はじめに
キャンプといえば、キャンプファイヤーですよね。みんなと遊ぶゲームが盛り上がればより思い出に残りますよね。そこで、キャンプファイヤーで定番の遊びや小学生に人気の曲を使ったレクリエーション、高学年向けや大人数向けの遊び方アレンジなどをわかりやすくご紹介します。
キャンプファイヤーの流れとゲームの選び方
キャンプファイヤーで行うゲーム選びに困ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこでまず、キャンプファイヤーの一般的な流れと、ゲームや出し物の選び方をご説明します。
キャンプファイヤーの始まり
キャンプファイヤーは、火を迎えることから始まります。定番は”火の精”や”山神様”などに扮した点火役の人を呼ぶ寸劇です。小学生の学校行事などでキャンプファイヤーを行う場合には、”友情の火””希望の火”など、点火する火に意味を持たせるというのもおすすめです。また高学年以上の場合は、目を閉じて川のせせらぎや虫の声などに耳を傾けている中で静かに点火をするなど、厳かな雰囲気で点火を楽しむのもいいかもしれません。
無事点火された後の最初の遊びは、緊張をほぐせる簡単なゲームや一緒にキャンプファイヤーをする仲間と仲良くなれるレクリエーションがおすすめです。おすすめゲームの1〜4をご覧ください。
キャンプファイヤーの出し物
次は出し物の時間です。キャンプファイヤーで行う出し物のことを、スタンツと言います。事前にグループを作って練習したものを見せ合うスタンツが多いようです。グループを作ることが大変であれば、クラス単位の大人数でもいいと思います。スタンツとしてよく行われるのは寸劇やダンスですが、隠し芸や楽器演奏、ファイヤートーチトワリングを披露するのもおすすめです。
学校行事の場合、児童・生徒だけでなく先生もサプライズでスタンツを用意しておくと、子どもたちがよろこんでとても盛り上がります。また、部活動での日頃の成果を発揮できるスタンツにしてもいいですね。
キャンプファイヤーでスタンツを見せ合うとき、準備に時間がかかり待ち時間ができることがあります。そんな時には、短時間でできるゲームがおすすめです。おすすめゲームの5〜6をご覧ください。
キャンプファイヤーのレクリエーション
次はレクリエーションの時間です。スタンツをグループごとで行なった場合、グループ対抗ゲームがおすすめです。スタンツで協力したメンバーで競うことでより絆が深まります。グループを作るゲーム(おすすめゲーム7〜8)も参考にしてください。競って楽しめるゲームは、おすすめゲーム9〜10をご覧ください。
後半はみんなでキャンプファイヤーを囲んで踊るダンスがおすすめです。ゲームで勝ったグループも負けたグループも一緒に輪になって踊ることで、一体感がより増します。おすすめゲームの11〜12をご覧ください。
キャンプファイヤーのフィナーレ
火を迎えて始まったキャンプファイヤー、火を送り出して終わります。火をみんなで囲み、静かな時間を過ごすのがおすすめです。火を迎える時に”火の精”や”山の神”を呼び出した場合、彼らを送り出す演出をすると、全体の流れに統一感が出ます。また”友情の火”など火の意味づけを行なった場合、誓いの言葉を述べるのもいいですね。楽しかったキャンプファイヤーが思い出に残る、素敵な時間を過ごせるといいですね。
キャンプファイヤーおすすめゲーム1
落ちた落ちた
まずリーダーが「落ちた落ちた」と言い、参加者が「何が落ちた」と答えます。リーダーは「りんご」「かみなり」「天井」の中から選んで言います。参加者は「りんご」のときは手のひらでキャッチするジェスチャーを、「かみなり」のときはおへそを押さえるジェスチャーを、「天井」のときは手を頭の上に乗せるジェスチャーをします。
幅広い年齢層で楽しめるゲーム
定番の簡単なゲームなので、子どもから大人まで楽しめ、キャンプファイヤーのはじめに緊張をほぐすのにぴったりです。リーダーが同じものを続けて言ったり、だんだん早くしたりするとより楽しめます。高学年以上なら、オリジナルの言葉とジェスチャーを考えてパターンを増やしたり、「かみなり」と引っかかりやすい「かつら」→”頭を押さえる”を増やすと盛り上がるのでおすすめです。
キャンプファイヤーおすすめゲーム2
飛んだ飛んだ
”落ちた落ちた”を応用したゲームです。リーダーが「飛んだ飛んだ」と言い、みんなが「何が飛んだ」と答えます。リーダーは「カラス」「ロケット」などの”空を飛ぶもの”か、「机」「鉛筆」などの”飛べないもの”を言います。”空を飛ぶもの”のときはジャンプを、”飛べないもの”のときはジャンプしないようにします。
おすすめポイント
簡単なので小学生から大人まで楽しめます。間違えた時にわかりやすいので、盛り上がること間違いなしです。慣れてきたら”虫のときは手をたたく”などルールを増やしてもいいですし、高学年以上ならリーダーを順番に回すのがおすすめです。
キャンプファイヤーおすすめゲーム3
進化じゃんけん
小学生に人気のじゃんけん遊びです。まずたまごになりきって歩き回り、笛などの合図で二人組になりじゃんけんをします。勝った人はたまごからひよこに進化することができます。勝った人はひよこに、負けた人はたまごになりきって動き回り、合図でたまご同士・ひよこ同士の二人組になりじゃんけんをします。ひよこで勝った人は、ニワトリに進化することができます。同じ要領でじゃんけんを繰り返し”たまご→ひよこ→ニワトリ→人間”と進化をし、人間になれたら勝ちというゲームです。
おすすめポイント
2人組を作るので、キャンプファイヤーをする仲間と知り合えることが魅力です。2人組を作ったときに自己紹介をするのもおすすめ。大人数の場合は"10人が人間になれるまで"など決めて行うといいでしょう。人間になれた人に賞品を用意するとより盛り上がります。高学年以上なら、”勝ったら進化”だけでなく”負けたら退化”を追加するのもおすすめです。
キャンプファイヤーおすすめゲーム4
バースデーチェーン
はじめの合図で4月1日から3月31日の順に、一言も話さずに並びます。大人数の場合はいくつかのグループに分かれ、並び終わるまでの時間を競って楽しみましょう。
おすすめポイント
たくさんの人とコミュニケーションが取れるので、キャンプファイヤーの序盤におすすめです。ゲーム後は同じ誕生月の人で自己紹介をすると、親近感が湧いて仲を深めることができますよ。
キャンプファイヤーおすすめゲーム5
1分間ゲーム
「はじめ」の合図から1分たったと思うタイミングで手を挙げ、一番1分に近かった人が勝ちです。まずは10秒や30秒で練習してから始めるといいでしょう。
おすすめポイント
短時間でできて待ち時間にぴったりです。1分間集中するので、落ち着いて話をする前にもおすすめ。室内では目を瞑って遊びますが、時計がないキャンプファイヤーでは目を開けてでき、周りの人に惑わされたり人によって差があることがわかったりして、おもしろいです。
キャンプファイヤーおすすめゲーム6
キャッチ
キャンプファイヤーの火を囲み輪になります。右手の人差し指を立てて右隣の人の左手で軽く握るようにしてもらい、自分も左隣の人の人差し指を軽く握ります。リーダーが「キャッチ」と言ったら、右手の人差し指を引き抜き、左手は隣の人の人差し指を握り、握られてしまったら負けです。
おすすめポイント
火を囲むキャンプファイヤーにぴったりのレクリエーションです。思春期の高学年や初めての人も、指を握る程度なので気軽に触れ合って遊べます。大人数で一つの輪でも楽しめますし、小グループで遊んでもいいですよ。リーダーが「キャ…キャ…キャッチ!」と溜めて言ったり、「キャット」「キャンディー」など引っ掛けるたりすると、より盛り上がるのでおすすめです。
キャンプファイヤーおすすめゲーム7
猛獣狩りに行こうよ
リーダーと参加者で次の掛け合いをジェスチャーをしながら行います。
「猛獣狩りに行こうよ(猛獣狩りに行こうよ)猛獣なんて怖くない(猛獣なんて怖くない)槍だって持ってるもん(槍だって持ってるもん)鉄砲だって持ってるもん(鉄砲だって持ってるもん)あっ(あっ)」
リーダーが動物の名前を言い、参加者はその動物の文字数と同じ人数で集まって座ります。
おすすめポイント
学校レクリエーションの定番ゲームです。大人数で行うのがおすすめです。キャンプファイヤーでは、アウトドアの雰囲気が”猛獣狩り”というシチュエーションとマッチして盛り上がります。声を出し合ったり仲間を探したり活発な交流が生まれます。指定された人数のグループを作るゲームなので、決まった人数のグループを作りたいときにおすすめです。長くて難しい名前の動物(ホワイトタイガーなど)を入れると、楽しいですよ。高学年以上なら”お買い物にいこうよ”などアレンジして、お題のバリエーションを増やすこともできます。
キャンプファイヤーおすすめゲーム8
じゃんけん列車
歌いながら歩き回り、音楽が終わったら二人組みでじゃんけんをします。負けた人は勝った人の肩をもって電車のように繋がります。勝敗がついたらまた音楽をかけじゃんけんをして繋がる…と繰り返し、最後に先頭になった人が勝ちです。
おすすめポイント
人気のじゃんけん遊びで「貨物列車」という歌に合わせて行うのが定番ですが、キャンプファイヤーのメンバーの好みに合わせて曲を選ぶとより盛り上がるでしょう。大人数でやると列車が長くなるのでより盛り上がります。グループ分けしたいときにもおすすめです。
キャンプファイヤーおすすめゲーム9
輪くぐり
フラフープや輪にしたリボンなどを用意します。グループごとに手を繋ぎ、輪をスタートの人の腕に通します。スタートの合図で繋いだ手を離さないようにしながら輪をくぐり隣の人に送り、最後の人が輪をくぐりゴールするのが早かったチームの勝ちです。
おすすめポイント
やってみると意外と難しく小学生から大人まで楽しめます。人数が少なすぎるとすぐ終わってしまうので、グループは5人以上がおすすめ。一つの輪で○分間でゴールにチャレンジという遊び方もできます。輪の大きさや材質で難易度が変わるので、メンバーに合わせて用意しましょう。
キャンプファイヤーおすすめゲーム10
ジェスチャーゲーム
定番ゲームですが、キャンプファイヤーでも楽しめます。一人の出題者が出した問題をチームで話し合って答え、正解数を競ってもいいですし、グループごとに出題者を決め挑戦して、1分間の正解数を競うこともできます。
おすすめポイント
お題次第で難易度や面白さが無限大です。動物、スポーツなどわかりやすいものから、人気の芸能人やキャラクターなど珍しいものまで、色々なお題を考えて楽しめます。高学年の子どもなら自分でお題を考えるようにしてもいいですね。
キャンプファイヤーおすすめゲーム11
あんたがたどこさ
定番のわらべ歌ですが、キャンプファイヤーを囲み踊ることができます。輪になって手を繋ぎ歌いながら回り、歌詞の”さ”が出てきたら反対回りに回る踊りです。
おすすめポイント
みんなが知っている歌でできる踊りなので、小学生や初めての人でもすぐにできます。間違えると輪が崩れそうになり、それがまたおもしろいです。慣れてきたらスピードを速くすると盛り上がるのでおすすめです。またこの歌は、手拍子をして”さ”の部分は隣の人と手を合わせるなど、アイデア次第で色々応用できます。
キャンプファイヤーおすすめゲーム12
おもちゃのチャチャチャ
子どもに人気の歌ですが、キャンプファイヤーでは”おもちゃチーム”と”チャチャチャチーム”に分かれて踊ります。”おもちゃチーム”の人は歌詞の「おもちゃ」の部分がきたらしゃがみ、”チャチャチャチーム”の人は「チャチャチャ」の部分がきたらしゃがむ遊びです。
おすすめポイント
小学生に人気の歌を使った遊びで、体を動かすことができます。慣れたら速くしたり、チームを交換したり、動きをジャンプに変えたりするとより盛り上がるのでおすすめです。大人数の場合、キャンプファイヤーの周りで二重の輪を作って踊ってもおもしろいですよ。つられて間違えてしまうこともありますが、みんなで揃うと一体感が出てキャンプファイヤーの最後にもぴったりです。
まとめ
キャンプファイヤーでのゲームは特別なものを考えなければと思う方も多いと思います。しかし定番のレクリエーションや学校で人気の遊びを、キャンプファイヤーならでは雰囲気の中で行うだけで、きっと楽しめるはずです。アレンジは無限大なので、ぜひいろいろ試して楽しいキャンプファイヤーにしてください。
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