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初めてのキャンプ入門!初心者も楽しめるキャンプ場での流れ・過ごし方を解説!

初めてのキャンプにチャレンジする初心者に向けて、最低限必要な道具や一連の流れについて解説します。初めてのキャンプを経験するまではわからないことだらけです。しかし、キャンプ場で朝を迎えるころには「今までの不安は何だったのだろう」と感じるはずです。
2020年8月27日
hosokawa_taka
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初めてのキャンプでの過ごし方:はじめに

家族や友人とのキャンプは他のレジャーと違った楽しさがあります。楽しさを演出するためには新鮮・連帯感・達成感が必要だといわれていますが、キャンプはその全てを得やすいレジャーなのです。

しかし、キャンプの経験がない人にとっては何から手をつけたらいいのかが分かりませんよね。初めてキャンプに行こうとする初心者に向けて、流れを追って解説します。

楽しみ方:デイキャンプもおすすめ!

全くキャンプをしたことがない初心者ならデイキャンプから始めるのもおすすめです。デイキャンプとはテントで宿泊しない日帰りキャンプですので気軽に楽しく過ごせます。

持ち物は家庭で使っているもので代用できますので特別に準備する必要がありません。何度かデイキャンプをしてからテントで宿泊するキャンプをすれば徐々に慣れることができます。

初めてのキャンプ入門!準備編:目的を設定する

流れ①初心者におすすめの準備

目的を設定すれば楽しいキャンプになります。初心者の多くはキャンプをすることが目的になりがちなため、楽しい過ごし方を見出せなくなりがちです。「目的のためにキャンプをする」つまり、キャンプを手段にすれば楽しいキャンプになりますよ。

楽しみ方:目的は単純化させること!

キャンプの目的はなるべく単純化させるのがベストです。複雑な目的をいくつか用意すると楽しさがぼやけてしまいますよ。キャンプの目的が決まったら具体的なイベントを用意します。簡単なイベントを通して多くのことを感じられるようにするといいですね。

初めてのキャンプ入門!準備編:プランを立てる

流れ②初心者におすすめの準備

目的に合わせてキャンプの計画を立てましょう。初めてのキャンプをどう計画するか?初心者にとっては難しい問題です。しかし、明確な目的があれば悩んだ時に判断しやすくなります。

「キャンプは普段の生活を野外に持ち出しただけ」そう捉えると計画しやすくなります。初心者からベテランキャンパーまで基本的な流れは変わりません。

楽しみ方:キャンプ場選び

初めてのキャンプには設備が整ったキャンプ場を選びましょう。初心者にはオートキャンプ場の区画サイトがおすすめです。また、持ち物に不安があるならキャンプ用品をレンタルしているキャンプ場が安心だといえます。夜間も管理スタッフが常駐しているキャンプ場なら困ったときの支えになってくれますよ。

初めてのキャンプ入門!準備編:道具の準備

流れ③初心者におすすめの準備

初心者にとってもっとも難しいのはキャンプ用品の選び方です。ショップでおすすめされるままに一式購入する人もいますが、まとまった予算が必要になりますので慎重にならざるを得ません。

キャンプ場で寝室の役割をするテントやリビングの役割をするタープはキャンプでの必需品ですので、良し悪しがわからぬまま選ぶことになります。テントやタープの選び方がわからなかったらキャンプ場のレンタル品を利用し、その使い勝手を基準に物色してもいいですね。

楽しみ方:家庭用品で代用できるものを探す

家庭用品で代用できるものを探して活用しましょう。食事の準備で必要な卓上コンロはキャンプ用よりも使い勝手がいいですし、半袖で過ごす時期なら寝袋よりも毛布のほうが汎用性は高いです。普段使っている鍋やフライパンをキャンプ場に持ち込むベテランキャンパーは多いですよ。

稀に電源付き区画サイトに炊飯器を持ち込むキャンパーもいます。「火に付きっ切りになるくらいなら子供と遊びたい」という目的に即したアイデアです。

初めてのキャンプ入門!実践編:設営

流れ④初心者におすすめの過ごし方

キャンプ場に到着したら管理棟で受付を済ませ、スタッフの案内に従い区画サイトへ車を乗り入れます。区画サイトはキャンプ場によって大きさが違いますが、大人4人ほどで使える広さになっていることが多いですね。区画からはみ出さなければ自由にテントサイトをアレンジしていいのですが、隣近所の設営状況に倣ってレイアウトすれば無難です。

楽しみ方:設営時の工夫

テントやタープは風向きや方角に注意して設営するのが一般的です。テントが風を往なせるよう出入り口を風下にするのが鉄則です。また直射日光が差しにくいよう方角を調整すると快適です。しかし、オートキャンプ場の区画サイトは風向きや方角に合わせた設営ができない場合もあります。

テントやタープを設営する前に隣近所にあいさつしましょう。「お世話になりますね」「よろしくです」その程度で構いません。挨拶をしておくだけで防犯対策になります。


キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

道具

用途

テント用
グランドシート

テントの下に敷くシートです。フロアシートを保護するために使います。中厚手もしくは厚手のブルーシートがおすすめです。

ペグと
ガイライン

テントやタープが強風で破損しないよう、ペグとガイラインで地面に固定します。

ペグハンマー

ペグを地面に打つときに使うハンマーです。木槌や樹脂ハンマーで代用できます。

楽しみ方:タープ内のレイアウト

テントやタープを設営したらタープ内にテーブル、イス、キッチンテーブル、クーラーバッグなどを配置します。効率よく作業できるよう工夫しなければなりませんが、ゆっくりとくつろげるスペースにもなるようレイアウトしましょう。イスの代わりにシートを敷いたお座敷スタイルや低いテーブルやいすを用いたロースタイルも人気です。

初めてのキャンプ入門!実践編:ティータイム

流れ⑤初心者におすすめの過ごし方

設営が終わったらティータイムを必ずしましょう。ティータイムはタープ内のレイアウトが整ったかどうかをチェックするためのものですお茶請けやおつまみは簡単なものでいいので調理するのがおすすめです。

楽しみ方:面倒くさがらずに微調整する

ティータイムで不具合を感じたら必ず微調整しましょう。ここで快適なレイアウトになっていれば夜の食事を準備するときも効率的に作業できますし、タープ内でゆっくりくつろぐことができます。便利で快適なレイアウトになるよう初心者のうちから心がけるのが上達への近道です。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

道具 用途

テーブル

メインテーブルと調理用のサブテーブルやキッチンテーブルがあると便利。

イス

人数分あればいいのですが、キャンプ道具を入れてきたプラケースで代用するのもありです。

クーラーボックス

食材用と飲み物用、肉用と野菜用など、大きさが違うものを2つ用意するのがベスト。

火気器具

初心者にはキャンプ専用品よりも家庭用卓上コンロが使いやすいです。

調理器具

鍋、やかん、フライパンは家庭用品で代用できます。お玉、しゃもじ、菜箸なども同様です。

食器

瀬戸物は割れやすいのでプラスティック製や金属製のものがベストです。

楽しみ方:ティータイムがすべての雰囲気を作る

初日のティータイムはもっとも楽しさを感じられるひとときになります。ホットケーキを子供たちと一緒に焼いたり、夕食までの時間の過ごし方を相談したりするなど、ワクワクできる内容にしたいですね。ティータイムの準備時間は短くしたいものですが、会話が弾むようなら思い切って延長しましょう。

初めてのキャンプ入門!実践編:初日の午後

流れ⑥初心者におすすめの過ごし方

キャンプ場内の散策だけはしておくことをおすすめします。キャンプ場は夜になると真っ暗です。非常事態が起きた場合に対処できるよう、避難経路の確認や安全そうな場所の確認をしましょう。

キャンプ場内を散策しながらベテランキャンパーの装備を観察するのもおすすめです。気になるグループがあれば声をかけてもOKです。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

差し迫った作業をしなくてもいい時間帯は自由な過ごし方をするのがベストです。特別に持ち物を準備する必要はありません。

子供はその場にあるもので遊ぶ天才です。子供とのキャンプなら子供の興味に任せて遊びを発展させましょう。大音量で音楽を流したり楽器を演奏したりする人がいますが、周囲に迷惑をかけますしみっともないのでやめましょう。

初めてのキャンプ入門!実践編:夜の食事

流れ⑦初心者におすすめの過ごし方

キャンプでの夜の食事は明るいうちから準備を始めます。暗くなってから夜の食事を準備するのは困難を極めますし、食事後の時間が少なくなります。日没とともに夜の食事をはじめられるよう取り掛かりましょう。

白米を炊きながらおかずを料理するのは普段の生活の流れと同じです。夜の食事のメニューはキャンプの目的に合わせて決めましょう。のんびり過ごすためのキャンプなら手早く簡単にできるメニュー、一体感や達成感を高めたいキャンプなら全員が食事の準備に関われるメニューがいいですね。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

道具

用途

バーベキューコンロ

炭焼き料理は材料を切ればいいだけなので初心者におすすめ。炭、火箸、綿軍手、革手も必要です。

ウォータータンク

炊事棟まで水汲みに行くと効率が悪いので、ウォータータンクは必需品になります。

ドライネット

洗った食器を乾かすためのネットです。調理器具や食器を衛生的に整理できます。

バケツ

洗い物を炊事棟まで運搬したり、汚れた水をためたりするのに便利です。

ランタン

タープ内を明るくするランタンは必需品。小さなものを複数使うほうが影は少なく、明るく感じます。

ヘッドランプ

ランタンの明かりが届かない場所で探し物をしたり作業をしたりするのにおすすめです。

楽しみ方:夜の食事は片づけが重要

夜の食事後は片づけを確実にしましょう。特に食材を放置するのはご法度です。食材を放置したままにすると野生動物が漁りに来ます。一度味をしめた野生動物は何度もキャンプ場にやってきます。今後利用する人への配慮として行いたいですね。

バーベキューコンロや焚火台の火が完全に消えているか?テントやタープのガイラインの張り具合はどうか?クーラーボックスが朝日を直接浴びるような位置にないか?これらを確認したら就寝します。


初めてのキャンプ入門!実践編:就寝

流れ⑧初心者におすすめの過ごし方

キャンプ場で決められた消灯時間になったら明かりを小さくし、音を立てないようにします。消灯時間が決められていないキャンプ場であっても、夜の9時から10時頃になったら消灯するのが暗黙のルールです。

就寝後、インナーテント内が蒸し暑かったり寒かったりしたら積極的に調節しましょう。インナーテントのドアやベンチレーター(通気口)を開閉し、外気の流入量を調整します。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

道具

用途

寝袋
(シュラフ)

封筒型の寝袋がおすすめです。ゆったりしていますし、同型のものなら連結して使えます。毛布で代用してもOKです。

マット

マットはテントのフロアシート全体に敷き詰めるのがおすすめです。安価で扱いやすい銀マットがおすすめ。

テント内用
ランタン

懐中電灯やヘッドライトをコンビニ袋に入れて吊るして代用してもOKです。

小型テーブル

テント内に持ち込める小型テーブルは就寝時に重宝します。踏まれたら困るようなものや飲料を置いておけます。

楽しみ方:非常時への備え

夜間の非常事態に必ず備えましょう。キャンプはレジャーではありますが、完全に安全を確保できるものではありません。災害時への備えも必要です。何らかの救援が必要な事態に備え、親せきや友人にキャンプをしていることを知らせておきましょう。

初めてのキャンプ入門!実践編:起床

流れ⑨初心者におすすめの過ごし方

テントから出たらテントのフライシートに付いた朝露を拭い、寝袋等をテントの上で干します。テントのドアを全開にしてインナーテントも乾燥させましょう。肌寒さを感じる季節なら、テント内で温まれるよう朝食後までそのままにしておくのもOKです。逆に、起床したらテントは必要ないので、朝の食事準備中にテントを収納しても構いません。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

道具

用途

雑巾

テントの朝露を拭うのに使います。雑巾は撤収時にも使いますので多めに準備したいですね。

ガイライン

立木やタープに渡して寝袋などを乾燥させるときに使います。テント用のガイラインで代用してもOKです。

楽しみ方:キャンプ場の起床時刻は?

起床時刻は明確に決められていませんが、日の出の時間を目安にするといいですね。半袖で過ごす季節は太陽が上がるとインナーテント内の温度が上がり、寝ていても体力を消耗します。肌寒い季節は外気温が上がるまでテント内でまどろむのもありです。周囲が明るくなるまでは物音をあまり立てないほうがいいですね。必ず常識範囲の配慮をしましょう。

初めてのキャンプ入門!実践編:朝の食事

流れ⑩初心者におすすめの過ごし方

キャンプ場での朝の食事は手早く準備できるものがおすすめです。カット野菜やツナ缶を使ったサンドウィッチ、お餅やインスタントのお味噌汁、夕食時に多めに炊いておいた白米でのお茶漬けや雑炊などで済ませるといいですね。起床後にカップスープなどを口にし、脳を起こしてから朝の食事を準備するのもおすすめです。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

朝の食事を準備するときは調理器具や食器をなるべく使わないようにするのがおすすめです。撤収作業を容易にするために、片付けしなければならないものを少なくしましょう。また、傷みやすい食材はすべて調理するのがベストです。残ったらタッパーに入れてお弁当にするのもいいですね。

楽しみ方:キャンプの食事に決まりはない!

SNSに投稿されている豪華なキャンプ飯画像をみると「気合を入れなければ」と思ってしまいます。しかし、快適で楽しく過ごせる食事こそ、あなたにとって美味しいキャンプ飯になります。

早朝のキャンプ場は柔らかい光が溢れ、幻想的な風景になります。朝に食事の準備に追われるくらいなら、美しい景色を眺めながらインスタント食品を家族や仲間と囲むほうが楽しいですよ。

初めてのキャンプ入門!実践編:最終日の午前

流れ⑪初心者におすすめの過ごし方

最終日の午前はキャンプ道具を収納しながらのんびりするのが楽しい過ごし方です。子供がまだ遊び足りないようならへとへとになるまで一緒に遊びましょう。

初めて利用するキャンプ場は思い出深いものになりますので、写真を多めに撮影しておきたいですね。テントサイトのレイアウト、テントやタープの設営状態、キャンプ場の設備などを撮影しておくと今後の資料にもなります。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式


道具

用途

ブルーシート

収納したキャンプ道具をブルーシートの上に集めておけば自動車への積み込みがしやすいですし、忘れ物を防げます。

ゴミ袋

ゴミの処理はキャンプ場の指示に従います。ゴミを持ち帰らなければならないキャンプ場なら、自宅で処分しやすいように分別しながらまとめましょう。

楽しみ方:チェックアウトの時刻は厳守

チェックアウトの時刻を意識しながら最終日の午前を楽しみましょう。初心者は撤収準備に手間取りがちになります。一度に撤収運日をしようとせず、使わなくなったものから収納すれば効率がいいですよ。

帰宅時間に余裕があればデイキャンプの追加をして延長するのもOKです。管理棟へ行き、使っているテントサイトを延長して使えるかどうかを確認して、料金を支払います。

初めてのキャンプ入門!実践編:撤収

流れ⑫初心者におすすめの過ごし方

いよいよ楽しかったキャンプ場から撤収します。キャンプ場に到着した時よりも道具が嵩張って見える、というのはキャンプあるあるです。テントやスクリーンタープは一度出すと膨らんで嵩高くなりますし、野外で道具を収納するとどうしても雑になるからです。キャンプ場で借りたレンタル品はキャンプ場の指示に従って返却しましょう。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

道具

用途

予備のバッグ

どうしても収納しきれなかった道具、帰宅してからメンテナンスが必要な道具などは予備のバッグに収納すると便利です。

ビニール袋

汚れたものを自動車に積み込めるよう、ビニール袋は多めに持っていきたいですね。

新聞紙

新聞紙は汚れ物や傷みやすいものを包むのにも重宝しますが、汚れをふき取る際にも便利です。

楽しみ方:撤収時に必ずしておきたいこと

撤収・積み込みが終わったらテントサイトのゴミ拾いを必ずしましょう。借りた場所を美しい状態で返すためですが、忘れ物や落とし物防止にもつながります。ペグや自在金具、スプーンやフォークなど、落とし物チェックを兼ねたゴミ拾いにしましょう。

初めてのキャンプ入門!振り返り編

流れ⑬初心者におすすめの過ごし方

キャンプ場から帰宅したら必ず振り返りの時間を設けましょう。最終日午前の時間を振り返りの時間にしてもいいですね。「楽しかった」だけではなく、今後の課題や道具の過不足について、客観的に分析するのをおすすめします。時間の配分、今後購入したいキャンプ道具、最低限必要だと感じた持ち物などを洗い出します。

キャンプ場で必需品!最低限の持ち物と道具一式

道具

用途

医薬品

外傷の応急処置、風邪、下痢止め、虫刺され、体温計などは必需品です。

虫よけ
蚊取り線香

テント内で蚊取り線香を使うと煙たいので、設営後密閉して30分ほど燻せば虫が寄り付かなくなります。

ガムテープ

テントやタープ、シートの応急処置に便利です。

針金とプライヤー

応用次第で便利に使えます。備えとしての持ち物です。工具は車載のもので代用可。

初めてのキャンプでの過ごし方:まとめ

キャンプは一部のマニアのためのものではありません。手軽に自然を楽しめるレジャーです。最低限の道具や持ち物を揃え、ある程度の知識を得ておく必要がありますが、経験を通して学んでいく姿勢がもっとも大切だといえます。

キャンプは手元にある道具を駆使して自然の中で生活する術を学ぶレジャーです。道具に頼ることも必要ですが、家庭にあるもので代用する習慣をつけることのほうが上達の近道になりますよ。

キャンプが気になる人はこちらをチェック!

初めてキャンプをする人向きにキャンプ道具について詳しく解説した記事もチェックしましょう。キャンプ道具は用途によって使い方が違いますので、仕様の種類を把握したうえで物色したいですね。