しらかば2in1とは
長野の立科町のスキー場
欧風別荘やウィンタースポーツの拠点として有名な、長野県東部は立科町にしらかば2in1が横たわります。蓼科山に接続したちょうどよい斜面を持つ、八子ケ峰の北斜面にスキー場が広がります。しらかばという名は、長野でも景色の美しさと娯楽を提供する観光地で有名な、白樺高原に由来しています。
2in1ってなに?
密かになんと読むのか迷う人も続出なしらかば2in1ですが、何故こんな不思議な名前になったのか気になります。実はこれには、施設の拡張が関係していました。当初の主要施設はルミエールだけだったところに、コアハウスが増設され、2つで1つに掛け合わせ、2in1になったという話です。
しらかば2in1のアクセス
アクセスの概要
もし関東方面からしらかば2in1の現地まで行くなら、北陸新幹線を経由し、バスやタクシーを乗り継ぎアクセスの方法があります。名古屋方面からの鉄道でも、4時間程度と比較的短時間でアクセスします。車の場合でも巨大な駐車場を完備しているので、混雑する週末や休日もアクセスしやすいスキー場です。
電車とバスでアクセス
・北陸新幹線→佐久平駅→路線バス(40分)立科町役場前→路線バス(30分)→スキー場
・中央本線スーパーあずさ→茅野駅→路線バス(45分)→東白樺湖下→タクシー(5分)→スキー場
車でアクセス
・関越自動車道→佐久南インター→国道142号(50分)→スキー場
・中央自動車道→ビーナスライン(25分)→大門街道(25分)スキー場
しらかば2in1の駐車場
・しらかば2in1専用駐車場:合計2,000台
コアハウス2in1前:1,000台(バス10台)
ルミエール前:1,000台(バス20台)
・料金:無料(2018年12月12日時点)
しらかば2in1のリフト
リフトの概要
深遠に樹海の広がる白樺高原で、八子ケ峰の北斜面を利用しているしらかば2in1のリフトは、全6本。そのうちペアリフトが5本を占め、残り1本が高速クワッド型です。スキー場エリアが東西に分かれていますが、リフトを上手に使いこなせば、東西エリアをまんべんなく往来できます。
リフト券売り場について
よくあるスキー場と違うのは、しらかば2in1のリフト券売り場は2か所あることです。一つは東側のルミエール、もう一つは西側のコアハウス2in1です。それぞれに専用駐車場があるのでアクセスもやや異なります。気分次第でリフト券売り場も使い分ければ、訪れたゲレンデは違った表情となります。
リフトの情報
・リフト券売り場:ルミエール(東側)、コアハウス2in1(西側)
・リフト本数:6本(ペア5、クワッド1)
・リフト営業時間:8:30~16:30
(1月20日~3月3日の土曜日は17:00まで)
しらかば2in1のゲレンデ・コース
ゲレンデ・コースの概要
かなり知名度たかめなスキー場がひしめく長野でも、人気を呼ぶゲレンデ・コースを備えているのがしらかば2in1です。その数は八子ケ峰の斜面上で14にのぼり、さらにスノーボード向けアイテムが多数並んでいたり、子供向けパークもあったり。そのコース設定は滑走する人を惹きつけます。
ラッツ・ラッツコース(上級)
モッコモコとコブが湧き上がるようにして張り付くので、難しさを誰でも実感してしまう、しらかば2in1でいちばんな上級コースがラッツ・ラッツ。リフトに並行するかたちで、頂上から北方のコアハウスに至っています。それほど長くはないとはいえ、未経験者には難しいと感じさせます。
プレジャーゲレンデ(初~中級)
来訪者の皆々が幾度となく滑走していく、コアハウスの前方の広々したエリアがプレジャーゲレンデ。コースの多いしらかば2in1のなかでは、まだまだ慣れない初級の人から修行にはもってこいな雪原です。それにしてもスノーボード乗りなら、両側で威容を見せるパークは気になってしかないところです。
ピクニックコース(初級)
クワッド1リフトなどで八子ケ峰のヒルトップまで登ってから、大きくカーブを描きつつ緩やかに下っている、最長距離の初心者向けコースです。1,800mの最長距離があって、しらかば2in1のスキー場全体をゆったり滑りたい時も、全体をぐるりと一周してみたい時もおすすめします。
タイムチャレンジバーン
既にプロだったり実力に自信があったり、または今の自分のレベルを把握しておきたいなら、しらかば2in1で密かに人気のタイムチャレンジバーンです。ここに何度も通って見れば、実力がどれほど上がっているか、タイムから知ることが容易になります。
しらかば2in1のパークアイテム
パークのあるゲレンデ
真っ先にパークアイテムに挑みかかりたいなら、一番手に訪れるべきがコアハウス手前に広がるプレジャーゲレンデ。ここはしらかば2in1のパークアイテムの、ほとんどが揃っている場所です。別にゲレンデに向かってみれば、ウェーブやクロスバーンなどもあるのでチェックしてみてください。
巨大キッカー
現地ですぐに目を引いてしまうのが、プレジャーゲレンデの中に2つこんもりとした姿を見せているキッカー。恐怖感を覚えるほどの高さを有する2つがそびえています。しらかば2in1を訪れたボーダーのなかでも、ある程度の経験を積んでいなければ乗り越えられない難関です。
ゲレンデ別のパークアイテム
・ホリデーゲレンデ:ウェーブ
・プレジャーゲレンデ
キッカー(10m、7m)
ワイドボックス(L=7.2m W=0.9m)
フラットダウンレール
ショートレール(L=4m)
テーブルトップ
・パラダイスゲレンデ:クロスバーン(L=100~150m W=5~7m)
しらかば2in1の場内施設
ルミエール
拠点となるルミエールは、正式名称を立科町体験学習館ルミエールと言います。ここはしらかば2in1のリフト券販売やスキー・スノーボードのレンタルをはじめ、レストランや売店、子供の遊び場や宅急便の預かり業務など何でもこなします。その上春~秋なら、蕎麦打ち体験までもできる複合施設です。
コアハウス2in1
常に人だかりが見られる西側のコアハウスも、単なるリフト券売り場だけではありません。大展望台の大型レストランはラーメン屋などの専門店もあります。スキーとスノボのレンタルや売店など、しらかば2in1では利用率がかなり高くなってくる複合施設です。
しらかば2in1の子供向け設備
ちびっこパーク
スノーラフティングが大人気のちびっこパークは、拠点施設ルミエールのそばにある子供向けの遊園地です。しらかば2in1に2か所ある子供向け施設の一つで、ほかに回転するポーラーカルーセルや、雪上エスカレーターのスノーウォーカー、乗り物のスノーレーサーもあり、子供が無我夢中となります。
ちびっこパーク情報
・場所:ルミエールそば
・入場料:半日500円、1日800円(リフト1日券がある場合 半日250円、1日400円)
・ポーラーカルーセル1回200円
・ラフティング30分500円
・スノーレーサー1時間500円
(料金情報は2018年12月12日時点のものです)
ペンギンパーク
かたやカラフルな柵に囲まれているペンギンパークは、しらかば2in1のコアハウスのほうの子供向け遊び場です。こちらではソリ遊びや雪遊びの施設が整っていて、ペンギンのように歩き回る子供の姿で賑わいを見せています。
ペンギンパーク情報
・場所 コアハウス2in1そば
・入場料 無料(2018年12月12日時点)
チャイルドルーム・キッズルーム
もう雪遊びはお腹いっぱいとばかりに子供がゲンナリ表情を見せているなら、ルミエールのチャイルドルームです。3Fに上がるとじゅうたん敷きの部屋に、遊具や絵本などが用意されています。また、ちびっこパーク専用の休憩所にはキッズルームがあります。どちらも保護者同伴にて利用をしてください。
しらかば2in1のレンタル
ルミエールでレンタル
あゆるサービスが詰まったしらかば2in1のルミエールは、格安のレンタルもしています。基本的にはスキーとスノーボード用のヘルメットや板など基本アイテムが揃いますが、全て用意するならばフルセットがおすすめ。レンタルは予約割引や学割などのお得プラン、レッスンパックなども用意しています。
コアハウス2in1でレンタル
もう片方のセンターであるコアハウスでも、手ぶらでレンタルできるスキーとスノーボードアイテムが揃っています。セットはかなりお得な金額ですが、コアハウスの毎週水曜のレディースデーや、毎週木曜のメンズデーならば、通常料金の50%引きと、しらかば2in1は値引き額がとんでもない状態です。
しらかば2in1のレストラン
ルミエールのレストラン
階ごとに異なるメニューを提供しているのが、ルミエールのレストランの変わったところです。220席の1階は和食がメインとなり、ピリ辛の回鍋肉定食や焼肉定食、ジャンボチキンカツカレーが人気。450席の2階レストランはしらかば2in1のゲレンデ直結で、ステーキセットが人気筆頭格です。
コアハウスのレストラン
雪に戯れる人々が行き交うプレジャーゲレンデを眺めつつお食事できるのが、コアハウスの400席ある大展望台レストラン。人気は直径30センチのわらじトンカツですが、ステーキセットなど洋食が中心メニューです。クレープ屋とラーメン屋も選べるので、しらかば2in1は意外とグルメなスキーになります。
しらかば2in1の宿泊
白樺湖周辺の宿泊施設
意外なことに戦前に造られたという白樺湖は、戦後の高度成長期に観光開発が進み、スキー場や温泉や美術館をはじめ、様々なお出かけスポットが完成しました。いまではホテル、ペンションなどが40以上も集結しています。しらかば2in1に宿泊がてらに遊びに行けば、どれにしようか迷ってしまうほどです。
カントリーイン・ザ・コロニアルハウス
豪勢なステーキディナーに、玄米菜食のメニューが美味しいカントリーイン・ザ・コロニアルハウスは、しらかば2in1の公式サイトで紹介されているアメリカ風ペンションです。リフト券&レンタルも付いている宿泊パックが用意されているし、疲れがとれるジャグジー風呂もあっておすすめです。
池ノ平ホテル
神殿のように重厚な外観を見せて、全国的にも白樺湖のリゾートホテルとして知名度が高いのが池ノ平ホテルです。ここもしらかば2in1の公式サイトで推奨されていました。温泉やボウリング設備などもあって、単なるスキーやスノーボード用の宿泊に留まらず、あらゆる娯楽にどっぷり浸れます。
しらかば2in1周辺の温泉といえば
池の平ホテル温泉
滑走の疲労をもれなく取り去る露天風呂を有する池の平ホテルの温泉が、しらかば2in1から車で7分の白樺湖畔に立地します。弱アルカリ性の単純温泉で、大理石風呂ゾーンはハーブ湯や檜風呂があり、ユーカリの道という温泉の水道を抜けると、水着混浴が当然な100畳の大露天風呂が待ち構えています。
白樺湖温泉すずらんの湯
すっきりしたモダンな和風デザインで白樺湖の南側で待ち構えるすずらんの湯は、茅野市が運営している人気の日帰り温泉。しらかば2in1から車で7分でアクセスできる白樺湖畔の立地です。展望大浴場に露天風呂もあり、湯上がりに味わいたいおすすめが、名物ソースカツ丼や八ヶ岳牛乳です。
しらかば2in1で滑ろう
スノーボードもスキーも宿泊プランで
彼方の峰々までも幻想的雪景色に覆い尽くす、八ヶ岳と白樺高原の絶景を目にするしらかば2in1が、どんな特徴を持って出迎えてくれるか理解できましたか。スノーボードの上達目的でも、子供連れでも過ごしやすいゲレンデは、冬に相応しい過ごし方を与えてくれそうですね。
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