柚子の花言葉や種類まとめ
柚子(ゆず)は中国が原産国で、日本には奈良時代に渡来してきました。香りがよく、ジャムや柚子湯などで風味を楽しむことが出来ますね。実は、果実だけでなく、柚子の花も香りがよく、純白の花を咲かせて魅力的なんです。
このまとめでは、柚子の花言葉や由来と意味・柚子の種類などをご紹介していきます。柚子の花の特徴や、栄養価についても合わせてみていきたいと思います。
柚子の花の特徴
柚子の果実は酸味が強いですが、柚子の花は甘いフローラルの香りが強いことが特徴です。柚子の花は一般的な柑橘系の花と同じで、真っ白の花を咲かせます。柚子の花は、夏の季語としても使用されています。
柚子の開花時期
柚子の花は、初夏の5月から6月に開花します。
開花までの期間
柚子の花は開花するまで何十年もかかる柑橘類で、主に接ぎ木苗を使用することで、早く開花させていますよ。
柚子の花の香り
柚子の花には、グリーン調の甘いフローラル香があります。水蒸気蒸留法で圧縮して精油になったり、オレンジフラワーとしてアロマが流通しています。香りのよい柚子の花を、若い状態で摘み取って、食用や乾燥させてハーブティーとしても使用できますよ。
柚子の種類
ゆずは「本柚子」とも呼ばれていて、様々な種類があります。柚子の原産国は中国で、柚子という由来の意味は「ゆうずい」から来ています。ゆずの実という意味があります。柚子の花言葉の前に、様々な柚子の種類を見ていきましょう。
ゆずの種類①本柚子
本柚子は、柑橘系の種類の中でも「木頭系」という種類の柚子です。徳島県那珂郡木頭村の柚子で、柑橘系の中でも特に酸味が強いといわれています。香水や精油などにも使用されていたり、果皮を煮詰めてマーマレードにも使用されています。
ゆずの種類②花柚子
本柚子と比べて、果実が小さいのが花柚子です。柚子は柑橘系の仲間のミカンなどに比べると、耐寒性が高いので日本全国で栽培が可能です。本柚子よりもやや小ぶりの果実をつけ、果汁は多くなっているのが特徴です。すっきりとした柑橘類の果汁なので、加工して肉魚料理に合わせて使用されることが多いです。
ゆずの種類③獅子柚子
獅子柚子は、鬼柚子とも呼ばれています。果肉は人の頭くらいの大きさで、約20cm以上にもなる非常に大きいのが特徴です。見た目はしわしわで、外皮が隆起していて1kgにも育ちます。
柑橘類の中では文旦の仲間とされていて、酸味が強いので生食には向いていないようです。砂糖と煮詰めて重曹を加えてジャムに加工するなど、様々な加工食品として使用できます。
ゆずの種類④仏手柚子
珍しい形をした柚子の種類です。本柚子とは全く違った姿をしていてユニークですね。手のように広がって、分岐するように果実を実らせます。
この種類は、インドが原産国です。丸みを帯びた円錐状の指のように果実を実らせるため、仏の手のような姿に由来して「仏手柚子」と呼ばれています。果実はやや甘く酸味が弱いので、生食も可能です。
ゆずの種類⑤スダチ
本柚子を代表して、ほぼ柚子の種類は黄色の果実をしていましたね。柑橘の中でも、スダチは若いうちの青い状態のまま収穫します。柑橘系の仲間で、本柚子に比べると小ぶりです。
果肉のさっぱり感は、本柚子とは違った風味で花から向ける香りを楽しむことができます。生食可能な柚子の種類です。
柚子の栄養価・効能
柚子は捨てるところがない果実ともいわれており、果皮を加工してジャムにしたり、果汁を絞ったり精油やフローラルウォーターも蒸留することができます。生食も可能ですし、柚子の花も食用に出来ます。そんな柚子の花の効能や、柚子の果実の栄養価についてご紹介します。
柚子の花の効能
柚子の花は、フローラルの甘い香りが特徴です。香りの中の成分には、リモネンという成分があります。柚子の花の香りの効能には、精神安定や不眠に効果があるといわれています。
柚子の花は、乾燥させてハーブティーにしたり、リラックス効果があります。また、柚子の果実の香りを楽しむために「柚子湯」としても使用していますね。
柚子の栄養価
柚子には、ビタミンCが豊富です。柑橘系で、ビタミン豊富として有名なレモンと比べても、約3倍といわれているんです。酸味成分のクエン酸は、筋肉痛にも作用し、カリウムやカルシウムも多く含まれています。
柚子の花言葉①
柚子の花言葉の一つに、「恋のため息」があります。柚子の可憐な花には、思わずため息が出るほどの美しさですね。ハッピーなビタミンカラーをした柑橘系の果実の花言葉の中では、少し毛色が違うようにも感じますね。「恋のため息」という花言葉の由来についても、チェックしていきましょう。
花言葉「恋のため息」の由来
恋のという花言葉の由来は、柚子の別名を「すみかん」と呼んでいたことに由来しているようです。漢字では、酢蜜柑と書き酸っぱい酸味のあるミカンという意味合いがありますね。
甘酸っぱい果実は、青春時代のほろ苦く甘酸っぱい恋心のように感じられたのではないでしょうか?
柚子の花言葉②
柚子には、「花嫁の喜び」・「幸せ」という花言葉があります。聞いたこともあると思いますが、フラワーレイヤ結婚式でのフラワーシャワー・ブーケなどに使用されています。純白の花を咲かせて、フローラルの香りがする柚子の花は花嫁にぴったりですね。
花言葉「花嫁の喜び」の由来
純白の花というのが由来となって、花嫁に捧げる花として使用されています。グリーン調の花はさわやかな夏の訪れを教えてくれるよう。そんなグリーン調の中に甘いフローラルが香り、柑橘系を思い出させてくれます。
柚子の花言葉③
柚子の花言葉に、「汚れなき人」という花言葉もあります。男性女性問わず、贈られてうれしい花言葉ですよね。花言葉と合わせて、女の子の名付けにも付けられるようです。精油や柚子を使った商品を、プレゼントするのも喜ばれるのではないでしょうか?
花言葉「汚れなき人」由来
汚れなき人の由来は、前述でもお話しした通り純白の花姿に由来していますよ。柑橘系の花は、基本的に真っ白な花色をしています。開花時期は約1か月程度で、長く開花を楽しむことができます。
柚子の花言葉④
柚子の花言④は「嬉しい知らせ」です。柚子の開花が始まるのは、初夏の5月から6月です。夏の始まりを告げるような、うれしい知らせのように感じさせてくれますね。
花言葉「嬉しい知らせ」の由来
花言葉が付けられている柚子の果実は、鮮やかな黄色をしています。カラーコーディネートでみると、オレンジは橙、黄色のカラーをビタミンカラーと呼ばれていますね。
色彩から得られる心理的効果にも、幸福感・身体の健康が連想されるようです。花が咲いて、暖かい季節やビタミンカラーの果実が実る、うれしい知らせに由来していたんですね。
柚子の花言葉⑤
柚子の花言葉には、「健康美」というものがあります。先ほどご紹介した通り、柚子には美肌効果を期待できる栄養価の高い果実ですね。フレッシュな果実にふさわしい花言葉のように感じます。柚子の香りをかぐことによっても、健康美を目指していくことができるのではないでしょうか?
花言葉「健康美」の由来
健康美の由来は、心身にもたらす効果効能に由来しています。柚子湯として柚子と一緒にお風呂に浸かることで筋肉の硬直を緩和したり、ビタミンCの作用にっよって傷跡の修復効果にも期待できます。
さらに、柚子の精油を使用して香りを楽しむことで、抗うつ対策・不眠にも効果が期待できます。柚子のお花も果実も余すことなく、心身の健康美に利用することができることにい由来しているんですね。
柚子の花言葉と名付け
柚子:女の子名付け
柚子には、花言葉がきれいということや、優しい・可憐・元気・明るいといったプラスの印象が強く、女の子の名前付けによく使用されている人気の果実です。
例を挙げると、「柚希(ゆずき)」・「柚季(ゆずき)」柚子を漢字一文字であらわし、さらにごろがよく意味のある漢字を使用して、名付けていることが多いようです。
柚子を使った変わった名前
その他には、「美柚(みゆ)」・「柚杏(ゆあん)」・「柚兎堵(ゆうと)」等もあります。男の子にも柚子を使用した名づけを行っていたり、よりかわいらしい名前にアレンジすることもできそうです。
また、柚子を使用した名づけは、5月から6月に生まれる予定の子供さんに、意味づけしてみるとよいのではないでしょうか?
柚子(ゆず)の花言葉は怖いの?
花色はその花の印象は大きくする要素であるため、色別でも花言葉に大きく関わってくると言われてます。
その中でも黄色と黒色にはネガティブな意味の花言葉を持つことが多いため「柚子も怖い意味を持つのではないか」と考える人もいるでしょう。
しかし柚の花は「白色」であり、怖い意味の花言葉はありませんのでご安心ください。
柚子の花言葉で生活を彩ろう
柚子の花言葉はいかがだったでしょうか?柚子には、本柚子を始め様々な種類がありましたね。果実のさっぱりとした柑橘系の香りとは違い、柚子の花の香りはフローラルの甘い香りです。
「ゆず」を使った素敵な名前付けも、花言葉と合わせてつけてみると美しいと思いますよ。初夏の開花時期には、柚子の花言葉を思い出して香りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
柚子が気になる方はこちらをチェック!
柚子の香りの効能について、さらにチェックしたい人や柚子の意味についてより詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてみてくださいね。
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