メジャークラフト CRX-762M
アブガルシア Abu エラディケーター エクストリーム EXTC-110H-TZ (ベイトキャスティング)
ゼニス SCH-S-1102M
磯ベイトタックルをご紹介!
ロックショアゲームをベイトで楽しもう!
ロングリーダーが魅力!ユーザーが増えてきている磯の新しい選択肢、磯ベイトタックルをご紹介します。青物向けはまだまだ選択肢が少ないものの、ヒラスズキ向けは普及が進行中!リーダーを太く長くしたい方、ベイトタックルが気になっていた方は、是非チェックしてみてください!
磯ベイトタックルとは
ロックショアで楽しむベイトタックルゲーム!
メジャークラフト CRX-762M
磯ベイトタックルは、地磯、沖磯で楽しむビッグゲーム向けのベイトタックルです。メインのターゲットはヒラスズキ、大型青物。現在はまだそれほど浸透していませんが、各メーカーから専用アイテムが展開されるとともに、メディアで取り上げられる機会も増えてきました。まだまだ選択肢が豊富とは言えませんが、太糸との相性は明確なメリット!スピニングよりも太いリーダーを長く使いたい方は、是非1度検討してみてください!
磯ベイトタックルのメリット
メリットを3つご紹介!
磯ベイトタックルのメリットについてです。最大のポイントは太糸を使いやすい点で、メインライン、リーダーとも太いものをスムーズに使用可能。スピニングと比べれば、巻き込んでのロングリーダーとも相性がよいです。根ずれ対策を徹底したい方は、是非チェックしてみてください!
①太糸との相性抜群!
ベイトリール最大のメリットは、太いPEが使いやすい点。メインラインよりさらに太いリーダーを巻き込んでも、構造的な特性からラインをしっかり放出してくれます。ラインの太さによるトラブルが少ない点は磯では大きなメリットで、強引なファイトを可能にすると共に根ずれのリスクを大幅に低減。取り込みが難しい釣り場全般で活躍します。
②ロングリーダーが使いやすい!
太糸に強い特性は、リーダーラインの選択肢も広げてくれます。ロングリーダーを組みたい時は特に顕著で、スペーサー無しのシンプルなラインシステムが選択可能。二重にならなければ巻き込みを問題にしにくいことから、10mを超えるロングリーダーで楽しめます。こちらも足場が高く水深が深い、地形が複雑な磯釣りと相性抜群のポイントです。
③キャストアキュラシーの高さも魅力!
キャストが低弾道、着水点をサミングで選べることも、ベイトリールのメリット。軽めのセッティングで振りぬけば、風の影響を受けにくく、精度の高いキャストが楽しめます。青物にはロングリーダー重視のヘビータックル、ヒラスズキにはアキュラシー重視のライトタックルがおすすめ。ターゲットに合わせたセレクトで、難攻不落の沖磯を攻略しましょう!
磯ベイトタックルのデメリット
デメリットを3つご紹介!
磯ベイトタックルのデメリットについてです。最も問題になる点はバックラッシュの存在で、釣りがヘビーな分、大きなトラブルに繋がるケースが考えられます。糸噛みにも注意する必要があり、スピニングのような気軽さが無いのが磯ベイトの弱点。メリットに魅力を感じる、敢えてベイトで挑戦してみたい方向けの釣り方です。
①バックラッシュが致命的!
明確なデメリットとしてバックラッシュがあげられます。ヘビーなルアーをPEで使用する場合は影響が特に顕著で、トラブルが起きた場合は復旧が難しいケースが多いです。ルアーやガイドが飛んでいくようなトラブルも起きやすく、この部分が磯ベイトのハードルを上げる最大のポイント。キャストに慣れれば減らせるものの、風や集中力の問題からゼロにするのは難しいです。メリットとデメリットを比較しながら、導入を検討してみましょう。
②道具の選択肢が少なめ!
選択肢が少ないのも、磯ベイトのデメリット。各メーカーで取り上げられるようになったものの、太糸でトラブルを起こしにくい特別なレベルワインダーを搭載したモデルや、安価に楽しめるロッドは展開されていません。釣りの頻度が高く道具に投資した分遊びきれる方、工夫しながら流用でバランスを取れる方向けの釣りと言えます。
③情報が少ない
プロアングラーの情報発信、各メディアの動画など増加傾向はあるものの、他の釣りに比べればまだまだ情報は不足気味。磯釣りのハードルの高さもあって、気軽に挑戦できる釣りとは言えません。ご自身で釣り場に合わせて道具を調整できる方、スピニングのロックショアゲームに慣れている方向けのスタイルです。
磯ベイトタックルの釣りを動画でチェック!
ヒラスズキゲームを動画でチェック!
まずはロックショアの人気ターゲット、ヒラスズキのベイトタックルゲームをチェックしてみましょう!根際に広がるサラシを狙うのがセオリーの釣りでは、一発目を通すコースが釣果を大きく左右します。狙ったところに落としやすい特性はもちろん、着水直後からリトリーブが始まる点も見逃せない大きなメリット。よりイメージに近い軌道でルアーが根際をトレースしてくれます。ベイトリールのトルクフルな巻きも魅力的!キャスト精度とリトリーブコースに照準を合わせて、タックルやルアーの準備を進めましょう!
青物ゲームを動画でチェック!
ロックショアのパワーゲーム、青物をターゲットにした動画もご紹介。こちらはキャスト精度よりもパワー重視、太糸との相性を目的としたセレクトになっています。使用しているリール「シグラー SM」は海外製のレベルワインダー無し、リーダーがレベルワインダーに接触するトラブルが無くなるモデルです。浮かせて食わせるトップルアーならキャッチ率はさらにアップ!夢のサイズを目指す方におすすめのスタイルです。
磯ベイトタックル向けのルアーについて
ヒラスズキにはライトルアーがおすすめ!
ヒラスズキを狙うルアーには、スタンダードなフローティングミノー、バイブレーションやシンペンがおすすめ。20g、30gといったウェイトを扱いやすいタックル構成が必要になります。長くパワフルなロッドが欲しい磯の釣りですが、ルアーが扱いにくくなるようなヘビーすぎるセレクトに注意しましょう。スピニングに近いイメージで準備すればOKです!
青物にはヘビールアーがおすすめ!
大型青物を狙う太糸の釣りには、ヘビーなトップルアーがおすすめ。50gを越えてくるルアーがメインになるので、ロッドもヒラスズキ向けよりワンランク以上強いものを選びましょう。メタルジグも同じタックルで使いたい場合は、リールの巻き取り量に注意が必要です。
磯ベイトタックルのリーダーについて
リーダーの選び方を3つに分けてご紹介!
磯ベイトタックルのポイントとなるリーダーの選び方についてです。メインラインを太く、スペーサー無しでリーダーも太く、長くというのが磯ベイトタックルの大きな魅力。動画内で使用されていたバランスをご紹介しているので、このバランスを基準に釣り場やターゲット、ご自身のキャスティングに合ったバランスへ調整していきましょう!
①ロングリーダーに挑戦!
ベイトリールを選択する大きなポイント、ロングリーダーについてです。メインラインを太めにできるので、まずは直結から始めてみましょう。先ほどご紹介した動画のバランス、ヒラスズキにはPE3号に40lb、青物にはPE6号に80lbがおすすめ。長さは8mから12m、スプール内で重ならない程度まで対応可能です。スピニングでは難しい長さのリーダーですが、メインラインとリーダーラインの太さにギャップが少ないので、スペーサー無しでも十分実用範囲内。ご紹介した2つを基準に直径のギャップが大きくなりすぎないようなバランスでラインの太さを選んでみましょう。太いメインラインを使うことで、糸噛みの頻度も軽減されます!
②素材はナイロンがおすすめ!
太いリーダーの素材はナイロンがおすすめ!しなやかで巻き癖が付きにくく、スプールまで巻き込んでも暴れず放出されやすい素材です。癖のついたリーダーラインがガイドに当たりながら放出されると、ガイド絡みの原因になります。ガイドに干渉しやすい太糸をロングリーダーで使うなら、ナイロンラインを試してみてください!
③結束はFGノットを使おう!
ロングリーダーで運用するなら、ノットは結び目の小さいFGノットがおすすめ。編み込み回数を減らし、ハーフヒッチを増やすことで直径ギャップを埋めると、トラブルが起きにくいFGノットが作成できます。編み込みは8回から12回、ハーフヒッチは20セット以上がおすすめ。太いラインは締め込みが甘くなりやすいので、ノッターを使ってしっかり締めこみましょう!
磯ベイトタックル:メインラインの選び方
号数は太めがおすすめ!
メインラインはPEライン、号数は太めがおすすめ!太いほど空気、水からの抵抗を受けやすく、飛距離が伸ばしにくくなりますが、リーダーとのギャップが減るほどトラブルが少なくなります。巻き量は200m程度、ヒラスズキにPE3号、青物に6号を基準に選んでみましょう。
編み本数の選び方について
ロングリーダーでメインラインが障害物に干渉するリスクを抑えたラインシステムなので、編み本数は強度と価格のバランスで選ぶ方法がおすすめ。特別4本にこだわる必要はありません。ベイトの特性上どうしても巻き替えの頻度が高くなるので、安価に抑えてガンガン攻められるセレクトも1つのオプション!船用PEも考慮に入れながら、好みに合ったものを選びましょう!
磯ベイトタックル:ベイトリールの選び方
剛性やパワーを重視して選ぼう!
リールの選び方についてです。ブレーキの付いているキャスティング向け、ソルト対応から剛性やパワーを重視して選ぶのが基本。ラインキャパシティも選んだラインに対応するモデルが必要です。「カルカッタコンクエスト」など、現在は金属製の丸形リールが人気。ダイワのTWは特性上、太いラインが通りにくいのでリーダーの太さに注意しましょう。青物動画で登場した「シグラーSM」は非常に魅力的な特性を持つアイテムですが、海外製で高価、本体はもちろん、メンテナンスパーツ入の手難易度が高いのがネックになります。
価格も大きな選択基準
「アンタレスDCMD」などハイエンドな選択肢もある磯タックル向けベイトリールですが、磯の特性から道中のリスクを考慮に入れて選択する必要があります。実釣以外のダメージを与える可能性がある釣り場なので、買い替えも考慮に入るアイテムを検討しておきましょう。「レボ・ビースト」「ビッグシューターコンパクト」など、価格と性能のバランスに優れたモデルもチェックしてみてください!
磯ベイトタックル:ロッドの選び方
ヒラスズキにはヒラスズキモデル!
ヒラスズキ向けは専用ロッドが比較的容易に入手可能。長さ10f以上、ルアーウェイト40g程度までのものがおすすめです。アブガルシア「エラディケーターエクストリーム:EXTC-110H」ヤマガブランクス「バリスティックベイト:103MH」など、専用モデルが複数のメーカーから展開されています。軽量ルアーを扱いきれるしなやかさを重視して、モデルを選んでみましょう!
アブガルシア Abu エラディケーター エクストリーム EXTC-110H-TZ (ベイトキャスティング)
ゼニス SCH-S-1102M
青物ロッドはやや高額!
青物向けのモデルは選択肢が非常に少なく、「フィッシュマン」「リップルフィッシャー」「MCワークス」といったハイエンドロッドメーカーの製品から選ぶことになります。基準は10f以上、対応ルアーウェイト60g以上。淡水向けは7fクラスがメインで、磯では長さが足りません。予算を多めに用意して、よいものを長く使うイメージで選んでみてください。
磯ベイトに挑戦してみよう!
こだわりのタックルで大物をゲット!
ロングリーダーが魅力の磯ベイトタックル。まだまだ始まったばかりのスタイルですが、ロックショアゲームの幅を広げてくれる魅力的な選択肢と言えそうです。まずは道具が揃えやすいヒラスズキから!こだわりのタックルで、大物をゲットしてください!
ロックショアリールが気になる方はこちらもチェック!
ロックショア向けのリールが気になる方は、下記のリンクをチェック!アブガルシア「レボ ビースト」「18ビッグシューターコンパクト」、シマノ「18アンタレスDC MD」の記事をご紹介します。ロッドとリールをゲットして、ロックショアベイトに挑戦してみましょう!
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