キャンプなどのアウトドアではランタンは必須
暗くなると必要になるのがランタン
キャンプに釣りなど外で遊ぶ時に便利なアイテムがランタンです。初心者でも懐中電灯と同じ感覚で使用できる使い方が簡単なLEDランタンの他にキャンプでは色温度が低くて温かみのあるガスなどのを燃料とするランタンが特に人気です。なぜキャンプや釣りなどのアウトドアでは懐中電灯よりランタンが好まれているかというと、ランタンは360度全方位を照らせるようになっているので使いやすく、手で持たなくても使用できます。
LEDランタンとの比較
ガソリンランタンとLEDランタンを比較すると主に3つの違いがあります。1つ目はつけ方が少し異なり、使うまでにいろいろな作業が必要なため慣れるまでは戸惑います。2つ目は電池式のLEDランタンも明るいものが増えてきましたが、それでもまだガソリンランタンのほうが明るく、初めて使う方は驚くかもしれません。3つめはマントルと呼ばれる合成繊維の袋を炭化させて使うので少し手間がかかるということです。
ガソリンとはホワイトガソリンのこと
ガソリンランタンで使用するガソリンと車などのエンジンで使用するガソリンとは違うので代用せず、専用のホワイトガソリンを使いましょう。ホワイトガソリンは不純物が混ざっていないのでランタンを傷めにくくなっています。コールマン純正品を使用することでパーツに不具合が出にくくなり、製品寿命が伸びるため親から子へ受け継ぐ事ができます。
コールマンのランタンはガソリン(燃料)が人気
親から子へ受け継ぐほどランタン
ガソリン式のランタンといえばコールマンという方も多いのではないでしょうか。アウトドアメーカーのコールマンはもともとガソリン式ランタンの販売を行っていた会社ため、他社よりガソリン式ランタンに限っていえば長年培ってきた知識と技術力があるというブランドになります。ガソリン式が初めてでも、初心者でも適切に使えば製品寿命は非常に長く何代も受け継ぐほどでビンテージランタンの200Aランタンは非常に人気があります。
バースデーランタンとは
コールマンのランタンは底面に製造された西暦が刻まれているので、子どもの誕生日にランタンを買う人も多くいます。そして子どもがある程度大きくなったらプレゼントするということも多いです。中にはもともと使っていた自分のバースデーランタンを親から子へ受け継ぐ場合もあります。コールマンはしっかりメンテナンスすればずっと使えるような製品となっていて受け継ぐランタンとして人気なのはやはり200Aの赤いランタンです。
古いランタンは初心者が使うのは難しい
先程紹介したバースデーランタン、200Aはビンテージなので、初めて方や初心者が使うのは非常に難しいといわれています。しかし現在コールマンが発売しているモデルだと、時代の流れとともに使い勝手もよくなり使い方の動画などを気軽に確認できるようになっているので、初めてでも初心者でも使い方はわかりやすくなっています。
コールマンのガソリンランタンについて
コールマンの現行モデルを紹介
ビンテージものではなくコールマンが現在発売しているガソリンランタンを紹介します。キャンプなどのアウトドアで使う分にはビンテージではなく現行モデルのほうが扱いやすいでしょう。現行モデルも大事に使用すればしっかり受け継ぐことができます。
ワンマントルランタン
コールマン ランタン ワンマントルランタン
発光する部分のマントルもオーソドックスな1つだけの中型のランタンですが200キャンドルパワー(130W相当)にもなる明るさがあり初めての方初心者の方にもおすすめです。キャンドルパワーとはロウソクの明かりを表していてロウソク1本の明るさが1キャンドルパワーになりますよ。キャンプや釣りなどのアウトドアが初めての方でもこれだけ明るいと不安になることはないでしょう。
パワーハウスツーマントルランタン
発光体のマントルが2つあるツーマントルランタンになり、非常に明るいランタンでキャンプやアウトドアだけではなく防災用に準備する方もいるぐらいの明るさがあります。300キャンドルパワー、190W相当の大型のランタンですが、基本的には使い方に大きな違いはないので慣れてくると初心者でも使いやすいです。初めての方でもしっかり使い方を覚えると簡単です。
ノーススターチューブマントルランタン
マントルは1つですが通常のマントルと比べると大型になっているチューブ型なので光量が非常に大きいランタンです。コールマンのランタンの中でも最大の明るさで360キャンドルパワー、230W相当します。コールマンのガソリンランタン史上初の自動着火装置もついていてライターが無くても点火できます。少し変わったマントルをしていますが使い方、付け方に大きな違いはありません。
コールマンのガソリンランタンのおおまかなつけ方
燃料を入れる
他の種類のランタン同様に発光するためには燃料がいります。LEDランタンは電池、ガス式ならガス缶を入れるのと同じでタンクの中にホワイトガソリンを注いでいきます。タンクの口に注ぎにくい場合はオプションを使うと入れやすいです。こぼれた場合は揮発性が高くても点灯前に拭いておきましょう。
マントルの装着
発光体となるマントルをバナーチューブの所定の位置に取り付けていきます。取り付けるにはベンチレーターやグローブを取り外さないといけないので、初めての方や初心者の方は必ず一度は取り扱い説明書に目を通しておきましょう。使用するマントルはコールマンが発売しているものでランタンに適合する物を使わないと危険です。
ポンピング
液体燃料なので加圧しないとランタンとして機能しません。ポンプノブを50回ほど引いては押し込む動作を繰り返していきます。だんだんと押し込みにくくなり固くなっったら十分ポンピング出来ているので次の工程に進みます。
マントルの空焼き
マントルはそのまま使うものではなく、全て燃やしてから使います。今回はコールマンのランタンのつけ方、使い方として紹介していますが、基本的にはコールマン以外のメーカーのガソリンランタンも同じ使い方で使えるので覚えておくとキャンプやアウトドアで役立ちますよ。
点火
空焼きが終わるといよいよランタンとして使えるようになります。つけ方は燃料バルブを回して一旦生ガス(気化していない液体のガス)を排出します。音が変化したらバルブを一旦閉じ再びポンピングして柄の長いライターで着火します。LEDランタンのように簡単な付け方ではありませんが、なれると初心者でも使えるようになります。
コールマンのガソリンランタンのつけ方1
ホワイトガソリンを使う
コールマン ホワイトガソリン エコクリーン1L
キャンプやアウトドアが初めての方は特に注意してほしいのが各種ギアは基本的にメーカーを統一するということです。例えばガスバーナーやカセットコンロが岩谷(イワタニ)ならガス缶をも岩谷とし、コールマンのガソリンランタンなら燃料もコールマンのホワイトガソリンを使うようにしたほうが製品寿命が長くなり受け継ぐことが出来ます。
燃料の入れ方
初めての方や初心者の方は燃料を注ぐときは、向きに注意して入れましょう。注ぎ口と缶の端までの距離が長いほうが下になるようにすると入れやすく、短い方を下にすると燃料をこぼしてしまいます。揮発性は高いですがキャンプや釣りなどは自然を楽しむ遊びなのでこぼさないように注意しましょう。量はタンクの8割までにとどめておきます。量が多いと加圧するための空気の場所がなくあふれる可能性があります。
コールマン純正アクセサリーを活用
Coleman(コールマン) フューエル ファネル
直接入れるのは非常に難しいのでコールマン純正ののアイテムを使うと、初めてでも簡単に注げるようになります。ファンネルは差し込むだけなので初めて方でも使いやすく、そのままファンネルを差し込んだ状態でホワイトガソリンが入らなくなるまで入れていくと、ちょうど8割ほど入るので便利なアイテムです。同じような役割のアイテムとしてガソリンフィラーIIもありますが、ファンネルのほうが簡単なのでおすすめです。
コールマンのガソリンランタンのつけ方2
マントルをくくりつける
コールマン ランタンアクセサリー マントル 21A型
マントルのつけ方は一旦コールマンのランタンを少しだけ分解しないといけません。まず上部のナットを外し、ベンチレーターを外してからグローブも外しバーナーチューブを露出させます。次にマントルはパッケージから出した状態では潰れているので指を入れて膨らますようにして広げてから紐を使ってバナーチューブにくくりつけます。
余った紐は処理する
つけ方は二重の仮結びする程度で大丈夫です。この後空焼きするのでしっかりむずば無くても意外と安定してくれます。あとはシワが寄ったとこは伸ばし均等になるように形を整えてから、余った紐をハサミで切り取って処理しましょう。処理し忘れると空焼きしたとき時に失敗しやすいです。
コールマンのガソリンランタンのつけ方3
加圧するタイミング
全てのガソリンランタンはポンピングという作業があります。しかしポンピングするタイミングも考えないと圧力がかかっている状態で長く持ち運ぶというのは燃料がこぼれる可能性があります。もしランタンをある程度持ち運ぶという場合はキャンプ場などの目的地についてからポンピングしましょう。
加圧開始
明るさを調整する燃料用バルブがOFFのところまで行っているか、確認してからポンピングします。ポンピング用の少し小さいツマミを左に2回ほど回すと手前に引き出せます。ポンピングする時はノブの真ん中にある穴を親指を使って塞ぎ人差し指と中指で挟むようにして持ちます。あとは手前に引いては押し込んでを繰り返していくだけです。ポンプノブは引きすぎると抜けるの注意しましょう。
加圧完了
これ以上押し込めなくなったら親指をはなしてポンプノブを押し込んだあと右に回して固定して完了です。コールマンによると約50回ほどポンピングが必要と言われています。手順などの細かなところはランタンの種類によって変わります。
コールマンのガソリンランタンのつけ方4
マントルの焼き方
マントルは前述したようにいったん燃やさないと発光体として機能しないので、ライターなどで直接火をつけて燃やしていきましょう。つけ方は下部から点火して全体がしっかり燃えて炭になるように均一に燃やしていくことが大切です。そのためキャンプ場などのアウトドアでは風の影響をうけやすいので空焼きに関してはあらかじめしておくか、アウトドアでも屋内の風の影響を受けない場所でしましょう。
しわくちゃでも大丈夫
マントルは空焼きすると縮みしわくちゃの状態になりますが、点火すると卵型の様にきれいに形が整うので手できれいにしなくても大丈夫です。マントルをつけるときにしわくちゃはNGですが、空焼き後のしわくちゃは使える状態となるので覚えておきましょう。
強度がないので注意
空焼きしたマントルは強度はなく触れたりすると破れてしまうケースもあります。燃やすときもライターが近すぎたり、つける時に使った紐がきれていなかったりといろいろな影響で破損してしまう可能性があるので慎重に作業しましょう。マントルが破れたら、交換をしないと破れたところが発光せず、炎が吹き出すようになります。
空焼きが出来たら組み立てる
空焼きが出来たらグローブ、ベンチレーターを取り付けて元の状態に戻しましょう。この時にマントルに触れてしまうと、簡単に破れてしまうので慎重に組み立ててきます。組立方法は最初と逆となり最後に上部のナットを締めて完了です。
コールマンのガソリンランタンのつけ方5
いったん生ガスを逃がす
つけ方をおおまかに紹介したときにも説明しましたが、まず燃料用バルブを少し回して音が変わったらOFFにして少し待ち、そのあと再びポンピングしてから、火口の長いライターをグローブ下部の穴から入れて燃料用バルブを回して点火します。このときランタンが燃えますが、ポンピングを追加すると安定し、温かみのあるオレンジに光りだすようになりランタンとして使えるようになります。
定期的に加圧する
圧力が減っていくと徐々に暗くなったり不安定になってくるので明るさを見ながら時々ポンピングしましょう。やり方はつけるときと同様です。
二回目以降の付け方
二回目はマントルが破損していなければ、ポンピングだけしか作業はないのですぐに使えるようになります。丁寧に使えば受け継ぐことができる道具なので大事に使ってくださいね。マントルにもし破損があればまた新しいマントルを取り付けて空焼きしてから使いましょう。
コールマンのガソリンランタンの消灯のしかた
すぐに消えない
消灯する場合は燃料用バルブをOFFにするだけです。しばらくは点灯していますがジェネレーターにある燃料を使い切れば自然と消えます。キャンプなどのアウトドアから帰るときはガソリンランタンが確実に冷えてからケースに入れましょう。
撤収時は空気を抜く
前述したようにポンピングして加圧している状態での持ち運びは危険なので消灯した後は空気を抜くようにしましょう。空気の抜き方は燃料キャンプを徐々に緩めていくだけです。収納するときと同様に触っても熱くないように冷えてから作業しましょう。安全に長く使えるようにするには面倒ですが、しっかり注意点を守る必要があります。
コールマンのガソリンランタンの注意点1
燃えていることを忘れずに
コールマンをはじめとする燃料で光るランタンは燃えているということを覚えておきましょう。明るすぎるので使うことはないと思いますが、燃料を使うランタンはタープの真下、テント内ではつかえません。熱でタープやテントにダメージがいく可能性と燃えているため、空気の通りが悪い場所では酸欠、一酸化炭素中毒の可能性もあるので初心者の方はしっかりランタンの使い分けをしましょう。
ランタンの使い分け
メインランタン | 明るいランタンが必要なのでガソリンランタンも使える |
テーブルランタン | 大きさによるがガソリンランタンも使える |
テント内のランタン | ガソリンランタン、ガスランタンは使えない |
コールマンのガソリンランタンの注意点2
保管時は燃料を抜く
燃料の影響でタンク内部腐食(錆びる)することも考えられます。さらに長期間ホワイトガソリンが空気に触れることで変質する可能性も考えられることから長く使えるように、半年以上など長期間使用しない場合は面倒でも燃料をタンクから抜きましょう。コールマンもホワイトガソリンを抜くことを推奨しています。親から子へ受け継ぐときもしっかり保管できていないと難しいですよ。
受け継ぐには保管も大切
コールマンのガソリンランタンを受け継ぐにはメンテナンスも大切です。消耗品となっているパーツにジェネレーターとポンプカップがあります。コールマンのガソリンランタンを長期間使っていない場合は、キャンプなどのアウトドアに行く前にどこかに不備がないかよく確認しましょう。自力で直せない場合や明らかな故障はコールマンに相談するようにして下さい。
ガソリンランタンの管理1
ポンピングが出来ない場合
Coleman(コールマン) リュブリカント
ポンプキャンプにあるOILと書かれている小さな穴に専用のグリス「リュブリカント」を2~3滴いれることでポンピングしやすくなります。ポンププランジャーを抜いて直接ポンプカップに塗ってもいいでしょう。リュブリカントはコールマンの純正品なので安心して使ってください。グリスを使用してもポンピングがやりにくい、あるいはスカスカで圧がかからない場合は下記の交換修理となります。
ポンプカップの交換
不安定に光る場合やポンピングしても圧力がかかりにくい場合はポンプカップの交換、メンテナンスで治ることが多いです。工具を使ってポンプキャンプを緩めポンププランジャーを抜き取り先端にあるポンプカップを交換します。このメンテナンスは初心者でも簡単ですよ。抜き取ったポンププランジャーの先端の黒いプッシュオンナットを取り外し古いポンプキャンプを新しいポンプキャンプと交換してプッシュオンナットを戻せば終了です。
ガソリンランタンの管理2
ジェネレーターの関連
燃料バルブが動かしにくく点火しにくいといった場合はジェネレーターの交換時かもしれません。ジェネレーターはポンプカップの交換修理に比べ少し複雑なため、説明書を手元において確認しながら作業を進めましょう。わからない場合は触らずコールマンに相談するというのも方法の1つです。ジェネレーターだけではなくいろいろなパーツがコールマンから発売されているので慣れると自分で修理する方も多いです。
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コールマンのガソリンランタンのまとめ
コールマンのランタンは長く使える
コールマンのランタンはメンテナンスをして使うと親から子へ受け継ぐ事ができるほどずっと使える魅力があります。そのため初心者でも使い方が分かればガソリンランタンもおすすめです。構造はシンプルなので説明書をみたり動画を見れば使い方はすぐに覚えられますよ。メンテナンスに関してはやはりLEDランタンと比べると難しいので慣れる必要があります。
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