ニッペ VINTAGE WAX ウォルナット
ブライワックス オリジナル・ワックス
カンペハピオ 水性タイプ塗料はがし剤
アサヒペン PCW-500
KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入
六兵衛 替刃式1枚カンナ 42mm
光(Hikari)PGMBD69-3
川島材木店 SPF ツーバイフォー
WAKAI DWS24DB
サンノート チャック付ポリ袋 479
ビンテージワックスの特徴とは
ビンテージワックスの使い道
既製品でもDIY作品でも、木製家具はそのままでは吸水性が高いものです。生活していく中で家具に水が掛かったり汚れたりすると、家具や木工品は劣化が早くなります。
そこで家具などにビンテージワックスなどのオイル塗装をすると、水や汚れから守り、長持ちさせてくれます。また、ビンテージワックスを塗ることによって家具にアンティーク感が出ます。ビンテージワックスは、木工品の味わいを深める目的でも使います。
ニッペ VINTAGE WAX ウォルナット
ビンテージワックスの材料
「ビンテージワックス」とは商品名です。木製の家具や小物をオイル塗装するDIY商品として、日本ペイントから販売されています。材料はエゴマ油という天然の植物油。
自然の原料で木製品になじみやすいのが特徴で、DIY作業の時に長時間使っても体に無害なのが嬉しいですね。塗り込むときに良く伸ばして使うと、木目の模様を邪魔しないのです。
「ペンキなどを使用すると、塗料に含まれる化学物質が気になる」という方におすすめです。
ビンテージワックスは匂いがきつい?
ビンテージワックスには、独特の匂いがあるのが特徴です。自然の森の中にいるような、土と油が混ざったような匂いです。「好きな匂い」だという人もいれば、「灯油の匂いに似て苦手」という人もいます。
ツンとくる化学的な臭いではないのですが、それでも、「匂いがきつい」と感じる方もいるようです。
特に新品のビンテージワックスを開封した時や、DIY作業後のワックスが乾燥していない状態では、匂いを強く感じます。気になる方は作業中はマスクの私用をおすすめします。
ビンテージワックスの他のオイルとの違い
ビンテージワックスと他のワックスを比べると、ビンテージワックスが一番価格が安く、ホームセンター等の実店舗でも手に入りやすいのが特徴です。
「ビンテージワックスのほかにどんなオイルが気になる」という方に、購入時によく比較される、他のおすすめワックスの特徴を挙げました。
ブライワックス
ブライワックス オリジナル・ワックス
ブライワックスは、木目を生かしてDIY時の木部の保護・着色が出来るところはビンテージワックスと同じです。が、主成分がミツロウです。
ミツロウは、ミツバチが集めた油の成分で、これに着色したのがブライワックスです。ビンテージワックスよりも匂いがマイルドという点がおすすめ。ヨーロッパで人気NO.1のワックスで、DIY好きの人には定評があります。
木部の仕上がりは、ビンテージワックスと大きな差はありません。
OLD WOOD WAX
OW350001
OLD WOOD WAXは、主原料がミツロウのオイル塗料。塗り込んだ時の仕上がりは、やはりビンテージワックスと大きな差は感じないのですが、「匂いがほとんどしない」ということが特徴です。
ワンルームなど、室内でDIYをしたいときには良い商品。また、色の展開は10色ですが、ビンテージワックスと違い、ホワイトやベージュグレーなど薄い色のワックスがあり、個性的な色が揃っているところが特徴であり、おすすめポイント。
ネット通販にはありますが、ホームセンターでは見かけない商品です。
ビンテージワックスの塗り方は?
必要な物
アサヒペン PCW-500
ビンテージワックス・新聞紙・ゴムまたはビニールの手袋(2~3双用意すると作業を中断した時などに便利)・歯ブラシ・靴ブラシ(面積の大きい時に使う。歯ブラシだけでも可)・ウエス
ワックスを塗る前の準備
KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入
ビンテージワックスを塗る前に、木部にはしっかりとヤスリをかけます。できれば、全体に荒いヤスリをかけた後、細かい目のヤスリをかけると良いでしょう。
その後ウエスで細かい木くずを拭きとり、触った感じがすべすべになるまで仕上げるのが、ワックスが均一に載るコツです。このひと手間で、色移りが最小限になります。
もちろん、ビンテージ感強めの荒い塗り方に合うように、わざと荒いヤスリをかけるのも良いでしょう。
実際の塗り方
手袋をし、新聞紙の上に木製品を置きます。ビンテージワックスを歯ブラシに付けて、木製品の四隅や木が重なる部分など、細かいところを先に塗ります。
面積の大きな部分は靴ブラシなど、大きめブラシで塗ります。そのあと、ビンテージワックスのダマになった部分などが平坦になるよう、ウエスで拭き取り、ワックスを塗り込みます。
24時間乾燥させ、好みで2度塗りします。塗った直後から1日経つと、色や質感が落ち着いてきます。
塗った直後は色移りに注意
ビンテージワックスを塗った直後は、まだ油が浮いている状態なので、洋服などに色移りすることがあります。周りの床を手で触って色移りすることがあるので、室内で作業するときはうっかり周囲を触らないよう注意しましょう。
また、洋服に色移りするとなかなか落ちないので、DIY作業をするときは、ビニール製のエプロン等で自分も養生しましょう。皮膚に色移りしたときは、メイク落としで落とせます。
また、使っていたビンテージワックスの容器にも色移りします。このため長く使っていると、作業した手で触った事が原因で、容器に色がついてくることがあります。
使用後は容器への色移りが無いかを確認し、色移りした分は、早めに拭き取るようにしましょう。なお、作品が完全に乾いてから色移りするのではないかと心配する方がいますが、乾燥後に色移りすることはありません。
ビンテージ感が増す塗り方のコツ
ビンテージワックスでアンティーク感を増すコツを「日本ペイント」の動画で紹介します。アンティークの家具は色あせやキズも家具の味として愛されています。
使い込んだようなビンテージ感を出すコツは、表面を削ったり、カンナで傷をつけることです。一手間を加えるのが、家具に味わいを加えるコツなのです。
六兵衛 替刃式1枚カンナ 42mm
塗り方にもうひと手間
ワックスを塗るときに、わざとムラを出したり、拭き取りも不均一にするのも面白い仕上がりになるのでおすすめ。このとき、1度目はムラがある状態で塗り、2度目に均一に塗るのがコツです。木部に全くワックスが無い状態が出来ると、木工品の耐久性が落ちるためです。
ビンテージワックスのおすすめ商品はコチラ
初めは小さなものから
ビンテージワックスを塗るときに、初めての方は「失敗したらどうしよう」と不安になるものです。初めてビンテージワックスを塗るときは、小さな木製品から始めてみましょう。
塗った直後と1日経った後の色の違いを実感するにも小さなものから始めるのがおすすめ。DIYで余った木片で、色塗りを試してみても良いでしょう。
色選びのコツ
初めてビンテージワックスを塗るときは、薄めの色からトライしましょう。1度目は薄めに塗り、さらに塗ると濃くなることもあります。初めから濃い色を選んで失敗したと思っては残念です。
薄いものを濃くすることは出来ますが、濃いものはヤスリで削らなければ消せません。無色のワックスを使用して、初めはビンテージワックスの質感だけを楽しんでも良いでしょう。
ビンテージワックスの使い方例①100均を高見えに
100均の日用雑貨売り場に行くと、DIYに使えそうな資材がたくさん売っています。白木のフレーム、カラトリーボックス、カッティングボードなど。
形もちょうど良く可愛い雑貨が出来そうなのですが、どれも無塗装で安っぽく感じるのです。そこで、100均で安く仕入れた資材を先に組み立て、ビンテージワックスで塗装します。
すると、高級に見えるインテリア雑貨に変身します。ワックスを塗るだけで高級感が出ます。
100均の資材は、キッチンやリビングで細々としたものを収納するのに使えます。フレームやボックスなどの100均商品は、仕入れが急に終了することがあるので、資材はまとめて買っておく事がコツです。
ビンテージワックスの使い方例②2×4素材を活かす
2×4資材をハリや柱のように使い、わざと室内で見せる方法があります。この2×4にワックスを塗り込めば、真っ白で味気ない壁や天井にアクセントを足せます。ワックスを塗った柱が見えるだけで、センスの良い内装が出来るのです。
新築の建売住宅でも、薄い茶系ならフランスの片田舎のアンティークな雰囲気になり、濃い目の黒のワックスなら男前風なインテリアになります。色選びが部屋の雰囲気を決めるコツです。
川島材木店 SPF ツーバイフォー
ビンテージワックスの使い方例③家具をアンティークに変身
家にある折りたたみテーブルって、「天板がツルツルのテカテカで安っぽい、、」と思っていませんか?そこで、安っぽいテーブルをアンティーク調にするワックスの使い方を紹介します。
折りたたみテーブルをひっくり返すと、天板を固定しているネジがあります。これを緩めて天板を外し、ビンテージワックスで塗装した天板を固定します。こうすれば、折りたたみテーブルも、リメイク出来るのです。
ビンテージワックスの使い方例④住宅メンテナンスに
フローリング素材の床は、素足で歩いても気持ちが良いものです。しかし、長年使っているとフローリングの床は小さな傷がついたり、穴がいたりと部分的に色落ちしてしまうことがあります。
そんな時は、傷の部分にやすりをかけ、ビンテージワックスを塗るという使い方はいかがでしょう。
フローリングと同じか、やや薄めの色のビンテージワックスを塗りこむことで、傷を目立たなくします。(ただし、この方法で修復できるのは板で出来たフローリング材のみ。フローリング風のマットには使用できない使い方です。)
ビンテージワックスの使い方例⑤白木家具をチェンジ
こちらは、ホームセンターで販売しているレクポストと棚板で作った書棚に、ビンテージワックスを塗った例です。すでにある家具を塗るだけの簡単なDIYなのでおすすめ。
無印良品の無塗装の家具になどにも使えます。が、すでに塗装済みの家具の色が飽きた方は、「塗料剥がし材」で塗料を落とし、好きな色のビンテージワックスで塗っても良いですね。
カンペハピオ 水性タイプ塗料はがし剤
ビンテージワックスの使い方例⑥ディアウォールの窓辺に
窓枠などの建具は、昔から変わらない色やデザインが多いものです。せっかく室内を可愛い雑貨で飾っても、「窓枠がアルミでは安っぽい…」とお嘆きの方におすすめなのが、2×4での窓枠リフォーム。
ビンテージワックスで塗装した2×4で、窓枠より一回り小さな窓枠を作ります。これをはめ込むだけです。今まで「窓はどうにも変えられない」と思っていた方にもおすすめのリフォームです。
WAKAI DWS24DB
ビンテージワックスの使い方例⑦有効ボードを活かす
有孔ボード(パンチング ボード)を取り入れたDIY作品は、収納力が高くてとても便利。でも、白や無塗装だと、どこかの会社の内装の様で、味気なく感じます。
そこで、無塗装の有孔ボードをビンテージワックスで塗装してDIYに活かす使い方をしてみましょう。無機質な印象のある有孔ボードが、味わいのあるインテリア空間を生み出してくれるのでおすすめです。
有効ボードの材料はベニヤ板等が多いので、無塗装で味気ない印象が出てしまうのが特徴です。そこで、ビンテージワックスで濃い目の茶色に塗ると、高級感が出ます。
こげ茶~黒のビンテージワックスであれば、「男前風」や「昭和レトロ」などのインテリアが演出できます。固定した支柱と同じ塗り方にするのが、壁面に統一感を出すコツです。
光(Hikari)PGMBD69-3
ビンテージワックスの使い方例⑧室内ドアリメイクに
建具には流行があり、ドアが古いとどうしてもインテリア全体が古く見えてしまうものです。そこで、古いドアをビンテージワックスでリメイクする使い方はいかがでしょう。
既存のドアにワックスで塗装した薄いべニア板を貼っても良いですし、ドアをDIYして、ワックスを塗っても。部屋の壁色のアクセントになるようなワックス選びをするのが、ドアを引き立てるコツです。
ビンテージワックス塗装の家具はここでチェック!
BANCE basic innterierors
大阪にある、アンティーク家具とインテリア雑貨のお店です。店内には流行に左右されない、イギリスやフランスの落ち着いた造りの家具が並んでいます。「実際のビンテージ家具ってこんな色なんだな」と特徴を肌で感じられますし、ビンテージワックスの色選びの参考にもなります。
B-CNPANY
B-conpanyは、もともと雑貨の卸業者だったのですが、現在は店舗やネットで小売販売もしています。販売している家具はビンテージ風のもの、量販商品どちらもあります。
実際にテーブルの質感を触って感じることが出来ます。また、ディスプレイでのビンテージ家具に合う雑貨の飾り方のコツも参考になります。店舗は東京・埼玉・神奈川などにあるので、近くにある方は、のぞいてみてはいかがですか?
ビンテージワックスの保管方法
密閉はしっかりと
ビンテージワックスは植物性の油脂で出来ているので、乾燥しやすく、蓋が少しでも開いていると固まりやすいのが特徴です。商品には内蓋がついていますが、保管期間が長いほど固まってしまいます。
固まった部分は再生しないので、捨てるしかありません。容器をしっかり密封した後は、チャック式袋に入れるとよいでしょう。
サンノート チャック付ポリ袋 479
必要分だけ購入
通販ではたくさん買うほど送料が得な気がしてしまいます。しかし、大量購入は長期保存をしなければならない事にもなります。ビンテージワックスは必要な分だけを購入し、まとめ買いはしないようにしましょう。できれば一度のDIYで使い切る分だけを購入するくらいの気持ちでいる方がベターです。
ビンテージワックスで家具をアンティークに
ビンテージワックスの塗り方は難しいものではなく、特徴さえ知ればDIY作品の幅を広げてくれる商品です。家具以外にも、小物DIYや100均リメイクにも使えるビンテージワックス。塗り方や活かし方を知った今、あなたのDIYライフに取り入れてみませんか?
DIY用ワックスが気になる方はこちらもチェック!
先述しましたが、DIYで木製品になるオイルは複数あります。塗り方、塗った時の質感は商品によって微妙に違う場合もあるのです。一つ目の記事ではブライワックスの塗り方について、二つ目のリンクはオイルステインについて紹介している記事です。
DIYのオイル仕上げが気になる方は、比較のためにも是非ご覧ください!
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出典:akuten.co.jp