最近注目のおから
最近おからへの注目が高まっています。健康にいいだけでなく、腸を整えるのでダイエット効果もあると特に2018年はブームがきました。またおから自体に味が付いているわけではないので、いろんな料理に使えて便利ですしヘルシーでもあります。大量購入したおからを便利に調理するためにどう保存すると良いのか、どう調理できるかといった内容をご紹介していきます。
おからの効果
大注目のおからですが、おからを摂ることでどんな効果が発揮されるでしょうか。まず第一に挙げたいのがダイエット効果です。食物繊維が豊富にあるため便通が良くなります。お通じがよくなるだけで痩せやすい体へと導いてくれて、だいぶダイエット効果になります。糖質や脂質を抑えるためにおからを代用してもよし、出来上がった料理にかけても効果を望めます。
続いて、痩せやすい体質になるためには筋肉が必要ですが、筋肉を作るために必要な栄養素がタンパク質です。おからはもちろん大豆からできているので、タンパク質がたっぷりです。そのほかにミネラル、アンチエイジングのビタミンE、美肌効果に欠かせないイソフラボンなど、非常に優秀な食べ物と言えるでしょう。
保存するには冷凍?
生おからを購入する際にふとよぎるのが、果たしてこの購入した量を食べきれるか、という心配ではないでしょうか。例えば同じ大豆でできた食べ物、豆腐だと冷凍はあまりおすすめされていませんよね。おからも冷凍できないかと思われがちですが、実はおからは冷凍して保存することが可能です。なので、おからを保存する際は冷凍庫に入れてしまいましょう。
そもそも冷凍保存できる期間と食材とは
おからに限らず、多くの食材を冷凍庫にて冷凍保存をしている方も多いのではないでしょうか。冷凍すれば長い期間保管できると思われている方が多くいらっしゃいます。冷凍向きの食材や冷凍できる期間はおよそ決まっていますので、一度冷凍保管そもそもについて予習をしましょう。
主に冷凍に向きといわれている食材ですが、水分や繊維質、脂分が比較的少ないものが冷凍保管に向いています。保存できるといえば保存できるのですが、食感が変わってしまうため本来の美味しさそのものを追求することは難しそうです。
さて、保存期間についてです。冷凍して食材の質をキープできる期間ですが、ほとんどの食材が1〜2週間程度と言われています。きちんとくるんで保存状態がよければ、保存期間は1ヶ月くらいまでなら大丈夫です。
生のおからの日持ちはどれくらいか
スーパーやお豆腐屋さんで購入する生おからですが、賞味期限はどれくらいでしょうか。期間はだいたいは2〜3日ほどと言われています。長期間日持ちしない食べ物です。そのため、美味しく食べきるためにも冷凍保存を上手に行いおからをいろんな方法で調理していきましょう。
おからの保存方法を比較
もう答えは見えていますが、生のおからを保存する際、冷凍保存と冷蔵保存でどのような違いが出るかみていきたいと思います。期間の違いのみならずそれぞれ注意すべき保管方法も一緒にみていきましょう。
おからを冷蔵保存:保存期間と保存方法
生おからを買われたら、購入した際のパッキング状態にもよりますが、基本は2〜3日しか保存がききません。生おからが2〜3日で食べきれる献立であれば冷蔵保存で大丈夫です。
ただ大変腐りやすいので冷蔵保存する場合もなるべく湿度がないところを選んで保存するようにしましょう。生おからがネトっとしてきたり色が変色してきたり、悪臭を放つようになれば残念ですが廃棄してしまいましょう。
おからを冷凍保存:保存期間と保存方法
生おからが食べきれない量でしたら冷凍庫にて冷凍保存された方が良いでしょう。それでも1〜2週間の賞味期限と言われていますが、冷凍保存する際、なるべく平らにしたり湿気を飛ばしていれば、1ヶ月程度は保存がききます。冷凍しているからと1年2年…と入れっぱなしにしないように注意しましょう。
おからを冷凍庫に冷凍保存する方法ですが、一般的に2通りの方法が挙げられています。1つは先ほど記載したようになるべく平らにして保管する方法と、もう一方は小分けにして保存する方法です。平らにさせて冷凍保存した場合、調理の際に好きな分量をパキッと割って使用することが可能です。
小分けに保管する際はその時その時で使用できるので楽チンです。冷凍保存する前にできるだけ水分のない状態にさせてから保存するとより日持ちします。乾煎りできるなら乾煎りしてから冷凍庫に保管してしまいましょう。電子レンジでチンすることで乾煎りの代わりとすることも可能です。
おからの解凍方法
冷凍保存したおからを解凍する際どのような方法があるでしょうか。解凍方法として一般的に3通りあります。自然解凍で冷凍庫から冷蔵庫に移動させ半日〜1日かけて解凍する方法、ボールに水をはり、その中にジップロックなどで包んだおからを入れて解凍する方法(この際水は出し続けます)、最後に電子レンジで解凍する方法です。
食中毒や味の質などを思うと冷蔵庫を使った自然解凍方法が一番おすすめなのですが、時間がない、あるいは思い立って今使いたいということであれば電子レンジでチンをした方が手っ取り早いでしょう。
電子レンジで解凍してしまう場合ですが、保管している入れ物の口を広げ、500Wの1分前後程度で大丈夫です。ただし、加熱がきちんと行き届き食中毒対策になっているかは少し不安なので、電子レンジで解凍して調理を行う際は、必ずその次の調理工程で加熱するようなレシピのものにしましょう。
冷凍したおからを使ってできるレシピ
さぁ、大量に冷凍保存したおからを用いていろんな食べ物を調理しましょう。おからは栄養満点、カロリーも少ないのでヘルシーな料理に仕上がります。冷凍している分焦って調理したり食べなくてもいいので、楽しむ感覚でおから料理や様々なレシピにトライしてみましょう。ハンバーグといった王道はもちろん、サラダにだってなります。
日頃の食卓に、ちょっとまだ何か物足りないと感じた時に冷凍おからは優れものです。もちろんお弁当に冷凍おからをうまく活用することをおすすめします。自分用や家族の分のお弁当に、おから料理を楽しみましょう。特におから料理はお弁当に入れても臭くなりにくいのでお弁当向きとも言えます。
冷凍おからレシピ①卯の花
おからといえば真っ先に思い浮かぶのが卯の花、もしくは煮物です。だしの効いた、しっとりとした卯の花のレシピをご紹介します。材料は冷凍したおから(もちろん生おからでも構いません)ににんじんとネギを加えましょう。お好みでちくわや糸こんにゃくを加えても腹持ちが良くなります。
おから 200g ちくわ 2本 にんじん 1/2本 しいたけ 4枚 ねぎ 1/2本 酒 大さじ1 A水 1カップ Aしょうゆ 大さじ3 Aみりん 大さじ2 A砂糖 大さじ1 A「ほんだし」 小さじ1/2 「AJINOMOTO 胚芽の恵みコーン油」 大さじ1
細切りした具材を油で熱したフライパンに入れます。しっとりとしたら解凍したおからを投入しましょう。よく炒めたら醤油や砂糖、お酒といった調味料を加え、混ぜ合わさったら蓋をして8分程度煮立たせます。
冷凍おからレシピ②ハンバーグ
おからを使用したハンバーグは今やスタンダードとなってきました。ヘルシーなのにとっても美味しいおからハンバーグはトライしてみるべきです。合挽き肉、おから、玉ねぎ、卵、塩胡椒があればおからハンバーグの出来上がりです。
材料 (ハンバーグ8個分) 合挽き肉約400g おから約100g 玉ねぎ中玉1個 卵M玉1個 塩胡椒各少々 フライパンに敷く油(今回はオリーブオイル).適宜
玉ねぎをみじん切りして透明になるまで火を通します。その後冷凍庫で眠らせていたおからを投入します。おからハンバーグにおけるお肉とおからの対比は4:1程度です。おからと玉ねぎが混ざったら合挽き肉と塩コショウを入れ混ぜ合わせます。最後に卵を入れて成形します。ハンバーグの形にしたら指でハンバーグのタネの真ん中を少しくぼませましょう。フライパンでおからハンバーグを片面づつ焼けば完成です。
冷凍おからレシピ③サラダ
冷凍したおからを使ってポテトサラダならぬおからサラダを作ってみるのはどうでしょうか。ポテトサラダよりももっとヘルシーな仕上がりになります。ポイントは冷凍おからのパサパサ感や味のなさをカバーするために赤ワインビネガーだったりマスタードといったアクセントの強い味付けをすると功を奏すようです。サラダが苦手なお子様も、おからサラダなら食べれるかもしれません。
おから300g ★ロースハム4〜5枚 ★キュウリ1本 ★玉ねぎ1/4個 ☆赤ワインビネガー大さじ3〜4 ☆マイユディジョンマスタード小さじ3〜4 ☆キューピーディフェマヨネーズ大さじ3〜5お好み ☆雪印マスカルポーネチーズ114g(1パック) ☆塩胡椒適量 ☆顆粒コンソメ 1つまみ
おからサラダのレシピですが、おから、ハム、きゅうり、玉ねぎを混ぜ合わせ、調味料を入れるだけです。ちょっとサラダが足りないなというときにパパッと作れるのでオススメです。おからサラダは加熱工程がないので、サラダにしようかなと思われるときはフレッシュなおからか自然解凍したおからを使いましょう。
冷凍おからレシピ④鶏団子
鶏肉とおからの相性も抜群です。ハンバーグと同じ容量で鶏ミンチボールを作ってみるのも手です。玉ねぎ、しいたけをみじん切りにし火を通したあと、保存していたおから、鶏ミンチ、片栗粉、卵、塩コショウを加え混ぜ合わせます。ボール型にしたらあとは焼くだけです。
玉ねぎ1/2個 椎茸1~2枚 ●生おから150g ●鶏ミンチ(好みの肉で)160g ●片栗粉 大さじ1と1/2 ●塩コショウ適量 ●卵(Sサイズ)1個 サラダ油適量 ☆片栗粉 大さじ1
鶏団子のスープにしたりミートボールとして味わったりと万能な仕上がりになります。焼いたあとはさらにこの鶏ミンチおからボールを冷凍して保存することも可能です。
冷凍おからを利用してお弁当に
冷凍したおからはお弁当の味方です。先ほど紹介したサラダや卯の花、ハンバーグやミートボールなどはお弁当にうってつけです。大量に冷凍してあるおからをうまく利用してお弁当に盛り付けてしまいましょう。
その他にも、お弁当にぴったりなのがはんぺんとおからを混ぜて焼いたものや、お子様のお弁当にもぴったり、おからが入ったコロッケもおすすめです。お弁当の中身どうしようと悩まれたときは一度冷凍したおからを味方につけてみてください。
大量におからを炊いて冷凍保存
おから自体癖がないので、いろんな料理に応用しやすいです。そして、お肉の分量を半分にカットできたり、糖質の高いものの代価品として使うこともできる優れものですしコストパフォーマンスも良いです。ちょっとヘルシーな食生活に変えてみようかなと思われた際はまずおからに注目してみてください。
生おからは確かに長持ちしませんが、きちんとした方法で冷凍すれば1ヶ月は持ちます。小分けに冷凍することで冷蔵庫の中身や残り物と組み合わせていろんな料理をすることが可能です。
冷凍おからスイーツ
もちろんおかずだけではありません。残りがちなおからを使ってスイーツを作ってしまいましょう。おからクッキーはもちろん、おからを使ったガトーショコラなんておすすめです。おから、卵、牛乳、ココア、無塩バター、砂糖、蜂蜜、お好みでラム酒やブランデーがあるとヘルシーかつこっくりとした大人のガトーショコラが簡単にできちゃいます。美味しいのに簡単なので、ぜひトライしてみてください。
冷凍おからスイーツ①ガトーショコラ
チョコレートとマーガリンを混ぜ合わせ、豆腐、おから、卵黄、ホットケーキミックス、ココアパウダーとブランデーかラム酒を入れてよく混ぜます。なめらかになるまで混ぜましょう。卵白と砂糖でつのが立つまでメレンゲを作り、さっくりと生地と混ぜ合わせます。180度のオーブンで1時間弱焼くと完成です。
生おから200g 絹ごし豆腐100g ホットケーキミックス 50g ココアパウダー50g チョコレート150g マーガリン 100g 卵3個 砂糖50g 豆乳 200cc ブランデー 大さじ3 砕いたクルミ適宜
冷凍おからスイーツ②ドーナツ
ホットケーキミックス、おから、豆乳、砂糖、卵、牛乳をしっかりと混ぜたら生地の完成です。160度くらいに熱された油でゆっくりと揚げていきましょう。そのままでもとっても美味しいおからドーナツが簡単に出来上がります。
ホットケーキミックス 200g おから200g 砂糖30g たまご1個 牛乳50cc ■ 【ハニーグレーズ】 粉糖70g はちみつ 30g 牛乳20cc
冷凍おからスイーツ③スコーン
おから、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、マーガリンを手でしっかりと混ぜた後、台に生地をおき伸ばしていきましょう。型を抜くか好きな形に切った後、170〜180度のオーブンで2,30分焼けば完了です。とっても簡単なので、特に冷凍庫におからが残ってしまったという時の救世主となります。
生おから150g 薄力粉150g BP 小さじ2 砂糖30g マーガリン 30g
冷凍おからに関するまとめ
いかがでしたか。おからを冷凍庫にて冷凍保存すると長くても1ヶ月保存できるので、いろんな料理に汎用したりと可能性が広がったのではないでしょうか。冷凍庫にて冷凍保存する際には、冷凍前に水分をできるだけ飛ばすこと、乾煎りができるなら乾煎りをすることと、小分けに冷凍保存するか平らにして冷凍保存するように心がけましょう。
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