大阪のどんな夏祭りに行きたい?
暑さを吹き飛ばしたい夏になったら、どんな絶賛される祭りを見に行きたいですか?気になるジャンルから、訪れる大阪の夏祭りを検討してみてください。(当記事は2019年4月7日時点の情報を元に掲載しています。)
大阪三大夏祭り
他の何より夏を盛り上げる要素といえば、大阪で古来より三大夏祭りに数えられている3つの祭り。それぞれキタで開催の天神祭、ミナミで開かれる愛染(あいぜん)まつり、そして住吉大社で行われる住吉祭の3つです。家族連れやデートなどで、毎年数十~百万単位で人が押し寄せる特大イベントです。
盛大な花火大会の夏祭り
水辺で勇壮に大輪の花を開く花火は、まさに大阪の夏を飾る特別なイベント。大阪市内の淀川や堺市などで、毎年のように花火が大規模にドカンドカンと打ち上げられています。闇夜で水面に写り込んで感動をもたらす昔ながらの花火大会は、2019年のデートでは見逃せません。
屋台グルメが美味しい夏祭り
会場を訪ねてみれば、たこ焼きに大判焼きに五目焼きそばと、この時しか味わえないグルメの屋台がずらりと並んで、夏祭りを挽きたてます。美味しい物が並ぶ祭りが一番に求められるのも当然です。大阪の祭りによっては屋台のある・なしがはっきりしているので、事前の下調べも大切になってきます。
大阪で有名なおすすめ夏祭り①(大阪市)
天神祭
水上から天空までを舞台として人々が酔いしれる、天神祭は知名度も抜群です。平安時代に天満宮の創建から始まった祭りは、大阪の夏の三大祭りに数えられます。迫力ある花火などの行事の観覧、屋台グルメの堪能などを目的に家族連れやデート客が詰めかけ、毎年130万人もの人出のある大イベントです。
天神祭の見どころ
暗い午前4時の一番太鼓から、本番となる宵宮祭りの開始です。メインを飾るのがどんどこ船で、淀川の水上をザブザブ進む船渡御が見どころ。翌日の本宮祭の注目は陸渡御で、催太鼓を先頭に平安絵巻のような3千人の行列が大阪の街を進みます。夏の三大祭りの締めは、大川の闇夜を飾る盛大な花火です。
夏祭り基本情報
【開催地】大阪天満宮(大阪市北区天神橋2丁目)、天神橋、天神橋筋商店街、天満橋、桜之宮公園、北新地とその周辺
【日程】全日程:7月1日~25日、奉納ドラゴンボート選手権大会(7/15)、北新巡行・ギャルみこし巡行・御羽車巡行(7/23)、宵宮(7/24)、本宮・奉納花火(7/25)
【来場者数】130万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り②(大阪市)
愛染まつり
喧騒なミナミの街が浴衣の女性で溢れるきっかけになるのは、初夏に開かれる愛染(あいぜん)まつりです。聖徳太子が創建し、病気平癒や縁結びで知られる愛染堂のこの祭りは、大阪の三大夏祭りのひとつに含まれます。カップルを中心として、毎年20万人の人々が大阪市内の寺院イベントに詰めかけます。
愛染まつりの見どころ
初日の宵祭りは、厄除け祈願より始まります。例年大阪市内の派手なパレードや、愛染娘や屋台で盛り上がったこの夏祭りですが、昨年より原点に立ち返る理由から、これらの行事は全て廃止されました。愛染堂の境内では秘仏本尊御開帳や祭囃子など、三大祭本来の伝統的な姿を鑑賞することができます。
夏祭り基本情報
【開催地】愛染堂(大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5-36)
【日程】宵祭り(6/30)、大縁日(7/1)、残り福(7/2)
【来場者数】15~20万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り③(大阪市)
住吉祭
例年200万人もの膨大な人を動員する最大の夏祭りが、大阪で7月末に盛り上がる住吉祭。海神と神功皇后を祀る住吉大社は、古墳時代に創建された大阪屈指の有名な神社です。三大祭の中でも大阪を祓い清める意味合いを持った重要な神事でもあり、市内の神社周辺は多様な屋台と伝統色で活気づきます。
住吉祭の見どころ
海水で神輿を清める神事が海の日に行われて始まりを告げると、7月末からが三大祭の住吉祭りは本番を迎えます。平安装束の夏越女が知恵の輪をくぐる神事が過ぎれば、いよいよ最終日の神輿渡御が一番の見どころ。住吉大社の重さ2トンの神輿が担がれて、大阪市内の大和川の水中や市内を練り歩きます。
夏祭り基本情報
【開催地】住吉大社(大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89)
【日程】宵宮祭(7/30)、夏越祓神事・例大祭(7/31)、神輿渡御(8/1)
【来場者数】200万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り④(大阪市)
生國魂祭
ミナミで夏の風物詩なお祭りといったら、三大祭に入ることもある生國魂祭も必見です。舞台となる生國魂神社の創建は神武天皇の頃にまで遡るといい、大阪の国土神として古くから信仰されてきました。祭りは多数の屋台も出て、難波からもデートや家族連れの観覧客が多く、2日をかけ20万人を動員します。
生國魂祭の見どころ
初日の宵宮では枕太鼓を先頭に、金銀神輿や獅子舞が巡行して、家族連れを惹きつけます。翌日の本宮祭りは平安時代そのままの装束をした多数の男衆が、神輿を担いで谷町筋を北上します。大阪城内を練り歩く姿は、大阪の夏祭りでも歴史をひしひしと感じる一コマです。
夏祭り基本情報
【開催地】生国魂神社(大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9)
【日程】宵宮(7/11)、本宮(7/12)
【来場者数】20万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑤(大阪市)
なにわ淀川花火大会
川幅が700mに達している淀川は、言わずと知れた大阪では有名な大河です。夏の8月を迎えると、淀川を舞台とした一大イベント、なにわ淀川花火大会が行われます。市内の河川敷で盛大に打ち上がる花火と無数の屋台を求め、デートのカップルも目立つ祭りでは、毎年130万人もの人が心躍らせます。
なにわ淀川花火大会の見どころ
当日夜の淀川には、お弁当とお茶付きの観覧船が登場し、チケットはすぐ完売するほど人気です。大阪市内の十三(じゅうそう)側と梅田側の河川敷には、種類多様な観覧席が配置されます。夏の祭りでは累計1万発の花火が打ち上げられ、水中スターマインからグランドフィナーレまで華やかです。
夏祭り基本情報
【開催地】淀川河川敷(大阪市北区、淀川区、福島区)
【日程】8月第2土曜日
【来場者数】130万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑥(大阪市)
杭全神社夏祭り
荒ぶる神スサノオを祀っている杭全(くまた)神社は、大阪の平野の総鎮守として崇拝されてきました。夏の7月に4日間にかけて行われる杭全神社夏祭りは、市内でだんじりが荒ぶる様子が見られる、最大のイベントです。境内や街路には屋台も多くて家族連れで賑わい、毎年30万人が集まっています。
杭全神社夏祭りの見どころ
およそ1千年前の厄除け祭事がこの祭りの起源で、江戸時代の頃に神輿やだんじりを有する姿に変化しました。夏の当日には神社の周囲だけでなく、大阪市内に通る国道25号も交通規制がかけられます。赤い台形の太鼓台やだんじりが登場、イベントの一番の見せ場は迫力の九町合同曳行と宮入です。
夏祭り基本情報
【開催地】杭全神社(大阪府大阪市平野区平野宮町2-1-67)、南港通など周辺市街地
【日程】7月11日~14日
【来場者数】30万人以上
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑦(大阪市)
北御堂盆おどり
本来の名を本願寺津村別院と称する北御堂は、大阪の御堂筋にあります。夏の祭りでも注目の集まる寺院は、安土桃山の世に大阪に創建、昭和に再建された白い本堂は立派で存在感があります。8月下旬のお盆休みの頃になると、4万人が詰めかける大阪の一大盆踊りイベントが見どころです。
北御堂盆おどりの見どころ
境内には提灯でデコられて光輝く巨大舞台が登場し、河内音頭が生演奏される中で浴衣姿の男女による盆踊りが披露されます。子供に人気のゲームあり、抽選会もありと注目イベントが目白押し。大阪グルメを味わえる屋台も人気で、夏の祭りは盆踊りだけではない心躍る要素がいっぱいです。
夏祭り基本情報
【開催地】北御堂(大阪府大阪市中央区本町4丁目1-3)
【日程】8月下旬
【来場者数】4万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑧(大阪市)
七夕のゆうべ in四天王寺
極楽門や五重塔など極彩色の建築物がとても麗しい大阪の四天王寺は、かの有名な聖徳太子によって創建された寺院です。年間に様々な祭りとイベントも目白押しなところで、夏のデートに必見な魅力といえば、七夕のゆうべが一番手。カップルを中心に20万人が七夕の独特な光を目撃します。
七夕のゆうべの見どころ
最寄りの天王寺前夕陽丘駅から境内に向かう参道では、夏祭りの期間になれば鮮やかな笹飾りと吹き流しが出迎えます。境内で最大の見所は、400本の笹を配した笹トンネル。長さ27mの区間はLED3万球によって見応えある光の天の川が再現され、願いを込めた短冊を取り付ける大阪人の姿が絶えません。
夏祭り基本情報
【開催地】四天王寺(大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18)
【日程】7月初旬(金~日):笹飾り・笹トンネル・鎮魂の灯火
【来場者数】20万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑨(池田市)
がんがら火
かわいいウォンバットがいる動物園がいつも人気な五月山は、夏になると伝統のがんがら火の舞台となります。大阪の池田で江戸時代の頃、五月山の愛宕神社から始まったという火祭りの一種です。火除けの祈願と迫力に酔いしれようと、市内の沿道には1万人の人出があります。
がんがら火の見どころ
昼からは池田駅前に幾多の屋台が登場して家族連れが詰めかけ、市内は通行規制されています。夜にはいよいよがんがら火の大松明が登場、男衆が掲げる闇夜の炎が、愛宕神社から池田の市街地の3kmを練り歩きます。五月山の山肌には、炎で大・一の大文字が描かれるなど、大阪でも迫力満点な夏祭りです。
夏祭り基本情報
【開催地】五月山公園、愛宕神社、池田城跡公園、市役所など
【日程】8月24日
【来場者数】1万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑩(吹田市)
吹田まつり
すいたまんが名物となった吹田市で夏の最大のイベントが、2日続けて開かれる吹田まつりです。既に48年も続いた夏祭りには、1万人の人がやってきます。前夜祭は市内の江坂と千里南で、本祭りは大阪の吹田駅前が舞台です。祭り会場は屋台も並ぶので、デートにも家族の行楽にもおすすめです。
吹田まつりの見どころ
本祭では見応えある伝統の地車や、人気アニメキャラ、バトン隊などによるカオスなパレードが見られます。「好いた踊り」のダンサーがステージ上を乱舞し、ミュージックフェスティバルで楽器の演奏や歌声を耳にできます。大阪でも音楽と踊りが好きな人なら、訪れてみたい夏祭りです。
夏祭り基本情報
【開催地】前夜祭:江坂会場・千里南会場、本祭り:JR吹田駅前
【日程】前夜祭(7/28)、本祭り(7/29)
【来場者数】1万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑪(堺市)
堺まつり
継承されてきた伝統を余すトコロなく見られる堺まつりは、既に大阪で45年も続く夏の堺の風物詩。祭りの中心となるのは、東の堺東駅から西の堺駅まで伸びる大小路筋です。堺市役所や地元商店街も含まれ、沿道には屋台がずらりと勢揃いします。50万人もの人で埋め尽くされる、堺の特大イベントです。
堺まつりの見どころ
堺の地で1,600年に渡って繰り広げられた歴史が、大パレードで再現されます。大小路筋には古墳時代の武士、中世の平安装束、火縄銃隊なども登場するので必見です。夏祭りの市役所では商店街グルメフェスタも開催され、大阪上空に熱気球で舞い上がるなど、デートも色んな観点から盛り上がります。
夏祭り基本情報
【開催地】堺市中心街の大小路筋、市役所、堺山之口商店街、大仙公園など
【日程】10月20日:前夜祭・なんばん市、21日:大パレード・大茶会・商店街グルメフェスタ
【来場者数】50万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑫(岸和田市)
岸和田港まつり花火大会
もう戦後から65回も続けられた夏の岸和田港まつりで、一番の目玉となるのは花火大会です。海辺の会場には岸和田の屋台が立ち並び、市内の家族連れなど3万人が花火観賞に訪れています。大阪湾に面している岸和田港の岸壁が花火大会の舞台となって、夜空に1,500発を開花させます。
岸和田港まつり花火大会の見どころ
花火が上がる直前には、海上保安庁による放水ショーも観賞できるのがこの祭りの面白さです。夏の大阪の闇夜に次々と開く鮮やかな花火は、スターマインが10分で250連発したり、大型花火が上がったりと大迫力。東側の岸和田城から見る花火もまた格別です。
夏祭り基本情報
【開催地】岸和田港(大阪府岸和田市地蔵浜町・阪南港南1区岸壁)、周辺道路
【日程】7月末
【来場者数】3万人
大阪で有名なおすすめ夏祭り⑬(岸和田市)
岸和田だんじり祭り
超高速で膨大な人員が曳き回す姿に圧倒されてしまうのが、岸和田で夏の9月に開催されるだんじり祭りです。江戸中期に始まったこの祭りは岸和田城の周辺を舞台とし、町会から出るだんじりは78台と大阪でも随一の規模を誇ります。南大阪で一番のイベントには40万人の人出があります。
岸和田だんじり祭りの見どころ
1日目の宵宮の早朝から、カンカン場でだんじりパレードがスタートします。夜間になると200個の駒提灯が、夏のだんじりを照らす姿が壮観です。2日目の本宮祭りでは、こなから坂での高速やりまわしが大阪でも知られる大迫力ポイント。路上に300店もの屋台が並び、家族のグルメも満たされます。
夏祭り基本情報
【開催地】岸和田城周辺市街地
【日程】試験曳き:9月第1日曜・第2金曜、宵宮:第2土曜、本宮(本祭):第3日曜
【来場者数】40万人
大阪の夏祭りに行こう
夏祭りはデートや家族の楽しみに
格調も高く古式ゆかしい三大祭りを筆頭として、大阪の夏祭りに出向いてみれば、色んな興味深い見どころに満ちていると分かりました。2019年はお祭り騒ぎを目的にするも、デートや家族で過ごす目的にも、夏祭りを組み込んでみてはいかがですか。
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