自作ロケットストーブで料理を楽しむ
キャンプなどでストーブとしても使えますし、鍋を置いて料理も可能な自作ストーブ。それは、自分で簡単に手作りすることも可能。そんなキャンプで大活躍なアイテムの自作の仕方を、一斗缶やペール缶、大きなドラム缶を使った作り方をご紹介します。他にも構造、原理なども合わせて説明しますので、ぜひ読んでみてください。
ロケットストーブとは
ロケットストーブって何?
暇なのでロケットストーブを作ってみたよ pic.twitter.com/jIRXN4lyqv
— 三年寝太郎@四国民サバゲ馬鹿 (@netarou1984) June 9, 2019
そもそも、名前を聞いたこともないという方もいるのでは。実は名称がさまざまあり、他にもジェットストーブやエコストーブ、ロケットコンロという名も。販売されているものもあるのですが、自分で簡単に手作りできるため、多くの人が自分で作っているようです。ここではその構造や原理について詳しくご説明します。
ロケットストーブの構造
テスト終了
— big-out (@Bigout) October 2, 2018
燃えも良いしさすがロケットストーブ薪の燃やし方にもよるが、少量の薪で約30分は行けますねー
でもやはり燃えかす用の火搔き棒は作らないと大変かもw
リポート終了です。
分解してアモ缶に入るのでここのポイントは高いです。 pic.twitter.com/TFIZDatOM3
ロケットストーブの構造は、主にL字型になっていて上に筒状に煙突のように伸びた構造になっています。火を入れるところはL字の手前で、そこで火をつけて、炎が煙突の上まで上がっていきます。ただの筒状にして利用する人もいますし、煙突の周りにペール缶や一斗缶をプラスして断熱材のパーライトを敷き詰める人もいます。
ロケットストーブの原理
煙突だけのロケットストーブを組んでみた。お湯わかせるんじゃないかと飯ごうも置いてみる。足つけて、持ち運べる薪ストーブにしてして見ようかと。選定枝を燃料に遊ぶには、このぐらいでもいいかもね #ロケットストーブ pic.twitter.com/w081pmqBKO
— 「ゆくふむ」と猫秘書「はしろ」で運営中 (@yukufumu) November 8, 2015
まず原理についてですが、L字の火をくべる部分に火をつけると、その部分から風が入り込み、煙突部分を通って上に炎が勢いよく燃えていきます。煙突があることにより下記引用のような煙突効果が生じ、その結果上部からあたたかい空気を放出します。また、煙突が長い方がより空気を吸い込んでくれるようです。
煙突の中に外気より高温の空気があるときに、高温の空気は低温の空気より密度が低いため煙突内の空気に浮力が生じる結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら暖かい空気が上昇する現象をいう。
ロケットストーブは何に使う?
ロケットストーブを暖房として使う
長野市のお盆の迎え火・送り火は、白樺の皮つかいまして、お墓では線香も火をつけるんですが、手作りロケットストーブを使ったら、わずかな燃料で、すごい火柱に。数分ですけど。 pic.twitter.com/8HHMXbV6u8
— 「ゆくふむ」と猫秘書「はしろ」で運営中 (@yukufumu) August 16, 2017
ロケットストーブはやはり、冬の暖房に使うという方が多いのではないでしょうか。寒い冬は虫がいないのでキャンパーにとっては冬の方が好きだという方もいるのではないでしょうか。料理を楽しんでいる時は、火を使うのであたたかいですが、それ以外の時間に暖を取る場合はロケットストーブが便利。簡単に手作りできる上にあたたかいというのがいいですよね。
ロケットストーブでレシピを楽しむ
新しく買ったロケットストーブのわんこ
— 北翁@俊 (@north999) June 4, 2019
上段は高火力、下段は弱火で保温も出来る
良い買い物だった(ダイレクトマーケティング pic.twitter.com/ZMbfyGZyQX
自作ストーブの煙突の上、もしくは気をくべる部分を使えば鍋ややかんを置くことができるんです。その部分を使えば、キャンプレシピを楽しむことも可能です。鍋で豪快に肉を焼いてもいいですし、ちょっと凝ったレシピに挑戦してもOK。自作ロケットストーブは、小型のものを作れば一人でキャンプに行った際もそれだけで料理が作れます。
ロケットストーブを作る材料とは
ロケットストーブを作る材料
ロケットストーブの吸気口の処理のために廃缶を使ってパーツ作っています。薄い缶なので金属用のハサミでサクサク切れて楽しい。タービンみたいな形にして遊びながら工作中。 pic.twitter.com/zY6nnCqkdk
— デゴチ (@degochi) December 31, 2016
自作ストーブを作るには、L字になるように使う筒が必要になります。筒を利用してストーブを作ってもいいのですが、周りに断熱材を敷けばさらに高温を保てるので、周りを覆う缶があるといいでしょう。断熱材にはパーライト、そして金属をカットするハサミや軍手、ドリルもあると便利です。作り方自体は簡単なのですが、金属をカットする部分は危険なので充分に気を付けて作業を行うようにしましょう。
ロケットストーブを作る材料は大きさに合わせて決めよう
ロケットストーブでコーヒーTime
— 原沢絃太 (@Gen57479999) December 4, 2016
極上の時間 pic.twitter.com/VdE6j3gD0I
ロケットストーブといっても筒の周りを覆う材料を何にするかで大きさが違ってきます。ドラム缶やレンガを使えば大きいものが作れますし、一斗缶であれば小さいサイズ、さらにペール缶と使う材料によって大きさが異なります。ですから、持ち運びが楽なものがいいのか、しっかり安定した物がいいのかなど、どのような使い方をするのかを考えたうえで作るようにしてください。
ロケットストーブで作れるレシピは?
ロケットストーブがあれば火を使うレシピが簡単に作れる
ロケットストーブって使ってると怒られますか? pic.twitter.com/7itp9b608C
— PDS株式会社 【心理カウンセラー】 (@paindante17) July 11, 2018
自分で作ったもので作れるレシピは、本当にたくさんあるんです。写真のように網を乗せれば野菜やキノコ、肉を素材のまま楽しむことができますし、鍋やフライパンを置けば普通に家庭で料理をしているレシピも作れますし、本当にどんなレシピでも作れるんです。ソロキャンプはこれ一つでも十分足りるのではないでしょうか。
ロケットストーブを使えばパンも焼ける!
星野さんの @RyugoH ロケットストーブで、天然酵母の塩ゆずパン、素晴らしい焼き上がり~☆ pic.twitter.com/YNIAYus0YE
— 猫毛フェルト(猫毛フェルター蔦谷K) (@nekokefelt) June 2, 2019
ロケットストーブレシピ、と調べてみると意外に多くのレシピを見つけることができます。写真のようにパンをロケットストーブで手作りすることもできますし、チャーハンや焼きそば、オムレツやパエリアもできちゃいます。子どもがいる方は、ポップコーンを作ったりしても楽しめそう。キャンプなら豪快なレシピを、という方もいると思いますが、豪快なものから凝った料理までどんな料理も楽しめるのがいいですよね。
自作ロケットストーブの作り方をご紹介
午前中、ペール缶を使ったロケットストーブを組み立てた。2つ缶をネジでつなぎ合わせた後、大粒パーライトを敷き詰め、切り落とした底に煙突の穴を開けたものをフタにして完成。ゴトクは七輪用を流用。軽いので持ち運ぶ際も楽。 pic.twitter.com/Xv7l4yBus1
— 村山嘉昭 :seedling: (@_murayama) April 30, 2016
それでは次に、実際の作り方をご紹介。ドラム缶でできた大型のものから、一斗缶を使った自作ストーブ。また、大きいものではなく小型で持ち歩きのしやすい手作りの作り方について、分かりやすい動画を用意しました。大きさはそれぞれありますが、やはり構造は一緒。自作ストーブは作り方も簡単なので、ぜひ一度、作ってみてください。
自作ロケットストーブの作り方①ドラム缶
ドラム缶式のロケットストーブ
こちらはドラム缶でできているロケットストーブ。ドラム缶に穴を開け、中で筒を連結させることで簡単にジェットストーブを作っています。この方は通常のロケットストーブをさらに発展させてオーブンとして使えるようにもしているそうです。オーブンを作れば、ピザも焼けるようにもなるので作るレシピの幅が広がりそうですね。
ドラム缶式ロケットストーブの作り方
ドラム缶を使った大きなロケットストーブの材料は、ふた付きのドラム缶、200mmのエルボ、直管の55cm、45度の焚きつけ部分、断熱材のパールライトを200lです。作り方ですが、まずふた付きのドラム缶とフタに200mmの穴を開け、ドラム缶内に直管、エルボを入れて組み立て、断熱材のパーライトを直管とドラム缶の間に入れます。断熱材を入れたら蓋と燃焼部を取り付ければ完成です。
自作ロケットストーブの作り方②一斗缶
一斗缶式ロケットストーブ
次の動画はドラム缶からサイズが小さくなった一斗缶を使って作った自作ストーブの作り方を動画で説明しています。ドラム缶は、ドラム缶自体も買うとなると高いですが一斗缶ならお家で使っているという方もいると思うので手に入れるのが簡単です。また、上部には五徳も付いているので、上部にフライパンや鍋を置くこともできます。
一斗缶式ロケットストーブの作り方
作る際に使うのは筒、断熱材と一斗缶です。作業する際に必要な道具は軍手、金切りバサミ、マジック、ペンチ、メジャー、電気ドリマー、インパクトドライバーです。一斗缶の底から7センチと蓋の中心に印を付け、円を描きます。円を十二等分に線を描き、電気ドリルで穴を開けてカット。カットしたら先端を切って折り込みます。折り込んだら煙突を通して繋ぎ、断熱材を入れます。断熱材を入れたら一斗缶の蓋を閉め煙突上部をカット。さらに16等分に切って丸めて五徳を作っています。
自作ロケットストーブの作り方③レンガ
レンガ式ロケットストーブを手作りする
次にご紹介するのは、レンガで手作りするロケットストーブです。一斗缶やドラム缶と違い、持ち運べないので、お家の庭で料理をしたいという方におすすめの作り方です。レンガなので味があるロケットストーブが完成。先ほどまでご紹介していたもののように断熱材を使用する必要はありませんし、金属をカットするなど危ない作業が必要ないので子供とも一緒に手作りできます。
レンガ式ロケットストーブの作り方
耐火レンガでロケットストーブ。ボーボー音をさせながら燃えてる。焚き火癒し。 pic.twitter.com/9R1kwPj6Ej
— K (@kimipey1108) October 14, 2018
レンガ式のストーブの作り方は、レンガを一つ一つ積み上げて煙突の形にしていくだけです。一番下は何もないより、安定していた方がいいので動画のように平らにした上にレンガを積み上げていくといいでしょう。火をくべる燃焼部分を広く取ったら、煙突を積み上げていくだけ。他のドラム缶や一斗缶のようにカットする必要はないですし、レンガを使うので断熱材も使用していません。
自作ロケットストーブの作り方④小型
小型ロケットストーブを手作り
こちらは小型タイプ。キャンプとなると、大きい荷物は持ち運びが大変です。でも、小型のロケットストーブなら簡単に持ち運びもできて便利ですね。使うものはペール缶。作り方は一斗缶と同じように作っていくので、こちらも特に難しくなく作ることができます。キャンプに気軽に持ち運べるタイプを作りたい方は、ぜひ作ってみてください。
小型ロケットストーブの作り方
小型のロケットストーブを作るアイテムは、ペール缶と筒、あとはステンレスをカットするハサミなどが必要です。円筒をペール缶に写し取り、そこをカット。中心から細かく切って中に折り込み、筒を中に入れます。蓋部分にも丸く円をカットし、鍋などが乗せられるように六角や棒を蓋に取り付けます。断熱材を周りに敷き詰め、蓋を閉めたら完成です。
自作ロケットストーブの作り方⑤超小型
超小型ロケットストーブを手作り
こちらはさらに小さい超小型ロケットストーブです。簡単に作れるロケットストーブは、筒状のものであれば作れてしまいます。こちらは、燃焼部分がないタイプですが、筒状になっているので何もないところで火を燃やすよりは熱をお香ことができます。こちらはお菓子などの缶を使っても作れるロケットストーブです。燃焼部分を作りたい場合は、手前をカットして、カットした金属片を乗せるといいでしょう。
超小型ロケットストーブの作り方
夜間、ウッドストーブという小型の筒状のコンロで
— コミ小峰 (@bioregions) July 25, 2017
小枝や割り箸などで、土鍋を加熱してご飯を炊いた。
これまで焚火やロケットストーブでは炊飯をしたことがあるが、
ウッドストーブは初めて。熱効率が高くて良い。
そしてなによりもお米が美味し過ぎる。
薪ストーブのオフシーズン熱源はこれか。 pic.twitter.com/l8N75ZWMsu
こちらは食料関係の缶を使っているのでしょうか。缶の下部にドリルで対角線上に四か所足を取り付ける穴を開けていきます。さらに、空気穴を中心部分に数か所開けます。穴を開け終えたら、側面にも穴を開けます。ドリル作業は危険なので、気を付けて行うようにしてください。穴を開け終えたら四か所にねじとナットを取り付けたら完成です。
ロケットストーブは通販でも買える
ロケットストーブを作るといっても
ロケットストーブ自分でDIYするといっても、金属をカットするのは危ないし、コンロ部分がうまく作れない、なんて方もいるのではないでしょうか。そんな時は通販サイトで売っているものを購入するのもありです。いくら簡単にできるといっても、やはり手を切るかもしれない、と思ったり、大変そうだと思う方もいるのではないでしょうか。
ロケットストーブは通販でも買える
ロケットストーブは、通販サイトでもさまざまなものが販売されています。自作する場合はコンロ部分がうまくできなかったり、安定感が心配な場合もありますが、市販されているものを買えば安心です。値段も形もさまざまなものが売られているので、気に入ったものを購入するといいでしょう。また、自作する場合に使う筒などもセットで売られているので、自作する場合も通販サイトを利用するといいでしょう。
自作ロケットストーブのアイデア集をご紹介
水筒を使ったミニロケットストーブ
こちらは、水筒を使った手作りのミニストーブ。水筒に空気の穴を開け、燃焼部分は水筒の下部を四角にカットし、その金属片を乗せているだけ。水筒は長細いので、煙突として利用することができます。使わなくなった水筒がある方は再利用もできるので捨てずに済みます。簡単で、持ち運びも便利な水筒ロケットストーブ。便利に使えそうですね。
ブロック塀で作るロケットストーブ
『U字溝』を使った『ロケットストーブ』、非常に燃焼効率が良い。 pic.twitter.com/IWu0qA1zWm
— くりえいと (@kurieight) November 11, 2015
こちらはブロック塀のU字溝を使って手作りしたロケットストーブだそうです。こちらもレンガと同じく、積み上げていくだけでできるので簡単ですね。U字溝でなくとも、ブロック塀を積み上げれば大きなロケットストーブが簡単に作れます。レンガやブロック塀のいいところは、積み上げるだけでできるということ。もちろん、持ち運びはできませんので、お家の庭で楽しみたい方はぜひ作ってみてください。
お菓子やジュースの缶で作ったロケットストーブ
こちらも小型の自作ストーブです。使っている材料が、ジュースの缶や小さいめのお菓子の缶でしょうか。身近なものを使っているのですぐにできそうですね。エコストーブはだいたいの構造を知っていれば、すぐにできてしまうのでお家にあるもので使えるものを探してみるのもいいかもしれません。
ジュースの缶一本で作るロケットストーブ
どーしても、どーしても小型のロケットストーブが作りたくなってしまったんで、空き缶で作ってみたが…
— AKA.ちゃん (@soredake3310) February 27, 2017
家の中での使用は慣れるまで止めましょう。
きっとファイヤーに慌てます。
それだけ。 pic.twitter.com/nqmWNc3PLp
こちらもジュースの缶で作ったロケットストーブです。空き缶に燃焼部分の穴を開け、中に火をつけて入れただけです。一本のジュース缶で作ったロケットストーブも、こんなに火が上がるんですね。やはりロケットストーブは外で作業したほうが安心です。キャンプの時に急きょロケットストーブが必要になった場合は、空き缶ですぐに作れます。
ロケットストーブを自作してキャンプを楽しもう
ロケットストーブを作ることで楽しみが増える
ロケットストーブがなくても、キャンプは楽しめますし料理だって作ることはできます。灯油ストーブがあれば暖も取れますね。ですが、ロケットストーブは自分で簡単に作れて、あたたかく、料理にも使えるというのがいいですよね。一つ作れば、それで料理も暖を取ることも可能。手軽に作れるのに、便利にあれこれと使えるのでキャンプに大活躍してくれるのではないでしょうか。
ロケットストーブを使ってキャンプを楽しもう
ロケットストーブは、材料によりますがとっても簡単に作れるアイテム。家族やソロキャンプでも、ロケットストーブを作ってしまえばキャンプに楽しみがさらに増えるのではないでしょうか。キャンプで料理をするコンロなどはありますが、さらに一つロケットストーブが増えれば子供と分担して料理の幅も広がります。ぜひ自分で作ったもので、おいしい料理を作ってみてください。
まとめ
今回は自作ストーブの作り方をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。作り方は簡単ですし、料理や暖を取るのにも便利に使えるというのが分かっていただけたのではないでしょうか。一つ作ってしまえば、キャンプをより楽しむことができます。ソロキャンプにも、ファミリーキャンプにもぜひ自作のロケットストーブを利用してみてください。
ロケットストーブの原理が気になる方はこちらもチェック!
今回はロケットストーブの作り方をメインにお話ししましたが、原理や構造を詳しく知りたいという方はこちらの記事を合わせて読んでみてください。

ロケットストーブとは?原理や構造を解説!
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