シンキングペンシル「にょろにょろ」とは
既にご存知のアングラーも多いと思いますがシンキングペンシルのブームを引き起こしバチ抜け専用のルアーとして発売したのも日本初で、発売から15年以上経った今でも全国のショップのバチ抜けコーナーで見ない事がない程、全国のアングラーに認知されているルアーです。
にょろにょろの基本スペック
にょろにょろのサイズ展開は125mm・14g、105mm・9g、85mm・7g、60mm・3.5gの合計4サイズで様々なスタイル、魚種に対応したラインナップとなっています。それぞれのサイズの主な使い方は、小型の60mmはアジやメバルなどのライトソルト向け。中型の80mm、105mmは東京湾でのバチ抜け時のシーバスがメインで、大型の125mmは風の強い状況や流れの早いとき、または秋口のサヨリがベイトのときなどに使用するのがおすすめです。
にょろにょろの特徴・アクション
にょろにょろの特徴としては超細の中空ボディで専用設計でボディ底に設置したウエイトのお陰で、軽いのに飛ぶという事が1つ、細いのでどのようなキャストでも凄くきれいな姿勢でルアーが飛びます。これにより着水後の動き出しがスムーズなので、狭い運河などでは大きなアドバンテージになります。アクションはへッドを支点にした緩やかなスイングアクションとロールアクションがミックスされたアクションでフォール姿勢時には細かなロールアクションを加えながらフォールします。
にょろにょろのアクションを動画でチェック!
にょろにょろのアクション動画
こちらはにょろにょろのアクション動画です。まさにバチ抜けにど真ん中なアクションですが、にょろにょろのスウィングアクションは、どんな状況でも使えるオールシーズン対応!オールマイティに活躍するシンキングペンシルに仕上がっています。シーズン毎、サイズ違いでにょろにょろをタックルボックスに入れておくと様々なシチュエーションで活躍してくれるはずです!
にょろにょろの使い方
基本アクション・使い方
にょろにょろの使い方としては、基本的に、水面引き波系か水面直下での使用が最も適したオススメアクションです。リトリーブは状況によって多少変えますが、ベースはデッドスロー。にょろにょろがよたよた泳ぐと感じる程度がベストです。リトリーブの感覚を掴むためにも使い始めは明るい内にサイズごとに、どの程度のリトリーブでどういったアクションをするのかをあらかじめチェックしておくのも大事です
バチ抜けでの使い方
バチの時期はアップクロスにキャストし流れと同調させるようににょろにょろの動きをイメージしながら、明暗やブレイク付近など狙いたいポイントを通してくる感覚でリトリーブします。ボイルしていたり、流れが効いていない場合や運河での使い方は、アップクロスだけではなくダウンクロスで壁際を通したり、流れのヨレやストラクチャー際を通したりする攻め方も有効なので、その時の状況を見極めてアジャストさせてください。
水面直下で乗りきらない場合
水面直下で出きらない場合はサイズを上げて105mmにローテーションさせたり、にょろにょろならではロールしながらの水平フォール姿勢が喰い渋った魚にスイッチを入れる事も多いです。その後着底し、ロッドを煽るとにょろにょろがフワッと上昇するアクションがあたかも底からバチが抜けたように見せる事も可能です。
バチ抜けパターン以外での使い方
にょろにょろは細見のシルエットでアピールもそこまで強くないので、シーバスのバチ抜けパターンだけでなく、秋口のサヨリなどなかなか口を使わないボイルなどのパターンや、運河や小河川、小場所などでバチだけに偏食していないパターンや、タフな状況でも極細ボディによる喰わせ能力で、釣果を引き出す事が可能です!にょろにょろはスレていたりタフな時にこそ期待に応えてくれます。
にょろにょろを使用するのにオススメタックル
①ロッド
にょろにょろの85mm、105mmまで扱うのに最適なオススメロッドはLアクションからMLアクションのロッド、125mmであればMLアクションのロッドがオススメです。自分は今や右腕的存在となった、ジャクソンクロノタイドシリーズのCRNT-872MLかCRNT-912ML。どちらも港湾や運河、小場所といった湾奥をスタイルから河川などを攻略するのに使いやすいモデルです。
②ライン
にょろにょろを使用する際のラインはバチ抜け時期の釣りでは基本的にPEの0.8号かそれ以外では1号までがオススメ。リーダーは基本フロロカーボンの20lbをベースに根がかりの心配が特にないようなシチュエーションによっては16lbがオススメです。
フック
にょろにょろの85mmに搭載されている純正フックは一見、細くファイト中にすぐ伸びてしまう様に見えますが、刺さりは抜群でドラグを弱めに設定してスウィープに合わせ、ごり巻きファイトではなくいなして慎重に取り込めば伸びたりする確率は断然減ります。またシングルフックは刺さればバラシも軽減できるのでオススメです。心配な方やもっと強引にファイトするというスタイルのアングラーは強めなシングルフックかトリプルフックの♯10に替えるのも良いと思います。
最後に
現在のシーバスシーンでは、もはやなくてはならないバチ抜け専用、バチ抜け対応と呼ばれるルアー達。その先駆者が「にょろにょろ」であり、今もなお全国的に釣果を叩きだし、第一線で活躍しているルアーです。全国様々なメソッドやローカルパターンなどがこのにょろにょろにはあり、奥が深いルアーだと思います。皆さんも是非、バチ抜けタフな状況下でここぞという時ににょろにょろを投入してみてください!
シーバス釣りが気になる方はこちらもチェック!
暮らし~のではこのほかにもシーバスフィッシングに関する記事を掲載しています。春に向けて大物シーバスゲットを狙う方はこちらの記事もお勧めです!
春のビッグチャンスを見逃すな!マイクロベイトに着くシーバス攻略で大物ゲット!
始めまして!ジャクソンフィールドスタッフの細野と申します。草木も芽吹き段々と春の訪れを感じるこの季節。気温の上昇と共に水中も生命感に溢れ、シ...