シマノ ソルティーアドバンス S803ML
シマノ ソルティーアドバンス S86ML
シマノ 20 ソルトウォーター セフィア TT
シマノ セフィア CI4⁺ ティップエギング S68ML-S
シマノ 18 セフィア BB S80M
シマノ セフィア クリンチ カエル跳びアッパー
シマノ セフィア クリンチ エクスカウンター
シマノ 20 セフィア エクスチューン S86M
シマノ 21 セフィア XR S79ML
シマノ セフィア CI4+ メタルスッテ S68L-S
はじめに
最近流行の「ング」系釣りの元祖と言えば「エギング」でしょう。もともとあった「ジギング」という釣り方から派生した「アジング」「チニング」「メバリング」などさまざまな「ング」系の釣り方が生まれましたが、やはり筆頭は「エギング」です。
エギ(疑似餌)というイカに特化したエサとエギングに特化したロッドで堤防や磯からイカを釣ります。
エギングのメインターゲットは?
アオリイカ
エギングのメインターゲットは「アオリイカ」です。アオリイカはイカの仲間の中でも旨味成分であるアミノ酸量が特別豊富で、ダントツに美味いイカであると言われています。日本近海のどこにでも接岸してきますから、秋から春のイカ釣りの季節には専門の釣り師が現れるほどです。
地方によって「水イカ」や「白イカ」などと呼ばれることもあるアオリイカが、エギングのメインであることは間違いありません。
その他のターゲット
大雑把に「マルイカ系」と「コウイカ系」に分けられるイカ類ですが、マルイカ系のアオリイカに対してモンゴウイカやスミイカ、シリヤケイカなどのコウイカ系もまたエギングのターゲットになります。
スミイカ以外のコウイカ系イカはお刺身にしてもあまり旨味がなく、火を通しての食材(天ぷらや炒め)として使用されることが多くメインターゲットになりにくい要因になっています。
シマノ製エギングロッドの特徴
こだわりの硬さ「シマノエギングロッド」
シマノはエギングロッドに並々ならぬこだわりを持っていて、エギング師の中でもその評価・評判は分かれます。一言で言ってしまえば「シマノのロッドは使いにくい」ロッドです。なぜ使いにくいのか。それは「遊びがない」からです。
初心者用エギングロッドでも上級者用エギングロッドでも、初めてシマノを持つ方はその「硬さ」に驚きます。この硬さが微妙なアタリを逃さないシマノ製ロッドの特徴だと気付けば、すぐに「エギング」名人になれるのにもったいない話です。
シマノ製エギングロッドの選び方
シマノ製エギングロッドの特徴は「硬い」「軽い」「強い」の三拍子です。ですから他社製品からの乗り換えでも、初めてエギングロッドを購入される方でも、まずは「ML」をおすすめします。
乗り換えの方は他社の「M」程の硬さくらいのイメージで、初めての方はシマノのMLで慣れてしまえばどこのどの製品にでも対応できると思います。
初心者におすすめシマノ製エギングロッド2選
シマノ ソルティーアドバンス 803
シマノ ソルティーアドバンス S803ML
少し短めのソルティーアドバンス803は足元までエギを追う秋イカにも対応しやすく、またお値段もお手頃の初心者向けモデルです。2.5号~4号のエギサイズ対応となっていますが、ジャストは一番使い勝手のよい3.5号に設定されています。価格とパフォーマンスで比較しても他社製品を圧倒しているモデルです。
シマノ ソルティーアドバンスS86ML
シマノ ソルティーアドバンス S86ML
ソルティーアドバンスS86MLは、エギング用として特化した性能のロッドです。また803と比較して若干の長尺になっており、エギをダートさせ易い造りになっています。また重さも803と比較すると少し軽くなっており、長時間の釣りでも快適に楽しめる点も魅力です。
コスパもよく手頃な値段で買える上に、細身で軽いので、初心者の方にも買いやすく扱いやすいロッドとなっています。
ソルティーアドバンスインプレ
アマゾンの口コミからのインプレですが、幾つかあるインプレも評判のよいものばかりです。やはり初めて使う方は硬さが気になるようですが、中にはショアジギングに使っている方もおられるようです。初心者が選び方で迷ったらシマノソルティーアドバンスがおすすめです。
セフィアと比べました。やっぱり硬いという感じ。どっちが良いかといわれると、初心者にはこの金額で、このくらいの軽さ、強さで充分かと思いました。あまり柔らかいと扱えないかもしれない。
中級者におすすめシマノ製エギングロッド2選
シマノ 20 ソルトウォーター セフィア TT
シマノ 20 ソルトウォーター セフィア TT
セフィアTTはエギングに重要なテクニックも行いやすい高性能設計となっている点も魅力です。セフィアTTは現在硬さとサイズの組み合わせが8種類ありますが、おすすめなのが「S86M」です。オールラウンドなので、幅広くエギングを楽しめます。
またMランクの硬さがスローにもダートにも適応します。フィールドを選ばないS86Mはある程度の腕のある方からの評判がよいようです。
シマノ セフィア CI4⁺ ティップエギング S68ML-S
シマノ セフィア CI4⁺ ティップエギング S68ML-S
S68ML-Sは浅場から深場、エギは軽めから重めまで、幅広く活用できるバーサタイルモデルとなっています。日によって変わる風や場所の状況に合わせて、扱い方を変えられる対応力の高さも魅力的です。またMLという硬さを活かして釣り方を幅広く楽しめます。
セフィアシリーズのタックルは、中級者以上になったら一度は振ってみたいシマノの旗艦的ロッドシリーズとなっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
セフィア CI4+ティップエギングインプレ
こちらもアマゾンさんからのインプレです。感度がとても高く、当たりを逃さないので、チャンスを逃さず、快適な楽しい釣りが可能となりますね。機能性が高く満足度の高いロッドです。
当たりが分かりやすく、釣果が倍になりました。
しゃくってからの、繊細なアタリが黙視で分かりやすいです。
大満足の一本でした。
上級者におすすめシマノ製エギングロッド1選
シマノ セフィア エクスチューンS86M
シマノ 20 セフィア エクスチューン S86M
「硬い」「軽い」「強い」のシマノロッドに「粘り強さ」がプラスされた上級者向けの大物狙いモデルです。鋭いエギアクションや、遠投などの高負荷な状況にも安定した性能を発揮。感度も高いのでストレスなくゲームを楽しめます。
上級者モデルの理由として高額なこともありますが、繊細なエギングで攻め、粘りで当たりを逃さない性能で、今まで以上にエギングゲームを楽しんでできるのではないでしょうか。
シマノ セフィア エクスチューン インプレ
この一本あれば安心というようなエクスチューンは、上級者にぜひチェックしてもらいたいロッドとなっています。値段が高いように感じますが、性能を考えるとこの一本で高い満足度を得られるため、今より高みを目指すならぜひ使ってみてください。S86Mは深場や潮の流れが速いエリアなどで本領を発揮します。
触った瞬間にものすごいロッドだとわかるくらい素晴らしいです。 シマノのロッドは硬いと言われていますが、私としてはロッドパワーMでも意外とティップは入るなーと思いました。 エギングだけではなく、スーパーライトショアジギングにも使うので、これから相棒にして大切に使っていきます。
新製品のおすすめシマノ製エギングロッド1選
シマノ 21 セフィア XR S79ML
シマノ 21 セフィア XR S79ML
シマノは多様化するエギングゲームに合わせて、エギング用ロッド「セフィアXR」のラインナップを増やし、全15種類を販売しています。ライトエギングから、ディープエリアの大物狙いや遠投型、ボートエギングまで多彩なシチュエーションに合わせたモデルを用意しています。
S79MLは、自重100gを切る圧倒的な軽さのテクニカルモデルで、エギングテクニックであるジャークを続けても、他のロッドと比べて疲れにくいといった魅力があります。長すぎないので取り回しがよく、移動しながらポイントをどんどん狙っていくゲームなどで活躍してくれます。
ティップランにおすすめシマノ製エギングロッド1選
シマノ セフィア CI4+ メタルスッテ S68L-S
シマノ セフィア CI4+ メタルスッテ S68L-S
エギングでは、ボートやフィッシングカヤックなどからはもちろん、乗り合いの釣り船では、ティップランエギングさせてくれる船宿もあります。そんな中で生まれたシマノセフィアメタルスッテシリーズは、とてもしなやかで、ねじれに強いロッドはブレにくい上に、高感度のティップで評判も上々です。
感度の高さは、海の荒れやターゲットの感触も分かってしまうほどの高さで、当たりも逃しません。
迷ったら時におすすめシマノ製エギングロッド1選
シマノ セフィア BB S80M
シマノ 18 セフィア BB S80M
最後に個人的にコスパ最高だと思われる「セフィアBB」を紹介させて頂きます。このロッドは(あくまでも私見ですが)シマノのロッド技術の良いところがすべて盛り込まれているロッドだと思います。
もともとセフィアBBは入門用として名を馳せてきましたが、モデルチェンジでシマノの誇る「ハイパワーX」が搭載されました。おかげで10g重くなってしまいましたが、気になる程ではありません。
18 セフィア BB インプレ
人気のBBにハイパワーXが搭載されて買い替える方は多いようです。やはり前作と比較して捻じれ剛性が上がっているところが評判になっています。エギングロッドの選び方に迷ったらシマノセフィアBBをおすすめします。
今回からハイパワーX搭載との事で購入しました。 前作より自重が重くなりましたが、あまり使用していて気になりませんでした。 ハイパワーXの成果はブレが少なくて良いですね。
シマノのエギングタックルへのこだわり
いろいろなシマノ製ロッドを比較紹介してまいりましたが、ここでシマノの先進技術の一端を紹介しておきます。
大評判のハイパワーX
カーボン素材に限らずロッドには「曲がり」と「捻じれ」が発生します。キャスト時ならば距離と正確性、取り込み時なら「のされ強さ」やコントロールなどが各ロッドによって違ってきます。
シマノではブランクス(ロッド本体)の最外層に「X」の字にカーボンテープを巻きつけてロッドの捻じれを抑制しています。これにより釣り人のイメージ通りのロッドコントロールが可能です。人気の秘密ですね。
大評判のスパイラルX
スパイラルXはロッド全体のカーボンテープの巻き方に特徴があります。縦方向のカーボン繊維の内側と外側に「逆方向」にカーボンテープを斜めに巻いていき、ロッドの「よじれ」を抑えています。
数値などで表すよりこのシステムの長所を一言で言えば「余裕」です。大物を掛け、スリリングなやりとりをしても実は最初から最後まで「主導権」は渡さない「余裕」が感じられます。ハイパワーXとともにシマノのロッドテクノロジーの基本になっています。
大評判のXガイド
エギングで一番多いトラブルはライントラブルですよね。シマノの「Xガイド」はそんなライントラブルを軽減させるために産まれました。そして同時にキャスト時のライン抵抗を徹底的に排除しました。
3Dテクノロジーで一体成型されたトップガイドと、バット部のチタンガイドの角度・傾斜まで緻密に計算され実現したXガイドは、上級クラスのロッドにしか搭載されていませんが、そのテクノロジーはすべてのシマノ製品に活かされています。
エギングロッドの使い方①
陸っぱりのエギング
ショアからエギングする場合、メインは防波堤か磯からのエギングになります。基本は一度エギを底まで落とし3~4回しゃくり上げ、また落としたらしゃくる。の繰り返しなのですが、大切なのは自分なりのしゃくりパターンを幾つか持つことです。
ロッドの選び方にも関わってきますので、エギの重さやロッドの硬さ、長さなどに合わせたしゃくりパターンを持ちましょう。
基本しゃくりパターン
【エギング】しゃくり方の種類とコツを覚えよう! - https://t.co/kzCHobGtBW pic.twitter.com/A8DmwsQsfa
— つぐむぐ@釣り・AQUA (@tsugumugu) November 7, 2017
水深が4~5mの場合、エギの沈降速度が大体3秒で1mだとして着水から12~15カウントでしゃくり始めます。糸ふけを取り自由落下させたエギを3~4回のしゃくりとリーリングで水中を躍らせます。
軽くテンションを掛けたまま最初のカウントの半分くらい(12なら6カウント目安)フリーフォールさせ、またしゃくるを繰り返します。これを足元まで行いまたエギを投げる、の繰り返しが基本です。
エギングロッドの使い方②
ボートなどでのティップランエギング
海上でのエギングはティップランエギングが基本になります。ロッドはショア用より短い物が多いですが、一番の違いは「ティップ(竿先)」です。ティップランエギングはその名の通り「竿先の走り」でイカを掛ける釣りです。ロッドの選び方も目視しやすいよう竿先の色で選ぶ方もおられます。
ティップランエギングの基本
ティップランエギングでは普通のエギと比較して重いものを使います。また普通のエギを使う場合にはシンカーを装着して重くしたりします。そのエギを一気にボートから海底まで落とし、着底させたら5~7回ほど「速しゃくり」し、イカのタナで「ステイ」させます。
イカがエギを抱いた時にティップが下に持って行かれるか、テンションが抜けて上にあがるかした時にアワセを入れます。ティップランエギングは目で合わせましょう。
ロッドの選び方は慎重に
ティップランエギングは、ショアからのエギングに比較して大物が掛かる確率の高い釣りです。先輩釣り師や船長さんなどの評判なども聞いて、慎重にタックルを作りましょう。
ティップランが気になる方はこちらもチェック!
最近流行のティップランエギング。敷居が高いとお考えの方もおられるようですが、そんなことはありません。「暮らし~の」のサイトの中にティップランエギングに詳しい記事がありますので、興味のある方はこちらもチェックしてみて下さい。
「ティップラン」とは?揃える道具から釣り方のテクニックまで徹底解説!
ティップランエギングという釣り方を御存じでしょうか。基本的にはボートからのエギングなのですが、使用ロッドなどのタックル、しゃくり方のテクニッ...
エギングロッドのお手入れ
タックルの手入れの基本は「塩抜き」
フッ素コート
— 雨男 (@s57water) August 17, 2018
PEラインやロッドガイドの摩擦抵抗を少なくするための潤滑、防錆剤
コートする事で、摩擦抵抗が減少しキャストの距離が伸びます。
車や機械は、グリス、オイルといった潤滑、防サビ剤を使用し手入れしますが、
釣具も同様に手入れすれば、ずっと快調に使えますよ(*^^*) pic.twitter.com/3CXryy3Bpj
海釣りロッドの手入れで一番大切なことは「塩抜き」です。使用後の水洗いは当たり前なのですが、できれば錆の出やすい金属部分は歯ブラシなどで優しく塩落とししましょう。面倒な方は湯舟にぬるま湯を張って全身洗いをするのがおすすめです。
ただしグリップなどウレタンやコルク素材は漬け込まないこと。真水でも水分が抜けきらないとカビなどの原因になります。乾燥させたらスプレーコートしておきましょう。
タックルの痛みの原因は「塩」と「太陽光」
ロッドの痛む原因は一番が「塩」です。次が「太陽光」。太陽光に関しては長時間太陽光を浴びせることで、ロッドは塗装面やグリップなどの劣化が起こります。しかし、タックルを表に出しっぱなしにして保管する方は居ないと思いますので割愛いたします。
ただし日陰でも紫外線劣化は同じです。仕舞う時は愛機も家の中に入れましょう。
シマノ製「エギ」の選び方
ランガンに人気の「カエル跳びアッパー」
シマノ セフィア クリンチ カエル跳びアッパー
シマノのエギングロッドにはやはりシマノのエギがおすすめです。エギングタックルを作る時の参考にして下さい。大人気のセフィアシリーズ「カエル跳びアッパー」は2.5号と3.0号の2サイズにカラーも豊富となっています。
3Dにダートしてくれるので、探り釣りや高活性のエギングに高評価です。サイズが3.0号までですので、春のレッドデビルには少し小さいですね。
サイズアップのエクスカウンター
シマノ セフィア クリンチ エクスカウンター
春の大物狙いでは、人気の「エクスカウンター」がおすすめです。サイズは3.5号と3.8号の2サイズで、カラーはカエル跳びアッパーと同じく16色です。
エギの色の選び方は天気や時間、季節や場所などでさまざまですが、シマノさんはカラーネームが「カサゴ」やら「メジナ」など想像しやすいネーミングになっていますから選び易いですね。タックルボックスにはいろいろなサイズの物を用意しておきましょう。
まとめ
シマノのエギングロッドをいろいろ比較・おすすめして参りましたが、今年こそはエギングを!と思われている初心者の方もエギング歴20年のベテランも、シマノのロッドが国産ロッドの最高峰にいることはご存じかと思います。
これから梅雨前までイカは大きく育ち続けます。大人気のシマノのタックルで良サイズのイカをゲットしに出かけましょう。
トータル的なエギングロッドの選び方や評判が気になる方はこちらもチェック!
「暮らし~の」のサイトの中にエギングタックルの硬さやサイズなどを比較した記事があります。また人気のエギングロッドの評判やインプレなどを紹介した記事もあります。興味のある方はこちらも選び方の参考にして下さい。
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