カムイスキーリンクスとは
カムイスキーリンクスとは北海道旭川市にある、日本でも最大級のローカルスキー場です。北海道の中央付近、内陸部にあるため、積雪量もあり雪質はサラサラのパウダースノー。全国のスキーヤー憧れのスキー場です。今回は広大で手軽に楽しめるカムイスキーリンクスについて紹介していきたいと思います。(※この記事の情報は2018/12/19現在の物です)
カムイスキーリンクスの基本情報
スキー場面積166ha、標高差601m、傾斜8度~35度、最長滑走距離3500m、コース数25、リフト・ゴンドラ数6本となります。幅広のバーンで、初心者からベテランスキーヤーまで対応したコース設定がされています。
営業時間
カムイスキーリンクスの営業期間は12月上旬から3月下旬まで。営業時間は9:00~16:30(又は日没まで)となります。2018年度は積雪の遅れの影響から12月14日(金)より一部コースに限ってのシーズン開始となりました。積雪量に伴って順次コースオープンの予定です。
コスパの良さ
166haという広さ、ゴンドラもある大型スキー場でありながら、リフト券の価格は低価格なのが評判です。その秘密は公設民営であることと、リゾートホテルや宿泊街を持たないスキー場であるためツアー客が少なく、地域の子供たちやスキースクール、近隣住民の利用がメインであることが理由です。
リフト券料金
一日券 大人 | 3100円 |
子供(小学生) | 1500円 |
シニア(60歳以上) | 2400円 |
一日券親子(大人+小学生) | 3900円 |
ICカード代(使用後返却されます) | 500円 |
前売りシーズン券(大人) | 39,000円 |
他にも3時間券、5時間券、団体割引券、障碍者割引等あります。2018年度からICカードシステムが導入され、リフトの乗車がスムーズになります。ICカード代として500円支払いますが、カード返却時に払い戻されるとのことです。
カムイスキーリンクスのゲレンデ
ゲレンデのパウダースノーの理由
カムイスキーリンクスのゲレンデの特徴は「北海道随一の雪質」にあります。気温の低い内陸部に位置し、北西向きの斜面には太陽光が当たりにくいことが、サラサラのパウダースノーの理由になります。幅広のゲレンデはきれいに圧雪整備され、滑りやすさには定評があります。
ゲレンデの開放感
また、本州の人には驚かれるほど「空いている」のも特徴です。平日は学校のスキー授業などで子供たちが来ることはありますが、上級コースや特殊なコースは人がまばら、非圧雪コースでは新雪を踏みしめることも可能でしょう。ゲレンデの幅も広いので、人がいても窮屈さを感じず滑ることのできる、開放感を感じられるスキー場です。
カムイスキーリンクスのコース
カムイスキーリンクスのコースは25コース、ゴンドラで頂上まで登ればどのコースを滑っても、ベースに戻れるシンプルでわかりやすいコースレイアウトです。コースの種類は豊富で、メインの3本のコースや子供も滑れるふもとの緩斜面、非圧雪の深雪でツリーランを体験できるコースなどがあります。
初心者コース
初心者用コースは傾斜角度8度~20度、100m~4000mまでの9コースあります。中でもおすすめなのが、ゴンドラで登って山頂からスタートする、全長4000mのコースです。林間コースを緩めの傾斜でゆったりと滑ることができ、途中ゴンドラの下を横切り、少し傾斜のある2ヶ所を抜けたらウエーブのあるゲレンデに出ます。そしてふもとまでたどり着いたらゴンドラ乗り場が見えます。山頂付近では樹氷を眺め、長いコースと北海道の大自然をたっぷり味わえる4000mです。
パウダー好きには未圧雪コース
初心者コースにも未圧雪コースが2本用意されています。「バンク」という700mのコースはスリル満点のバンクが続くコースで、子供たちに人気のエリアとなっています。夏にはマウンテンバイクのコースにもなっているところです。他には「jr.チャレンジ大岩」というコースもあり、カムイ最大の大岩や小川に架かる橋を巡る未圧雪コースもあります。ふわふわの積雪のあとは子供たちの喜ぶ姿が見られます。
中級者コース
中級者コースは8コース、傾斜角度は20度~30度、400m~1200mまで設定されています。最大幅150mのメインコース「ゴールド」の頂上付近では、大自然の作り出す芸術「樹氷」や、旭川の壮大な景色を楽しむことができます。150mの幅のあるコースではダイナミックにカービングターンもでき、カムイスキーリンクスでは一番の人気コースとなっています。
公認コースと最高の雪質ゲレンデを体感
ゴンドラを降りて右手に抜けると「白樺1」という競技用コースに出ます。「FIS」「SAJ」認定のコースにもなっており、スピード感や上達レベルを試すのに絶好のコースとなっています。また一番北側にある圧雪ゲレンデ「スラロームバーン」はカムイスキーリンクス内最高の雪質を誇るエリアです。
上級者コース
上級者コースは28度~35度、800m~1200mの8コースあります。国体や全日本選手権も行われた傾斜角度35度の「ダイナミック」というコースは、スタート位置につくと一瞬足がすくむ角度です。しかし北側面に位置し雪質が良く、エッジの利きを助けてくれる引き締まった積雪で上級者にはぜひ味わってほしいコースになります。
大自然のツリーラン
大自然の中、未圧雪の林間コースが6本もあるのが上級者コースの見どころです。立ち木や倒木、段差などもあり、深雪のパウダースノー内で、コントロールの不自由さをあえて楽しむゾーンになります。期間限定の林間コース「ディープパウダー」もあり、極上のパウダーを体感できる貴重なスポットです。
カムイスキーリンクスのリフトとゴンドラ
ゴンドラが1機、ペアリフトが5機あります。ゴンドラ1本で頂上まで行くことができ、4人乗りなのでファミリーで気兼ねなく乗ることもできます。ペアリフトは目的のコースにスムーズにアクセスできます。ペアリフトにはカバーが付いていないので防寒対策も必要です。
カムイスキーリンクスのレンタル
カムイスキーリンクスではレンタルコーナーがリニューアルし、ウエアから帽子、手袋、道具一式までレンタルできる「手ぶらセット」という便利なものもあります。大人1日8000円でレンタルすることができ、初心者は使用頻度を考えると、買いそろえるよりも断然お得になります。また忘れ物程度のレンタルにも対応してもらえ、ポールのみ、手袋のみ、スキー板のみなどをレンタルすることができ、困ることがありません。
手軽に身軽に
成長期のお子様にもレンタルスキーをおすすめします。スキー道具一式買いそろえても、数年後には成長し使えなくなる…保管場所や航空荷物になるのも大変です。スーキー場で借りて、終わったら返却して帰る、手軽に楽しめるのもレンタルスキーの魅力です。
カムイスキーリンクスの宿泊
カムイスキーリンクスに隣接する宿泊施設などは無いため、旭川市内のホテルに宿泊します。スキー場とリンクされたホテルが12か所あり、直行バス「カムイ号」が発着してるホテルや、リフト券の購入などが可能です。期間限定で「宿泊者バス料金無料」キャンペーンのあるホテルもあります。
星のリゾート OMO7 | 〒070-0036 北海道旭川市6条東9丁目 TEL0166-24-2111 |
ホテル クレッセント旭川 | 〒0700035 北海道旭川市5条8丁目緑橋通 TEL0166-27-1111 |
アートホテルズ旭川 | 〒070-0037 北海道旭川市7条通6丁目 TEL0166-25-8811 |
カムイスキーリンクスのスクール
カムイスキーリンクスを使って行われているスクールは5つあります。中でも「三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクール カムイ校」はバス送迎付きのキッズスクール、大人向けの一般レッスンなど各種取り揃えたスクールになります。カムイを知り尽くしたインストラクターがマンツーマンでバックカントリースキーをガイドしてくれるなど、充実した内容のスクールになっています。
カムイスキーリンクスのある町:旭川
北海道の中央部に位置する旭川市、道北地方の中心的都市になっています。高速道路、JR、空港もありアクセスにも便利です。旭川市の冬は積雪量はあるものの、風が少ないため吹雪になることは少ないのが特徴です。雄大な大雪山系に守られた都市になります。気温は道内でも比較的低温です。市内でも早朝、川霧や樹氷などの冬の大自然が作り出す神秘的な光景を見ることができます。
カムイスキーリンクス付近の観光スポット
旭山動物園
旭川市内から40分でアクセスできる「旭山動物園」。動物たちの行動展示で話題となり、全国的にも有名になりました。冬の旭山動物園は積雪の通路でペンギンたちの可愛いお散歩が見られたり、ツアーに参加すると飼育体験や動物園の裏側を見学することもできます。今年生まれたキリンの赤ちゃんのお披露目も楽しみです。
大雪山旭岳
旭川市内から雄大な山を見ることができます。北海道で最も高い標高2991m、日本の百名山にも選ばれている「大雪山旭岳」です。その北国の象徴的山は、積雪を全面にまとい神秘的で荘厳な姿をしています。ロープウエイで1600m地点まで登ることもできるので、夏は登山者に人気の山になります。ふもとには上級者に人気の旭岳スキー場もあります。
旭川ラーメン村
旭川のグルメといえば旭川ラーメン。旭川市永山に8つの店舗が集まった「旭川ラーメン村」があります。その中でも有名なのが「らーめん山頭火」。白濁の豚骨スープが特徴で、スッキリとした感覚からミルキーな味わいになり、ゴマの風味がよくマッチした美味しいスープです。人気は塩ラーメン。細めの歯ごたえのある麺も噂通りの美味しさです。市内中心部に本店もあるので宿泊ホテルからのアクセスも良く、一度は行きたい名店です。
カムイスキーリンクスのアクセス
旭川空港からバスで75分、JR旭川駅からバスで約40分でアクセスできます。カムイスキーリンクスへはバスか車でのアクセスをおすすめします。車でも深い山道は通らないので楽にアクセス可能です。北海道のスキー場は駐車場からセンターハウスまでの距離が近いのが特徴なので、荷物を運ぶのもそれほど苦労しません。
カムイスキーリンクスまとめ
北海道へスキー旅行に行くなら、少し足を伸ばして旭川までどうぞ。宿泊、アクセスも便利でありながら、雄大な大自然に囲まれ、市内でも樹氷やサンピラーに出会えるかもしれない貴重な都市です。カムイスキーリンクスは人にやさしく、広大で手軽に楽しめるスキー場です。カムイスキーリンクスで遊んで、周辺の観光やグルメも楽しんでくださいね!
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