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「するするスルルー釣り」の仕掛けとやり方!磯大物釣りの最新メソッドをチェック!

するするスルルー釣りは、沖縄から全国に広まった磯の大物釣りです。キビナゴを流しながらアタリを待つ釣りで、大物向けの道具立てで楽しむフカセ釣りのイメージで楽しめます。本州の大型魚にも効果的!するするスルルー釣りで、大物をゲットしましょう!
更新: 2022年6月6日
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するするスルルー釣りに挑戦!

沖縄生まれのキビナゴフカセをご紹介!

近年注目を集めている大物向けの磯釣り「するするスルルー釣り」をご紹介!必要な竿やリールの情報、仕掛けと釣り方を紹介しています。釣り方自体は非常にシンプル!本州のヒラスズキ、青物、真鯛にも効果がある釣り方なので、磯釣り好きの方は要チェックです!

するするスルルー釣りとは

沖縄生まれのフカセ釣り!

するするスルルー釣りは、沖縄で生まれ注目を集めている磯のフカセ釣りです。「するする」は完全フカセ、イケイケとも呼ばれる餌を流す釣りの総称、「スルルー」は餌となるキビナゴを指しています。つまり、キビナゴ餌の完全フカセというのが、するするスルルー釣りの内容です。

船釣りから行うスタイルは局地的に人気がありましたが、沖磯から行うスタイルはかなりエキサイティング。シンプルながら餌の同調性能が高く、シビアな状況にも対応!夢のサイズを狙ってみたい方におすすめです。

するするスルルー釣りのターゲット

幅広いターゲットに有効!

フィッシュイーター全般に効果の高いキビナゴを使用するので、ターゲットは青物、ヒラスズキ、真鯛に根魚と多岐にわたります。撒き餌にもキビナゴを丸ごと使用するため、ベイトパターンにもある程度対応が可能。

魚がキビナゴを意識するシチュエーションを作って、自然な動きでアプローチできます。まずは泳がせやルアーのターゲットにある程度目星をつけて、釣り場や道具の準備を進めてみましょう!

ターゲットの選定がタックル選びのポイント

沖縄にはタマンやガーラといった魅力的なターゲットが複数存在。20kgを超えるような魚が掛かってもおかしくありません。推奨タックルや仕掛けは沖縄向けの強力なものをベースにご紹介しますが、全体をややライトにまとめて、食わせや操作性を重視した構成をとってもバッチリ楽しめます。

釣り場の最大サイズをイメージしながら糸の太さや竿の強さを選んでみてください。夢のある釣りなので、ややオーバーパワー気味がおすすめです!

するするスルルー釣りのエサはキビナゴ!

キビナゴ餌を用意して出かけよう!

するするスルルー釣りのエサは、ネーミングの元にもなっている「スルルー」、キビナゴを使用します。釣具店で売っている冷凍のものを解凍して使用しましょう。撒き餌にもキビナゴを使用するので、大容量の物を買って、中から形のよいものを選びながら使ってもOKです!

エサの付け方を動画でチェック!

キビナゴ餌の付け方を紹介している動画です。大物対応の太軸を使用することから、付け方は目から抜いて背中に刺すタイプの付け方がおすすめ。回転しないように、チモトを目のあたりに入れて真っすぐになるように付けるとバッチリです!


するするスルルー釣りの撒き餌について

撒き餌もキビナゴ!

するするスルルー釣りは撒き餌もキビナゴ!集魚剤等は混ぜず、キビナゴのみの流してナチュラルに餌の流れを作ります。水ごと撒いても問題ありませんが、穴の開いた柄杓があると非常に便利です。

するするスルルーへの注目度から大容量パックを扱う釣具店も増えてきましたが、現在はまだまだ黎明期。付けエサが取れるか品質を確認してから釣り場に向かうのが無難です。予約して餌屋さんから取り寄せると確実!事前に釣具店に問い合わせをしておきましょう!

キビナゴブロック3kgから5kgが目安!

渡船利用、7時間前後の釣りであれば、撒き餌はキビナゴブロック3kg程度が目安。余裕をもって楽しむなら、5kg準備しておくのがおすすめです。ミンチではなく1匹ずつ丸ごと冷凍されているものが必要で、価格はkg1,500円程度。

形が揃った食用のものはもう少し高いケースもあるようです。コストを抑えたい場合はイワシのミンチやブロックカットを混ぜてかさ増ししましょう!

するするスルルー釣りのタックルをチェック!

するするスルルー釣りのタックルを3つに分けてご紹介!

するするスルルー釣りのタックルをご紹介!リールはパワーとドラグに優れるジギング向けのモデルが人気、竿はするするスルルーに対応したものが展開されています。道糸はナイロンの10号!大物への強さがウリの釣りなので、勝負できる道具を用意して挑戦してみましょう!

①するするスルルータックル:道糸

ラインはナイロン10号が標準のセッティング。浮力があるため底を這わず、安心してラインを流し続けられる点がポイントです。

フロロは底を這ってしまうケースがある、PEは風や波によるトラブル、長い距離糸を出すとどこかで障害物に干渉してしまう可能性があることから、道糸にはナイロンをおすすめします。強度は10号となっていますが、ワンランク落として8号でもOK。使用感や磯の状況に合わせて選んでみてください。

②するするスルルータックル:リール

ダイワ スピニングリール 21 セルテートSW

出典:Amazon

リールは糸巻量、ドラグ性能とパワーを兼ね備えるジギング向けのスピニングリールがおすすめ。するするスルルー釣りはダイワが力を入れていることから、ダイワ製のモデルが人気です。

サイズは5000番以上、素早くラインを回収できるハイギアを選択しましょう。ダイワ5000番はPE5号300m、ナイロンは10号が160m程度入ります。

③するするスルルータックル:竿

ロッドはパワーモデルがおすすめ。ダイワ「オレガ」は、超高密度高強度カーボンSVFナノプラスを取り入れており、大型の魚でも問題なく釣り上げることが可能です。

するするスルルー釣りを考慮に入れた設計になっています。がまかつからも「我夢者II」というするするスルルー対応モデルが展開されているので、専用ロッドをお求めの場合はこちらも考慮に入れて検討してみてください。

するするスルルー釣りの仕掛けをチェック!

するするスルルー釣りの仕掛けを3つに分けてご紹介!


するするスルルー仕掛けのパーツと作り方をまとめてご紹介!セッティングは動画の項目で紹介する、ダイワの公式動画から紹介しています。仕掛けの構成は非常にシンプルで、パーツさえ揃ってしまえば作り方は簡単。磯釣りに慣れている方であれば、すぐに作成可能な内容です!

①仕掛けと作り方:ウキ、シモリ玉、スナップ

DUEL フカセウキ TGピースマスター

出典:Amazon

ガンガン流す釣りなので、ウキは視認性がよくある程度サイズがあるものが必要です。作り方はスナップを介して誘導状態で接続し、サルカンとの間にシモリ玉を入れてトラブルを防ぎます。サルカン、シモリ玉とも大型のものを選び、道糸に通しておきましょう!

②仕掛けと作り方:サルカン、ビーズ

DスイベルSS ローリングスイベル

出典:Amazon

道糸とハリスの接続は高強度のサルカンを使って接続。道糸側をビニミツイストでダブルラインにしておくのが作り方のポイントです。太いラインを折り返すので、サイズは大型の1/0前後を使用。道糸、ハリとも抜けが無いようしっかり締めこんでください!

③仕掛けと作り方:ハリス、ビーズ、ハリ

がまかつ タマンスペシャル(NSB) 18号

出典:Amazon

道糸10号に対してハリスはフロロカーボンの18号。針はタマン針やキハダ針といった強度の高いものを使用します。チモトにアピールアップのビーズを入れるのもポイント!潮受け的な役割も果たしてくれるので、忘れずしっかりセットしておきましょう!

するするスルルー釣りの釣り方をご紹介!

するするスルルー釣りの釣り方を3つに分けてご紹介!

するするスルルー釣りの釣り方についてです。磯釣りに必要な潮を見る力が必要ですが、釣り方自体は非常に単純。流れに任せて、潮を沖へ送り込みます。コマセは少なめ、アワセは強め!竿を大きく立てて、根に潜らせないファイトで大物をゲットしましょう!

①するするスルルー釣り:潮上に撒き餌を投入!

まずは潮の流れに餌を流します。大量に投入する必要は無いので、2杯程度撒いて流れを確認しておきましょう。沖へ流れる潮にキビナゴを乗せて餌場作り!最初に2杯、1投毎に追加で1杯程度がコマセワークの目安になります。

②するするスルルー釣り:仕掛け投入後はラインを放出!

最初のキビナゴがある程度流れたら、同じ流れに仕掛けを投入!投入後の1杯も忘れず投入しておきましょう。後はフカセ釣りの要領で、ベールを上げて指でラインの放出をコントロールしながら仕掛けをどんどん流します。

フケた糸が横方向に流されるときは、軽く竿を立ててメンディング。自然に流れるように制御しながら糸を放出していきましょう。スプールを見て、掛けて走られる分の猶予が無ければ仕掛けを回収し再投入です。

③するするスルルー釣り:ラインが走ったらアワセ!

アタリはラインの放出に勢いがつくような形で現れます。根魚も掛かる釣りなので、根に潜られないように竿を大きく立てて強いアワセを入れるのがポイント。ナイロンは伸びがあり、長距離出しているのでアワセ切れの心配はありません。独特な糸のアタリ、大物とのファイトを楽しんでください!

するするスルルー釣りを動画でチェック!

するするスルルー釣りの動画を2つご紹介!


するするスルルー釣りの動画を2本ご紹介!与那嶺功氏も登場する解説動画と、当日の様子を紹介している実釣動画をチェックしてみましょう。本州の磯でも大きく竿を曲げてくれるターゲットは多数!新しいスタイルに挑戦してみたい方は、要チェックです!

①ダイワの解説動画でポイントをチェック!

するするスルルー釣りのパイオニア、与那嶺功氏の解説と実釣の様子をチェックできる動画です。タックルや仕掛けの構成、作り方と釣り方のポイントが解説されています。

当日は釣果に恵まれなかったようですが、回遊があれば本州の磯でも青物のチャンス!ヒラスズキ等長期間狙えるターゲットにも有効なので、是非いつもの磯で試してみてください!

②初挑戦でも楽しめる!

沖磯で初めてのするするスルルー釣りに挑戦する動画です。慣れるまでは糸に出るアタリの見極めが難しいケースがあるようですが、掛かった魚が大きければアタリは明確!強烈な引き込みで耐えられないラインブレイクも、磯大物釣りの醍醐味と言えるポイントです。

ジギング系のリールはレバーがありませんが、太いラインを活かせる強力なドラグがあります。ハリスの強度と相談しながら、パワーファイトを楽しんでください!

するするスルルー釣りで大物をゲット!

沖縄以外でも楽しめる!

沖縄から全国に広がるするするスルルー釣り。シンプルなスタイルとキビナゴ餌は、日本の磯に幅広くマッチする新しい大物釣りスタイルと言えます。道具をややライトに、青物や真鯛の回遊があれば、地磯や堤防からでも楽しめる!渡船はハードルが高いかも、と感じた方も、是非気軽に挑戦してみてください!

リールが気になる方はこちらもチェック!

今回はするするスルルー釣りのアタックや釣り方をご紹介してきましたが、他に入門向けのジギングリールが気になる方は、下記のリンクをチェック!パワフルなスピニングリールで、大型青物をゲットしましょう!