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冷凍庫が冷えない/凍らない!故障かなと思った時の原因と対処方法を徹底解説!

どの家庭でも使用している冷凍庫ですが、冷えないと感じたことはありませんか?製氷機が凍らないなど、氷が造れないと夏場は大変ですよね?もしかしたら「故障かも」と思うことでしょう。なぜ、冷凍庫は冷えないのか?その原因と対策法を紹介します。
更新: 2024年7月3日
haduki0
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冷凍庫が冷えない原因:1「開けっ放し」

冷凍庫が冷えないのは、扉が開けっ放しな可能性があります。冷凍庫の扉が空きっぱなしになるとそこから冷気が逃げてしまい、設定した温度を保つことができないからです。

また、同時に外の温かい気温も冷凍庫に入ってきてしまい、結果として冷凍庫が冷えないという結果になるわけです。うっかり閉め忘れたのならともかく、原因があって開けっ放しになっているなら対処しましょう。

開けっ放しの対処法:1「量を減らす」

冷凍庫が開けっ放しになる理由は、冷凍庫の中身が多すぎる可能性があります。物が大量に入っているため扉が閉じず、閉めたと思っても隙間ができてしまうのです。冷凍庫は物を沢山いれて互いに冷やす方が効率が良く安上がりともいいますが、あまりに詰めすぎると開けっ放しになり逆効果だということを肝に免じておきましょう。

開けっ放しの対処法:2「パッキンの確認」

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開けっ放しというわけではありませんが、冷凍庫のパッキンが破損している可能性があります。パッキンとは扉と冷凍庫の隙間を埋めるためのもので、パッキンが破損しているとそこから冷気が逃げてしまい、開けっ放しと同じような状態になってしまいます。

パッキンは破損していても扉は閉まるため、意外と気が付かないことが多い場所です。冷凍庫が冷えないと感じたらパッキンを疑ってみてください。

冷凍庫が冷えない原因:2「霜や氷ができている」

冷凍庫が冷えないのは、冷凍庫内部に霜や氷ができている可能性があります。一見すると霜や氷が付くことでより冷凍庫内が冷えると思うかもしれませんが、霜や氷が冷凍庫内に張り付くと、それらが邪魔をすることで排熱などを阻害して十分に冷凍機能が効かなくなってしまいます。

特に、冷風機の部分が凍り付くと冷風が出せずに冷やすことができません。冷凍庫は多少の霜程度なら自動で除去する機能はありますが、氷までは無理ですので凍らないよう対処する必要があるでしょう。

霜や氷ができる理由

霜や氷ができる理由は、冷凍庫の扉を開けた際に外気が入り込み、それに含まれる湿気が冷凍庫内で凍るからです。ですので、外気の湿気が極力冷凍庫内に入らないようにすれば凍らないわけです。

扉の開閉を少なくしたりなどの開いている時間を減らすのはもちろん、扉を開けすぎない、冷凍庫内にビニールカーテンを入れるなどの外部と内部の空気交換を減らす対策も効果があります。外気をあまり入れないよう注意して凍らないようにしましょう。

霜や氷の対処法:1「霜を拭き取る」


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霜程度なら直接拭き取って除去することもできます。布巾などでそぎ落としてください。もし、簡単にそぎ落とせないなら水拭きやお湯をかけると霜が溶けるので簡単にふき取りことができます。

ただし、その後は乾拭きでしっかり拭き取らないと、水気が凍って大変な目に合いますので注意してください。もっとも、多くの冷凍庫は凍らないように霜の除去装置があるため、霜程度で問題になることは稀ですけどね。

霜や氷の対処法:2「氷を砕く」

氷が張り付くようになると拭き取るだけでは除去しきれません。そのため、氷を砕いて剥がす必要があります。ハンマーやアイスピックなどを使えば氷を砕けますので、後は剥がして氷を捨てるだけです。

ただし、氷を砕く際はゆっくり丁寧に行ってください、勢い余って冷凍庫自体を壊してしまう可能性があります。場合によっては修理が必要なレベルの故障になることもありますので、氷が固すぎる場合は別の方法を試してからの方が良いでしょう。

同じように、氷を剥がす際も、無理やり剥がすと故障しますので注意してください。

霜や氷の対処法:3「ドライヤーで温める」

氷が砕けないようならドライヤーで温める方法もあります。電源プラグを抜いて送風を止めさせ、霜や氷に直接ドライヤーを使用します。温風を当てれば霜や氷は溶けるので、後は溶ける際に出た水を拭き取ったり、氷を丁寧に剥がせば冷凍庫内は綺麗になります。

状況によって変わりますが、ドライヤーで約1~2時間程度暖めれば完了しますので、冷凍品が溶ける前に対処することもできるでしょう。

霜や氷の対処法:4「開けっ放しにする」

ドライヤーなどを使わずに、ただ扉を開けっぱなしにしておくだけでも構いません。ドライヤーの時と同じように電源プラグを抜き、後は扉を開けて放置するだけです。ドライヤーでなくても外気温によって霜や氷は溶けるので、後は水を拭き取れば完了です。

ただ、この方法は氷が溶けるまでに時間がかかります。状況にもよりますが、夏でも数時間~1日、冬だと数日かかることもあり、冷凍品が残っているならできません。他の冷凍庫に避難できないなら、計画的に冷凍庫を空にする必要があるでしょう。

簡単な方法ではありますが、場合によっては氷を剥がしたりドライヤーを使った方が良いかもしれません。

冷凍庫が冷えない原因:3「温度設定」

冷凍庫が思ったより冷えない理由は温度設定を変えている可能性があります。冷凍庫によっては弱から強のように温度設定ができる物もあり、冬になると節約のため温度設定を変える人も結構います。

ですが、温度変更をしたまま忘れて夏になってしまい、「思ったより冷えていない」事から故障と勘違いする人も少なくありません。弱でも冷凍はされていますので中の食品が全滅することはありませんが、アイスなど溶けることもあります。

自分は忘れやすいと思ったら、紙などに現在の設定温度を記載して見える場所に貼っておくといいでしょう。

冷凍庫が冷えない原因:4「詰め込みすぎ」

冷凍庫に物を入れすぎると、扉が閉まらないだけではなく送風場所を物で塞いでしまうことがあります。氷と同じように冷風機を塞いでしまうと冷気が十分に行き届かず冷凍庫が冷えなくなってしまいます。冷凍庫の中身はほどほどにしておきましょう。


冷凍庫が冷えない原因:5「排熱の問題」

冷凍庫内だけではなく冷凍庫外に原因がある可能性もあります。

冷凍庫には機会熱などを排出するための背後(物によっては側面)に放熱板が取り付けられているのですが、それを覆ってしまうと放熱が上手くいかず、冷凍庫の機能が低下したり、冷凍庫内に放熱しきれない熱が溜まってしまうことがあります。

そのようなことにならないよう、背後に物を置いたり、壁ギリギリに冷凍庫を置かないようにしましょう。場合によっては故障だけではなく、熱によって火災になることもありますので注意してください。

冷凍庫が冷えない原因:6「プラグが抜けてた」

意外なところで電源プラグがコンセントから抜けている可能性があります。「そんなことありえない」と思うかもしれませんが、「冷凍庫のプラグは刺さっている」という先入観によって電源プラグが抜けていても気がつかないことが多いのです。

掃除機が当たった、足でコードを引っ張ってしまったなど可能性はいくつもあります。「故障かな?」と思ったら、とりあえずコンセントを見てみましょう。

冷凍庫が冷えない原因:7「故障」

様々な対処をしても直らないようなら故障の可能性があります。その場合は仕方はありませんので修理に出しましょう。一般的に5~6年ほど経つと経年劣化によって故障し始めますが、それ以前でも故障するときは故障しますので、冷えない・凍らない原因がわからなければ故障と判断し修理に出した方が良いです。

判断が早ければそれだけ修理も早くなり、食品が溶けるのを減らすことができます。例え故障でなかったとしても、原因がわからなければ修理業者などに電話しましょう。

電話番号はわかりやすい場所に

万が一故障した時のため、修理業者の番号はわかりやすい場所にメモしておくといいです。説明書や保証書に電話番号が記載されてはいますが、月日が経つとどこにしまったか忘れてすぐに電話することができません。

そのようなことが無いよう、説明書や保証書をわかりやすい場所に保管したり、修理先の電話番号をわかりやすい場所に貼って置くと、いざ壊れた時にすぐに修理に出せて、食材を無駄にしないですむかもしれません。

冷凍庫はリセットすれば直る?

「電化製品はリセットすれば直る」と言う話は多く、電源プラグを抜いてリセットする人もいます。実際にその方法で直ったという話も耳にしますが、多くの場合は原因が解決していませんのでリセットしても直りません。システムエラーの場合は直る可能性があるため試してみるのはいいですが、別に原因があると思って行動した方がいいでしょう。

冷凍庫が冷えないと無駄が増える

冷凍庫が冷えないと無駄が多くなります。早めに対処する考えを持ってもらうため、冷凍庫が冷えないことでの損を紹介します。


電気代の無駄

冷凍庫が冷えないと電気代が高くなります。本来なら密封された冷凍庫によって冷気を逃がさず、それによって冷やすための電気代も少なくてすむのですが、何らかの原因によって冷えないと、常に冷凍庫の中の温度を低く保とうと稼働して、電気代が高くなるのです。

冷凍庫は常に開けることのある場所ではありませんので、冷えないからといってすぐに気が付くとは限りません。月の電気代を確認して、いつもより高いようなら冷凍庫の異常を疑ってみた方がいいです。

食品の無駄

冷凍庫が冷えないと中の食品が溶けて無駄になります。冷凍庫の最大の魅力は「食品を冷凍して長く保存できる」ことです。そのため、肉やご飯、お弁当のおかずなどを沢山ストックしている人も多いのではないでしょうか?

ですが、冷凍庫が冷えないと完全に冷凍されませんので食品が傷んでしまいます。たとえ冷凍庫が冷えていなくても、すぐに判明して対処すれば間に合うことも多いです。折角の食品が傷んで捨てることのないように日頃から冷凍庫の冷え具合を確認するようにしましょう。

まとめ

冷凍庫が冷えないのには様々な理由があります。故障も含めて、どれも日常的にある可能性ばかりです。中でも、霜や氷が付いて冷えないのはどの家庭でもある問題といえるでしょう。冷えない・凍らないと思ったら、まずは霜や氷を確認して除去することから始めるといいです。

「冷凍庫が冷えなければ買い替えればいい」と思うかもしれませんが、冷えない原因は簡単なことかもしれません。修理も安くて早く終わることも多いですので、冷えないからといって諦めずに対処するようにしてください。

冷凍庫の対処法が気になる方はこちらもチェック!

冷凍庫が冷えない理由には物が詰め込みすぎな可能性があります。冷凍庫の中の整頓術を紹介している記事もありますので、冷凍庫内をスッキリさせて保温性を高くしてみませんか?