ひまわり油とは
ひまわり油というは、皆さんもご存知の夏に黄色い花が咲くひまわりの種子を絞って取れた食用油のことを言います。抽出方法には圧搾法を用いています。食用ではありますが、美容や健康にいいとされ、今話題の油です。日本ではそれほど広く知られていませんが、一部の東南アジアや、欧米の方では「サンフラワーオイル」として市場に出回っています。ここでは、ひまわり油の成分から効能までご紹介します!また、ひまわり油を使ったおすすめの料理のレシピもご紹介していきます!
油の種類
まずは、食用油の種類をご紹介します。
食用油は、大きく分けて植物性油と動物性油の二つです。その名の通り、植物由来か動物由来かで分類されます。
植物性油
植物性油の種類とその原料は以下の表の通りです。世界には様々な植物性油があります。オレイン酸が健康にいいとされていますが、最もオレイン酸が含まれているのは、オリーブオイルと亜麻仁油です。
サラダ油 | 菜種、大豆、トウモロコシ、ひまわり、ごま、綿実、紅花、 米、米ぬか |
菜種油 | 菜種 |
大豆油 | 大豆 |
紅花油 | 紅花 |
ココナッツオイル | ココナッツ |
パーム油 | パーム |
ひまわり油 | ひまわりの種 |
亜麻仁油 | アマの種子 |
えごま油 | えごま |
ごま油 | ごま |
米油 | 米 |
オリーブオイル | オリーブ |
アルガンオイル | アルガンの木の実 |
コーン油 | トウモロコシ |
綿実油 | 綿実 |
動物性油
動物性油の種類と原料は以下の通りです。ラードや牛脂、バターなど馴染みのあるものが多いと思います。植物性油よりも動物性油は種類は少ないです。
ラード | 豚肉の脂肪分 |
ヘット(牛脂) | 牛肉の脂肪分 |
鶏油 | 鶏肉やレンダリングにより得られる脂肪分 |
バター | 牛乳から得られる脂肪分 |
魚油 | 魚から採取される脂肪分 |
ひまわり油の成分
代表的な食用ひまわり油の成分は、オレイン酸、リノール酸、ステアリン酸、パルミチン酸が含まれています。また、リノール酸を多く含んだものもあり、ひまわり油は、原料のひまわりの種子の品種によってその成分は異なる場合があります。
さらに、成分の一つのオレイン酸は、健康にとてもいい効果があると言われています。そのひまわり油の効能をご紹介します!
ひまわり油の効能
ひまわり油は、単価不飽和脂肪酸が含まれており、この脂肪酸の働きによって、効能が期待されています。また、多価不飽和脂肪酸や、飽和脂肪酸も含まれており、こちらはあまり健康に良い効果をもたらしません。返って危険になりますので、適度な量の油の摂取がおすすめです。
では、ひまわり油の効能を見てみましょう。
酸化防止
ひまわり油に含まれている単価不飽和脂肪酸の中で、オレイン酸がもっとも健康に良い効能を示します。このオレイン酸には体内で酸化されにくい特徴があり、消化・吸収を助けると言われています。また、オレイン酸と別にビタミンEも多く含んでおり、こちらも酸化防止に良いと言われています。
同じ効能をもつ食用油
同じく、オレイン酸がよく働く食用油に、オリーブオイルがあります。オリーブオイルでも、オレイン酸の体内での参加が防止され、消化・吸収が良いと言われています。また、この効能が植物油の中でもっとも良いとされているのが、オリーブオイルです。
ひまわり油の健康への効果
ひまわり油の健康への効果として働くのも、やはりオレイン酸です。最近、健康志向の方が増えて健康食品がブームになってきていますが、ひまわり油もその一つです。その効果は様々あり、動脈硬化・胸焼け・胃酸の過多・便秘・老化などの予防効果が挙げられます。
ひまわり油は太りにくい
揚げ物料理などを思い浮かべると、太りやすい印象がありますよね。ですが、ひまわり油は、飽和脂肪酸が少ないため、太りにくいという特徴があります。炒めものや揚げ物などに使ってみてください。しかし、いくら太りにくいとは言え、リノール酸が多めなので、使いすぎは危険ですので注意してくださいね。
ひまわり油は髪にもいい
ひまわり油は髪にもいいとされています。それは髪や頭皮の保護に良い効果のあるリノール酸やオレイン酸を多く含んでいるためです。使い方は簡単で、乾いた髪に馴染ませるだけでヘアオイルとして使うことができます。
おすすめのひまわり油をご紹介!
日本ではあまり主流ではありませんが、手に入れられるひまわり油は色々な種類があります。その中からおすすめのひまわり油を5つご紹介します!ひまわり油を使った料理とその作り方もご紹介していますのでそちらもご覧ください!食用にも美容にも使われるひまわり油は様々な種類がありますので、ここで紹介する以外にもぜひ調べてみてください。
おすすめ①モリーノ ミックスオイル
くせの少ないひまわり油と、オリーブオイルをミックスした油です。ひまわり油が80%、オリーブオイルが20%配合されています。揚げ物にも炒め物にも最適です!
おすすめ②CRUDIGNO 有機ヴァージン
価格も1000円程度のイタリア産のひまわり油です。ビタミンEも豊富に含まれています。コールドプレス法(低温圧搾法)という製法で作られています。栄養素やビタミンなどを製法途中で失うことなく作られるので、栄養価の高い油です。
おすすめ③ナチュロンオイル
天然100%の植物性美容オイルです。これを使うことで、お肌や髪に馴染み、しっとりとした肌や髪になりますよ。お値段は他と比べてもかなり高めですが、それだけ効果は絶大です!
おすすめ④オレインリッチ ピュア
オレイン酸は体にいいと分かっても、オリーブオイルだけで料理はできないですよね。そんな時におすすめなのが、このオレインリッチです。匂いはほぼ無臭で、おかし作りにも使えますよ。手頃な価格で、通販サイトでまとめ買いしやすいお値段です。
おすすめ⑤ハイオレック ひまわりオイル
通常、ひまわり油はオレイン酸80%が一般的ですが、このハイオレックのひまわりオイルは、85%以上のオレイン酸を含み、高級化粧品の原料としても使われています。また、ファーストクラス、ビジネスクラスの機内食の揚げ物や、ドレッシングなどにも使用され、品質の良い商品で有名です。
ひまわり油を使った料理のレシピをご紹介!
ここからは、ひまわり油を使った料理のレシピをご紹介します!ひまわり油は、揚げ物から、お菓子作りにまで使えるのでとても便利です!簡単に作り方も紹介しているので参考にしてください。匂いも無臭ですので、どんな料理にも合いますので、普段の料理にも活用されてください。
ひまわり油を使った料理①パウンドケーキ
ポイントとして、ひまわり油は、コレステロール控えめで、圧搾法の製品を選べば、ヘルシーな仕上がりになります。また、パウンドケーキですので、具材をアレンジすることで、色々な味が楽しめるのも楽しいですよ。
レシピ
・薄力粉 150g ・ベーキングパウダー 大さじ2分の1 ・ひまわり油 65g ・溶き卵 1個 ・砂糖 65g ・塩 少々
作り方
①薄力粉とベーキングパウダーを混ぜる。
②溶き卵、砂糖、塩、ひまわり油の順番に混ぜる。
③型に流し入れて、180度のオーブンで50分焼く。
お好みで、レーズンや、バナナ、シナモン、ナツメグなどを入れても美味しいですよ。
ひまわり油を使った料理②スコーン
材料が少なくても作れるのがスコーンです。通常スコーンはバターを練りこんで作りますが、ひまわり油を使ったスコーンは、出来上がりがサクサクしています。また、油だと生地に混ざりやすいので、初めての人でも作りやすいレシピです。
レシピ
・薄力粉 150g ・ひまわり油 大さじ2 ・きび砂糖 大さじ1 ・塩 ひとつまみ ・水 80mL ・ベーキングパウダー 大さじ2分の1
作り方
①薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩、ひまわり油の順に入れ、水を少しずつ入れながら混ぜる。
②スプーンで救い、天パンの上に落とす。(大体4つくらい)
③190度のオーブンで20分焼く。
ひまわり油を使った料理③野菜炒め
健康にも良いひまわり油でたっぷりの野菜を使った野菜炒めを作ってみてはいかがですか?便秘解消や、美肌効果もあるので、生活習慣病の改善も期待できます。季節の野菜や、食物繊維豊富な野菜などを使って作ってみてください!
レシピ
・豚肉 20g ・ひまわり油 小さじ半分 ・塩コショウ お好み ・食物繊維豊富な野菜(ごぼう、セロリ、アスパラガス、えのき、しいたけ、白菜、キャベツなど)
作り方
①ひまわり油をフライパンに温め、野菜を炒める。塩塩こしょうで味をつける。
食物繊維豊富な野菜を使うことで、ひまわり油と同じく、便秘対策に効果がありますよ。
ひまわり油を使った料理④とんかつ
油を使った料理といえば、揚げ物ですよね。ひまわり油は消化・吸収を助ける効果があるので、ぜひ使ってみてください。また、ひまわり油の成分のオレイン酸の効果により、酸化しにくい特徴もあるので、お弁当のおかずなどにも最適です。
レシピ
・豚ロース肉 200g ・小麦粉 適量 ・卵 1個 ・パン粉 適量 ・ひまわり油 適量
作り方
①豚ロース肉には切り込みを入れるか、フォークで穴を開ける。
②小麦粉+卵+パン粉の順につけて冷蔵庫に10分休ませる。
③ひまわり油で挙げる
ひまわり油の使いすぎは危険
摂取してはいけない油が、酸化した油とトランス脂肪酸です。また、摂取しすぎてはいけないのがリノール酸です。
ひまわり油このリノール酸が多く含まれていますので、摂取しすぎは危険です。リノール酸は、加熱すると体に危険と言われています。悪影響としては、脳細胞が破壊され、アルツハイマー型認知症の発症が有名です。
ひまわり油を使うときの注意点
ひまわり油の注意点は、油を酸化させないことです。もともと、オレイン酸やビタミンEが多く含まれていますので、酸化が起きにくいと言われています。賞味期限が過ぎたひまわり油は危険ですので使わないようにしましょう。また、アレルギーの危険もありますので、異常を感じたらすぐに使用を辞めて、病院にかかってください。
まとめ
いかがでしたか?ひまわり油はオレイン酸やビタミンEが豊富に含まれており、酸化しにくいことが特徴です。酸化しにくいと、リノール酸の働きを抑えるため、サラダ油などの他の食用油と比べても健康にいいとされています。しかし、油ですので、摂り過ぎはやはり危険です。適度な量で料理やお菓子作りを楽しんでください!揚げ物やお菓子の作り方も紹介した以外にも多くありますので、ぜひ一度調べてみてください!
ひまわり油の美容効果が気になる方はこちらをチェック!
ひまわり油の美容・健康に対する効果・効能が詳しくご紹介されています。また、美容品として使う時の注意点もまとめてありますので、使用前に一読をおすすめします!

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