放浪カモメオリジナル PEライン 0.4号-10号
デュエル CN500 500m 3号 (ナイロンライン)
DUEL(デュエル) フロロライン BIG
ダイワ(Daiwa) 月下美人 エイトスナップF
スナップの役割
スナップの一番の役割は、「ルアーの交換を簡単にできるようにすること」です。特にルアーチェンジが重要とされるルアーフィッシングではスナップを使用するのとしないのとでは大きく釣果に影響が出るため必須アイテムとして利用されています。
また、スナップをつけることでルアーのアクションがよりナチュラルになることでそのルアーのアクションを最大限に発揮させることができます。
使用するラインの種類
スナップとラインの結び方を知るにあたって、ラインの種類を把握しておく必要があります。ラインの種類によっては適合しない付け方も存在するため、ベストなラインとノットを選択することをおすすめします。
PEライン
放浪カモメオリジナル PEライン 0.4号-10号
PEラインはポリエチレン(PE)繊維を編みこんだラインで、ナイロンやフロロカーボンよりも圧倒的に強い強度をほこります。強度の他にも飛距離と感度も他のラインと一線をおいて高性能です。短所は伸縮性がないことから魚がかかった際に竿や仕掛けへの負担がかかったり、仕掛けに直結すると簡単にほどけてしまうことがあります。
そのため、付け方としてPEラインに対応したロッドとリールを用意する必要があり、仕掛けに直結せずに1メートルほどのナイロンラインやフロロカーボンラインと結びます。
ナイロンライン
デュエル CN500 500m 3号 (ナイロンライン)
ナイロンラインは安いうえにキャストもしやすいためファミリーフィッシングや初心者の人に向いているラインです。
ポリアミドという素材から作られており、非常に伸縮性があることが一番の特徴です。ほかにもラインが水よりも重いため水に馴染みやすく、ルアーや仕掛けが不自然に浮きいという性質もあります。短所としてはかなり劣化が早いという点です。ラインの毛羽立ちや色の変化を感じたらすぐに交換する必要があります。
フロロカーボンライン
DUEL(デュエル) フロロライン BIG
フロロカーボンラインはハリがありほかのラインより伸びが少ない特徴があります。水を吸わない性質もあり劣化が少ないうえ、さらに魚の歯や岩などに強くラインがこすれても切れにくく感度が高いいという長所を持ちます。
短所としてはハリがあることからライントラブルが起きやすく、伸びが少ないことからルアーや仕掛けの飛距離が比較的出ないことがあげられる。
スナップの使用が向かないルアー
スナップは非常に便利ですが、使用に向かないルアーもあります。代表的なものがアジングやメバリングでよく使用されるジグヘッドです。ジグヘッドの穴にスナップが入りきらないという現象が起き、無理にジグヘッドに結合できたとしてもワームの動きが悪くなり繊細さが必要とされるアジングやメバリングでは不利とされます。
ジグヘッド用のスナップ
ダイワ(Daiwa) 月下美人 エイトスナップF
相性が悪いとされるジグヘッドとスナップですが最近ではアジングやメバリング専用のスナップも発売されています。従来のものより極小のためジグヘッドの重さを変えたい時などに簡単かつクイックに結合できアジングやメバリングをする人に向いています。
スナップの結び方1:クリンチノット
クリンチノットは比較的細いラインを使用する際に使われる結び方です。主にアジングやメバリングなどの仕掛けで約5gまでのメタルジグやプラグを用いた釣りに使用されます。
さらに、付け方もシンプルで素早く作ることができ、強度もそれなりにあるため大抵の釣りに対応できます。ただし、あまりに太いラインを用いると結び目がほどけやすいのが欠点のひとつです。
クリンチノットの結び方
①ラインの先端を金属環にくぐらせて、10~15センチほど折り返します。
②ラインの先端側を本線に5~6回巻き付けます。
③ラインの先端を折り返し、環のそばにできたループの部分に通します。
④さらにラインを折り返して、できた輪にライン先端を通して締めれば完成です。
クリンチノットのポイント
特に滑りのよい点が特徴のナイロンラインを使う場合などは、最後の締め込みに十分注意をして結ぶようにと強い結びになります。ほどけやすいという欠点を補って強い強度を保つためには、付け方にポイントがあります。ラインの巻き付けの回数を最低5回以上にすることや唾液などで湿らせてから締め込みをすることが必要です。
スナップの結び方2:ダブルクリンチノット
アジングからシーバスゲームまでルアーフィッシングをする方には非常に一般的な結び方であり、クリンチノットの強化版です。付け方の違いとしてはクリンチノットはスナップなどの金具の輪に1回通しますが、ダブルクリンチノットは2回通して結びます。比較的難易度も高くなく、慣れてしまえば10秒程度でクイックかつ簡単に結べる付け方です。
ダブルクリンチノットの結び方
①スナップに2回ラインを通して本線に4.5回ほど巻き付けます。
②ラインの端をはじめに作った輪が重なっているところに通して締めれば完成です。
スナップの結び方3:ユニノット
ユニノットもクリンチノット同様で数多くのノットの基本となる結び方で、クイックさが魅力です。さらに応用範囲が広く、針を結ぶときに使う「内掛け結び」やライン同士を結ぶときの「電車結び」などに派生させることもできます。
ユニノットの結び方はとても簡単で覚えやすいため結ぶ時間もかかりません。女性が結んでも比較的安定した強さのある結びになります。付け方のポイントはラインを巻き付ける回数を、多くても6回くらいにすることです。ラインを巻き付けすぎても強度が上がるということにはならないため注意が必要です。
ユニノットの結び方
①スナップにラインの先端を通して、10~15センチほど折り返します。
②ラインの先端を再び折り返して、輪を作りながら金属環の近くで2本のラインを束ねるように交差させます。
③作った2本のラインを束ねながら、ラインの先端を輪に4~5回くぐらせます。
④ラインの先端を締めて結びを作れば完成です。
スナップの結び方4:パノマーノット
パノマーノットは大物にも対応できるかなり強い結び方です。ほとんどの結び方は多少なりともスナップと結ぶことで強さが落ちてしまいますがパノマーノットはほとんど強さが落ちずにしっかりとスナップと結合させることができます。
パノマーノットの結び方
①ラインを2つ折りにしてスナップに通します。
②1で作った輪に先端を通して先端を開いてスナップをくぐらせます。
③そのまま道糸側にラインを締めて完成です。
パノマーノットのポイント
短所としては、ラインアイに 糸を2本通すため太いラインを 使う時は糸が通しにくいためクイックさに欠ける可能性があります。
また、メタルジグなどの大きなルアーを使う場合には、 あらかじめ気を付けて 工夫しておかないと 結ぶのが困難になります。さらにしっかりと付け方の手順を踏んで結ばないと非常に強度が落ちる可能性もあるので注意が必要です。
スナップの結び方5:ダブルフリーノット
ダブルフリーノットはラインとスナップの結束強度よりもルアーの動きを引き出し、よりナチュラルなアクションをさせることができます。昔から使用されている結び方で、太く直強力が大きいラインを使う場合には十分な強さが得られます。
しかし、アジングなどの細いラインを使う場合には強度が半減してしまうため注意が必要です。結び方自体はシンプルなためよりクイックさが求められる場面で活躍します。
ダブルフリーノットの結び方
①2つに折ったラインを1度結びます。
②折ったラインの先端をスナップに通し、さらにできた輪の中に入れます。
③①で作った結びを②に巻き付けます。①側のラインををゆっくり締めて完成です。
スナップの結び方6:ハングマンズノット
「ハングマン」とは「絞首刑執行人」という意味です。その名前のとおり絞首刑のときに使われていた結び方のようでスナップやジグヘッド側に負荷がかかるほど締め付けが強くなる仕組みになっています。
結び方は難しいですが、この結び方の最大の特徴は「PEラインとスナップ、ジグヘッドとの直結が可能」という点です。わざわざPEラインとリーダーを結合させる必要がありません。
ハングマンズノットの結び方
①ラインをスナップに通して5回ほど道糸に巻き付けます。
②巻き付けた先端を最後の巻き付けの輪に通します。
③そのままゆっくりと先端のラインを締めれば完成です。
スナップの結び方7:漁師結び
別名「完全結び」とも言われる結び方です。プロや漁師の方も実際に使っています。結び方自体は難しくありませんが100%の強度を発揮するためには何点かポイントがひつようとされていますが、最後の結び目がきれいにできているかどうかで判断できます。
また、この結び方をマスターできればスナップとラインの結合だけでなく、針とラインの結合にも応用させることが可能です。
漁師結びの結び方
①ラインを折り返してスナップに通します。
②そのまま先端のラインを道糸方向に4から5回巻き付けます。
③最後の巻き付けでできた輪に先端を通して締めれば完成です。
スナップの結び方8:深海結び
主に太めのラインを素早くスナップやジグヘッドに結ぶ際に用いる結び方です。また、エダス針の結びなどにも利用されています。パワーのある真鯛やブリなどの青物にはあまり対応できませんが、アジングやメバリング、シーバスゲーム、サビキやちょい投げなどで使用する場合なら十分強い結びになります。
また、この結び方は端糸をカットしないため糸くずが出ず、リーダーを短くしてしまうリスクやゴミが出ないといった点もメリットです。
深海結びの結び方
①ラインをスナップに通して輪を作ります。
②輪に先端を通して手を返し、輪を8の字にします。
③先端をスナップ側の輪に通して締めこめば完成です。
スナップとラインを結ぶ際のポイント
①唾などで水分を与える
ラインの中でも特にナイロンラインやフロロカーボンラインは締め付けと同時に摩擦が起こり一気に劣化していきます。摩擦熱を起こさずに強い仕掛けを作るために少しラインに水分を与えると効果的です。唾でも海水でも効果的です。
②最後の締め込みを行う
針やスナップ、ルアーとラインの付け方を紹介する本やサイトでは簡単に紹介されていることが多いですが、仕掛けを結び終わった後に、しっかりと道糸方向と仕掛け方向に締め上げるとより効果的です。
締め込みが甘いとキャストした際にすっぽ抜けたり魚がかかっても針や仕掛けごとバレてしまうことがくあります。特にPEラインやナイロンラインは滑りやすく、力がうまく伝わらずに結びができることがあるためかならず締め込みを行い、すっぽ抜けないか確認する必要があります。
③ラインの太さに合うスナップを使う
特に1号以下のラインを使用する場合は、スナップの大きさにも注意が必要です。超小型のスナップはラインを通す穴が非常に細くなります。
釣り場の強い風や寒さで結びや仕掛けづくりに影響が出る場合があるためある程度クイックに結べるよう自宅で練習する必要があります。近くの釣具店などで使うラインの太さとそれに見合ったサイズのスナップを選ぶことが大切です。
④ラインは勿体ぶらない
ラインを無駄に短くしてしまうことに対して「勿体ない」と感じる人もいます。しかし、慣れないうちはラインを長めに使い、仕掛けを結ぶ際のわっかなどを大きくすることが大切です。強い結びにするためには仕掛けをしっかりと手順道理に結ぶ必要があります。
ラインが短くなることを勿体ぶって中途半端に結びを作ってしまうと結びが原因でせっかくの大物を逃してしまうことにもつながります。クイックさやラインの浪費も大切ですが、慣れるまでは「結びを確実にできるようになること」が先決です。
⑤結び目がいつもと違うとき
ナブラが目の前で起こっていたり魚が自分の目で見えるところにいる場合など、針やルアーなど仕掛けの交換にクイックさが求められるシーンがあります。しかしそんなときに結び目に違和感があったときは、なるべくもう一度結びなおすことが大切です。
どうしても結び直したくない場面では、スナップとラインの結合部だけでなく針とラインの接合にも活躍する釣り専用の瞬間接着剤も販売されているので最終手段として使えます。
まとめ
このようにスナップとラインの結び方は多く存在します。自分が挑戦したい釣りにどのラインと結び方が適しているか(アジング、シーバスゲーム、ショアジギング、ちょい投げ、サビキなど)を考えて練習することが大切です。
どの種類のラインを使用するかによっても適した結び方があるため是非とも何種類か結び方をマスターして実際に活用してみてください。思わぬ大物に遭遇しても対応できる可能性がぐっとあがります。
ノットを結ばない方法
初心者の人などは暗闇の中で行うナイトフィッシングや冬の寒さなどでどうしてもうまく結べなかったり、1から結び直すときや、クイックさが必要な場面も釣りをしていると数多くあります。そんなときの対策として、「あらかじめリーダーとスナップや針が結んだ状態」で発売されている商品もあるため非常に便利です。
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