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観葉植物におすすめな土の種類や特徴まとめ!室内向けの入れ替え時のコツを解説!

観葉植物は今、若い人から1人暮らしの人、おしゃれなカフェなどでも大人気で、庭がなくても育てられるおすすめ植物ですね。そんな観葉植物の用土ってどんな物を使えばいいの?室内で買える観葉植物のおすすめの用土やその作り方、植え替え時のコツなどをご紹介します。
更新: 2022年6月11日
sarabande
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観葉植物とは?

葉を観て楽しむ

観葉植物はその名の通り、主に葉を観て楽しむ植物であり、花は咲かないものが多いです。今やお店やオシャレなカフェや美容室などでも多く見られ、男女問わず人気の植物と言えるでしょう。室内で少ない水やりで育てる事ができるので、お庭が無い人や毎日仕事で忙しい人、1人暮らしの若者など多くの人に人気の植物です。更に最近では男性でも好んで育てている人も増えていますね。

部屋の中の植物

観葉植物はまさに部屋の中の植物。庭がないけれど植物を育てたい人や、緑の中で生活したいなど色々な楽しみ方があります。そんな観葉植物は部屋の中でいつも目にする事ができ、しかも間近で見られますね。だからこそ土や葉っぱまでいつでも清潔に保ちたいものです。観葉植物は部屋の中での植物の代表とも言えるでしょう。

シックハウス症候群に効果的

観葉植物を部屋の中で育てる事で、得られるメリットはいくつかあります。緑を目にする事の癒しやリラックス効果だけでなく、室内の空気をきれいにしてくれるという効果もありますね。最近の住宅ではホルムアルデヒドなどの多くの化学物質が、シックハウス症候群として問題にされています。観葉植物から出す酸素や有害物質を吸収してくれる事で空気清浄の効果もあるんですね。

観葉植物の特徴

熱帯地方産が多い

観葉植物は熱帯地方で生まれた物が多く、温暖な気候を好む物が多いです。冬の霜が降りる時期や、雪が積もる時期などは室内で管理する方がいいでしょう。おしゃれなカフェなどでもよく見かける観葉植物に、鉢カバーや用土の上にマルチングをしているのは見た目の問題もありますが、寒さ対策でもあるのです。種類によってはその逆で暑すぎるのがダメな観葉植物もありますが、圧倒的に温暖気候を好む種類が多いですね。

湿気を嫌う

観葉植物の特徴として上位に上がるのは、乾燥気味を好むという事でしょう。乾燥地帯で生まれた物が多いのが、その理由なのです。水やりが少なくてすむのはそのせいなのですね。なので湿気があり過ぎると枯れる事が多いです。そのために水はけの良い用土を用いたり、水やりを少な目にしたりする事をおすすめします。この用土は観葉植物にとって重要で、詳しく後述いたします。

直射日光に気を付ける

温暖な気候を好む観葉植物でも、直接日光にあたり過ぎたり、夏の暑い日差しは葉焼けを起こしたり、枯れたりするので注意しましょう。室内でも窓辺に置きっぱなしは避けたいですね。かと言って日陰ではなく明るい場所というのが理想です。季節によって夏の強い日差しの時は少し部屋の奥に、冬の柔らかい日差しの時は窓辺にという風に移動させるのがいいでしょう。

環境の変化に弱い

主に室内で育てる事が多い観葉植物ですが、その理由の1つには育つ環境の変化に弱いという性質があります。春夏秋冬の戸外での気温の変化や、湿度の影響などが苗に負担をかけてしまうのです。寒くなれば暖かい室内で、暑い日差しから逃れるために部屋の奥へと移動させるなど、ある一定の環境を保つ事が大事になってきますね。

おすすめの観葉植物

パキラ

科名:アオイ科、属名:パキラ属。中南米産まれのパキラ。暖かい地方で育つ観葉植物ですので、冬の気温が下がる時期は室内に取り込み、日当たりのよい場所での管理が良いでしょう。ただ湿気を好む種類の観葉植物なので、エアコンの温かい風などには特に注意が必要です。湿気を好みますが、用土は水はけの良い土を使います。根腐れ防止の為ですね。

ポトス

科名:サトイモ科、属名:ハブカズラ属。コンパクトに育てる事ができるポトスは女性にも人気です。しかもツル性なのでハンギングにすると、上から垂らして飾る事ができる種類の観葉植物なので、置き場所が無い人にも打ってつけ!種類によって班入りの葉があったり、植え替えなどでプランターを大きい物にすれば大きく育てる事もできます。

モンステラ

科名:サトイモ科、属名:モンステラ属。いわゆる誰もが知っているあの葉の形、大きな切れ目が沢山ある様はとてもインパクトがあって、それだけで存在感がありますね。熱帯地方生まれの種類の観葉植物なので、室内であれば日当たりの良い場所が良いでしょう。しかし直接強い日差しが当たり続けると、日焼けを起こしたりするので注意が必要です。

ガジュマル


科名:クワ科、属名:イチジク属、沖縄や東南アジアに生息している種類の観葉植物です。見た目の特徴は土から出てきている太い根っこ(気根)ですね。その上に深緑色の葉が生い茂ってついています。成長が早く地植えにするとあっという間に伸びて、野生の物だと20mの高さまで伸びていたりするので、プランターで育てる事をおすすめします。

ウンベラータ

科名:クワ科、属名:フィカス属、熱帯地方やアフリカ原産の観葉植物です。かわいいハートの形の葉っぱが若い人にも人気ですね。熱帯地方原産なので、寒さに弱く気温環境に注意しましょう。しかし成長も早く初心者向きで育てやすく、挿し木にすればすぐに増やす事ができます。ただこまめな剪定を怠ると伸びてしまいます。その高さをインテリアとして楽しんでもいいですね。

観葉植物の用土について

室内での用土の環境

室内で育てる観葉植物の用土は、湿気がこもったり、土に虫がつく事も多いです。その対策として使う用土というのは観葉植物にとって重要になりますね。色々な種類の用土がありますが、自分で配合して自分独自の作り方で作ったり、すでに配合された物が売られていたりします。まめに入れ替えや植え替えが必要ですね。

土は大事な栄養

植物にとって土が大事というのは誰もが知っている事。しかし特に観葉植物にとっては土が栄養と言ってもいいほど大事なんです。室内という事もあり、まめに肥料を与えられないので土自体が栄養となり、根からの吸収がとても重要になってきます。そんな観葉植物の土の重要性を踏まえたうえで育てる事が大切なんですね。

観葉植物のおすすめの用土をご紹介

観葉植物用に配合された土

観葉植物の用土は色々な種類があります。自分自身で配合して作る方法もありますが、市販で観葉植物の性質をふまえてすでに配合された物や、土に虫がわかないように工夫された土などが売られています。まずはこれらのすでに配合されたおすすめの用土をいくつかご紹介します。

観葉植物のおすすめの用土①

アイリスオーヤマの培養土

アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土 観葉植物用 14L

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

より良い通気性を保つために、バーミキュライトやパーライトと軽石を配合されています。また土に虫がつくのを防ぐための作り方で加熱処理されているので、虫対策もばっちり。緩効性肥料も配合されているので初心者でも使用できる培養土です。やや大き目の粒状がより通気性を良くしており、軽石などの配合により軽くて使いやすいのもいいですね。植え替えや土に入れ替えに便利です。

観葉植物のおすすめの用土②

花ごころ観葉植物の土

主な原料はココナッツファイバー、木質堆肥、パーライト、バーミキュライトなど室内でも軽くて扱いやすく、入れ替えや植え替えが手軽にでき、土に虫がつく事を防ぐ為に清潔な物を配合する作り方の培養土です。元肥入りなので、肥料の手間いらず、またきれいな葉の色を保つように、マグネシウムも配合されています。マグネシウムは葉緑素を構成していますので、葉の活力を助ける役目ですね。

観葉植物のおすすめの用土③

土にこだわるプロトリーフの培養土

観葉植物の土 14L プロトリーフ

出典:Amazon

「good(植物たちとともに)、grow(健康に成長していく)、green(企業であること)」をモットーに園芸に手掛けている会社プロトリーフの観葉植物用の土です。安全で健康な土にこだわっている作り方のプロトリーフの観葉植物の培養土です。赤玉土、鹿沼土、ピートモス、もみがら堆肥、バーク堆肥、くん炭などが配合されています。堆肥配合済みなので、これ1つでOK!

観葉植物のおすすめの用土④

安心・安全な培養土

グリーンプラン 培養土 観葉植物の土5L

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

日高見牧場からの堆きゅう肥を利用している培養土です。特徴としては「ゼオライト」が配合されている事。ゼオライトとは、火山岩でできた鉱物の事で、吸着性や通気性があり、土に配合する事で肥料分を吸着してより通気性のある土にしてくれます。虫対策や、根腐れ対策に大活躍!乾燥を好む観葉植物には最適ですね。こちらも軽いので持ち運びやすく、土を扱いやすいようになっています。

観賞植物のおすすめの用土⑤

元気な土にする為のバイオ菌配合

日清ガーデンメイトの培養土です。ふかふかで通気性の良い土にする為のバイオ菌が配合されているため、根腐れ対策の効果があります。赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥、牛ふん堆肥、バーミキュライト、パーライト、ピートモス、軽石が配合されています。元肥も配合されているので、肥料の手間無くそのままで使用できます。細かい粒子の培養土なので植え替えや土の入れ替えなどがやりやすいでしょう。


観葉植物のおすすめの用土⑥

ハイドロカルチャー

ハイドロカルチャー用 ハイドロコーン 中粒

出典:Amazon

室内で土に虫がつくのが苦手な人や、水やりが面倒な人は観葉植物をハイドロカルチャーで育てるのもおすすめです。ハイドロカルチャーとは土ではなく人工的に作られたハイドロコーンという粒状の物で育てる事です。清潔で土に虫がつく事もなく、根腐れ対策にもなり、水やりの頻度も少なくてすむので人気の人工土ですね。

観葉植物のおすすめの用土⑦

環境にやさしいリサイクルコーン

ハイドロカルチャー用 カラー用土

出典:Amazon

陶器瓦の作る時に出る端材をリサイクルして作られているので、環境にやさしい人工土ですね。普通の培養土と違って無菌、清潔なので土に虫が発生する事もなく水やりの頻度も少なくてすみます。また保水性も高いので水やりがあまりできない人、特に一人暮らしの人や、育てる時間があまり無い人に向いているでしょう。

観葉植物のおすすめの用土の作り方を紹介!

自分で作る楽しみも

配合された市販の培養土を利用するのは、簡単でかつ間違いないので便利ですが、自分で土から作るのもまたガーデナーの楽しみでもありますね。また観葉植物の種類によっては違う配合が必要な場合もあるので、そんな時は自分で作る方がより確実で苗にとっても細かな環境を作る事ができると言えるでしょう。ここからはその土の作り方をご紹介します。

観葉植物のおすすめの用土の作り方①

乾燥に強い観葉植物の土

ほとんどの観葉植物が乾燥に強い種類の物が多いです。パキラ、サンスベリア、サボテンなどがその例で、水はけの良い土、通気性にすぐれた土を作るといいでしょう。作り方の配合は赤玉土やパーライトを多めにする事をおすすめします。赤玉土:パーライト:腐葉土=6:3:1の比率で作るといいですね。

観葉植物のおすすめの用土の作り方②

乾燥に弱い観葉植物の土

逆に乾燥に弱い観葉植物、モンステラやカラテアなどの土は保水力があるような土にしなければなりません。保水性があるピートモスなどを利用するといいでしょう。また通気性にすぐれたバーミキュライトもおすすめです。作り方の配合としては、赤玉土:ピートモス:バーミキュライト=5:4:1です。

ハンギングの観葉植物の土

観葉植物を室内での楽しみ方にハンギングスタイルがあります。アイビーやビカクシダ(コウモリラン)、エアプランツ、ティランジアなどのツル性の植物ですね。これらの土は上から吊るすのになるべく軽くする事が必要。なのでとても軽いバーミキュライトやパーライトを多めに配合するといいでしょう。その分排水性が良すぎると乾燥しすぎるので保水性に優れているピートモスが補うといいですね。

観葉植物の土の入れ替えや植え替えは?

土の入れ替えや植え替えの重要性

観葉植物は室内で育てるのが主。この室内で土を扱う事で重要なのが、土の入れ替えや観葉植物自体の植え替えです。ここではなぜそれらが重要なのか、その理由をいくつか上げてみます。

観葉植物の土の入れ替えや植え替えする理由

カビ対策

室内ではどうしても土の中に湿気がこもり、やがてカビが生えたりしてしまいます。土自体が不衛生になり虫がつき苗が傷んだり、枯れてしまったりしてしまいます。その対策として土の入れ替えや植え替えが必要になってきますね。さらに水はけの良い土を選び、たまに風通しの良いベランダに出したりする事をおすすめします。そうする事でカビ対策になるでしょう。

根腐れ対策

観葉植物の枯れる原因として、根腐れがあります。カビ対策の項目と重なりますが、カビの他に水はけの悪さなどのために湿気で根っこが枯れてしまいます。この対策のためにも、こまめな土の入れ替えや植え替えをする事で、苗を少し引き上げて根っこのチェックをしましょう。腐れている根はカットしたりして取り除くといいでしょう。根っこは見えない部分、だからこそこまめに植え替えする事でチェックできますね。

土に虫がつくのを防ぐ


土の入れ替えや植え替えをする事で、土に虫がつくのを防ぐ効果があります。室内で育てていると土が湿気を多く含んだり、日光が当たらないような日々が多いと、土にカビが生えたり腐敗していきます。それが土に虫がつく原因の1つと言えるでしょう。この虫対策としてこまめに土の入れ替えや植え替えをすると、清潔な土の状態を保てますね。これで虫対策ができるんです。

観葉植物の土の入れ替えのコツ①

土に虫がいたら入れ替え時期

観葉植物の土に虫がいたら培養土の入れ替え時期です。常にきれいな状態の土が理想なので、虫がつくのは培養土の中で雑菌が増えている証拠。思い切って入れ替えましょう。その時もしっかりと虫を除去する事をおすすめします。虫が残っているとその糞などでまた菌が増えてしまうので気を付けましょう。日ごろから水やりの時など、土をよく見て虫がはっていないかチェックするといいですね。

観葉植物の土の入れ替えのコツ②

土の入れ替えは戸外で。

土の入れ替えはまわりに土がこぼれたりするので、衛生面からも戸外でするといいでしょう。土全体を入れ替えるのが理想ですので、苗を取り出したら根についている土も落とす事。気を付けるのは気温に左右されやすい種類の観葉植物の場合は、極端に寒い時期や暑い時期はやめた方がいいですね。植え替えや入れ替えなど、ただでさえ苗に負担がかかるので、温暖な気候の負担のない時期を選ぶといいでしょう。

観葉植物の土の入れ替えのコツ③

苗を出さずに入れ替え

観葉植物の種類によっては大きすぎて鉢をかかえるのも一苦労。ましてや苗を引き抜く事がとても大変ですね。そんな時は鉢や植物を動かさないで土の入れ替えをしましょう。まずは細めのスコップなどで、上の土から順々に掘り出します。この時に植物の根を傷つけないようにするのが大事。また鉢肌に近い土の方から掘り出すといいでしょう。掘り出した後は新しい培養土を上からそっと入れます。

観葉植物の土の入れ替えのコツ④

植え替える時に新しい土を。

苗が成長してきてそろそろ鉢が小さくなってきたら、植え替え時期ですね。この植え替える時に新しい土を入れると、土の入れ替えも同時にできます。植え替えたり、土の入れ替えなど新しい環境は苗に負担をかけるのでなるべく少なくしたいもの。特に観葉植物はある程度一定の環境が望ましいのです。ならば一度に両方行えばいいわけですね。手間も省けるというもの、一石二鳥です。

最後に

部屋の中に植物と土。

観葉植物のいい所は、何といっても部屋の中で植物と土を楽しむ事ができる!ですね。緑がある毎日、室内の空気を浄化してくれるという利点もあるのですよ。けれど土が苦手、土に虫がつくのもいやだ、部屋が汚れてしまうなどなど色んな問題点も上記のように、あらゆる方法で観葉植物とその土を楽しめるのです。忙しい人ほどおすすめな観葉植物!思い切って育ててみませんか?

観葉植物のおすすめの土が気になる方はこちらもチェック!

こちらの記事では観葉植物のより詳しい土の入れ替えについて述べています。特に注意したい9つのポイントを踏まえたうえでより確実な土の入れ替えができる事間違いなしですね。

こちらの記事では、観葉植物の詳しい用土の作り方を種類別に記載しており、自分で作りたい人にはうってつけの記事になっております。自分だけの土、オリジナルの土を作ってみましょう。