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ステップドリルとは?鉄板の穴あけにも便利な道具の使い方をご紹介!

ステップドリルとは穴あけ用の工具です、段階的に穴を広げることができるのが特徴です。ステップドリルを使うことで穴あけ作業がかなり楽になります、一方でステップドリルにはできないこともあります。ステップドリルの使い方やおすすめの商品についてまとめました。
更新: 2021年12月7日
ロッキー
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ステップドリルとは?

ステップドリルとは穴を空けるための道具です。ステップドリルの見た目は円錐形ですが、段階的に穴を広げることができます。また一般的には六角シャンクという軸が付いていて、インパクトドライバーやドリルドライバーに付けて使用します。木材用と金属用のステップドリルがあるので、穴を空ける素材を確認してから使いましょう。

ツイストドリルとは

一般的なドリルで一種類の穴しかあけられないドリルをツイストドリルといいます、簡単にドリルと呼んでいる方も多いですね。ツイストドリルは先に刃が付いていてらせん状になっているので、切りくずを排出することができます。

ツイストドリルの一番の特徴は一定のサイズの穴を深く掘れることです。一方で穴を広げる使い方や切り口の処理はできない欠点もあります。

ステップドリルとツイストドリルの使い分け

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ツイストドリルにできない穴を広げていく使い方や切り口のバリ取りはステップドリルの得意なところです。ドリルの刃を付け替えなくてもいろいろなサイズの穴を空けていけます。薄い板に連続で作業する使い方にはステップドリルがおすすめです、作業がかなりはかどりますよ。

ステップドリルの使い方

インパクトドライバーに付けて使う

ステップドリルは六角シャンクになっているのでインパクトドライバーかドリルドライバーなどの電動工具に付けて使います。間違っても六角の部分を手動で回して使わないでください、なんとか穴が開くかもしれませんがかなり大変ですし、きれいな穴が開けられません。

インパクトドライバーとドリルドライバーの違い

インパクトドライバーもドリルドライバーも先端の工具を回転させていろいろな作業をするのは同じです。インパクトドライバーはより大きなパワーで回すために回転方向に衝撃を加えています、ですのでインパクトドライバーを使っているとガガガという音がします。

逆にドリルドライバーは決めたトルク以上には力がかかりません。ステップドリルはどちらでも使えますが、より繊細に作業したいときはドリルドライバーを選びましょう。

インパクトドライバーのアタッチメント

もしステップドリルの軸がインパクトドライバーにあっていなくても、アタッチメントをかませることで取り付けることができますよ。

組み合わせにいくつか種類がありますが、ドリルドライバー用の丸い軸でも変換アタッチメントでインパクトドライバーに取り付けることができます。これで高価な電動工具を買わなくてもいろいろな作業がインパクトドライバーで行うことができます。

ステップドリルのメリット

大きな穴を開けられる


通常のツイストドリルだと大きな穴を空けるにはまず下穴を空けてから小さいドリルで穴を空けて、またドリルを付け替えて大きな穴へと広げていきます。ドリルを付け替えたりする作業は面倒ですが、ステップドリルなら下穴を空けておいてあとはどんどん穴を広げていってくれます。

連続作業する場合に便利

ステップドリルは一本で大きな穴を開けられるので、連続して穴あけ作業をする場合に特に便利です。大きい穴を空ける場合でも、大小の穴をいろいろ開ける場合でもステップドリルの径があっていれば一本で付け替えずに作業できますよ。また穴のバリ取りも同時にできるので、鉄板などの金属の処理が省けて作業が楽にできます。

切り口のバリ取りができる

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ステップドリルはドリルの刃で削りながら穴を広げるようになっているので、穴を空けるだけで切り口のバリ取りと面取りができます。いくつも穴を空ける場合は切り口の処理をしなくてもいいので楽ですね。また一度開けた穴を広げるときにも役に立ちますね。

ステップドリルでできないこと

厚い鉄板に穴を空ける

ステップドリルは円錐形なので、厚い鉄板などに長い穴を空けることはできません。基本的にはメーカーの推奨する厚さまでの板に使用するようにしましょう。

ステップドリルの一段分の厚さまでと覚えておくと大体の見当が付きますね。もし厚い鉄板に穴を空けると、ステップドリルの形に円錐形の穴が開いてしまいます、危険でもあるのでやめておきましょう。

無段階に穴を空ける

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ステップドリルのには穴の開けられる穴の大きさの段数は決まっていて、無段階に穴あけできるわけではありません。ですが2,4,6,8mmと段階的に並んでいるので特に不便は感じないでしょう。ステップドリルを上手に使って開けたい大きさの穴あけを正確にすることが大事ですね。

ステップドリルの上手な使い方

マスキングテープで目印しておく

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ステップドリルは便利な道具ですが押し込みすぎると穴が大きくなりすぎてしまいます、そして穴あけに失敗すると小さくはできません。そこでステップドリルを押し込みすぎないようにマスキングテープで目印をしておきましょう。

これで穴を広げすぎてしまうことは大分抑えられます。ステップドリルは削りながら穴を広げていくのですぐに広がってしまうことはありません、よく確認しながら穴を広げていきましょう。

開けたい穴を正確に書いておく

穴あけしたい大きさは正確に書いておくほど作業は正確にできます。フリーハンドではなくできればコンパスを使って開けたい穴の大きさを鉄板などへ書いてから穴あけをしましょう。今どれぐらいか?あとどれぐらい穴を広げるのか?が分かりやすくミスが少なくなりますよ。


ステップドリルの選び方

穴の径で選ぶ

まずは穴あけしたい径で選ぶことができます。例えば4-22mmという記載になっていれば2mm間隔で4mmから22mmまで開けられますよという意味です。他には5mm間隔で刻んであるステップドリルもあるのでチェックしておきましょう。

また大きいステップドリルは便利ですが小さい穴ばかりをあけるには使いにく面もあるにで、いくつかサイズを用意しておくといろいろな穴あけに対応できて便利です。

穴を開ける素材で選ぶ

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金属の鉄板には金属用のドリルが必要ですし、木材には木工用のドリルが必要ですね。用途を間違えてしまうと穴がうまく開かないだけでなく、ドリルの刃が悪くなってしまいます。ステップドリルを選ぶ前に使える素材を忘れずに確認しておきましょう。

軸の形をチェックしておく

ステップドリルの軸が手持ちの電動工具に合うかどうかチェックしておきましょう。軸が合わないのに無理にはめ込んで作業すると壊れますし、メーカーの保証も効きませんよ。もしどうしても合わなくてもアタッチメントで変換できるので大丈夫です。まずはどんな作業がしたいのかよく確認しましょう。

おすすめステップドリル①

ステップドリル ONUEMP

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安価に購入できるステップドリルを探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。3本セットで、2000円程度で購入できます。大きさが異なるため、それぞれ違ったシチュエーションで活躍。

また、幅広い用途で使用できるのがポイントです。アルミ板や木材、樹脂などさまざまな材質に使用できます。ぜひこの機会に購入してみてください。

インパクトドライバーでも使用可能

こちらのステップドリルは、インパクトドライバーで使用することもできます。バリ取りや面取り、下穴の拡張に利用できるアイテムです。また、ほかにも電気ドリルや充電ドリルでも利用可能。

ぜひさまざまなシチュエーションで利用してみてください。こちらのステップドリルは安価なモデルなので、初心者でも手軽に購入できます。

おすすめステップドリル②

Qiilu 5本セット ステップドリル

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安価で豊富な種類のステップドリルを購入したいと考えている方には、こちらのモデルがおすすめです。全5パターンのステップドリルがセットになっており、それぞれ異なる穴を開けられます。

保護パッド付きのアルミニウムケースが付属しているため、安全に持ち運ぶことが可能。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみてください。

自動でバリ取り

こちらのステップドリルは、チタンコーティングを施しているのがポイント。チタンコーティングは使用する際の摩擦を軽減するため、長期的に愛用したいという方に最適です。

また、穴を開けるときにバリを取り除く構造を採用しているのがポイント。バリ取りの必要がないため、作業時間を軽減したいと考えている方にもこちらがおすすめです。

おすすめステップドリル③


1.5-5mmサイズのツイストドリルが9本と3-12mmのステップドリルが1本セットになっています。

これがあればステップドリルでできない厚い板への穴あけがツイストドリルでできて、薄い板の穴を広げるにはステップドリルできれいに開けるような使い分けができます。小さいサイズの穴あけ作業はこのセットがあればすべてできるのでおすすめです。

初めてのドリルにおすすめ

インパクトドライバーを持っていて穴あけ作業をするのにドリル刃を探している方にはこのセットがおすすめです。このセットだけでいろいろなサイズの穴が板の厚さにかかわらず開けられます。

穴あけをしたいけどドリルがなくわざわざ買いに行く手間が無くなりますよ。鉄工用となっていますが樹脂や木材にも使えます、ステップドリルだけは薄い金属板への使用がメーカーから推奨されていますね。

ステップドリルの注意点

メーカーの注意書きをよく読む

ステップドリルに限ったことではありませんが、メーカーの注意書きはよく読んだ上で使いましょう。ステップドリルの使える素材はもちろん、メーカーの推奨する回転数が書いてある場合もあります。

メーカーの注意書きを読まなくても穴あけはできるでしょうが、きちんとした使い方を知っておくことで作業の効率があがったり安全な使い方ができます。急がば回れではありませんが、安全で確実な使い方をしましょう。

切削油を使うことで長持ち

金属などの硬い素材に穴を空けるとステップドリルの刃が悪くなり切れ味が鈍くなってきます。ステップドリルも金属ですから金属同士の摩耗で刃が減っていってしまうんですね。そこで切削油を塗ってから穴あけ作業をする使い方をすることでステップドリルが長持ちします。またスムーズに穴を広げることができるのでおすすめですよ。

ステップドリルのまとめ

ステップドリルは非常に便利な道具ですね、最近はこんな道具が安く手に入るようになってきました。もちろんメーカーの推奨する使い方をよく確認してから使う必要はありますが、作業がかなりはかどるようになりますよ。穴あけ作業に悩んでいるならステップドリルを使ってみましょう。

ドリルや電動工具についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

暮らし~の内にはDIYに関する記事もたくさんあります。その中からドリルと電動工具についてまとめた記事を2つご紹介します。

ドリルビットの記事ではたくさんあるドリルビットがどんなものがあるか?どんな作業にむいているか?をわかりやすくまとめられています。また電動ドリルの記事ではメーカーなどおすすめの電動工具が紹介されています。