量を増やして食べてもおいしいですよ。
アロエの簡単な食べ方⑥
次に紹介するのは同じくアロエドリンクです。アロエとリンゴを両方食べたい人には人気のアロエジュースです。リンゴの酸味とアロエの食感がコラボしておいしいですよ。ドリンクですので、アロエの量を調整するとアロエをたくさん摂れる食べ方です。
・りんごジュース 200〜250mL ・アロエ 大さじ1 ・レモン汁 小さじ1 ・はちみつ 小さじ1
アロエりんごジュースの調理の仕方
アロエジュースの作り方はアロエの葉肉の刺身を用意します。アロエの切り方は一口大がいいでしょう。アロエの量は大さじ1杯ですがたくさん食べたい方は、量をアレンジするのもおすすめです。アロエの食べ方は様々ありますが、はちみつやレモンは王道でおいしいと好評です。
アロエの簡単な食べ方⑦
アロエの食べ方としては珍しい、おかずをご紹介します。ヨーグルトはサラダにも合いますので、もちろんアロエヨーグルトをサラダに和えてもおいしい食べ方ですよ。アロエと合わせて食べるとおいしい野菜を自分なりに探してみてはいかがでしょうか?
・アロエヨーグルト 適量 ・サラダ春菊 適量
アロエヨーグルトサラダの調理の仕方
春菊は茹でて食べやすいように柔らかくします。そのあと、ボールでアロエヨーグルトと和えると完成です。アロエと春菊の香りを楽しみながら食べられます。アロエをもっと食べたい方は生のアロエの刺身を切って入れることがおすすめです。アロエを大きめに切ると食感が残っておいしい食べ方ですよ。
日頃からアロエを食べよう!
アロエを日頃食べている方はどれくらいいるでしょうか?アロエを食べる習慣は中々ありませんよね。最近ではアロエを簡単に食べられる食品が次々発売されています。また、アロエを家で栽培することもできます。家庭で育てたアロエを食べることも可能です。ここからはアロエを食べる生活をご紹介します!
アロエドリンク
タピオカドリンクで人気のお店からアロエを食べられるドリンクも発売されました!角切りの大きく入ったアロエは食べ応えがあります。タピオカに飽きた人はメニューを変えてアロエを食べてみませんか?美容にもいいので定期的にアロエを食べることをおすすめします!
アロエゼリー
次に紹介するのはアロエゼリーです。アロエを日頃から簡単に食べたいならゼリーは手軽です。アロエゼリーは、最近スーパーでもアロエの果肉がたくさん食べられる商品が簡単に手に入ります。朝食にアロエゼリーを食べたい方などにはおすすめです。
アロエサワー
最後に紹介するのはアロエアワーです。アロエの果肉を直接的に食べられませんが、アロエを摂ることはできます。アロエを食べた時のような爽やかな味わいが特徴です。一緒におつまみとして、アロエの刺身を食べてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?普段はあまり手にしないようなアロエの食べ方をご紹介しました。また、アロエには、アロエベラやキダチアロエなど今では500種類あるとも言われています。アロエは食べることによって様々な美容、健康効果がありますが、食べる方によってはその量を調整しなければなりません。
アロエは妊娠中の方は食べることを控えた方がいいですし、毎日大量に食べることが言い訳ではありません。アロエの食べ方や食べる量を気にしながら楽しんでください!
アロエの効能、育て方が気になる方はこちらもチェック!
アロエの食べ方だけではなく、効果、効能が詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。また、食べ方だけではなく、アロエの育て方を紹介した記事もありますので、併せてご覧ください。家でアロエを育てて食べたい方にはおすすめですよ!

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