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黒豆の作り方は?お正月のおせちに欠かせない黒豆の簡単レシピを紹介!

お正月のおせちに欠かせない黒豆のおいしい作り方を知りたくはありませんか。ふっくらつやつやのおいしい黒豆を作ることができれば、お料理の腕がぐんと上がった感じがします。一方で初心者には難しいと感じることも。ここでは簡単においしい黒豆の作り方をご紹介しています。
2020年8月27日
ryoumin315
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なぜお正月に黒豆を食べるの?

お正月のおせちに欠かせない黒豆、なぜおせちには黒豆が入っているのでしょうか。黒豆に限らず、豆類には「マメで達者に」との願いが込められています。特に黒豆は長寿、健康、厄除けなどの願いが込められています。働き者の日本人、つやっとした黒い色は災いを払い、一生懸命元気に働いて、病気にならずに過ごしたいという切実な願いが込められていると感じられます。一年の最初の食事であるおせちの縁起物、みんなでおいしく頂いて、よい一年を迎えたいものですね。

黒豆の豆知識

黒豆には大豆と同じようにイソフラボンや、大豆サポニンのほか、アントシアニン(黒い色の正体ですね)など、体に良い栄養素がたくさん含まれています。昔の人が黒豆の栄養の高さをを経験から知っていたとしたら、なんだかすごいですよね。

地方によって違う黒豆の煮方

地方によって煮方や食べ方も少しずつ異なるようです。皆さんのおうちではどのような食べ方をしますか。一般的に、関西ではつやつやふっくら、関東ではわざとしわを寄せるそうです。どちらの煮方も健康や長寿の願いが込められた煮方だそうです。おうちの黒豆を見ると、一家のルーツがわかるかもしれません。

黒豆のおいしい作り方のコツ①

昔からある作り方のコツについて

昔ながらの黒豆の煮方のコツに、釘を入れる方法と重曹を入れる方法があります。ただし、圧力鍋で作る場合はどちらもいれてはいけません。危ないので絶対に入れないでくださいね。上の画像は重曹です。空き瓶などに入れて保存すると使いやすくなります。

釘を入れる理由

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釘を入れるのは鉄の錆を利用して黒さを出すためです。新しい豆は煮ている間に色素が抜けやすくなるので、錆で色止めをするのですね。新しい釘ではあまり意味がありません。錆びたくぎがないときは、わざと錆びさせてから使う必要があります。濃い目の塩水に1~2日漬けて、錆びさせてから使います。体に悪そうだから使いたくないという方は無理に入れる必要はありません。入れなくても作ることができますのでご安心ください。

重曹を入れる理由

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重曹(タンサン)を入れるのはあくを取るためと、ふっくら仕上げるため、重曹はアルカリなので、たんぱく質を分解するからだそうです。重曹はスーパーのお塩や漬物の素などがあるところを探すと見つかります。山菜の下茹でなどにも使えるほか、掃除にも利用できるので一つ購入しておくと便利です。

黒豆のおいしい作り方のコツ②

初心者向けの簡単に作るコツ

黒豆をおいしく作るためにはいくつかのコツが必要です。難しいと感じるかもしれませんが、逆にこれさえ守れば、初心者でも簡単においしい黒豆を作ることができます。ここではふっくらつやつやの黒豆を作る作り方をご紹介します。


2~3日の余裕を見て作り始めよう

黒豆を煮る前に黒豆を柔らかく戻す必要があります。一晩くらいはかかるので、焦らなくてよいように、2~3日の余裕を見て、ゆったりと作りはじめましょう。焦りは失敗を引き起こしやすくなります。簡単な手順もあわてて見落としたりしてしまわないよう、時間に余裕を持つことで難しいと感じることも少なくなります。

豆を戻すときは味のついた煮汁につけよう

水で戻す方法もあるのですが、豆にしわが寄りにくくするためには煮汁を最初に煮立て、味のついた煮汁の中で豆を戻したほうがしわが寄りにくいようです。豆の中に煮汁がしみて、味もおいしく柔らかく仕上がります。初心者におすすめの方法です。

豆は煮ている間、煮汁から出ないようにしよう

豆を煮ているときに、豆が煮汁から出てこないようにたっぷりの煮汁ようにします。温度差や乾燥により豆の皮が引っ張られてしわの原因になったり、軟らかさや味の染み込み方に差が生まれてしまいます。一度しわが寄ってしまうと、元に戻すのが難しくなるので、長く煮る時は特に気を付けて、差し水をしながら煮ましょう。

豆は冷めてから煮汁から出そう

煮あがった豆は煮汁ごと時間をかけて自然に冷まします。急激に温度が下がると、前述のように志波屋や武家の原因になります。たっぷりの煮汁の中に入れたままゆっくりと冷ましましょう。煮汁を切って豆だけをよそいたいときは、冷めるまで待ってよそいましょう。

保存するときは煮汁ごと

黒豆を煮たら、保存容器に汁ごと入れて、やはり豆が煮汁から出ないようにしておきましょう。味のなじみもよく、きれいな豆の状態で保存できます。冷蔵保存で2週間くらいを目安に食べきりましょう。

黒豆の基本の作り方

初心者でも簡単においしくできる、黒豆の基本の煮方です。お正月のおせちにつやつやの黒豆を煮るのは難しいと、市販のものを買ってくる方もいますが、自分で作ると甘さや柔らかさを好みに調整できます。特に難しい手順はありません。初心者向けの煮方の一番のコツは何といっても「時間」でしょう。

材料

黒豆1袋(ここでは250gのものを使っています)
煮汁:水1.2ℓ(200㏄の計量カップ6杯分)、砂糖(きび砂糖がおすすめです)150g、しょうゆ大さじ2、重曹(タンサン)小さじ1
※釘を使う方は錆びたくぎを1~2本
※砂糖としょうゆはお好みで加減してください。

作り方の手順

煮汁の材料を鍋にすべて入れて火にかけ、沸騰したらすぐに火を止めます。豆を入れて一晩放置します。

弱火~中火でゆっくりと煮ます。(釘を入れる場合はここで入れます。)煮汁が減って豆が出てきそうになったら差し水をして、ゆっくりと(2~3時間)火を入れましょう。様子を見てお好みの硬さに煮てください。

2時間続けて煮れない人は


長い時間を取れない方は、30分くらい煮て火を消して放置し、また30分くらい煮てを繰り返すとよいでしょう。火を止めた後も余熱で火が通るので、火をかけている時間は少なくても柔らかくなります。

半日以上放置で味がなじむ

煮あがった黒豆はそのまま半日ほど放置しておきましょう。そうすることで中に味がしみ、皮が破れにくくなり、つやつやふっくらがキープされます。

黒豆の圧力鍋での作り方

気長に煮る煮方もありますが、圧力鍋を使うと煮る時間を大幅に短縮できます。ただし、重曹や釘は絶対に入れないでください。重曹を入れると空気孔から煮汁が噴出して大変危険です。圧力鍋は中の圧力を上げて火を入れていく調理器具なので、釘を入れるのも危険です。

材料

黒豆1袋(ここでは250gのものを使っています)
煮汁:水1ℓ(200㏄の計量カップ5杯分)、砂糖(きび砂糖がおすすめです)150g、しょうゆ大さじ2
※砂糖としょうゆはお好みで加減してください。

作り方の手順

煮汁は一度煮立てて、火を消し、黒豆を入れて一晩放置します。(ここまでは上の作り方と一緒です。)圧力鍋に、一晩漬けておいた黒豆と煮汁を入れて、フタをセットし、中火にかけます。圧力鍋の圧が上がってきたら(ピンが上がったり、色が変わったりとお鍋によってサインがあります)、弱火にして20分煮ます。タイマー付きのコンロがあれば、利用するとよいでしょう。

圧は自然に下がるのを待ちましょう

20分立ったら、火を止めて圧が下がるまで自然に冷まします。冷めていく間に味が入っていきます。焦らずゆったりと待ちましょう。難しい手順はありません。ただ時間をかけて待つことが大切です。

黒豆を使ったレシピ①

黒豆ご飯の作り方

特にお正月料理というわけではありませんが、黒豆を入れたおこわの作り方をご紹介します。地方によっては「大黒様のお歳夜」のごちそうとして頂く風習があるそうです。12月9日は大黒様がお嫁様をお迎えする日だそうで、そのお祝いのお膳なのだとか。お料理は、黒豆をはじめとする豆尽くしです。お赤飯とは違ったおいしさがあります。黒豆の産地として有名な丹波では枝豆の状態の黒豆で作る枝豆ごはんが食べられているようです。

材料

うるち米3合、もち米1合、煮汁で戻したままの黒豆と煮汁をそれぞれお玉一杯分
※煮上げる前の黒豆を使います。煮豆を使う場合は味が濃くなっているので、煮汁は半分くらいにしてみましょう。また、甘くなるのが嫌な方は、煮汁を作るときに砂糖を入れないか、量を減らしてみてください。

作り方の手順

研いだお米を炊飯器に入れ、普通のご飯を炊く時と同じ量の水を入れる。炊飯器からお玉一杯分の水をすくって捨て、黒豆と煮汁を入れて炊飯モードで炊く。10分蒸らしてしゃもじでさっくりと混ぜたら出来上がりです。お好みでお赤飯のようにごま塩を振っていただいてもおいしいです。

黒豆を使ったレシピ②

黒豆のなます


甘く煮た黒豆と、さっぱりしたなますが箸休めにぴったりの一品です。酒の肴にもなる大人向けのメニューです。色がきれいなので、お正月にお出ししてもよさそうです。

材料と作り方

■材料
大根おろし1/6本分くらい(太さにもよりますが5~6㎝くらいの長さ)、砂糖大さじ3、酢大さじ2、塩小さじ1/2、黒豆(煮たもの)
■作り方
黒豆以外の材料を混ぜ合わせ、塩と砂糖を溶かします。煮汁を切った黒豆をあえて完成。冷蔵庫で冷たく冷やして食べてもおいしいです。黒豆に甘さがあるので、砂糖はもっと控えても大丈夫です。

味をなじませるとさらにおいしく!

作った後冷蔵庫に入れてしばらく置くと、大根の辛みが抜けてマイルドになります。お互いの味がなじんでさらにおいしく感じられるようになります。2~3日くらいは日持ちするので、保存容器に入れて作り置きすると、お客様がいらしたときにもぱっと出せて便利です。

黒豆を使ったレシピ③

黒豆の簡単スイーツ

難しいことは何もありません。レシピというほどのものでもないのですが、黒豆は意外と洋風のお菓子と合います。ヨーグルトに乗せただけ、アイスクリームに乗せただけでもおいしいスイーツになります。抹茶を少し混ぜてから乗せると本格的になります。初心者でも簡単においしい和風スイーツを作れるので、おせちの黒豆に飽きた時や、余った時にお試しください。

黒豆の作り方は?まとめ

黒豆の作り方は?お正月のおせちに欠かせない黒豆の簡単レシピを紹介!いかがでしたでしょうか。難しいイメージのある黒豆の煮方も、意外と簡単だということがお分かりいただけたと思います。初心者でもコツさえ守ればおいしい黒豆を作れます。甘さや食感を好みにできるのが手作りの良さです。保存料なども使わないため、体にもよく、たくさんいただけるなどいいことがたくさんですね。たくさん作ってもアレンジレシピを活用して、いろんな楽しみ方をお試しください。

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