ブラインシュリンプとは?孵化のさせ方・塩抜きして餌にする方法も解説!のイメージ

ブラインシュリンプとは?孵化のさせ方・塩抜きして餌にする方法も解説!

ブラインシュリンプとはどんな餌・生き物なのかご存知でしょうか?メダカや金魚、熱帯魚の餌として沢山の方が使用している生き餌であり、メリットが沢山あります。今回はそんなブラインシュリンプの特徴や、孵化のさせ方・塩抜きして餌にする方法などを解説していきます!

2019年04月27日更新

T・S
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元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!
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目次

  1. ブラインシュリンプとは?
  2. ブラインシュリンプの特徴①
  3. ブラインシュリンプの特徴②
  4. ブラインシュリンプの特徴③
  5. ブラインシュリンプの寿命は?
  6. ブラインシュリンプを与えたい魚は?
  7. ブラインシュリンプの孵化方法①
  8. ブラインシュリンプの孵化方法②
  9. ブラインシュリンプの孵化方法③
  10. ブラインシュリンプのその他の知識
  11. ブラインシュリンプの卵
  12. ブラインシュリンプの餌
  13. ブラインシュリンプは飼育出来る?
  14. ブラインシュリンプの飼育方法
  15. ブラインシュリンプに関するTwitter
  16. まとめ:ブラインシュリンプとは?

ブラインシュリンプとは?

熱帯魚をある程度飼育すると、繫殖を体験することもありますよね。そして、繫殖で生まれた稚魚に与える餌として多くの方が使用するのがブラインシュリンプです。ブラインシュリンプは卵の状態で販売されており、孵化器で孵化させて使いますので、少し手間に感じるかもしれませんが、そのメリットは沢山あります。今回はそんなブラインシュリンプの特徴や、孵化のさせ方・塩抜きして餌にする方法などを解説していきます!

ブラインシュリンプの特徴①

ブラインシュリンプとは?

まず、ブラインシュリンプとはどのような生き物なのかを知っていきましょう!これは塩水湖に生息しているプランクトンで、アルテミアと呼ばれることもあります。アルテミアはホウネンエビモドキ科に属しており、成体でもサイズはとても小さく、小さめの魚の餌にとても適している生物です。体は白っぽくて細長く、弱々しい印象があります。

ブラインシュリンプの卵は乾燥に強い

アルテミアの最大の特徴が、乾燥に強い卵を産卵することです。元々、生息している地帯には乾期があり、乾燥に耐える必要があったので、長期間乾燥状態になっても耐えられる卵を産卵するよう進化したのですね。アルテミアの卵は、乾燥した湖の底で数年間耐えることも出来ます。このことから、乾燥した卵の状態でパッケージをして、世界中に販売することが出来ているのです。孵化させるのも簡単なのがポイントですね。

ブラインシュリンプの特徴②

ブラインシュリンプはどこにいるの?

日常生活でアルテミアを見ることはあまりありませんよね。アルテミアは世界各地の塩水湖にいます北アメリカや中国などアジアの塩水湖でよく採集されており、ヨーロッパなどにも沢山います。日本に輸入されているアルテミアの3分の2はアメリカ産のもので、あとはアジア圏のアルテミアとなっていますね。ちなみに、日本の水田で見られるホウネンエビはアルテミアによく似ています。

ブラインシュリンプは成長が早い

アルテミアが熱帯魚などの餌として好まれた理由の一つに、成長速度があります。孵化器に入れて孵化作業をすれば、卵は1日で孵化します。1日だとかなり小さいので、本当に小さな稚魚に与えるサイズになりますが、もう少しだけ待って大きくしてから餌として使うことも出来ます。たった1日待つだけでも一回り大きく成長しますので、かなりの成長スピードですね。1~2㎝程度まで成長させると、各部位がよく分かるようになります。

ブラインシュリンプの特徴③

稚魚が好む動きをする餌

稚魚用の小さな人工飼料は沢山販売されているのですが、実は稚魚は人工飼料への食いつきが非常に悪いです。人工飼料は動きが無い為、餌として認識しづらいのですね。アルテミアは当然動きがありますので、稚魚はすぐに餌だと認識出来ます。また、栄養価も非常に高いので、アルテミアを与えられた稚魚はすくすくと成長していくのです。人工飼料で稚魚が餓死している様子であれば、是非使ってみましょう。

実は生きている化石

豆知識になりますが、実は生きている化石の一つです。生きている化石と言えば、シーラカンスやオウムガイ、カブトガニなどが浮かびますよね。日本に生息しているホウネンエビも実は生きている化石であり、ブラインシュリンプもまた、昔から姿を変えていない生き物なのです。弱々しい生き物ではありますが、乾燥に非常に強く、厳しい環境に耐えられるしなやかな生態を持っています。

実は宇宙に行ったことがある

もう一つ豆知識があり、実は宇宙に行ったことがあります。私たち人間でも宇宙に行ったことがある人は少ないですので、驚きですよね。スペースシャトルに乗って宇宙に行き、放射線の影響の実験に使用されました。古代から生きてきた小さな生き物は、きっとそういった実験に使いやすいのでしょうね。

ブラインシュリンプの寿命は?

平均寿命は2ヶ月ほど

生き物の寿命は体の大きさに比例する部分があり、本種は小さい生き物ですので寿命も短めです。大体2ヶ月ほどで寿命を迎え、1ヶ月あたりで成熟した状態となります。1ヶ月間で体を大きくして、その後は繁殖活動にいそしむといった流れですね。後述して飼育方法を解説していますので、2ヶ月間ではありますが、育ててみたい方は是非チャレンジしてみて下さい。

淡水に入れると1日で死んでしまう

塩水湖にいる生き物ですので、淡水で育てるとすぐに死んでしまいます。淡水に入れると1日で死んでしまいますので、育てる際は塩分が必要になります。飼育方法・孵化方法の基本は守りましょう。

ブラインシュリンプを与えたい魚は?

メダカ

多くの魚が好む餌ですが、特によく使われているのが、最近人気なメダカです。メダカは人工飼料でももちろん育てられるのですが、より発色の良い、体格のしっかりしたメダカを育てるには本種が不可欠です。人工飼料を与えられたメダカと比較するとかなりの差が出てきますので、真剣にメダカ飼育をしていきたい方は、メダカがある程度大きくなるまでは与えましょう。

金魚

メダカと同様に、金魚にもよく与えられています。金魚は最終的にかなり大きくなる魚ですが、稚魚の頃は当然小さいので、本種を与えて育てます。人工飼料などで育てることも可能ですが、これもメダカ同様に、やはり生育具合に差が出てきます。特に気にせず育てるつもりなら他の餌で問題ありませんが、より良い個体にしていきたいと考えている方は使用しましょう。

熱帯魚・海水魚全般

メダカや金魚に限らず、熱帯魚や海水魚の稚魚全般に使っていけます。栄養価が高く、稚魚の食いつきが良く、稚魚用の餌としては最高ですね。また、小さめの魚であれば、ある程度成長させたものを成魚になっても与える場合もあります。ただし、成長させるほど栄養価が低くなる面もありますので、基本的には孵化から1日程度で与えます。

タツノオトシゴ

海水魚にも使えますので、タツノオトシゴ等の餌にも適しています。映像は、タツノオトシゴの赤ちゃんが沢山いる水槽に入れた様子です。タツノオトシゴの赤ちゃんはかなり小さいので、こうして小型のプランクトンを与えて大きくしていきます。

クラゲ・イソギンチャクも好む

実はクラゲやイソギンチャクといった生き物も食べます。動物プランクトンですので、こういった生き物にとっても良い餌なのです。イソギンチャクを家庭で育てている方は多いのですが、全てのイソギンチャクに餌が必要な訳ではありません。中には給餌を必要とするイソギンチャクがいますので、そういった種類を育てる際は、週に一度くらいの頻度で与えましょう。

ブラインシュリンプの孵化方法①

用意するもの①孵化器

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簡単に孵化させたい方は、孵化器を用意しましょう。よく使われている孵化器が、画像の「ニチドウ・ハッチャー24」です。こちらの孵化器は価格も安く、孵化に欠かせないエアレーションも付いており、水流が全体にしっかり行きわたる構造となっているのがポイント。孵化器無しで孵化させることも可能ですが、不安な方は孵化器を購入しましょう。

用意するもの②岩塩・粗塩

汽水・海水状態じゃないと死んでしまいますので、粗塩(海水を濃縮して作った天然塩)か、岩塩(天然で結晶化した塩)を用意して入れましょう。食塩は使ってはいけません。塩分濃度は2パーセントにしますので、水1ℓに対して20g入れることになります。淡水水槽に使う場合は、餌やりの際に塩抜きをしてから与えます。

用意するもの③目の細かい茶こしとスポイト

餌として与える際、淡水水槽に塩水を入れないように塩抜きをする必要があります。その塩抜きに使用するのが、目の細かい茶こしとスポイトです。茶こしでまずは塩水とブラインシュリンプを分けて、スポイトで吸って餌として与えるという流れです。茶こしは色々な製品がありますが、特別目の細かいものを探しましょう。スポイトは適したサイズのものを購入して下さい。

ブラインシュリンプの孵化方法②

孵化器を使った孵化方法

孵化器を使う場合は、まず孵化器に塩分濃度2%に調整した汽水・海水状態の水を入れ、エアレーションをセットし、卵を入れてからエアレーションを運転させます。たったこれだけで、1日後には孵化していますので、とても簡単です。

茶こしとスポイトで塩抜きしてから稚魚に与える

餌として与える際は、まずエアレーションを止め、茶こしですくって塩抜きをします。塩抜きをせずにそのままスポイトで吸って与える方もいますが、淡水魚に塩分は危険ですので避けた方が良いでしょう。茶こしですくったブラインシュリンプを、一旦淡水につけ、スポイトで水と一緒に吸ってから与えます。与えすぎて食べきれなかった分は翌日に死んでしまいますので、与えすぎにはご注意下さい。

ブラインシュリンプの孵化方法③

ペットボトルを孵化器にする方法

孵化器を用意したくない場合は、ペットボトルを使うのが一般的です。2ℓペットボトルを切り、キャップ側に水を1ℓ入れましょう。そこに粗塩か岩塩を20g入れて、卵とエアーストーンを入れ、エアーストーンを運転させます。加温した方が良いので、ペットボトルを水槽の水に浮かべ、何かで水槽の淵に固定させておくと良いでしょう。これで、翌日には孵化しています。

分離させて塩抜きして与える

孵化器と違って分離が少し手間になりますが、エアーを止めると、上下に卵の殻が溜まり、真ん中に孵化したブラインシュリンプが泳ぐ状態になりますので、茶こしですくって塩抜きして与えましょう。先に殻を取り除いてしまってから茶こしで塩抜きすると良いですね。

ブラインシュリンプのその他の知識

卵の保存方法

卵が余ってしまったら、適切に保存しておきましょう。しっかり保存すれば3年ほどもちます。常温で放っておくと半年程度になりますが、冷蔵庫に入れておくだけで長持ちしますので試してみて下さい。ただし、保存期間が長くなる程孵化率が下がりますので、なるべく早めに使いきりましょう。

ブラインシュリンプが余った場合

孵化させすぎて余ってしまった場合は、翌日にまた与えましょう。汽水・海水に入れてエアレーションしておけば、そのまま生きた状態を保てます。冷蔵庫に入れて仮死状態にすることも出来ますが、あまり日数はあけない方が良いでしょう。

ブラインシュリンプの卵

ブラインシュリンプエッグス

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多くの方が使用しているのが、テトラから販売されているブラインシュリンプエッグスです。メダカや熱帯魚の稚魚用の餌の定番ですね。ある程度大きくなってきたら、テトラミンベビーに切り替えていくと良いでしょう。

ブラインシュリンプエッグス 缶入り

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もし沢山の稚魚を育てているなら、思い切って大型缶を購入するのも手です。ただし、相当な量になりますので、かなりの量を育てないと使い切れませんのでご注意下さい。孵化率を考えると、定期的に小さなパックを購入した方が安心です。

ブラインシュリンプの餌

冷凍・クリーンベビーブラインシュリンプ

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こちらは孵化させたブラインシュリンプを冷凍した餌になります。冷凍餌なら孵化させる手間がありませんので、手間が省けますよね。ただし、冷凍されているので、生き餌と比べると食いつきが悪くなります。人工飼料よりはもちろん良いので、手間をかけたくない方は冷凍ブラインシュリンプを使用しましょう。冷凍されているので、使いたい時に使いたい分だけ使えます。

冷凍・クリーンブラインシュリンプ

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こちらは先述した冷凍餌の大きいタイプです。ある程度育った魚に対してブラインシュリンプを与えたい時に使いましょう。普通の人工飼料と比べ、冷凍ブラインシュリンプは栄養価が高く、色揚げ効果も期待出来ます。その分費用はかかりますが、お値段分の価値はあります。冷凍品ですので、長く保管しておけるのも嬉しいですよね。

ビタミン ブラインシュリンプ

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こちらもブラインシュリンプの餌ですが、フリーズタイプになります。冷凍のものより更に与えやすいので便利ですよね。各ビタミンを配合している為、栄養の偏りがなく、また色揚げ効果も期待出来ます。冷凍飼料を使いたくない方におすすめです。

ブラインシュリンプは飼育出来る?

ブラインシュリンプは飼育も楽しめる

ブラインシュリンプは餌として使われることがほとんどですが、飼育も楽しめます。生きている化石ですので、飼育にもロマンがありますよね。お子様の夏休みの研究にも丁度良いです。孵化して2週間もすれば1㎝程度に成長しますので、スピード感があるのもポイントです。

交尾の様子も見られる

無事に育っていけば、1ヶ月ほどで成熟し、交尾の様子も見られます。画像のように、繋がるようにして泳いでいたら交尾です。その後、メスが卵を持ちます。良い環境になっていれば、自然に幼生が孵化します。

ブラインシュリンプの飼育方法

容器を用意

飼育に必要なものは、適当なケースと塩分濃度2パーセントを保つための岩塩や粗塩です。人工海水の素を使用してももちろん大丈夫です。人工海水は熱帯魚ショップにて販売しています。孵化させる際はエアーストーンも必要になります。

餌は植物性プランクトン

気になる餌ですが、ブラインシュリンプは植物性プランクトンを食べますので、水をバケツに入れて、一週間ほど日光にさらし、植物性プランクトンを発生させて与えましょう。水換えついでに植物性プランクトンを与えるようなイメージですね。その要領で、外にブラインシュリンプのケースを置いておくのも手です。勝手にプランクトンが発生し、勝手に増えていきます。ただし、温度変化には気をつけましょう。

ブラインシュリンプに関するTwitter

ブラインシュリンプへの食いつき

こちらのツイートでは、非常にブラインシュリンプへの食いつきが良い姿が紹介されています。こぞって食べに来ていますよね。もし食いつきが悪い個体がいた際は、是非与えてみて下さい。

調子が悪い魚にもブラインシュリンプ

こちらのツイートでは、少しやせ気味になってしまった魚に冷凍のブラインシュリンプを与えている様子が紹介されています。やせ気味になっている魚は、食欲が減退しているか、他の魚によって餌が食べられていないことが考えられますので、隔離して、栄養たっぷりの餌を与えましょう。

まとめ:ブラインシュリンプとは?

今回の「ブラインシュリンプとは?孵化のさせ方・塩抜きして餌にする方法も解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴から海水飼育をしなければならないこと、餌の与え方などを解説させて頂きましたが、餌としてもペットとしても気になる生き物でしたよね!少し手間はかかりますが、栄養価は高いので、是非試してみて下さい。

ブラインシュリンプが気になる方はこちらもチェック!

今回はブラインシュリンプについて解説させて頂きましたが、他にも熱帯魚・海水魚飼育に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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