ムーンライトテントとは
モンベルの代用的なテント
登山用品から自転車、保険関係とアウトドア用品を幅広く手がけているモンベルの代用的なテントの1つがムーンライトテントです。設営方法はポールを組み立てていくのですが、大型のムーンライトテント5型以降の大型のサイズを含め、すぐにムーンライトシリーズと分かるぐらい不思議な形をしています。サイズのバリエーションはソロ用から5人や9人用と豊富なところはモンベルの特徴になります。
モンベルが一番最初に発売したテント
モンベルは今では日本を代用する有名なアウトドアブランドになりムーンライトテント以外にも有名なテントはたくさんあります。例えばドームテントですが、ポールの交わる角度を工夫することで広く使えようになったクロノスドームや広い前室のあるクロノスキャビンなどムーンライトテントより新しいテントが発売されていますがモンベルが一番最初に発売したムーンライトテントは今も現行品として発売されていて40年の歴史があります。
ムーンライトテント共通の特徴
モンベルのロングセラーとなった理由
40年前となるとテントの使い方には、現在との違いがたくさんあり、現在発売されているポール一本で簡単に設営できるワンポールテント、一般的なドームテントもないような時代になります。
ムーンライトテントはそんな時代から発売され、スペックや仕様を変更したりしながら現在もツーリング、キャンプ、登山といろいろな使い方ができるためロングセラーになっています。なぜムーンライトテントは今も人気なのかその紹介します。
ムーンライトテントの特徴1
月明かりだけで設営ができるほど簡単なのでムーンライトテント名付けられたと言われています。1~3型、5~9型では大きさ、形が大きく変わりますが設営が非常に簡単のは同じで独自設計のA型フレームで初心者の方でも一度設営したら次からは取扱説明書いらずで使い方がすぐわかると評判になっています。1~3型に関しては小さいサイズなのでさらに素早く簡単に設営できますよ。早い方なら10分前後で設営できるぐらい簡単です。
自分はモンベルのムーンライト2型含むキャンプ道具を40ℓのホムセン箱に全部詰めて使ってますよ。収納サイズ46×16cm(公式)
— まりあり@Ninja400 (@mariari4173) September 1, 2018
このテントは慣れれば10分くらいで設営できて身長180くらいでも足伸ばして寝れます。でも最近買ったコットがでかすぎてそれだけで中がうまるので3型が欲しい今日この頃... pic.twitter.com/fEQUH8MWtg
ムーンライトテントの特徴2
ムーンライトテント1型、2型は3型より小さいサイズのため自転車でのキャンプやツーリングといろいろな使い方ができるため人気商品です。そのため通販サイトでは売り切れることが多々あり在庫が残っていても定価より少し高いということもあるので、アウドドア用品店、モンベル公式の通販サイトをこまめに確認してみましょう。3型も人気キャンプ漫画「ゆるキャン△」でに登場しているため漫画からキャンプに興味を持った方に人気です。
ムーンライトテント型ごとの違い
ムーンライト1型、2型との違いはサイズ
ムーンライトテント3型まではよく似た形状をしていますが、細かな部分で違いがたくさんあります。例えば使用人数が1型はソロ向けなのでサイズが最も小さく、2型は2人での利用できますが、荷物をたくさん収納できるほど余分なスペースはあまりないため2人でする荷物がたくさんあるキャンプには不向きですが、ソロキャンプならゆとりのある広めのサイズとなり使いやすいです。インナーの形状は1型、2型にくらべ3型では大きく違います。
ムーンライト1型、2型との違いは前室
1型、2型より3型はテント内が広くなっているためテントの構造が少し違います。形状が大きくなり1型、2型は奥になるほどインナーの高さがなくなりますが、3型は綺麗な台形をしていて奥になっても高さは入口部分と同じで115cmもあります。ほかにも3型には前後に前室ができるようになり荷物をフライシートの下にたくさん収納できるようになっていて前室の広さも1型、2型より広いです。
違いの早見表
ムーンライト | 1型 | 2型 | 3型 |
重さ | 2.3kg | 2.8kg | 3.8kg |
高さ(最大) | 106cm | 120cm | 136cm |
前室サイズ | 45cm | 80cm | 95cmが2箇所 |
サイズ | 110×220×70(奥) | 150×220×90(奥) | 165×210 |
3型は長方形ですが、1型と2型はテントの奥になるほど幅が広くなっています。
ムーンライトテント3型の使い方1
A型フレームができるまで
現在では珍しいA型フレームですが、組み立てるのは非常に簡単で説明書見なくてもポール同士が丁寧に丈夫なショックコードでつながっているので、そのままショックコードがつながっているポール同士を組み立ててソケットに通すだけでA型のフレームが完成します。この際ソケットより外側のフレームが飛び出しているので注意してくださいね。グランドシートを使う場合はあらかじめ敷いてその上でポールを組み立て行くといいですよ。
あとは吊り下げていくだけ
現在は大型のツールテントのインナーなどで主流の吊り下げ式ですが、ムーンライトテントは40年ほど前から吊り下げ式となっていて当時からスピーディーに設営できるテントでした。吊り下げる時は樹脂のパーツだけではく、ゴム製のロープを使って止めていくのが他の吊り下げ式と少し違う点です。その後はフライシートをテントの4隅と側面にトグルやフックで引っ掛けて風で飛ばされないようにペグダウンして完成です。
撤収する時
撤収する時にポールを折りたたんでいきますが、必ず真ん中から折りたたんでいきましょう。こうすることでポール同士をつないでいるコードに均一に負荷がかかり、途中でちぎれにくくなります。これはムーンライトテントにだけではなく折りたたみ式のポールの使っているすべてのテントで覚えておきたい使い方です。
ムーンライトテント3型の使い方2
キャンプで使うならタープと併用を
先程紹介したようにムーンライトテントはタープを使わなくても作業できるほど前室は広くありません。そのためキャンプではタープをうまく使わないと、リビングスペースを確保できないので注意しましょう。使用するタープはどんなメーカーのものでも耐水圧が高く雨風や日差しを遮ることができるなら何でもいいのですが、ムーンライトテントの明るいグリーンはモンベルのミニタープやビッグタープと揃えると統一感があります。
ソロで使うならタープはいらないという考え方も
3型をソロで使うとかなり広いためタープと一緒に使わなくてもテント内で簡単な調理も可能です。ソロだとタープを張ること自体が面倒なため省略する方も多く前室が広いと特に省略したくなります。仮に雨が降ってきてもムーンライトテントは1500mmの耐水圧あるので前室が95cmあれば十分です。1~2型と比べると登山、自転車でのツーリングは3型は重たいためあまり向きませんが、1型、2型は登山、自転車でのツーリングもできますよ。
ムーンライトテント3型の使い方3
色について
ムーンライトテントは鮮やかな蛍光のグリーンと控えめなアイボリーの2色で発売されています。蛍光色のグリーンは非常に目立つためアイボリーを買う方も多いです。グリーンはテント内からも鮮やかなグリーンの光が入ってくるため、グリーンの補色である赤が見えてくるという評判もあり、寝る時にしか使わないようにしたり日が落ちてあたりが暗くなってから使うというと大丈夫です。
カモフラージュ柄を使う
ムーンライト3型にはグリーン、アイボリーの他にカモフラージュ柄のフライシート「カモフライ」が別売りされているので、そちらを使うと色の問題はなくなります。カモフラージュ柄の評判はよく明るい色ではないので自然の中に馴染みますよ。またカモフライを装着すると、普通のキャンプだけではなくバードウォッチングでも使いやすくなるため使い方の幅が広がるアイテムです。テントに付属のフライシートは予備として使えますよ。
ムーンライトテント3型の使い方4
ツーリングでの使用
ツーリングにムーンライト3型を使う、候補にするという方も多いです。実際ツーリングで利用したことがある方もいるぐらいですが、3型は少し収納サイズが大きいためツーリングもできますが、ツーリングに向いているテントと言えるかというと答えは「ノー」です。タウンユースモデルが街でも使えるようにツーリングにも使えるというだけで向いているテントではないので注意してくださいね。
収納サイズに注目
重さに関してはバイクならムーンライト3型でも問題ありませんが、ポイントとなるのが収納サイズです。ムーンライトテント3型はおよそ17×46cmと小さいですが、小型のバイクには少し大きいサイズです。コンパクトな収納サイズを重視する場合ははムーンライト3型でのツーリングよりもムーンライト2型を使うことが多いのが現状になります。ムーンライト3型は基本的にはキャンプ向けで、ツーリングも一応できるという立ち位置です。
ムーンライトテント3型の使い方5
シェルターとしても使える
ムーンライトテントの設計自体は1970年代の始めと言われています。そんな古い設計ですが吊り下げ式のインナーを採用しているため、現在の人気のドームテントやワンポールテント同じようにフレームとフライシートだけ使えば、シェルターとして使えます。このためインナーを使わず、コットだけで過ごすというベテランキャンパーもいるほどです。フライシートの性能は高く難燃性にシームテープ加工です。
3型だからコットが使いやすい
コットは寝心地がよくアウトドアで使いたいベッドですが、そのまま寝るより高くなるので背の低いテントだと高さが気になります。ムーンライトテント3型は高いのでコットが利用できますよ。
ムーンライトテント3型の魅力
前後に荷物が置ける
中型~大型バイクならツーリングにも使える便利なテントですが、ムーンライト1型、2型にはない魅力もあります。1つ目はやはりサイズが大きいため前室が2つあるということです。前後の入り口をメッシュにしてトンネルのようにすることもできますが、後ろ側にも荷物が置けるので荷物がたくさんあっても通気性を損なうことはなく快適に使用できます。通気性がいいということは結露も起こしにくくいいのです。
四角い形状
ムーンライト1~3型外見は似ていますがインナーの形が全然違います。3型は現在のドームテントと同じような長方形なのでインナーテントの奥の方でも広々と使える魅力があります。1人で使用した場合大の字になって寝ることができる広さがあるので、小さな子供1人と親1人の親子キャンプでも楽しめますよ。高さも一番高い中央では115cmあるので現在のテント同じように圧迫感もすくないテントです。
ムーンライトテント3型の評判
ムーンライトテントの口コミ・評判を紹介
ムーンライトテント3型の口コミやレビュー、評判を紹介します。なぜ古い設計のテントが今でも評判がいいのかよく分かりますよ。
耐久性について
キャンプを良く行く方からも評判がよく、ヘビーユーザーからも支持されています。低価格のテントでは耐久性は不明ですが、モンベルは高品質です。
アニメ「ゆるキャン」の影響でMontbellのテント、ムーンライト3型が爆売れしていると聞いた。2004年から使ってて、当時は年間50泊くらいキャンプしてたけど、設営も楽で雨にも強い良いテントですよ。 pic.twitter.com/sRY2O6nau1
— SaltyDog/塩崎省吾 (@SaltyDog_wow) May 27, 2018
使い勝手の評判
ソロなのにムーンライトテント3型だと広すぎるかもしれませんが雨の時はやはり広いほうが何かと便利です。収納サイズや重さに違いがありますがゆったり使いたい場合は2型より3型がいいでしょう。
一応、と書いたのは~全てのテントがそうであるように、3人が横になることが出来る、というだけで 快適に過ごせるサイズではないので注意が必要です。 1人ならば荷物も入れてラクラク、、調理とかも出来ちゃいます。 2人ならば荷物を入れてまぁなんとかのサイズ。 3人入ると荷物を室内に入れるスペースはありません。(これは殆どのテントでそうですが)体格によっては寝返りも窮屈かも?
ムーンライトテント3型のまとめ
ムーンライトテント3型はいろいろ使える
背が高いこともありムーンライトテント3型はシェルターのように使ったり、ツーリングから車で行く普通のキャンプにも対応できる便利なテントです。そしてムーンライトシリーズならではの簡単な設営方法のおかげ初心者から上級者まで簡単に組み立てることができるので、これからキャンプをする方にもおすすめです。ムーンライトテント3型は時々売り切れるので欲しい方は公式HPなどをチェックしましょう。
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