コーヒーの絵本 [ 庄野 雄治 ]
カリタ コーヒーミル 手挽き KH-3 #42077
なまこ カップ&ソーサー
カリタ コーヒードリッパー 陶器製 2~4人用 ブラウン 102-ロト #02003
HARIO (ハリオ) カフェオールドリッパー 1人用 ペーパーレス コーヒードリッパー ブラック CFOD-1B
美味しいコーヒーの淹れ方は?
美味しいコーヒーの淹れ方を知りましょう
仕事や家事の合間に、お休みの日のリラックスタイムに、朝の目覚めにと、今やコーヒーは私たちの生活に欠かせないものになっています。奮発して手に入れた美味しいコーヒー豆、いつものコーヒーも、せっかくならもっと美味しく淹れられないだろうかと思いませんか。ここではご家庭や職場で気軽に楽しめるコーヒーの美味しい入れ方についてご紹介いたします。
コーヒーの淹れ方はこんなにある
コーヒーの入れ方は国によっても大きく違います。世界には様々なコーヒーの文化があり、その入れ方も様々です。コーヒーを入れるための主な抽出器具をご紹介しましょう。
様々な抽出器具
・ハンドドリップ(ペーパードリップ)・ネルドリップ(ドリップ式)・サイフォン(上の画像のように喫茶店によくあるガラスの抽出器具です)・エアロプレス(21世紀になって見かけるようになった空気で押し出して抽出する器具)・フレンチプレス(プレス式)・パーコレーター(アウトドア用品としてよく見かけます)・エスプレッソ(イタリアで見かける細かい粉末を圧縮して火にかけて抽出する器具)・トルコ式(中近東でよくみられる濾さずに細かい粉末をお湯に入れて煮だして上澄みを飲む方法)etc
お砂糖やミルクをたっぷり入れて飲むものに、あっさりと頂くものとそれぞれの良さがあります。
参考文献
下の絵本は絵本としても楽しめるほか、コーヒーを楽しむヒントがたくさん載っています。美味しいコーヒーを飲みながらパラパラといかがでしょうか。
コーヒーの絵本 [ 庄野 雄治 ]
コーヒー豆の種類について
コーヒー屋さんに行くと店先に「ブラジル」「コロンビア」「グァテマラ」「ブルーマウンテン」「コナ」とか国や産地の名前がついた豆が並んでいます。それぞれに栽培法や精製方法が違い、味わいに大きく関係するようです。酸味が強かったり、コクが強かったりと特徴が違いますので、お店の方に好みの味わいを伝えてみてください。分からなかったら、とりあえず「ブレンド」を頼んでみましょう。そのお店でおすすめの一番飲みやすい、一番美味しいコーヒーになっているはずです。
焙煎と挽き方
エスプレッソなど濃いコーヒーを好む方は深煎り(カプチーノはエスプレッソにミルクを入れたものです)、苦みが強いものが苦手な方、酸味のあるコーヒーをお好みの方は中煎り、あっさりと薄めが好きな方は浅煎りをおすすめします。またコーヒーを淹れる器具によって、合う焙煎と挽き方があります。一般的に挽いた状態で売られているものは中煎りの中細挽きのものが多いようです。これはペーパードリップや、コーヒーメーカー、フレンチプレスなど多くの器具に合っています。お店で挽いてもらうときは何で入れるかを伝えましょう。合った挽き方にしてくれます。
じっくり手挽きするのも楽しみ
コーヒーミルがあればいつでも挽きたてのコーヒーを味わえます。挽いているときから香りを楽しめるのでお勧めです。挽き加減もお好みで。
カリタ コーヒーミル 手挽き KH-3 #42077
スペシャルティコーヒーについて
皆さんはスペシャルティコーヒーをご存知でしょうか。はじめて飲んだ方はその果実味に驚きます。コーヒーは豆ではなく、もともとコーヒーチェリーという果実です。それが可能なのは一貫した管理があればこそ、フレッシュなコーヒーならではの味わいだそうです。地方でも手に入りやすくなったスペシャルティコーヒー、ぜひ一度味わってみませんか。実はこんな定義があるそうです。(以下は日本スペシャルティコーヒー協会ホームページより抜粋)
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
コーヒーの保存方法
新鮮なコーヒーを手に入れたら、なるべく早く飲み切るにこしたことはありません。保存期間が長いのは曳いたものよりも豆のままだそうです。挽いた豆はどんどん酸化が進むので、なるべく早めに飲み切ってしまいましょう。コーヒー豆の苦手なものは日光と高温、湿気の3つです。コーヒーが入っている袋はそれらを遮断してくれる材質でできています。封を開けたら、袋ごと密閉容器に入れて、冷暗所(冷蔵庫、冷凍庫が理想的だそう)で保存します。
水について
日本の水道水はほとんどが軟水だそうです。そのままお使いいただいて構いません。硬水は一般的に苦みが出やすくなるので避けたほうがよいでしょう。海外産のミネラルウォーターは硬水が多いので注意しましょう。(地下水や井戸水をお使いの場合は水質調査の結果を参考にしてください。)水道水であっても、汲みたて、沸かしたてを使うことをおすすめします。
コーヒーカップについて
ご家庭でお使いのコーヒーカップはどんな形状をしていますか?コーヒーカップは上が薄く、下(底のほう)が厚くなるよう作られています。これは、温度が覚めないようにという配慮からです。ちなみに紅茶のカップは上が広がって、全体に薄く作られており、香りをより楽しめるように作られています。淹れる飲みものに合わせてカップを選ぶことも、美味しいコーヒーを淹れるコツです。
なまこ カップ&ソーサー
ハンドドリップでのコーヒーの淹れ方
ハンドドリップのコーヒーの入れ方
初心者でもコツをつかめば美味しいコーヒーが淹れられる、ハンドドリップの淹れ方をご紹介します。用意するものは、ペーパーフィルター、ドリッパー、サーバー、メジャースプーン、お湯を注ぐポット(できれば細口のドリップポット)、汲みたて沸かしたてのお湯(温度は95度くらい、1人分の量は140㏄くらい)、中細挽きのコーヒー豆の粉末人数分(1人分の目安の量は10~12g)です。美味しく入れるコツは器具を温めておくこと、抽出時間をしっかり守ること、ペーパーに直接お湯を当てないことです。
ハンドドリップの手順
ペーパーフィルターの底を折ります。側面も底と反対側に折ります。これは、ドリッパーとフィルターの隙間を埋めるために必要な作業です。次にお湯を沸かして、カップと(ソーサーも温めるとコーヒーが冷めにくくなります。)器具を温めます。フィルターにお湯を通す方もいますが、紙臭さを抑えるためと、ドリッパーと密着させる2つの役割があります。
フィルターをドリッパーにセットして、隙間が空かないように押さえます。サーバーの上に置いて人数分のコーヒーの粉末を入れます。沸かしたてのお湯をペーパーに直接当てないように、ゆっくりと20㏄ほど注ぎます。20秒ほど蒸らして抽出します。ぽたぽたとドリッパーからコーヒーが出てきた頃を蒸らし抽出完了の目安とします。しっかり抽出することでコーヒーが通る道ができるそうです。
次に80㏄のお湯をやはりペーパーに直接当てないようにゆっくり円を描くように注ぎます。半分程落ちたら残りのお湯を同じように注ぎます。コーヒーが落ちたら出来上がりです。ペーパーで濾している分、雑味がなくすっきりした味わいになります。
ドリッパーについて
コーヒードリッパーにも種類があります。下の画像のように陶器のもの、上の画像のようにプラスチック製のもの、ガラス製のもの、ステンレス製のものなどがあります。また、空いている穴の数も1つのもの、2つのもの、3つのものとあります。穴が少なければ早く落ちてまったりした味わいに、多ければ早く落ちてすっきりとした味わいになります。
カリタ コーヒードリッパー 陶器製 2~4人用 ブラウン 102-ロト #02003
フレンチプレスでのコーヒーの淹れ方
フレンチプレスのコーヒーの入れ方
もともとは紅茶を楽しむための器具ですが、フィルターいらずで気軽に入れられるものとして人気があります。ペーパーを通さない分、油分も残りますので、コーヒー豆本来の味わいに近づきます。上の画像はハリタのフレンチプレスです。プレス部分がステンレス製です。お湯の量はハンドドリップより多い、1人分160㏄を用意しましょう。豆はハンドドリップ同様、中細挽きの豆が適しています。
コツは器具とコーヒーカップをあらかじめ温めて置くことと、お湯の量を少し多めにすることです。(蒸らし時間が長いためコーヒーの粉末がお湯を吸うからです。)人数分の量のコーヒーの粉末をフレンチプレスの中に入れて、人数分の量のお湯を注ぎ、マドラーなどでかき混ぜます。蓋をして、そのまま(プレスは下げずに)4分ほど蒸らして抽出します。
4分蒸らしたら、静かにプレスを下げて、コーヒーをカップに注ぎます。
ハンドドリップよりも色が薄く、表面に細かな泡が浮いて液体が濁っているように見えます。ペーパーで濾していない分、油分と甘味を感じます。
左がフレンチプレス、右がハンドドリップです。(豆はどちらも同じコロンビア中細挽きを使用。)
飲み終わると上の画像のように下に粉末が残っています。同じ豆でも淹れる方法を変えて飲み比べてみると全く違った味わいになり、面白いです。
お手軽に楽しむコーヒーの淹れ方
ペーパーレスドリッパーで淹れるコーヒー
HARIOのペーパーレスコーヒードリッパーは1人用のコーヒーを入れるのに便利です。ペーパーレスでいつでも淹れたてのコーヒーを気軽に楽しめます。
HARIO (ハリオ) カフェオールドリッパー 1人用 ペーパーレス コーヒードリッパー ブラック CFOD-1B
淹れ方はハンドドリップと同じでOK
ドリッパーに生地が張ってあるのでペーパーレスでOKです。淹れ方のコツはハンドドリップの入れ方を参考にしましょう。下にカップを置いて、お湯をさっと通して温めておきます。
美味しいコーヒーを淹れるコツはハンドドリップとおなじです。1人分の量のコーヒーの粉末を入れたら、お湯を少量注いで20秒蒸らして抽出し、そのあと円を描くようにゆっくり入れます。ペーパーよりも漉しが緩く、ややまったりした味わいになります。飲み終わりのカップに粉末が少し沈みます。
ペーパーパックのコーヒーの淹れ方
1人分ずつの粉末がペーパーパックになっているコーヒーもよく見かけます。鮮度が保たれるようにしっかり包装されているため、手軽に美味しいコーヒーが楽しめます。
ハンドドリップのコーヒーの入れ方を参考に淹れましょう
コツはハンドドリップと同じです。カップをあらかじめ温めておきましょう。ペーパーパックに直接お湯を当てたくないので、しっかりとパックを開いてカップにセットします。
少量のお湯を入れたら、しっかり蒸らして抽出しましょう。円を描くように淹れるのは難しいので、なるべく静かに注いでは落ちるのを待ち、注ぐを1人前の量になるまで繰り返します。
コーヒーの淹れ方まとめ
美味しいコーヒーの淹れ方は?気になる蒸らし方など美味しく淹れるコツを解説!いかがでしたでしょうか。ちょっとしたコツでいつものコーヒーもうんと美味しくいただけます。いつもよりワンランク上の美味しさに出会っていただけたら嬉しいです。お仕事や家事の合間に、お友達とのおしゃべりタイムに、ご家族との団らんに、美味しいコーヒーをどうぞお楽しみください!
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