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キンギョハナダイはどんな海水魚?
初めて海水魚を育てるとなれば、キンギョハナダイも選択肢に入りますよね。性格もおとなしく、病気にもなりにくい丈夫さを持ち、色も可愛らしいのでとても人気の高い海水魚です。キンギョハナダイは性転換をするという特徴があり、生態も気になるところですよね。今回はそんなキンギョハナダイの特徴や生態、育て方を詳しく解説していきます!
キンギョハナダイの特徴
キンギョハナダイってどんな魚?
こちらはスズキ目ハタ科に分類される海水魚で、サイズは最大で15㎝程度。小さいイメージが強い魚ですが、15㎝まで育てば意外と大きさを感じます。体は綺麗なオレンジ色をしており、水槽内でとても映える存在ですね。ヒレの形も特徴的で、海で見かけたらすぐに見分けられる魚となっています。
キンギョハナダイは食べられる?
あまり大きくは無い海水魚ですので驚かれるかもしれませんが、実は食用になるハタ科の魚です。とはいえ雑魚扱いであり、基本的には観賞魚として扱われていますね。ハタ科と言えばクエが有名ですが、サイズが小さい為同じように頂くのは難しく、やはり育てて楽しんだ方が良いでしょう。
キンギョハナダイの別名
キンギョハナダイは、金魚のような色合いをしていることから名づけられており、別名は海金魚となっています。他にもコンゴウハナダイやコンペント、アカビーなどの呼び方もありますが、基本的にはキンギョハナダイの呼び方で良いでしょう。英語ではSea goldieと呼ばれています。
キンギョハナダイは初心者でも育てやすい!
キンギョハナダイが人気なのは、外見のかわいらしさだけじゃなく、初心者でも飼いやすく、病気になりにくい丈夫な魚であることが挙げられます。サイズも丁度良いので、初めて海水魚を育てる方は是非検討してみて下さい。
キンギョハナダイの性格は?
育てるとなると気になるのが、性格ですよね。性格が荒々しいと他の魚との混泳が難しくなるのですが、キンギョハナダイの性格は大人しく、ほとんどの魚と混泳出来ます。もちろん相手の性格が荒ければ混泳は難しいのですが、相手の性格も穏やかであれば混泳出来ます。ただし、同種の混泳の場合、オス個体を複数飼育すると性格に関係なく問題が起きる可能性がありますので、オスは一匹だけにしましょう。
キンギョハナダイの生態
生態①普段は岩礁・サンゴ礁を泳ぐ
生息海域は、太平洋からインド洋にかけての暖かい海です。日本では南日本に生息しており、稀に防波堤からでも見えることがあります。防波堤を泳いでいる個体が釣りで釣れることもありますね。水深は大体35m程度で、岩礁・サンゴ礁の付近を泳ぎ、流れて来る動物プランクトンを食べています。特定の場所からあまり離れないのも特徴の一つです。
生態②キンギョハナダイは性転換する!
多くの方が気になるのが、性転換する特徴かもしれません。最初は全てメス個体として生まれてくるのですが、途中でオスに性転換する個体が現れるのがユニークな特徴です。メスは7㎝程度までしか成長しませんが、オスになると15㎝程度まで大きくなります。全ての個体がオスになる訳ではなく、メス5~10匹の内1匹程度がオスになる形で、ハーレムを形成します。オスは蛍光ピンクで、メスは黄色なので見分けやすいですね。
生態③性転換による繫殖戦略
大体1年程度で成熟して繫殖出来るようになるのですが、群れの中にオス個体がいない場合は、体の大きな個体がオスに変わります。体が小さい間はメスとして、大きくなるとオスとして繫殖活動するため、効率よく繫殖出来るようになっているのです。群れが大きいと何匹かのオスがいる状態になり、群れが20匹程度と小さい場合はオスが1匹だけだったりします。
生態④キンギョハナダイの産卵期
産卵期は場所にもよりますが、大体6月頃から11月頃の、暖かい時期に行われます。特に夏時期がピークとなっていますね。卵は15時間程度ですぐに孵化し、1年で7センチ程度まで成長します。
生態⑤キンギョハナダイの天敵は?
あまり大きな魚ではありませんので、大きな魚に食べられてしまうことも珍しくありません。特に天敵とされているのが、画像のユカタハタです。こちらは40㎝程度になるハタで、見た目が強烈ですよね。水槽内でも、大きな魚と混泳させる時は攻撃されないように注意して下さい。
キンギョハナダイの育て方・飼い方①用意
用意するもの①水槽
育てるとなれば、まずは水槽が必要です。水槽サイズは30㎝程度の小さなものでも構いませんが、出来れば45㎝、60㎝水槽を用意しましょう。複数匹育てると水質が悪化しやすいので、大きな水槽になるほど病気等の心配が減ります。10匹程度飼育したい場合は90㎝水槽が欲しいところですね。また、水槽から飛び出しやすい魚ですので、水槽と一緒にフタも購入しておきましょう。
用意するもの②砂・サンゴ・飾り
こちらは非常にサンゴとの相性が良い魚ですので、是非サンゴも入れてあげましょう。また、底砂にサンゴ砂を入れてあげることで、PHがアルカリに傾き、環境が良くなります。その他、ライブロック等をしっかり配置してあげることで隠れ家ができ、ストレスが緩和されます。危険を感じると岩陰に隠れたがる魚ですので、なるべく入れてあげたいですね。混泳させる時も、他の魚との喧嘩を防いでくれます。
用意するもの③餌
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餌は人工飼料を食べてくれますので、手間がかかりません。画像のような海水魚用の餌が販売されていますので、初心者の方はまずはこういった餌から始めてみましょう。もし上手く食べてくれない場合は、生エサにも挑戦してみて下さい。魚を購入する前に、お店で与えていた餌を聞いておくと良いですね。
用意するもの④ヒーター
暖かな海を泳ぐ魚ですので、必ずヒーターを入れて加温をしてあげましょう。もし温度が低いと病気になりやすく、長く育てるのが困難になってしまいます。ただ、基本的には丈夫な魚ですので、少しくらい温度変化しても大丈夫です。設定温度は25~26度にして、年間を通して温度をキープしてあげましょう。
用意するもの⑤フィルター
育てていると水が汚れますので、フィルターが必要になります。水槽セットを購入した場合はセットで付いてくることが多いのですが、無い場合は別途購入して下さい。小さな水槽であれば、画像のような外掛け式フィルターが、60㎝サイズであれば上部式フィルターが一般的です。水質が良いほど綺麗な色が出やすいので、綺麗な水を保ちたいですね。
用意するもの⑥ライト
せっかく綺麗な海水魚を飼うので、ライトで照らしてあげましょう。水槽サイズに合ったライトが販売されていますので、チェックしてみて下さい。ライトの中には特殊な効果を持ったものもあります。照らす時間は一日8時間程度が目安で、ライトを使って昼と夜のリズムを作ってあげて下さい。
用意するもの⑦人工海水
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海水魚を育てる上で欠かせないのが、人工海水です。上記のような人工海水を使うことで簡単に海水状態を作ることが出来ます。ただし、分量を間違えると危険で、塩分濃度が濃いと脱水症状に、低いと太りやすくなります。比重計を使ってしっかり調整しましょう。
キンギョハナダイの育て方・飼い方②準備
水槽のセット
必要なものが揃ったらセットしていきましょう!水槽を綺麗に水洗いして、設置場所を決めて配置します。サンゴ砂を入れて人工海水を入れ、ヒーターやフィルターを設置すれば準備完了です。この段階で気を付けることは特にありませんので、気軽に行いましょう。
2週間水を回す
セッティングしたらすぐに魚を入れたくなりますが、水槽の中にはまだバクテリアがいません。バクテリアが少ないと水質が安定しにくいので、2週間程度フィルターを動かしておきましょう。微生物のついたライブロック等を入れておくことで、バクテリアがその間に繫殖してくれます。
キンギョハナダイの育て方・飼い方③導入
サンゴを入れる
2週間程度水を回したら、まずはサンゴを入れましょう。お好みのものを入れて、綺麗なレイアウトを作って下さい。色々ありますが、育てやすい種類がありますので、お店の人に相談して選ぶのがおすすめです。
キンギョハナダイの購入
ここまで準備が出来たら、キンギョハナダイを購入しましょう。お店もネットショップも大体1000円程度で販売されていることが多いですね。ネットショップでの購入は送料やリスクも多少ありますので、お店で購入するのがオススメですが、お近くに無い場合はネットショップも利用してみましょう。産地によって個体差があり、インド産は安価で、東アフリカ産は綺麗な分、少し高い傾向にあります。
水合わせ
購入したらいきなり入れず、水合わせをしましょう。まずは購入した際の袋を水槽に浮かべて、水の温度を合わせます。30分程浮かべておきましょう。次に、袋の中に水槽の水を入れて、水質を合わせていきます。袋の中がいっぱいになったら、手で優しくすくって水槽の中に入れてあげて下さい。袋の中の水は悪い細菌がいる可能性がありますので、魚だけ入れましょう。
水流の具合
水槽に入れたら飼育スタートです。最初は緊張しているので、あまり構いすぎないように、そっとしておきましょう。少し様子を見て、水流も調整してあげて下さい。基本的にある程度水流がある状態を好みますので、水流は強めに調整して構いません。
キンギョハナダイの育て方・飼い方④管理
餌やり
餌やりをしすぎると体調不良は水質悪化につながりますのでご注意下さい。目安として、3分程度で食べきる量を与えましょう。1日1回で構いませんので、手間が心配な方には嬉しいですよね。
水替え・掃除
海水魚の飼い方で大切なのが、水替えです。やはり水は少しずつ汚れていきますので、2週間に1度は水替えをしてあげましょう。水替え用のホースで、水を3分の1程度交換してあげます。その際、底部分に溜まった汚れも出すようにしてあげて下さい。
キンギョハナダイの育て方・飼い方⑤注意点
育て方、飼い方を解説してきましたが、基本的には丈夫な魚ではあるものの、雑に扱うとやはり病気になることもあります。水質の悪化や温度変化、合わない魚との混泳によるストレスなど様々な原因で起こりますので、なるべく快適な環境を用意してあげましょう。また、他の魚を水槽に入れる際、病気を持っていると移る可能性がありますので、買い足す際もご注意下さい。
キンギョハナダイに関するTwitter
アカシマシラヒゲエビとキンギョハナダイ
いつも岩を掃除しているアカシマシラヒゲエビ。なぜかキンギョハナダイが綺麗にされていました。 pic.twitter.com/aiwjUv8peE
— 京都水族館【公式】 (@Kyoto_Aquarium) December 29, 2018
こちらはアカシマシラヒゲエビがキンギョハナダイを掃除している様子が撮影されています。こうしてエビと混泳させることも出来ますので、好きな方は入れてみましょう!
キンギョハナダイのオスメス
キンギョハナダイのオスとメス。性転換することが知られている魚類です。葛西臨海水族園で2017年5月28日(日)に開催する「スタッフトーク」では、性が変わる魚についてお話しします。東京ズーネットお知らせ☞https://t.co/tG0kKkBY0R pic.twitter.com/h7Sal1jKEo
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) April 24, 2017
こちらはオスとメスの違いが分かりやすい写真が紹介されています。色が大きく違いますので、すぐに見分けられますよね!
まとめ:キンギョハナダイはどんな海水魚?
今回の「キンギョハナダイはどんな海水魚?性転換する特徴や飼育方法を解説!」はいかがでしたでしょうか?とても丈夫であり、育て方・飼い方も簡単な海水魚ですので、是非育ててみて下さい。複数匹飼育で性転換して、ハーレムを形成させるのも醍醐味ですね。丈夫な魚ではありますが、病気にならないよう丁寧に育ててあげましょう!
キンギョハナダイが気になる方はこちらもチェック!
今回はキンギョハナダイについてご紹介させて頂きましたが、他にも熱帯魚や海水魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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