スミス ロッドフェルールワックス ロッドのジョイント部分に SMITH ROD FERRULE WAX
ティムコ(TIEMCO) フェルールワックス【あす楽対応】
フェルールワックスで継ぎ目のメンテナンス!
継ぎ目の緩みを感じたらメンテナンス!
2ピース、パックロッドの継ぎ目をメンテナンス!抜けや緩み、継ぎ目のダメージを緩和してくれる「フェルールワックス」の注意点と使い方をご紹介します。使い方は非常に簡単なので、初心者の方にもおすすめ!手軽に試せるロッドメンテナンスをお探しの方は、是非チェックしてみてください!
フェルールワックスとは
継ぎ目の補修アイテム!
フェルールワックスは、ロッドの継ぎ目を補修するためのアイテムです。継ぎ目にある凹みを埋めるための修理キットで、ロッドの緩み、抜けを防止できます。継ぎ目部分は刺したり抜いたりを繰り返すことから、少しずつ削れて痩せていくものです。長期間使用した継ぎ目はワックスでメンテ!ピッタリハマる継ぎ目に調整して、快適な釣りを楽しみましょう!
ロッドを守るフェルールワックス
緩み、抜けだけでなく、ロッドを破損からも守ってくれるフェルールワックス。継ぎ目が緩いと曲がりが不自然になって一か所に負荷がかかる、目に見えない程度の隙間でガタついて、小さな衝撃を与え続けるといった症状が出てきます。どちらも気づきにくい症状ですが、ロッドの折れに繋がるトラブルです。継ぎ目が多いパックロッド、繊細なライトゲームロッドは特に注意!継ぎ目の進化で頻繁な補修は必要なくなりましたが、数年に一度はワックスで凹みを埋めておきましょう!
フェルールワックスが禁止されているロッドについて
ねじ込むタイプは禁止されている場合もアリ
フェルールワックスは禁止、極力使わないでほしいとコメントを出しているメーカーもあります。代表的なメーカーは2ピースメインのヤマガブランクスで、禁止の原因は他メーカーとは異なる継ぎ目の接続方法。真っすぐ差し込むだけでなく、ねじりを入れて噛ませる構造によるものです。逆に緩みを増長させるケースがあるため禁止している、と紹介されているので、気になる方はメーカーに問い合わせを行ってからメンテナンスを行いましょう。各メーカーとも電話、メールで丁寧に回答してもらえます!
禁止されているロッドに使用した場合
フェルールワックスの使用を禁止しているヤマガブランクスのロッドですが、使用後も問題なく使えている、効果を体感しているといったコメントも見受けられました。メーカー側が禁止としている以上自己責任になりますが、使用している方がいない訳ではなさそうです。使用後受け側が破損して差し込み側、受け側両方ダメになってしまうケースも考えられるので、初心者の方は釣具店へ持ち込んで相談してみましょう。
フェルールワックス使用時の注意点をチェック!
使用時の注意点を3つに分けてご紹介!
ワックスメンテの前に、使用時、使用後の注意点をチェック!元々は塗布されていないものなので、必要に応じて塗布する、使用後は固着やゴミの張り付きに注意する、といった点が気を付けたいポイントになります。性質を知っておけばメンテ後もいつも通り使えるので、まずは抑えておきたいポイントをチェックです!
①ワックスの効果をチェックしておこう!
フェルールワックス使用時の注意点についてです。差し込む側に厚みを出すメンテナンスになるので、元々厚さがあっていた状態に厚塗りすると、差し込みにくくなる、抜けにくくなるといった症状が出ます。新品の状態であればほんの少しでOK、薄い膜で保護する程度のイメージで行いましょう。抜けやすくなったと感じてから試す程度でも十分です!
②2回目以降は古いワックスに注意
こちらもメンテナンス時の注意点です。重ねて新しいワックスを塗る場合は、古いワックスの凹凸に注意。癖がついて劣化の具合に偏りが出ている場合があります。まずはいつも通り薄塗り、うまくいかない場合は爪でワックスの層を薄くしたり、600番程度の細かい耐水ペーパーで調整しながら塗ってみてください。カーボンを削るのはNGなので、ワックス層だけを調整するような作業が必要です!
③釣り場で継ぎ目が抜けなくなったら
フェルールワックスを使用する方には、必ずチェックしておいて欲しいポイントです。ワックスは粘性があり、寒さで固まる効果があります。気温が下がって抜けなくなったら、車のヒーター等で継ぎ目を温めて抜くのがおすすめ。固着同様ねじれると破損の原因になります。また、粘性から石粒等が張り付いた状態で抜き差しして、継ぎ目に傷が入ってしまうケースもあるので、差し込むときはゴミの張り付きを確認してから継ぎましょう。傷だらけになって受け側が痩せてしまった場合は、受け側のみを取り寄せて交換する必要があります。
フェルールワックスの使い方をに3つに分けてご紹介!
使い方は簡単!
フェルールワックスの使い方、メンテナンス方法についてです。基本は差し込み側、オス側を綺麗にしてフェルールワックスを塗布、指で薄く延ばして、何度か調整を行えば完成です。フェルールワックスと似た成分を持つ、ロウで行う場合も同じ方法でOK。ロッドの緩みが気になった方は、是非挑戦してみてください!
1.フェルールワックスの使い方:塗布面を綺麗に!
ロッドを洗っておこう!
まずはロッドの清掃!継ぎ目周りだけ綺麗にしておけば問題ありませんが、継ぎ目の受け側、メス側に汚れがあると調整が上手くかないケースが出てくるので、一度洗って乾かしてから行うのがおすすめです。流水でガイド、継ぎ目の内側も洗っておきましょう。陰干しでしっかり乾かしてから作業に入るとスマートです。メンテナンス後の注意点になりますが、ワックスやロウは温水で流れます。残したい場合は冷水、一度除去して、綺麗に塗りなおしたい場合は継ぎ目を温水で洗ってから調整に入りましょう!
塗布前に継ぎ目を再度チェック!
清掃が終わったら、継ぎ目の差し込み側、受け側を再度チェック。水分が残っている状態はNGなので、しっかり乾いていることを確認してから作業に入りましょう。清掃をスキップする場合は、差し込み側、受け側の砂やゴミに注意。ワックスで張り付けてから抜き差しを繰り返すとヤスリのようになるので、綺麗にしてから次のステップに進んでください。
2.フェルールワックスの使い方:ワックスを塗布!
ワックスは差し込み側のみに塗布しよう!
フェルールワックス、ロウどちらの場合も、塗布する面は差し込み側のみでOK。まずは大雑把に3本ほど線を引いて、塗り広げながら凹みを埋めていきます。厚塗りはトラブルの原因、後から調整できるので、控えめに始めるのがポイントです。凹みや削れは目に見えない程度である場合がほとんど、均等に広げられるような感覚で塗りましょう。
指で塗り広げていくのがおすすめ
先ほど等間隔で引いたワックスの線を、指で塗り広げていきます。タオルやティッシュも使えますが、糸くずや破片が張り付きやすいので指で行うのが簡単だと思います。指の腹で全体に広げるように、継ぎ目の刺さらない部分まで塗ってしまってOKです!
3.フェルールワックスの使い方:厚さを調整しよう!
何度か抜き差しして厚みを調整!
薄く塗布出来たら、何度か抜き差しして余分なワックスを除去します。差し込んで抜くと余分なワックスが押し出されるので、拭きとって塗布量を調整していきましょう。段差になった部分を指で均し、再度抜き差ししてなだらかな継ぎ目を目指します。スムーズに抜き差しできる状態で、段差が無くなれば作業は完了です!
パックロッドは全箇所メンテしよう!
2ピースは継ぎ目が一か所なので簡単、パックロッドは継ぎ目が多く手間がかかります。継ぎが多い分パックロッドの方が負荷がかかりやすいので、面倒でも全箇所しっかり行っておきましょう。グリップに差し込むタイプの2ピースにも有効です!
フェルールワックスメンテの頻度について
初回はゆるみを感じたら
新品の状態で塗ってしまう方法もありますが、初回のメンテナンスは購入後一年程度からでも十分。継ぎの厚みは十分で、緩みはほとんど感じないと思います。2ピースを中古で購入した場合や、継ぎ数が多く消耗が気になるパックロッドは早めの塗布がおすすめです。寿命を大きく伸ばしてくれるアイテムなので、是非試してみてください。
2回目以降は5回に一回程度
2回目以降は数釣行に一回程度がおすすめ。温水を使用した場合は塗りなおし、冷水であれば3回から5回に一回程度で十分です。作業自体は数分で終わってしまう内容なので、ワックスやロウを作業場に用意できればあとは簡単!リールの注油と合わせて、セルフメンテナンスで快適な釣りを楽しんでください!
フェルールワックスの使い方を動画でチェック!
フェルールワックスの作業をチェック!
パックロッドにフェルールワックスを塗布する動画です。少々厚めに塗って、余分を多めに除去する方法が紹介されています。目安は全面につやが出る程度、継ぎ目から余分が出ない程度が基準で、しっかり塗りこんでいます。ワックスはロウより柔らかく扱いやすいので、綺麗に仕上げたい方には専用のアイテムをおすすめします!
ロウの作業をチェック!
ロウを使って継ぎ目を補修する方法を紹介している動画です。ロウソクを使う場合はワックスよりも少なめ、軽く数回こすりつける程度でOK。ワックスよりも除去しにくいので、少ない回数から調整を行いましょう。自宅にあるもので簡単な補修から始めたい、そんな方にはこの方法をおすすめします!
おすすめのフェルールワックスはこちら!
代表的なアイテムを2つご紹介!
代表的なフェルールワックス2本をチェック!スミス、ティムコとルアーでも有名な2社のアイテムをご紹介します。釣具店、通販で簡単に手に入るアイテムなので、初心者の方も気軽に挑戦してみてください!
①スミス「ロッドフェルールワックス」
スミス ロッドフェルールワックス ロッドのジョイント部分に SMITH ROD FERRULE WAX
ルアーが有名なスミスのフェルールワックスです。Amazonレビュー数が多く、定番から始めたい方におすすめ。リップクリームやスティックのりのような形状になっていて、手軽に使える構造です。インプレでの評価も非常に高く、玉ノ江や振り出しロッドに使っても効果はバッチリ!2ピース、パックロッドだけでなく、さまざまなロッドに使用できる便利アイテムです。
釣り場で玉ノ柄が全節固着してしまい、車載の為に#1を折って持ち帰るという、悲惨な目に合ったので購入しました。 塗ると伸縮や継ぎの際、ネットリした感触になり固着しづらそうです。 テレスコピックは今までより伸びるし、2ピースロッドは今までより深くまで差し込めます。
②ティムコ「フェルールワックス」
ティムコ(TIEMCO) フェルールワックス【あす楽対応】
こちらも有名なルアーメーカー、ティムコのフェルールワックスです。割引率の関係で前後するケースがありますが、先ほどご紹介したスミスのワックスより若干手ごろな価格。一回で使う量が少ないので、一度購入すれば数年単位で使用できます。こちらもインプレの評価はバッチリで、ロウより使いやすい、使用感がよかったといったコメントも見受けられます。より快適に、確実にメンテしたい方には、専用製品のフェルールワックスをおすすめします!
つなぎ目が元から少し緩かったのが2年も使い続けていたらゆるゆるになってしまった。ろうそくのろうでごまかしてきたけど、暑い日に塗ってしまうと、ろうが溶けて逆に抜けやすくなってしまった。こちらは暑かろうが寒かろうが関係なしに使えるし大変満足です^^
フェルールワックスでロッドを長持ちさせよう!
抜けと緩みのメンテにはフェルールワックス!
2ピース、パックロッドの抜けと緩みを緩和してくれるフェルールワックス。あまりメジャーなアイテムではありませんでしたが、大手運送会社の対応長変更など、今後はルアーロッドのマルチピース化が進みます。2ピース以上であれば多くの場合効果があるので、即実行しない方も是非チェックしておいてください!
パックロッドが気になる方はこちらもチェック!
パックロッドが気になる方は、下記のリンクをチェック!2019年の新製品、ダイワ「エアエッジ モバイル」と2018年のパックロッドまとめをご紹介します。コンパクトにまとまって持ち運びに便利!パックロッドは特に効果が大きいので、是非フェルールワックスも合わせて試してみてください!
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