本牧海づり施設はどこにあるの?
観光地横浜の代名詞というべき山下公園から、磯子・本牧方面に車でわずか15分~20分ほど移動したところに本牧海づり施設はあります。埠頭がある港湾エリアのD突堤の中ほどから桟橋が沖に向かって伸びているのですぐに分かります。
気軽に立ち寄れる本牧海づり施設
横浜市営バス・山下公園前バス停から、26系統・海づり桟橋行きバスに乗って、港町の埠頭が続く風景を楽しみながら、本牧海づり施設に向かってみるのはいかがでしょうか、20分ほどで到着します。休日のお昼前後もバスは1時間に4本ほど運航しています。
イベントや釣り教室も開催されている
本牧海づり施設ではイベントもさまざま行われています。月間大物賞は指定された対象魚(イシモチ33㎝以上・シロギス24㎝以上・マゴチ50㎝以上・メジナ32cm以上)の釣果があった場合、管理棟に持ち込むと記念撮影と認定書、一日無料券がもらえたりします。
そのほかにも親子釣り教室や大人の釣り教室、レディース無料デーなどの講習会や感謝デーがあります。
基本情報
【住所】神奈川県横浜市中区本牧ふ頭1番地
【連絡先】045-623-6030
【営業時間】4月から10月:6:00~19:00
【営業時間】11月から2月:7:00~17:00
【営業時間】 3月:6:00~18:00
駐車場は平日は午前5:30から入れます。土日は24時間営業しています。(※当記事は2019年7月10日時点の情報をもとに作成されております。)
本牧海づり施設へのアクセスについて
【横浜市営バスを利用の場合】:所要時間…横浜駅から約40分、桜木町駅から約30分
横浜駅東口または桜木町駅からは、市営バス26系統「海づり桟橋行き」または「横浜港シンボルタワー行き」で⦅海づり桟橋⦆下車すぐです。
【自家用車の場合】:首都高速湾岸線からの場合、本牧ふ頭ICから左折してD突堤方面に進んだ突き当り(約5分)
首都高速狩場線からの場合、新山下ICから直進して本牧ふ頭D突堤方面に進んだ突き当りです。(約8分)駐車場収容台数230台
駐車場と本牧海づり施設入場について
本牧海づり施設の駐車場は上記したように平日は5時30分に入場できます、土日は混雑するので24時体制で駐車場は営業しています。
特に混雑する土日祝は、まず施設についたら駐車場に車を入れる前に駐車場前の道路に車を停めて荷物を(道ぞいに置く、時間の早い場合は施設の入り口のところに)置いて順番を確保します。
荷物を置いて順番を取るのは、この施設の混雑時の暗黙のルールです。施設の営業開始時間は時期により異なるので、事前に営業時間を確認してから出かけましょう。
入場券は事前購入がおすすめ
本牧海づり施設では順番取りの荷物を置いたあとは営業開始時間まで駐車場に停めた車で休憩で休息できますが、営業開始前に入場券をチケット販売機で購入していおくとスムーズに入場できるのでぜひおすすめします。
長期休み期間は混雑しやすい
本牧海づり施設混雑時の情報を記載します。夏休みなど長期休み中の土日が特に混雑します、朝の5時には順番取りの荷物の列が200~300人分ほどになります。営業開始の6時に近づくにしたがって急激に来場する人数が増え混雑が加速します。
本牧海づり施設は入場規制の定員700名規制があり、営業開始早々に入場規制で施設に入れない可能性も十分にあります。混雑時は5時前に到着することをおすすめします。
本牧海づり施設の利用料金
本牧海づり施設入場には料金が必要です。料金はつり料金1回券で大人900円、中学生450円、小学生300円になります。なお、見学券、団体券、回数券と割安な種類もあるので、用途に合わせて年間を通しての攻略が出来ます。見学券では釣りは出来ません。
駐車場代金は3時間以内250円 / 5時間以内350円 / 5時間以上500円
*障碍者手帳のお持ちの場合は手帳の提示で駐車場料金が無料になります。
釣りを楽しむための必須アイテム
まずはレンタル釣り竿で始めてもOK
本牧海づり施設にはレンタル竿セットがあります。一般的なリール竿に小型スピニングリールとオモリがセットになっています。料金はレンタル時に2,000円(保証金込み)を払って返却時に1,000円が戻ってくるシステムです。
竿の長さも3m弱で取り回しの楽なサイズです。釣り方はサビキづりであれば十分に楽しめます、貸竿受付15:00まで/貸竿返却17:00まで。
サビキ仕掛けを売店で購入しよう
サビキづり仕掛けは施設内の売店で購入できます、初心者でも比較的簡単に釣れるサビキ仕掛け(疑似餌のついた釣り針が5~7個付いたもの)とコマセ(寄せ餌)を入れる網かごを購入します。
自身の経験値や周囲の釣り人からの情報などでは、なぜかサビキづり仕掛けの疑似餌部分はピンクや赤色が良く釣れます。初夏~秋にかけての気候の良いシーズンに小型のアジ、サバ、イワシなどの群れが埠頭を回遊し始める時期は一人で数十匹も釣れることがあります。
コマセ(寄せ餌)を購入していざ釣り場へ
コマセはサビキづり仕掛けのカゴにいれて使用します、海中で拡散して寄せ餌になり魚を集める効果があります。冷凍の沖アミコマセも釣果がいいのですが、取り扱いに難儀して匂いも衣服につくので、最近ではチューブ式のコマセを使用する人の方が多いという情報もあります。
袋の先端を切ってチューっと出せば簡単にコマセカゴに入ります。また海水で溶いて撒き餌として海に撒いても使えます。
必須アイテム
ロープ付きビニールバケツ
桟橋の釣り場でや岸壁の釣り場ではいろいろな道具があると便利です、体験してみないとわからない情報もあります。
本牧海づり施設は埠頭の護岸にあるため、海面が4メートルほど桟橋や岸壁から下にあります。そのため釣れた魚の保管用などで海水をくみ上げる場合、ロープの着いたビニールバケツが必要になります。
魚ハサミ
海づりでは釣れた魚をつかむトングのような魚ハサミがあると便利です。手も生臭くならずに済みますし、たまにですがゴンズイや鬼カサゴなど素手で触れると危険な魚が釣れてしまった場合でも対応がスムーズに行えます。
エアポンプ
釣れた魚はバケツに海水を張ってキープしておくのですが、海水内の酸素が無くなりすぐに死んでしまいます。鮮度も落ちるので魚はできるだけ生かしておきたいものです。
エアポンプで酸素を供給して海水をたまに交換してあげると、そこそこバケツの中で魚は生きているので使用するのがおすすめ。
施設の設備や安全対策が◎
柵があって安心
本牧海づり施設では安全面も充実しています、一般的な埠頭や防波堤での釣り場は当然ですが港湾施設なので柵はありませんがこちらでには必ず柵があります。
埠頭での釣りとは言え、自然を相手にする海釣りでは柵の有無は大きな違いになります。柵は釣り具の固定にも役立ちますし、立ちながら釣ることの多い海づりでは体を支えることも出来るので、とても便利で且つ安心感があります。
子供用ライフベストの貸し出しも
数に限りがありますが本牧海づり施設では、ライフベストの貸し出しもありますので、お子さんにはぜひ着装させてください。またこちらの施設では定期的に釣り教室も開催されており、安全に海づりを楽しむクラスもあますのでぜひ参加してみてください。
万が一の場合のAEDの設置や、車いすでの移動通路もあり、いろいろな方が海釣りを楽しめるように施設の設備が整っています。
救命浮き輪
埠頭つりでは、やはり海面への落下が一番の心配ごとです。自分のみならず万が一誰かが海面に落ちた際に、救命整備が無いとどうすることも出来ません。
一般的な埠頭や防波堤では浮き輪などの救命具の設備はありませんが、本牧海づり施設では一定間隔で救命浮き輪の設備があります。
売店や自販機も充実
本牧海づり施設では売店や自販機コーナー・トイレ・休息所があります。通常一般的な岸壁の海釣りでは近くにトイレやコンビニを探すのに苦労しますが、ここでは管理棟にそれらがあり大変便利です。
売店ではカップラーメンやお弁当、お菓子なども販売しています。レンタル竿もここで借りることができて、仕掛けやエサも購入できます。
売店・食堂の営業時間:4月~10月 午前6時~午後6時30分 / 11月~2月 午前7時~午後4時30分 / 3月 午前6時~午後5時30分
釣り場は3つのポイントに分かれている
本牧海づり施設は大きく分けて3つの釣り場ポイントに分かれています、管理棟から降りてすぐの護岸つ釣り場・渡り桟橋釣り場・沖桟橋釣り場です。
ポイント①護岸釣り場は陸地で腰の高さまでの柵もありますので小さい子供づれでも安心できます。
ポイント②渡り桟橋釣り場は比較的に幅が狭くなっていますので混雑時は他の人と仕掛けが絡まる"おまつり”をする可能性が高いので慣れた人向けです。
ポイント③沖桟橋釣り場は広くて距離も全長300mと長いのでゆとりがありますが柵が低いので子供づれの場合は気を付ける必要があります。
それぞれに攻略法が違いますのでぜひ参考にしてみてください。
ポイント①護岸つり場
本牧海づり施設のポイントで一番手堅くて楽しいのがポイント①護岸釣り場です、ここには護岸に生息するカラス貝を食べに来るクロダイやイシダイなどが狙えます。(ちなみにカラス貝を採ってエサに使うのはこちらの施設では禁止です)
護岸にそってフカセ釣りでタナを探りながら狙いましょう。エサはオキアミ・サナギ・コーン・スイカなどです。クロダイはいろいろ食べますのでバリエーションを聞かせたエサで攻略しましょう。
ポイント②渡り桟橋
渡り桟橋釣り場では、桟橋の幅が狭いため混雑している場所なので、ルアー釣りや投げ釣りなど、後部に竿が振られる釣り方は禁止になっています。こちらもフカセ釣りを中心とした釣りがメインとなります。
桟橋を支える支柱の下には敷石が入っていますので、カサゴ・メバル・アイナメなどの根魚が狙えます。もちろんアジ・サバ・イワシなどの回遊魚も回ってきますので、サビキ仕掛けでも十分に楽しめます。
ポイント③沖桟橋
文字通り沖合にあるのでアジ・サバ・イワシなどの回遊魚の釣果が多いです。特に外海に面した桟橋はアジの回遊がある季節(4月~6月)この場所は人気があります。
またここでは投げ釣りも許可されていますので、投げウキ仕掛けで夏場から秋口にかけてはサヨリの釣果も期待できます。橋を支える支柱の海中にはカラス貝をはじめとする貝類が付着しているので、イシダイやクロダイなどの攻略ポイントでもあります。
HPで過去の釣果がチェックできる
本牧海づり施設では、前日までの施設内での釣果を魚の種類ごとにサイズ付きでHPに情報をアップしています。また一年前までの釣果も検索できるようになっているので、おおよそ年間の釣れる魚やシーズンが分かります。
とくにアジの回遊が多い時期は人気になります。釣果情報は釣り場のポイントごとに掲載されていますので、ターゲット魚の釣り方が研究できるので大変便利です。釣果情報と同じページに潮の干満情報や水温も表示されていますので参考になります。
さまざまな釣り方で色々な魚が釣れる
ルアー釣りでタコを狙う
さまざまな釣り方が楽しめる本牧海づり施設ですが、不思議とタコ釣りのいいポイントでもあるのです。釣り方は普通の釣り仕掛けと少し異なり、ネズミ型の疑似餌(ルアー)が有効で海底付近を探るように釣ります。なぜかタコはネズミが大好きなんです。
これは日本に限らず環太平洋の諸島でも同様にさまざま寓話が存在します。ネズミ以外にも攻略法があってカニやエビでも釣れます。釣り方がいろいろなタコ釣りですが、定番はネズミ型ルアーが一押しのようです。
フカセ釣りでイシダイを狙う
さまざまな釣り方が楽しめる本牧海づり施設ですが、磯の王者イシダイも釣れます。イシダイはサザエやトコブシなど貝を好みます。本牧海釣り施設の桟橋の支柱にはカラス貝が多く生息していますのでイシダイも生息しています。
綺麗な白黒の縞模様が特徴的なイシダイが釣れた時の嬉しさはひとしおです。フカセ釣りでぜひ攻略してみましょう。
泳がせ釣りでイナダを狙う
さまざまな釣り方が楽しめる本牧海づり施設ですが、出世魚ぶりのこどもでイナダも釣れます。20㎝でワカシ、40㎝でワラサ、60㎝でイナダ、80でブリと名前が変わる出世魚です。
イナダはサッパの泳がせ釣りで狙います。サッパは関西ではママカリといってお寿司にもなりますが、本牧海づり施設でサビキでバンバンかかります。
ワームで狙うカサゴ釣り
さまざまな釣り方が楽しめる本牧海づり施設ですが、お味噌汁や煮つけにすると美味しいカサゴもよく釣れます、根魚ですので渡り桟橋の海底の方を狙うとヒットすることが多いです。雑食で食欲が旺盛な魚なので、餌づりの仕掛けはもちろん疑似餌やワームでもよく食いつきます。
ブッコミ釣りでアナゴを狙う
さまざまな釣り方が楽しめる本牧海づり施設ですがアナゴの釣果も意外と多いのです、渡り桟橋の敷石を住処にしていることが多いので、こちらがアナゴ攻略のポイントになります。
中通しオモリを使ってブッコミ釣り狙ってみましょう。アナゴは夜行性なので夕方に釣果が多いです。残念ながら本牧海づり施設は夜間営業はないので、夕方から営業終了までが狙いのタイミングです。(時々営業時間の延長があります。)
ポイントを極めてカレイを狙う
さまざまな釣り方が楽しめる本牧海づり施設ですがカレイも釣れます。ただし投げ釣りでは根がかりがあるため、沖桟橋からの落とし込み釣りで海底付近を探ります。
遠投での広範囲の探りが難しいので釣果は少ないですが、うまくポイントに落とし込めれば掛かります。カレイは引きが強いので、釣れると大物が掛かった感じがますよ。
まとめ
本牧海づり施設では手軽にさまざま種類の釣果が期待できますが、夏休みや土日に訪れる場合は駐車場混雑や入場規制が心配ですので、あさイチで行くことをおすすめします、もしくはゆっくりと時間差で混雑の少ない昼過ぎに訪れることをおすすめします。
回遊魚は日中でも十分に釣れますので、小さいお子さん連れの方は午後がいいと思います。安全で手軽に釣れる本牧海づり施設は、家族での思い出作りにもぴったり。ぜひ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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