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スキーハーフパイプの魅力は?選手含めた楽しみ方と練習できるスキー場をご紹介!

最近のスキーヤーの中でも、ハーフパイプに挑戦する人というのが増えてきています。ハーフパイプはスピードよりも技を決めた時のかっこよさを競うもので、技術力が求められるスポーツです。今回はスキーハーフパイプについて書いていきます。
2020年8月27日
木下雄太
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スキーハーフパイプが熱い!!

スキーと聞くと、アルペンスキーのようにゲレンデを滑るようなイメージがあります。しかし、今新しい形のスキーであるハーフパイプが注目されています。スピーディに滑るだけでなく、アクロバティックなスキーができると大勢の人から注目されるようになりますよ。

かっこよく楽しめる

スキーハーフパイプは、様々な技を披露して人々を魅了する競技です。技が決まった瞬間は本当にかっこいいのですが、当然のことながら練習は必要です。スキーハーフパイプは、フリースタイルの種類の競技です。その種類名通り自由度も高く、高度なスタイルの技が決まったらすごく気持ちいいですし、達成感があります。しかし、そうなるまでには練習に練習に、更に練習を重ねなければなりません。フリースタイルのスキーハーフパイプはそういう競技なのです。

スノボーの方が注目されがち

ハーフパイプを用いたフリースタイルの競技は、スキーよりもスノーボードやスケートボートのほうが強い印象がある人も多いかと思います。実際に、ハーフパイプというとフリースタイルのスキーよりもそれらの方が人気は高く練習してる人も良く見かけますし、スター選手も多かったです。しかし、オリンピックでの活躍からか日本でも注目され、多くの人がフリースタイルやハーフパイプのスキーに興味を持ちスキー場で練習する姿が見られるようになりました。

スキーハーフパイプはどんな競技?

先述のように、スキーのハーフパイプはフリースタイルという種類の競技です。ハーフパイプ、文字通りパイプを縦に裂いて倒したような雪道の中で行われます。フリースタイルのスキーを極めますと動画のような動きをハーフパイプの中でもできるようになりますが、そうなるまでには練習を重ねた上で更に練習をしないと非常に危険です。どの競技もそうですが、特にハーフパイプというフリースタイルスキーは、怪我をしやすいが故に練習が重要なのです。

感じとしてはスノボーに近い

フリースタイルであるスキーハーフパイプは技などを見てもフリースタイルのスノボーハーフパイプと類似する部分が多いです。端的に言えば、スノボーの技をスキーでやっているという感覚ですね。ですので、フリースタイルのスキーハーフパイプを練習すると、スキーを練習しながらスノボーの上達も早まるという利点があります。そのため、スキーハーフパイプを練習するのは一石二鳥なのです。

スキーハーフパイプのルール

スキーハーフパイプは、先ほども申しましたが演技を魅せる競技です。そのため、スキーハーフパイプのルールも技の見せ方に重点が置かれています。まず、予選と決勝で2回ずつ滑ります。そしてその際、演技の完遂度や難しさ、飛んでいる高さや多様性、そして技の発展性を見て点数を決めます。採点方式の競技なので、ルール的にはスケートに近いものがあるかもしれません。技自体は素人目で見ても凄いと感じるものが多く、競技としてのルールを知らなくても楽しめます。

技を競う競技

スキーハーフパイプは、技を競うことで勝者を決める競技です。その為、競技のことやルールに詳しくない人も引き込まれ、自分自身も始めたくなってしまうのです。スキーハーフパイプは、単に競技スポーツとしてではなく、自分自身の可能性を確かめるための競技であるといえます。スキーハーフパイプをたくさん練習し、技が決まった時のうれしさが醍醐味で、ルールを知ることも大切ですが始めるのであればルールよりも技の方法を調べるほうが最初は大切だといえます。

スキーハーフパイプが楽しめるスキー場①

星野リゾートトマム

スキーハーフパイプが可能なスキー場ですが、まずは星野リゾートトマムがあげられます。種類としては自然を楽しむ宿泊施設ですが、なんとスキー場が24時間営業しているのです。いつでも24時間営業という種類のスキー場はありがたく、スキーハーフパイプがいつでも練習できるのはうれしいですね。また観光施設も複数の種類があるのでおすすめです。

初心者から上級者まで

スキー場があるということは、ハーフパイプ以外も楽しめるということを意味します。ハーフパイプの練習ばかりをしていると疲れと飽きがやってくるので、合間にスキーコースで滑って楽しむと良いです。スキーコースの種類は上級者と中級者、そして初心者と三種類に別れています。種類別にしてくれていると安心してスキーを楽しむことができますね。そしてある程度滑ってスッキリしたら、ハーフパイプの練習に戻ると良いでしょう。

基本情報

【住所】 〒079-2204北海道勇払郡占冠村中トマム
【連絡先】0167(58)1111
【アクセス】新千歳空港直結の「新千歳空港駅」より「トマム駅」で降車。送迎バスあり。


スキーハーフパイプが楽しめるスキー場②

野沢温泉スキー場

野沢温泉スキー場にもハーフパイプが練習できるスペースがあります。スキーハーフパイプ自体の歴史は結構浅いのですが、かなり浸透している感じがしますね。施設としての人気も高く、シーズンになると多くのスキー客がやってきます。スノボーやスキーでハーフパイプを練習する人も多くいるようです。そして、実はスキー以外にも楽しめるポイントがあるのも良いですね。それが目当てという人も実は結構多く、家族連れや老夫婦の方も訪れています。

温泉も楽しめる

その名の通りこのスキー場、温泉も楽しめてしまうのです。ハーフパイプを散々練習した後に温かいお湯に浸かる、これほどの至福はなかなか無いでしょう。スキーは当然のことながら、雪の中で楽しむものです。その為体が思っていたより冷えるので、シャワー程度ですと簡単に風邪を引いてしまうんですよ。そのため、スキー場に温泉があるというのは非常にポイントが高く、ハーフパイプができるという点もそうですが非常にオススメなのです。

基本情報

【住所】〒389-2502長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7653
【連絡先】0269-85-3166
【アクセス】飯山駅より直行バスあり

スキーハーフパイプが楽しめるスキー場③

カムイみさかスキー場

首都圏から車で通うことのできるスキー場といえば、ここカムイみさかスキー場です。スキーハーフパイプは、先述のように練習が最も重要な競技です。なので、スキーハーフパイプをするための場所として大切なのが「自宅から通えるかどうか」という点です。さすがにハーフパイプを練習するのに北海道へ通うのは難しいですが、車で80分程度の場所であれば問題なく通うことができますね。ですので、特に東京都内に住んでいる人にはおすすめです。

週一で通えるのは凄い

スキーハーフパイプを練習するのであれば、最低でも週1回はスキーハーフパイプの練習をしたいところです。スノボーであれば、スノボーの代わりに都内のスケボー用ハーフパイプ練習場にてある程度練習することができますが、スキーとなるとスケボーはさすがに勝手が違うので難しいです。ですので、カムイみさかスキー場はハーフパイプを上達したいという方にはもってこいの施設なのです。かっこいい技を華麗に決められるようになるようがんばりましょう。

基本情報

【住所】〒406-0813山梨県笛吹市御坂町上黒駒5321-1
【連絡先】055-264-2614
【アクセス】JR中央本線甲府駅を下車し、富士急バス「富士吉田行き」から50分。みさかスキー場前下車。

スキーハーフパイプが楽しめるスキー場④

スカイバレースキー場

関西の人間にとってありがたいのが、このスカイバレースキー場です。大阪から車で2時間の距離にあるため、スキーハーフパイプの練習をしたい関西人にとってはもってこいの場所ですね。先ほどから申し上げるように、スキーハーフパイプは練習が命綱です。スキーハーフパイプは高く飛びあがるスポーツなので、練習を怠ると怪我をしてしまいます。なので、関西の人はこのスカイバレースキー場で練習をしましょう。

広さもウリの一つ

スキーハーフパイプの練習以外にも、ただ普通に滑りたくなるのがスキー場の魔力です。ずっとスキーハーフパイプの練習をするのはしんどいですからね。このスキー場、かなり広いのが良い点の一つです。狭いスキー場ですと、人とぶつかってしまう心配もあるのですが広いと初心者でも安心して滑ることができます。ハーフパイプを練習しながら、広い雪原を滑りまくるのも楽しいですよ。

基本情報

【住所】〒667-1343兵庫県美方郡香美町村岡区中大谷701
【連絡先】0796-96-0375
【アクセス】JR山陰本線八鹿駅を下車し、バス村岡方面行ハチ北口バス停を下車して乗り換え。横町バス停から中大谷バス停を下車し、徒歩約7分。

スキーハーフパイプが楽しめるスキー場⑤

国見岳スキー場

その名の通り山々に囲まれたこのスキー場でも、ハーフパイプを楽しむことができます。道のりは、正直なところかなり厳しいですが、多くのファンがいるスキー場です。おすすめポイントは、なんと費用が一万円未満で済んでしまうという点ですね。スキーハーフパイプを楽しむ上で、費用も当然のことながら考えなければなりません。ですので、このスキー場のようにコストパフォーマンスが優れているスキー場はハーフパイプを練習する上でも重要であるといえるのです。


地元の人が多い

ハーフパイプをしに、地元の人たちが多く集まるのもこのスキー場の特徴です。山間部に位置しているため、遠くから通ってまで来ようという人があまり居ないというのがその理由でしょう。地元の人たちは頻繁に訪れるケースにあるので、ハーフパイプの技のレベルも高い傾向にあります。レベルの高い人の技を観察するのも、ハーフパイプにおいては重要なことです。上手な人がどのようにして練習しているのかを見て、それを真似るというのも上達への道だといえます。

基本情報

【住所】〒503-2501岐阜県揖斐郡揖斐川町春日美束4385−58
【連絡先】0585-57-2151
【アクセス】名神高速の関ヶ原I.Cを下車し、約1時間。

スキーハーフパイプの技の種類①

グラブ

グラブは、技の種類としては初心者が最初に覚える技になります。上空に飛んだときに下半身をひねり、スキー板を片手で一瞬つかむというのがグラブという技です。ある程度の高さで飛ぶことができるようになった初心者の第一の壁が、この技です。とはいっても、グラブは初心者向けということ以外にも技を発展させるためにする種類の技でもあるので、種類としてはさほど難しくは無いです。

グラブの重要性とは

グラブがなぜ、初心者が最初に覚えなければならないのかという点に関しては理由があります。一つは、最も簡単な技なので初心者向きという点です。それでもバランスを崩したりすると怪我をする恐れもあるため、初心者の方は十分注意しましょう。もう一つの理由は、万が一の保険として利用できるという点です。あくまで競技として何らかの大会に参加する場合においてですが、技を決める際に決まるかどうか不安だという場合、グラブに変更してしまうのです。すると、技そのものは成功するので大きな減点にはなりません。

スキーハーフパイプの技の種類②

コーク

コークは、競技としてのスキーハーフパイプのルールから見ても技の要ともいえる技です。どのような技かというと、ジャンプしてから宙返りのような形になるもの技です。先述のように、競技としてのハーフパイプのルールは様々なところから審査されます。特に技の難易度というのは重要で、コークは比較的難易度の高い技です。ですので、初心者がいきなりするような技ではありません。競技としてのルール上、コークは最もポイントの高い技の一つです。

コークの種類

初心者には非常に難しいコークですが、競技として参加するのであればルールから見てもぜひ習得したい技の一つがコークです。初心者の方はグラブなどから始めましょう。コークは競技のルールに照らし合わせると、難易度の高さから勝利に導く技の一つといえます。例えば縦に2回転した後に横に4回転する技「フロントサイドダブルコーク1440」や、縦に2回、横に3回半回転する「フロントサイドダブルコーク1260」といった技は最高難易度に位置しており、難易度でポイントが加算されるというルールの競技においては、大会優勝の決め手になってきます。

スキーハーフパイプの技の種類③

ロデオ

ロデオは、初心者から中級者にレベルアップできるかどうかの壁とも言える技ととらえる人が多くいます。ジャンプしたときに体を倒し、回転して着地する技がロデオなのです。ある程度慣れてきたら、初心者の方も果敢に挑戦してみましょう。体を傾ける際に、頭が下を向いていればもちろんポイントは高いですが、無理に頭を下に向けなくとも、地面と体が平行かそれに近いくらいの状態で回転しても大丈夫です。

ロデオの種類

ロデオもコークのように、回転数によって技名が変わります。例えば一回転半の場合は「ロデオ540」で、2回転の場合は「ロデオ720」といった具合です。初心者の方はまず、「ロデオ180」から、つまり半回転くらいから初めて慣れてきたら「ロデオ360」に挑戦しましょう。いきなりロデオ540あたりから始めるという人もいますが、最初はあえて簡単な技にトライして、何度か失敗してみるのも案外重要です。失敗という経験も積み重なると、技への理解に変わります。理解せずに挑むと怪我の元なので注意しましょう。

スキーハーフパイプの日本代表選手①

小野塚彩那選手

五輪日本代表の小野塚彩那選手は、平昌五輪にて五位の成績を収めています。女子日本代表の中では最も優秀な成績を収めた彼女は、2012年からハーフパイプの選手として活動しています。2013年にはソチ五輪日本代表として参加しており、日本内外の大会において優秀な成績をおさめています。2016年には、自身の祖父の命日に全国大会で金メダルを取得するという感動的な勝利も経験していて、その活躍は目覚しいものでした。2018年に引退を表明しておりますが、彼女の存在が日本のスキーハーフパイプを支えていたことは言うまでもありません。

小野塚彩那選手について


小野塚選手は1988年生まれで、新潟県の現南魚沼市出身です。学生時代から身体能力は高く、高校生の頃は走り高跳びで130cmを越えるほどのジャンプ力を誇っていたそうです。この頃からハーフパイプ日本代表としての片鱗が見えていたんですね。ハーフパイプ日本代表に選ばれる前にも当然のことながら様々な大会で優秀な成績を収めているのですが、ハーフパイプに専念するようになるのは2012年からで、それまではスキー選手として活動していました。ハーフパイプのみならず、スキーの選手としての技量もかなりのものだったようです。

スキーハーフパイプの日本代表選手②

鈴木沙織選手

同じく五輪日本代表選手である鈴木沙織選手もまた、ハーフパイプを語る上では欠かせない選手の一人です。ワールドカップではほとんど毎回ベスト10入りしているところを見ると、ハーフパイプ日本代表としての実力は間違いなしといえるでしょう。平昌五輪では14位という結果で、予選通過にいたらなかったことを悔やみ涙を流した姿を覚えておられる方も多いのではないでしょうか。この悔しさをバネにして、さらなる活躍を我々に見せてくれることに期待したいですね。ちなみに、彼女はハーフパイプ選手になる前の生活が少し特殊です。

鈴木沙織選手について

鈴木沙織選手は、幼少期からアルペンスキーの選手として活動していました。ハーフパイプ日本代表に選ばれるだけのスキーの技術は、このときの活動により得られたものといえるでしょう。しかし、人生の分かれ道ともいえる高校卒業を期に、一度スキーからの引退を決意し美容師の道へと進みます。スキーに限らずスポーツ選手というのは金銭面のサポートは必須で、親に申し訳ないという気持ちがあったようです。

引退から復帰へ・・・

そして半年の間美容師として活動するのですが、スキーに対する思いを捨てきることができなかったようです。いままでスキーというスポーツに触れ、そして自身に類まれなる実力があることもわかっていて、そして何より雪原を滑る感覚が忘れられなかったのだろうと思います。そして2012年にはハーフパイプの大会選手として本格的に復帰を果たし、その結果、五輪日本代表に選ばれるまでになるのでした。彼女の今後の活躍に、大いに期待したいですね。

スキーハーフパイプの日本代表選手③

渡部由梨恵選手

渡部由梨恵選手は1989年に北海道富良野市にて生を受けます。雪国である北海道で生まれた時点で、スキー選手としてはかなりアドバンテージというのは実際にスキーをしている人から良く聞くんですよ。世界ランクではトップ15の常連選手で、世界レベルの実力は日本代表に選ばれて当然といったところですね。2014年には韓国で開かれた大会で1位を獲得しています。彼女はある意味で、スキーだらけの人生を送っているといっても過言ではありません。

渡部由梨恵選手について

渡部由梨恵選手は、実はスキー選手である渡部暁斗選手とご結婚されています。種類は違えど、同じスキー選手として惹かれるものがあったんでしょうね。選手として、そして主婦としての顔を持つ彼女ですが、なんと2015年までユニクロでアルバイトをしていたというのですから驚きです。そんな頑張り屋な彼女だからこそ、これからも応援していきたいですね。

スキーハーフパイプのまとめ

今回は、スキーハーフパイプについて書いていきました。以前まではハーフパイプ=スノーボードというイメージが強かったですがスター選手の誕生と、それに伴う人気上昇の影響からか少しずつ注目されるようになってきましたね。技を競う競技という面が強いので練習をたくさんする必要がありますが、技を決めた時の快感とかっこよさは、他の競技ではなかなか無いものと思います。これをきっかけにハーフパイプを始めてみてはいかがでしょうか。

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