いちごが花から実に成長する過程を解説!つぶつぶは種ではなく果実ってホント?のイメージ

いちごが花から実に成長する過程を解説!つぶつぶは種ではなく果実ってホント?

白い花びらをつけて咲き、つぶつぶの実をつけるいちご。家庭菜園でも気軽に栽培できる人気の植物です。でも、種に見える実は花びらの花床であるなどその特徴がよくわからないこともいろいろ。今回は、いちごの成長過程や時期について、花言葉の情報も交えながらご紹介します。

2019年05月19日更新

水木誠人
水木誠人
不便な田舎で元気に暮らしています。何でも手作りし、自力で何とかして生きています。おかげさまで、私史上、最高の体力がつき、最大の知恵を使って生きていけるようになりました。
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目次

  1. いちごの花から実への成長過程を知ろう
  2. いちごの花の特徴
  3. いちごの花から実への成長サイクル
  4. いちごの花から実への成長①
  5. いちごの花から実への成長②
  6. いちごの手入れのポイント①
  7. いちごの手入れのポイント②
  8. いちごの実の特徴①
  9. いちごの実の特徴②
  10. いちごの花言葉とは?
  11. いちごを家庭菜園で楽しもう

いちごの花から実への成長過程を知ろう

家庭菜園として親しまれているいちごの栽培。育てやすく、実がなりやすいので、初心者からも人気が高く、子どもからおとなまで、楽しく育てることができます。いちごは、春になると花をつけ、花が終わると実が出てきますが、なぜいちごにはつぶつぶがあるのか、このつぶつぶは何なのか、よくわからないこともたくさんあります。今回は、いちごの花から実に成長する過程についてご紹介したいと思います。

いちごの花の特徴

Photo byLoggaWiggler

いちごはバラ科の多年草で、いちごの花は、桃やりんごなどと同じ種類に属します。一般に4~5月ごろに白くて小さな花を咲かせ、春の訪れを感じさせてくれのが特徴。いちごの花は、花びらが5枚あり、花びらと同じ数のがく片がつきます。この花の内側にある黄色の中心部分が花托(かたく)と呼ばれている部分です。この花托のまわりをおしべが取り囲むように輪を描き、緑の葉の群れの中から顔をのぞかせます。

花びらの枚数は実は決まっていない

いちごの花びらの枚数は5枚が一般的ですが、実は必ずしもそうとは限りません。いちごの花びらをじっくりと観てみると、ときに6枚、花によっては花びらが8枚ついていることもあります。実は、いちごの花びらの枚数は植木の栄養状態によって変わるという特徴があって、元気よく育っているいちごは花びらは枚数が多く、元気がないと花びらがついても実がならないこともあります。いちごも人間と同じように健康状態が大切なのです。

いちごの花から実への成長サイクル

Photo byShirley810

春、園芸ショップなどでいちごの苗が並び、店頭でいちごが出回るようになり、ようやくいちごの季節が訪れたと実感される方も多いかと思います。また、家庭菜園でいちごを育てていると、前年のいちごの古い苗から芽が息吹きはじめ、ふたたびいちごの成長サイクルがはじまります。いちごの栽培は比較的かんたんで、次の年もそのまま楽しむことができますが、放置しておくと、元気に育たなくなってしまいます。花から実をつける栽培サイクルを覚えておくと、季節ごとの楽しみが増えます。

いちごの栽培サイクルを知っておくと毎年いちごを楽しめる

Photo byDarkWorkX

このように、いちごの栽培は比較的かんたんで、初心者でも楽しく育てられ、実を収穫することができます。しかし、手をかけずに放置しておくと、いちごが元気に育たなくなり、枯れてしまうこともあります。いちごの花から実をつける栽培サイクルを覚えておくと、失敗せずにいちごの栽培を楽しめますので、ぜひ覚えておきたいです。

いちごの花から実への成長①

いちごの開花時期は春

Photo by woinary

いちごの花の開花時期は春です。3月~5月ごろに白い小さな花をつけていきます。花が終わってしばらくすると、実が少しずつ大きくなってきます。緑色の実が赤くなって、実が食べられるぐらいになるまでに、だいたいひと月かかります。

あの赤い実は果実ではなかった

Photo bypasja1000

いちごの花が咲き、メシベとオシベが受粉すると、メシベの元になっている花托が膨らんできます。この花托こそ、いちごの実となる赤くなる部分です。ところが、通常の果実は、花托が大きくなったものではなく、メシベの下にある子房が大きくなったもの。つまり、通常、食されているいちごの赤い実、は正確には果実ではないということになります。

いちごの花から実への成長②

いちごの収穫時期は5月

いちごの花托が大きく育っていくと、緑色から白、白から赤く色を変えていきます。こうしていちごの実が成長していったら収穫となります。いちごの花が開花してからひと月後、だいたい5月ごろが収穫期です。鳥や虫などの被害に遭う前に、旬の味を楽しみましょう。

いちごの収穫後はそのまま苗を増やせる

いちごの花芽がつかなくなると、ランナーと呼ばれる細長い茎が伸びはじめます。ランナーが出てきたらいちごの収穫は終わり。次の年の収穫のために準備をする時期となります。ランナーから新しい根が出てきて、ここからいちごの苗を増やすことが可能です。こうして夏から秋にかけて苗を育てていき、秋に植えつけ、越冬して春を迎えるというサイクルでいちごは栽培されていきます。

いちごの手入れのポイント①

ストロベリーポットを使うのも手

いちごを家庭菜園で作る際、一般の鉢やプランターを使うことももちろん可能です。でも、最近では、イチゴ専用のストロベリーポットなるものが市販されていて、果実ができても地面につきにくく、ランナーが伸びてきたら専用のポケットに入れて育てられるなど、使い勝手がとてもよいので、一度店頭で見てみることをおすすめします。

植えつけではクラウンの位置に注意

いちごは、ランナーが伸びる側とは反対に花が咲いて実がつきます。このため、植えつけの際は苗の向きが重要で、ランナーが伸びる向きがちがってしまうと、プランターや鉢の中がぐちゃぐちゃになってしまいます。また、いちごの植えつけでは、葉のつけの部分(クラウン)が土に埋まらないようにします。こうしないと、花芽が土の中に埋まってしまうこともあるからです。

いちごの手入れのポイント②

日光に当てて水をあげる!基本に忠実に

Photo byjplenio

いちごは、日当たりの良い場所を好むという特徴があり、太陽の光によってどんどん成長していきます。冬が訪れる時期までは、しっかりと日に当てて、元気よく育てていきましょう。小さなスペースでも日の当たる場所に置いておけば、しっかりと成長していきます。いちごは乾燥に弱いため、水やりはしっかりと。

寒さを経験させることは重要

いちごは寒さに強く、寒さを十分に経験することで、花芽が生まれ、生育していきます。このため、春先までは寒さに当てておくようにしますが、気温がマイナス以下のような寒さの場合は防寒対策が必要となります。鉢やプランターは移動させ、庭植えの場合は藁を敷いてあげましょう。

いちごの実の特徴①

家庭菜園で楽しむ方の多いいちご。その果実だと思われているのは花托といわれる花の一部分です。ではいちごの果実はあるのかというと、あのいちごのつぶつぶこそ果実です。いちごの特徴的なポイントでもあるあのつぶつぶは、痩果(そうか)と呼ばれるいちごの果実です。痩果とは、その字からも想像できるように、果肉がなく、種をひとつ持った果実のことで、あのつぶつぶのひとつひとつに小さな種が入っているのです。

イチジクもリンゴもナシもイチゴの仲間

Photo bystevepb

いちごの果実のように、本来の果実ではないものは偽果(ぎか)と呼んでいます。この偽果の仲間として、いちごのほかに、いちじく、りんごやなしなどもあげられます。イチジクの偽果はイチジク状果と呼ばれ、隠頭花序と呼ばれる花序の一部分が大きくなったもの。リンゴやナシなども同じで、いちごと同じように花托が大きくなったものを果実として食べています。

いちごの実の特徴②

いちごは種から発芽させることも可能

いちごの種はあのつぶつぶです。この痩果から種を採取し、土に植えるともちろん種から芽が出てきます。ただし、種を痩果から取り出すのは至難の業。赤い実の表面を薄く取り、乾燥させて種を取りだします。種を採取したら、種を冷蔵庫などで2~3日冷やします。いちごの種は、寒さを経験させて休眠から覚ませる必要があります。成功した例もありますので、興味のある方はぜひ家庭菜園で挑戦してみて。

いちごは実は野菜だった

Photo bycongerdesign

どこからどう見ても果物としか見えないいちご。しかし、いちごはバラ科の多年草という属であることから、野菜であると分類されています。農林水産省の分類には、果物と野菜のほかに、果実的野菜というカテゴリーがあって、いちごはこの果実的野菜に属します。同じ仲間にスイカやメロンもあります。

いちごの花言葉とは?

Photo byJesusLeal

いちごには、花言葉が6つもあります。いちごの姿のかわいらしさ、力強い生命力や結束力、西洋文化とキリスト教との関連など、いちごが持っているさまざまな面から、これらの花言葉が生まれました。だれかにいちごの花をプレゼントするとき、ひそかに花言葉の意味を託してプレゼントするとステキです。

花言葉①尊重と愛情

Photo byGDJ

「尊重と愛情」といういちごの花言葉は、キリスト教の世界観から生まれた言葉です。いちごに関するヨーロッパの伝承のひとつに、北欧の神話に出てくる女神フリッガが、幼くして亡くなった子をいちごに埋めて天国に送り出したというものがあります。この伝承が、キリスト教の伝来とともに、聖母マリアといちごに結びつけら、尊敬や愛情という意味が作られていきました。

花言葉②完全なる善

Photo byHans

「完全なる善」という花言葉も、キリスト教の世界観と関係のある花言葉です。イエスキリストの使徒のひとりである聖ヨハネにいちごが捧げられたという逸話から、その人の誠実さの象徴として、イギリスでは、貴族の冠にいちごの葉をつける習慣がありました。

花言葉③幸福な家庭

Photo byAnemone123

この花言葉には、いちごの生命力がイメージされます。ランナーを伸ばして子孫を反映させていくその姿に、幸福な家族の姿を見て生まれた言葉です。愛するパートナー、これから家庭を築いていこうと考えてらっしゃる方へのプレゼントとして、いちごの花は最適です。

花言葉④先見の明

Photo byjplenio

昔のヨーロッパには、いちごの根や葉を含ませた水を目に入れると、視力が回復するという言い伝えがあったとか。実際、いちごには、眼精疲労や視力の回復に効果が期待されるアントシアニンが含まれているため、この言い伝えはまんざら間違ってはいません。そのことから、いちごには「先見の明」という花言葉が生まれたとは興味深いことです。

花言葉⑤甘い香り

Photo bycongerdesign

甘い香りが漂わんばかりのかわいらしい姿が魅力のいちご。この花言葉は、そんないちごの姿から連想して生まれたものでしょう。この花言葉に付随して、「甘い乙女心」という言葉もいちごにはあります。若々しい甘酸っぱさが伝わる花言葉です。

花言葉⑥あなたは私を喜ばせる

Photo byjarmoluk

いちごの花言葉のひとつにあるこのフレーズ、この花言葉がすべてを語ってくれています。大切なだれか、いつもいっしょにいたいと思うだれかにプレゼントしたら、気持ちをうまく表現できなくてもこのまま伝わりそう。いちごには、はっきりとした思いが伝えられる花言葉がたくさんありますので、ぜひ贈り物に利用しましょう。

いちごを家庭菜園で楽しもう

Photo byLoggaWiggler

いちごは春の時期にかわいらしい白い花が咲き、実をたくさんつけて、家庭菜園で育てる喜びと、食卓でおいしく食べる喜びを同時に味わうことのできるすばらしい植木のひとつです。ぜひベランダや庭で栽培してみてください。生育環境がしっかりと整っていれば、さして失敗せずに栽培することができます。

いちごの育て方が気になる方はこちらもチェック!

Photo byCouleur

今回はいちごが花から実になる過程や、実のなぞについてご紹介しました。いちごの育て方がもっと知りたいという方には、こちらの記事も確認してみてください。育て方のコツなどが細かくわかるはずです。

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