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diyに使う木材の選び方とは?
設計図を元にサイズが合う木材の選び方
手元にdiyの設計図があるなら、そのサイズに合った木材を最優先した選び方が第一です。長さと幅と奥行という基本の3点を踏まえて、サイズで妥協しないであちこち探します。このくらいでイイやと適当に選ぶと間違う可能性もあるので、実物を見に行ったりと寸法確認の徹底がベストです。
diyで加工しやすい木材の選び方
処置に困惑するような大き過ぎる、堅過ぎる木材を入手したところで、diyでは手間と時間をかけてしまうだけです。軽い上に丈夫で反りにくい、加工しやすい木材を優先した選び方も重要になります。その時には加工しやすい種類の木材を中心に扱うショップが役割を果たします。
ホームセンター・通販からの木材の選び方
加工もすぐに叶いやすい木材を扱うお店と言えば、街の各地に出店しているホームセンターです。または通販を行って全国配送している木材店も珍しくないこと。選び方では1店舗にこだわらず、数店舗を見に行ったりネット情報を見て回ることで、diyにぴったりな木材を発見しやすくなります。
木材は樹木の種類により特徴も異なる
スギ
常に身近に生えて加工しやすい木材として、スギ材は古来より日本で重宝されてきました。スギは素材そのものに防虫効果が高く、芯のほうは水に強いという特徴を持っています。各地のホームセンターなどの店舗でも、diy用の主力板材として扱われています。
ヒノキ
何時の時代も厄介な湿気にたいへん強い特性を持つと知られる木材で、反りにくいため柱や土台をはじめ、ホームセンターでも主力として使われているのがヒノキです。樹木に含まれているヒノキチオールは防虫効果に優れ、耐用年数も長い木材なためにdiyに使うには最適な種類です。
ラワン(南洋材)
戦前から建材として弛まず出回っている木材が、東南アジアのフタバガキ科のラワンという樹木です。ラワンは直径2メートルを超える巨樹で、木材としては幅が広く取れるのが特徴です。特にdiyでも使われる合板の主力として用いられる傾向にありますが、角材や板材などでも販売されています。
集成材
ラミナ木材と呼ばれる断面の小さな木材同士を、フィンガージョイントや接着剤によって1つの木材としているのが集成材です。スギなどの間伐材や、カラマツといった歪んだ木材を有効活用することができ、自然な木材に比べても反りにくいし、強度は変わらず高いのでdiy用にも出回っています。
diyに使える木材の種類①
ツーバイ材
ポジティブな十二分なぶ厚さ、割れにくく反りにくいといった特徴を備えた木材が、話題のツーバイ材です。2インチ(38mm)を基本としている板材です。diyでは家屋から家具まで色んな用途に使える、加工しやすい木材として、引っ張りだこな人気があります。
ツーバイ材の使い方
利用はウッドデッキの床板、小屋の柱、家屋の垂木の代わりなど、広範囲にツーバイ材を使うこともできます。diyでは家具の骨組みとしてツーバイフォー材を使って構いません。ただホワイトウッド(北欧トウヒ)は反りにくいとはいえ劣化が早い木材なので、屋外なら塗装などで防腐措置も必要です。
ツーバイ材のサイズ別の用途例
・2x4cm 窓やドアなどの枠材、小屋の垂木、家具の支柱や脚
・2x8cm 家屋やウッドデッキの素材、小屋の柱や梁、家屋の垂木、家具の支柱や脚
diyに使える木材の種類②
ワンバイ材
主婦の気軽なdiyでも用いられているワンバイ材(1x材)は、ツーバイ材の半分の1インチ(19mm)を基本としている木材です。この板材もホームセンターでよく売っている種類で、木材は薄手で1本あたりもたいへん軽いSPF材が目立って多めです。
ワンバイ材の使い方と注意点
殊の外に丈夫で反りにくい木材なので、体重を掛けるウッドデッキの床板などにも用いられています。軽いので壁にそのまま打ち付けて、ウッディーな質感の壁を造ることもできます。diyで家具に使うとすれば本棚の棚板としてみたり、あらゆる家具制作がワンバイ材で安牌になります。
ワンバイ材の用途例
・ウッドデッキの床板
・下地材 床、天井、壁
・家具 骨組み全体、棚板、脚、テーブル、椅子
diyに使える木材の種類③
合板
さっくりとラワンなどの大型木材を薄切りにし、複数枚を接着剤で張り付けたものを合板と言います。薄手のベニヤ板に比べて厚みと強度が格段に増しているので、反りにくいし体重をかけても割れる心配が少なくなります。建築用としてもdiyにも欠かせないこの板材、ホームセンターでも定番的です。
合板の使い方と注意点
雨に弱い木材という弱点はありますが、屋根の下地材として合板がよく使われています。屋根ならば垂木の上に合板を張り、その上にアスファルトルーフィングを施工します。diyでは棚板に使ったり、一つの棚自体を合板だけを用いて造ることもできるなど、木材としての利用は広範囲に渡ります。
合板の用途例
・下地材 屋根、床、壁
・家具 棚板、棚全体、椅子の板
・作業台の天板
diyに使える木材の種類④
ベニヤ板
お子様の間でもポピュラーな、薄手で軽い単体木材がベニヤ板です。ラワンなど熱帯の巨木を薄く切り出した製品がよく見られます。丈夫さは無くて反りにくいと言えない板材ですが、薄く軽いので加工しやすいこともあり、家屋でdiyでも重用されます。
ベニヤ板の使い方と注意点
ベニヤと合板は本来別物ですが、薄手な特徴から混同されがちです。軽い木材という特徴を生かして、天井や壁の下地材、建具の材料となります。家具では棚の裏面や側面の板として使われているのが一般的です。丈夫でなく水に弱いことを前提に、防水防腐加工を施して使うことも検討してください。
ベニヤ板の用途例
・下地材 天井、壁
・建具
・化粧板 塗装を施した上で施工
・家具 棚の奥や側面の板
・模型
diyに使える木材の種類⑤
角材
くっきりと断面が四角い木材のことを、昔から角材と呼んでいます。太さがあるだけに丈夫で反りにくい木材で、太いものは大黒柱をはじめとする住宅の柱としてよく使われています。大きい角材になるほどに、diyでは使いにくく建築のプロ仕様となりますが、取り扱うホームセンターもあります。
角材の使い方と注意点
ちんまりした小屋の骨組みに角材を使うdiyでは、それほど太いものは必要としません。立派な角材になるほど重量感が増すので、大きなサイズが1人でのdiyに選ばれることは稀です。diyでは細めで軽い角材を選ぶことで加工しやすい木材になり、搬入や立ち上げも簡単になります。
角材の用途例
・家屋の柱
・小屋の骨組み
・下地材 細い角材は垂木や床下の構造材
diyに使える木材の種類⑥
フローリング材
撫で回したくなる天然木の綺麗なフローリングにするのは家主の憧れですが、フローリング加工もホームセンターで売っている専用の木材によって簡単にできます。フローリングの板材に使われる木材は、色合いや模様なども多様です。だからdiy前には目移りし、選び方でやや苦労しそうです。
フローリング材の使い方と注意点
すんなりと外れない特殊な凹凸加工が通常で、木材同士を組み合わせることでフローリングのdiyを進めます。素材には安い価格で軽いものが多いですが、樹木の特性によって凹みと傷が目立つものがあるので選択は慎重に。凹んだ場合には水を垂らすと、ある程度は復元できる裏技があります。
フローリング用の木材の種類
・白~灰系 ヒバ、ヒノキ、メープル、パーチ、アガチスなど
・暖色系 ニレ、アサダなど
・ピンク系 サクラ、アメリカンチェリーなど
・濃色系 チーク、リングア、クク、ウォールナットなど
・濃淡系 ヒッコリーなど
diyに使える木材の種類⑦
棚板
使い勝手に優れる棚のdiyをするなら、選び方としては棚板としてカテゴライズされた木材に注目することもできます。棚板用は化粧板として表面が滑らかに加工されて塗装も完了しているものが見つかります。あるいは木材の中でも、軽いし加工容易なワンバイ材を並べて棚板化する方法もあります。
棚板の使い方と注意点
どっしり重たい何かを棚板に乗せるなら、幅や奥行きよりも第一に気にしたいのは耐荷重です。木材自体の厚みによって、棚板の耐荷重を上げることは可能です。それに加えて丈夫な金具の選び方も大切で、diyの時にしっかりと金具で固定してこそ、棚板はその役目を果たします。
棚板に使える木材
・板材 棚板用として販売される板材や、ワンバイ材も使用可能。
・合板 厚みがあるなら強度は充分。
・ベニヤ板 強度が足りないので重ねたり下支えが必要。
diyに使える木材の種類⑧
防腐材
虫食いや腐敗は木造家屋の弱点ですが、木材に防腐加工を施した防腐板は、その弱点を補う木材としてdiy向けに市販されています。一昔前は正露丸にも使われるクレオソートや、石炭から生み出されるコールタールが主原料でしたが、近年は有機系抗菌剤や樹脂を主成分とした防腐剤が主流です。
防腐材の使い方と注意点
内部まで防腐剤が染み込ませてあり、比較的に防腐や防カビの作用は長持ちします。特に雨や水に濡れやすい場所や、床下や水回りの構造など湿気が貯まる所に防腐材の木材を用います。diyの家具づくりに用いて見れば、カビない家具作りにも適し、エクステリアの柵などにも選ばれています。
防腐材の仕様と用途例
・使用される防腐剤 クレオソート、有機系抗菌剤、樹脂など
・防腐剤の効果 防腐、防虫、殺菌、耐用年数増加
・水回りの構造、家具、屋外の柵
diyで大きな木材を購入時の注意点
大型の木材通販は送料上乗せ
おびただしい数のホームセンターや材木店が通販に対応しますが、木材の大きさや重さによって、送料の負担が大きくなります。例えば店舗の規定の長さを超える商品や、規定の重量を超える商品の場合に特別送料が追加されます。金額が2倍となる可能性もあり、diyの通販で覚えておきたい知識です。
店舗によっては配送不能な木材もあり
見渡す限りに木材の種類とサイズを揃えたホームセンターでは、通販対応の木材と非対応の木材とに分かれています。その多くが長さ2mを超える板材や角材で、店頭受け取りの場合のみ購入可能な場合が多いのです。しかし大きな木材も通販する材木店もあるので、diy前にはネット検索が物を言います。
木材のdiyに必須な道具
軍手
見た目的に簡単に見えても、木材加工のdiyとはノコギリや各種の工具を使うので、指を切断してしまうような危険と隣り合わせの作業です。だから木材加工時に手を保護するための軍手は、最低限で使っていたいアイテム。ゴムの滑り止めが付いたもの、ガード力が高いものはなお良いです。
ドリル
RYOBI/リョービ リョービドライバードリル CDD-1020 電動ドリルドライバー
さっさと進めたい穴あけ作業は、ビスやネジで木材を固定する場合には必須。自力で頑張るならば、軽いキリは最低限で必要なdiyアイテムです。しかし短時間で楽に作業を推進するなら、せめてハンドドリルか電動ドリルを用意しておいたほうが、木材を加工しやすい状況が格段にアップです。
Cクランプ
SK11 Cクランプ 100mm
むかしからシャコ万力の名を持つCクランプは、自宅でのdiy作業をスムーズにやりこなす推奨アイテム。ホームセンターでも通販でもCクランプは各種を揃えています。木材同士を固定し1ミリも動かないようにすることで、木材の穴あけ作業も、ノコギリカット作業も、ビス止めも全て楽ちんです。
ビス
張り切って釘を打つと音が響くため、住宅地で木材加工を伴うdiyではビス止めが主流を占めています。ビスの長さや太さや材質もかなり違ったものがあるため、木材の厚みや用途に合わせた長さのものを選び出す必要があります。通販での選び方では、長さの見当違いもよくあるのでご注意を。
加工しやすい作業台
意のままに木材加工を進める時には、丈夫につくった作業台の上のほうが作業が安定して時間短縮にもなります。木材をノコギリでカットする時には固定が不可欠なので万力をセットしたり、落下防止の機能を取り付けたり。作業台は自分の好みに、木材を使って1からdiyしてみるのも大アリです。
木材の加工しやすいノコギリ
ガイド付きノコギリ
テキトーな感じでノコギリを引くと、木材の切り口がうねうね波打ってしまう状況は、diyが身近な誰もが経験しています。組み合わせた時には隙間ができたり、サイズがズレたりして苦労するのです。そんな板材の切断の苦労を無くす加工しやすいアイテムが、通販でも人気なガイド付きノコギリです。
ガイド付きノコギリの効果
寸分のゆがみも無く木材を直角に切断できるのは当然で、角材にも合板にも使えます。さらに45度切断や45度斜め切断など、diyの素人の技術じゃ普通はこなせないウルトラCの切断はなれ技まで、すんなりとこなせます。加工しやすいガイド付きノコギリを1度使うと、その正確さには驚かされます。
木材のdiyに使いたい金具
棚受け金具
麗しく丈夫に棚板を取り付けたいなら、diyで必須アイテムなのが木材を留める棚受け金具です。これは飾り気ゼロで軽いシンプルなもの、西欧的なアンティーク風なもの、木材を加工したものなど千差万別です。できるだけ大きめなものを選ぶほど、棚板の強度は丈夫さを増すのは言うまでもないことです。
シンプソン金具
アングル A23 SIMPSON シンプソン金具
ばっちり丈夫に完成したと自負しても、体重をかけてミシミシ呻き声を上げれば不安が募るばかり。そこでdiyの不安を解消し、強度を高めてくれるシンプソン金具の出番です。通販でも各種木材にに適合する各種があり、ビス止めで反りにくい丈夫さを保てるし、カッコイイ見た目にも早変わりです。
木材でdiyを始めてみよう
色んな木材と道具を駆使して
入り浸りたくなるホームセンターでも、目移りする通販でも、木材のdiyをするなら樹木や素材の特徴を知ることが大切なことがわかりました。丈夫で軽いし反りにくい、そうしたdiy向きの特徴を持つ木材は必ず見つかります。加工を安全で容易にする道具も、一緒に揃えてみませんか。
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