『淡路島ロングライド150』とは?
大会となると速さを競うレースを連想しがちですが、この大会は気軽に楽しめるサイクリングイベントです。制限時間はありますが、海と自然に囲まれた淡路島を自転車だけで一周できると、淡路島を代表する大人気イベントとなりました。淡路島一周=150kmのコースは地元で「アワイチ」の名で親しまれ、絶景スポットや劇坂が待ち受けるコースは手応え抜群です。大会の日程・日時やエントリー方法などの情報をお伝えする前に、淡路島の魅力について少しご紹介していきます!
“兵庫のハワイ”淡路島
淡路島の魅力
兵庫県の南に位置し、瀬戸内海の島々の中で最も大きい島が淡路島です。その魅力はなんと言っても、島を囲む青い海!自然も豊かな淡路島は、美味しいグルメや楽しい遊びスポットもあふれており、そこはまさにハワイのよう。近年は、その魅力に惹かれ淡路島に移住を決める人も増えているんだとか。ところでこの淡路島、本州からはどのようにして行くのか、皆さんはご存知ですか?
淡路島へのアクセス方法
高速船や飛行機を利用して行く方法もありますが、本州から出ている高速バスを利用してのアクセスがおすすめです。明石海峡大橋を渡れば、1時間程で到着します。日頃私たちが乗っている電車やバスとは違い、大型のバスなので、座席は指定されています。そこまで混雑もしないので、明石海峡大橋を渡っている間は青い海をゆっくり眺めることができますよ。それでは、淡路島の魅力がわかったところで、大会日程・日時やエントリー方法などの詳しい情報を見ていきましょう!
『淡路島ロングライド150』の基本情報
大会日時と日程
【開催日時・日程】2019年9月16日(祝月)午前5:00開場
【スタート】カテゴリーA:午前5:45〜/カテゴリーB:午前6:20〜
エントリー方法
『スポーツエントリー』と『JTBスポーツステーション』のサイトからエントリーが可能です。どちらのサイトもイベント日時・日程について掲載されていますが、後日郵送される参加通知書にも詳しい日時・日程については書かれています。エントリー受付は既に始まっており、締切は8月31日(土)。定員2,300人に達し次第の受付終了ですので、興味のある方はお早めのエントリーをおすすめします!
参加資格と参加カテゴリー
参加資格は「中学生以上で公道を走行可能な自転車をお持ちの方」「大会規則・交通規則・マナーを遵守できる方」である事が挙げられています。走行するコースは特別な交通規制がかからないため、歩行者優先であることもお忘れなく。参加カテゴリーは2つあり、自分のレベルに合わせて選択できます。(走行距離はいずれも150km)
カテゴリーA:脚力に自信のあり8時間以内に完走できる
カテゴリーB:ゆっくり楽しみたい
『淡路島ロングライド150』で走るコースは?
淡路島の夜明けと共にロングライドスタート
スタート地点は、淡路島の北部に位置する『国営明石海峡公園』。ここから島を時計回りに一周していくコースになっています。夜明けと共にカテゴリーAが一斉にスタート。その後、カテゴリーBの順でスタートしていきます。スタート後は、島の東海岸沿いを南下していき、約28km付近にある最初のエイドステーション(通称:AS)『洲本AS』を目指します。ここを越えると、35km付近に初めての難関『立川の峠越え』が訪れます。
ロングライド最初の難関は激坂!
初めての難関『立川の峠越え』は平均勾配8%の激坂で、その距離はおよそ150m。自転車を押して歩きだす参加者も続出するほどです。しかし、この激坂をクリアして山道を下りきると、目の前には海が広がってきます。ここから次のエイドステーションまでは、海岸線に沿ってフラットに続く『南淡路水仙ライン』と呼ばれるコース。このコースは比較的フラットで自転車でも快適な走行ができるので、先程の劇坂での疲れも少し癒されそうですね。
ロングライドの途中には美味しいグルメも
コース途中の補給食が楽しみの一つでもあり、通称『グルメライド』とも呼ばれるこの大会。59km地点の『灘AS』でも、毎年美味しい地元グルメが用意されています。ここで美味しいものを堪能し『灘AS』を出発すると、コースは海際から山へ向かってまたもや上り坂に。ここからの区間は、平均勾配が最大11%に達するという本格的な上り坂が続いていきますので、その前に『灘AS』の美味しい地元グルメで力を蓄えておきたいですね。
ロングライド最大の激坂は勾配15%!
コースを半分走り終えた頃、このロングライド最大の敵・勾配15%の激坂が現れます。そこで力尽きてしまった参加者のために、81km地点にはリタイヤ推奨ポイントも。ここでリタイアせず切り抜けることができれば、その後はもう激しい上り坂は現れません。96.8km地点の『慶野松原AS』を越えると、100km付近からは左手に青い海が広がる比較的快適な『淡路サンセットライン』を走ります。そしてその先には、ロングライド最後のエイドステーション『多賀の浜AS』が。
絶景を眺めながらゴールを目指す
『多賀の浜AS』から先は、フラットな海岸線が続きます。途中に見える『明石海峡大橋』の姿は、ここまでの疲れも一気に吹き飛ぶような絶景です。ロングライドの最終難関は、137.4km地点の『江崎灯台』。この灯台を越えて『明石海峡大橋』のたもとをくぐり、ゴールである『国営明石海峡公園』を目指していきます。とっても走り甲斐のある長距離コースですが、何も予習せずに走るのは不安ですよね。というわけでここからは、リタイアせずに完走するためのコース攻略法をご紹介していきます!
コースの攻略方法①
通過制限時刻をしっかり把握
今回走る長距離コースの途中には、全部で4つのエイドステーションが設置されています。各エイドステーションには通過制限時刻が決められており、その時間を過ぎてしまうと残念ながらリタイアということに。エイドステーションだけではなく、137.4km地点にある最終関門の『江崎灯台』でも通過制限時刻が設定されています。もちろんゴールの制限時刻も決まっていますので、大会参加前はこれらをしっかりと押さえておくことが1つ目の攻略方法です。
通過制限時刻一覧
洲本AS | 28km地点 | 午前9:00 |
灘AS | 59km地点 | 午前10:55 |
慶野松原AS | 96.8km地点 | 午後1:40 |
多賀の浜AS | 114km地点 | 午後2:50 |
江崎灯台 | 137.4km地点 | 午後4:10 |
ゴールの制限時刻は午後4:40。この制限時刻までにフィニッシュラインを通過すれば、見事『アワイチ』完走です!それぞれの時刻をしっかりと把握して、150kmの長距離完走を目指しましょう。
リタイア推奨ポイント
各エイドステーションと合わせて覚えておきたいのが、81km地点の『リタイア推奨ポイント』。ロングライド中はかなりきついアップダウンのコースが続くため、特に初心者の方には辛く感じるはずです。もちろんゴールすることが最大の目標ですが、無理は禁物。ここで力尽きてしまった参加者のために、途中にこのポイントが設けられています。ここから専用バスで回収してもらえるとの情報もありますので、体力の限界を感じた方は無理をせず、このポイントでリタイアすることも視野に入れてみてください。
コースの攻略方法②
地元グルメで疲れを癒す
エイドステーションに用意されている美味しいグルメを楽しむことも、大事な攻略方法です。『洲本AS』では、ボランティアの方々が豚汁やおにぎりなどを提供してくれます。この先に備え、しっかりエネルギー補給をしておきましょう。また、『灘AS』では、淡路島伝統の味として有名な『ちどり絲温』・白玉入りの『おしるこ』などが待っています。直前の激坂の疲れを、地元グルメで癒してください。最後の『多賀の浜AS』にも地元の名産品が!ここでゴールまでのパワーを蓄えておきましょう。
淡路島の絶景に癒される
今回の長距離コースの途中には、いくつもの難関が待ち受けています。しかし、そこを越えると見えてくるのは淡路島自慢の絶景の数々。自転車に乗りながら青い海や豊かな自然をも満喫できるのは、このイベントならではです。激しい勾配の上り坂に何度もくじけそうになるとは思いますが、その先には美しい景色が待っていることも忘れないでください!自転車に乗って風を感じながら見る淡路島の絶景は、ここまでの疲れをきっと癒してくれることでしょう。
コースの攻略方法③
上り坂は基本ローギアで
最後にご紹介する攻略方法は、自転車のギヤ設定について。最初の『立川の峠超え』では、標高150mまで上ることになります。『灘AS』の先に待っている坂も、平均勾配が8%のため、よりキツく感じるという情報も!初心者の方は特に無理をせず、ギヤは低めに設定すると良さそうです。最後の上り坂は比較的緩やかですが、これまでに溜まった疲れも相まって、ゴールまでの距離がより長く感じることでしょう。一気にスピードを上げたいところですが、ここでもやはり低いギアで進むことをおすすめします。
無理は禁物!こまめな水分補給も!
通過制限時刻を気にして飛ばし過ぎると、後半の体力に影響が出てきます。一定のペースをキープしながら、無理せず走ることを心掛けましょう。ゴールまではかなり長いですから、無駄な体力消耗を避け、水分補給も忘れずに行ってください。また、上り坂を越えて一気に海まで下るコースも出てきます。スピードが出て楽に感じますが、ここでの油断は禁物。急なダウンヒルでは、スピードの出し過ぎでコースアウトする可能性もありますので、事故を起こさないよう十分注意しましょう。
イベントにおける注意事項①
定員に達し次第エントリー終了
エントリーの締切日時は8月31日(土)ですので、まだ少し日程には余裕がありますね。しかし、基本情報の項目でもお伝えした通り、定員2,300人に達すると締切日前でもエントリーの受付は終了してしまいます。エントリーの際に入力する情報は簡単なものばかりです。せっかくここまでイベントについて学んだのに、エントリー前に受付が終了していたなんてことが無いよう、興味のある方は早めにエントリーしておきましょう。
ドローンでの撮影は禁止
最近は様々なイベントで、ドローン撮影をしている場面を目にします。しかし、この『淡路島ロングライド150』では、警察の指導により会場内やコース上においてのドローン撮影・飛行は禁止されています。美しい淡路島の景色や楽しいイベントの思い出、ロングライド中の様子を撮影しておきたいところではありますが、そこはぐっと我慢して、決められたマナーを守って参加してください。記録よりも記憶に残るイベントにしていきましょう。
イベントにおける注意事項②
ロングライドの装備と自転車の形状
大会に参加するにあたり、使用する自転車装備についてもいくつかの注意点がありますので、この情報もしっかり確認しておきましょう。
DHバー、及びそれに類するものの装着は禁止 |
ヘルメットの着用は必須 |
グローブの着用は必須ではないが、着用を推奨 |
ヘッドライト必須 (自転車の後ろにもリアライトかリフレクターを装着すること) |
トンネル内はライトの点灯が必須 |
小径車やリカンベントを含む、行動を走れる自転車である事 |
前後のブレーキも必須 |
交通規制・マナーを守る
参加資格の項目でもお伝えしましたが、この大会中は特別な交通規制は行われていません。走行するコースはあくまでも一般道路ですので、もちろん歩行者の方もたくさん通っています。スピードを出し過ぎてしまうと、歩行者を巻き込む大きな事故につながる可能性も少なくありません。当然のことですが、大会中は基本的な交通ルールを守り、事故や怪我に繋がる危険な走行は決して行わないよう、十分に注意してください。
まとめ
以上、イベント日程・日時や大会の基本情報、そしてコース攻略方法についてご紹介していきました。自転車での長距離走行が初めての方も是非参加してみてくださいね!
ロングライドの魅力が気になる方はこちらもチェック!
ロングライドの魅力、その楽しさからセッティング方法までを、詳しく紹介しています。

ロングライドの魅力とは?必要なセッティングから楽しみ方までご紹介!
日頃の自転車走行が好きな方であれば、ロングライドも行うことがおすすめです。ロングライドは日々の乗車と比較すると、また違った面白さや楽しみがあ...