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イントルーダークラシックのインプレまとめ!年式の違いについても解説!

スズキのイントルーダークラシック400は大きな車体サイズと重厚なデザインが魅力です。ユーザーのインプレやレビューを通して、イントルーダークラシック400の全容を検証します。インプレやレビューを投稿したユーザーに共通点があるのはインクラ400マジックなのでしょうか?
2020年8月27日
hosokawa_taka
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イントルーダークラシック400を検証:はじめに

スズキのイントルーダークラシック400について、ユーザーのインプレやレビューを通して検証します。スズキのイントルーダークラシック400は大柄な車体と重厚なデザインに人気がありますが、ネット上では他車に比べて遅いといううわさもあります。また、マイナーチェンジされた年式についても記述しますね。

出典: http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/vl400l4/style_price

グラススパークルブラック

ライバル車との違い

スズキのイントルーダークラシック400のライバル車はホンダのシャドウクラシック400、ヤマハのドラッグスタークラシック400、カワサキのバルカン400クラシックです。本来ならば400ccアメリカンクルーザーの一番人気であるドラッグスタークラシック400と比較すべきですが、スペックがあまりにも類似していますのでシャドウクラシック400との違いを比較しますね。

出典: http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/vl400csl4/style_price

キャストホイール仕様
パールミラージュホワイト

スズキ イントルーダークラシック400のサイズ

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?①

出典: http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/vl400csl4/style_price

キャストホイール仕様
グラスミッドナイトブラウン
 

車体サイズスペックの違い

  スズキ
イントルーダー
クラシック400
ホンダ
シャドウ
クラシック400
年式 2001年式
(2005年式)
2014年式 2009年式
全長(mm) 2,510 2,500 2,510
全幅(mm) 985 955 920
全高(mm) 1100 1,110 1,125

スズキのイントルーダークラシック400は400ccアメリカンクルーザーの枠を超えた車体サイズが人気です。重厚なデザインに見合った車体サイズだといえますね。ロー&ワイドなシルエットにライバル車と明確な違いがあり、圧倒的な存在感を放っています。

車体サイズスペックに関するインプレ・レビュー

イントルーダークラシック400の車体サイズに関するインプレやレビューをまとめると、大きな車体サイズに満足するユーザーは多いですね。アメリカンクルーザーにとって車体の大きさは魅力の一つであり、ゆったりとしたライディングポジションにも貢献します。イントルーダークラシック400はハンドル幅が広いので、どうだ!と叫ばんばかりのライディングポジションです。

とにかくデカイ。ハーレー、FLSTNと並べてみましたが、大きさではほぼ同等。もしくはこちらのが少々大きく感じられるくらいでした。

とにかく大きいです(*^o^*)。アメリカン好きにはたまらない大きさ、走行中の安定感は抜群です。低速でも慣れてしまえば、全く問題ありませんが、慣れるまで立ちゴケするかも…。

車体サイズスペックをカスタム

車体サイズをカスタムするならハンドル交換が手軽です。車体サイズが体格に合わないようならカスタムするしかありません。体格に合わせてハンドルを換装するだけで、イントルーダークラシック400はあなたにフィットします。ハンドル幅だけでなく、高さやグリップの角度にもこだわりましょう。

スズキ イントルーダークラシック400のエンジン

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?②

エンジンスペックの違い

  スズキ
イントルーダー
クラシック400
ホンダ
シャドウ
クラシック400
年式 全年式共通 2009年式
エンジン 水冷4ストローク
V型2気筒
SOHC4バルブ
水冷4ストローク
V型2気筒
OHC3バルブ
ボア×ストローク
(mm)
65.0×60.2 64.0×62.0
最高出力
kW(PS)/rpm
24(33)/8,000 23(31)7,000
最大トルク
N・m(kgf・m)/rpm
33(3.4)/6,000 33(3.4)3,500

イントルーダークラシック400のエンジンはV型2気筒エンジンを搭載しています。水冷ですのでラジエーターの存在が気になりますが、全体的なまとまりは良好ですね。エンジンスペックは400ccという排気量ですので暴力的なトルク感はありません。ドラッグスタークラシック400ほどではありませんが、ボアアンドストロークはややショートストローク。環境基準を達成するためだと考えられます。

エンジンスペックに関するインプレ・レビュー

エンジンに関するユーザーのインプレやレビューをまとめると、スペックに物足りなさを感じながらもエンジンのデザインに満足する人が多いですね。

ノーマルマフラーを好むユーザーは多いのですが、カスタムマフラーに換装したというコメントも見かけます。トルク感を高めるためではなく、デザイン性を高めるためにマフラー交換する人が多いですね。

重さと400ccという排気量から、パワー不足は否めませんが、デザインのカッコよさだけでもかなりの所有感は味わえると思います。特にインクラ特有の太く長いスラッシュカットマフラーが、見せつけるような大迫力を醸し出しています。

珍走団が嫌いで大きな音が嫌なので静かなマフラーが良い。(アメリカン特有のドコドコ感が無いのもちょっと物足りないような…^^;)


エンジンスペックをカスタム

エンジンのスペックを高めるカスタムをするよりも、エンジンのデザイン性を高めるカスタムをするのがおすすめです。イントルーダークラシック400の渋いデザインを損なわないよう、目立たない程度に違いをアピールするのがかっこいいですね。派手なサウンドやデザインはイントルーダークラシック400に似合いません。

純正マフラーでも不満はありませんでしたが、カスタムで一番最初に手を付けたのはマフラーでした。機能的には純正が一番でしたが、2IN1のフィッシュテールのに変え、見た目はかなりすっきりしました。

スズキ イントルーダークラシック400の足回り

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?③

足回りスペックの違い

  スズキ
イントルーダー
クラシック400
ホンダ
シャドウ
クラシック400
年式 全年式共通 2009年式
フレーム ダブルクレードル ダブルクレードル
Fサスペンション テレスコピック テレスコピック
Rサスペンション リンク式 ツインショック
Fブレーキ ディスク ディスク
Rブレーキ ドラム ドラム
駆動形式 シャフト シャフト
Fタイヤサイズ 130/90-16 120/90-17
Rタイヤサイズ 170/80-15 160/80-15

イントルーダークラシック400はアメリカンクルーザーとして標準的な足回りを備えています。特に路面追従性が高いリアのリンク式サスペンションはスズキのこだわりだといっていいですね。リジットマウント(リアサスペンションを持たない固定した懸架形式)に似せたデザイン処理は秀逸です。ホンダのシャドウクラシック400はツインショックであるため爆発的なヒットに至らなかったともいわれています。

足回りスペックに関するインプレ・レビュー

イントルーダークラシック400の足回りに関するインプレやレビューは少なく、ユーザーはコーナリング特性を気にしていないといえます。しかし、バンクさせすぎるとフットボードが地面に接地してしまうというコメントは多いですね。ほとんどのユーザーはアメリカンクルーザーの宿命として受け入れています。

普通に走ってて危険を感じた事はないです。ほんとに何もしなくてもまっすぐ走ってくれます。タンデムはソロとほとんど変わらない感覚で走れます。

一般道・高速道路を走る分には問題ないかと思いますが、峠で走るとなると辛いです。カーブで曲がるときブレーキやクラッチの足置き場の底が擦っちゃいそうなので気を使います。何回かガッー!ってやっちゃいました。

足回りスペックをカスタム

イントルーダークラシック400のカスタムパーツはドラッグスタークラシック400と比較すると少ないですね。フットボードがコーナリング中に接地してしまうのを改善するカスタムパーツを探しましたがありませんでした。しかし、さらにローダウンさせるためのリンクロッドはリリースされていますね。おしゃれなフットボードはいくつか見つかります。

スズキ イントルーダークラシック400の乗り心地

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?④

イントルーダークラシック400はアメリカンクルーザーらしいゆったりとした乗り心地です。ライディングポジションが大らかですので、強距離クルージングでも疲労を軽減してくれます。柔らかな乗り心地を求める人はSTDを、かっちりとした乗り心地を求める人はキャストホイール仕様がおすすめです。

乗り心地スペックに関するインプレ・レビュー

イントルーダークラシック400の乗り心地に関するインプレやレビューは少ないので良し悪しを判断しにくいですね。長距離クルージングした際の座り心地に関するコメントを期待していましたが、お尻が痛くならないというコメントと、尾てい骨あたりが痛くなるというコメントがひとつづつでした。「乗り心地に関する不満はない」と解釈するべきかもです。

シート座面も広いので長時間座っていてもケツが痛くなる事は無いです

よく出来たシートで楽ですが、ケツ重心の宿命で尾てい骨の辺りが2時間くらいで痛くなってきます。ポジションの自由度はあまり有りません。

乗り心地スペックをカスタム

一番人気のドラッグスタークラシック400ではフロント・リアともサスペンションのカスタムパーツが豊富にみつかりますが、イントルーダークラシック400のカスタムパーツは少ないですね。しかし、シートはいくつか見つかりますので検討する価値があります。全体のシルエットを変えずにシートを換装するのがおすすめです。

スズキ イントルーダークラシック400での街乗り

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?⑤

街乗りスペックの違い

  スズキ
イントルーダー
クラシック400
ホンダ
シャドウ
クラシック400
年式 2001年式
(2005年式)
2014年式 2009年式
シート高(mm) 700

700

660
軸間距離(mm) 1,655 1,655 1,640
車両重量(kg) 257kg
(264kg)
275 255
キャスター角

33°20′

33°20′

34°00´
トレール量(mm) 141.0 141 161

イントルーダークラシック400は大きい車体サイズが影響し、軽快に街乗りできるとは言えません。しかし、シート高が低いので不安定さを感じることはないといえます。狭い駐輪場での取り回しは難しいので、駐車する場所を限られるケースがあるかもです。


街乗りスペックに関するインプレ・レビュー

イントルーダークラシック400の街乗りスペックに関するユーザーのインプレやレビューをまとめると「乗っていられない」といったコメントはありませんでした。大きな車体サイズをはじめから覚悟していた人が多いためです。意外にも、静粛性の高さを評価するコメントが目立ちます。インクラユーザーのコメントには紳士的な内容が多いですね。

車体の重量は重いですが重心が低い為か、さほど取り回しは苦労しません。(中略)小回りが利かないくらいかな。

排気音がかなり静かです。住宅地ですから助かります。

街乗りスペックをカスタム

街乗り性を高めるカスタムは必要ありません。なぜなら、重厚さこそがイントルーダークラシック400の魅力だからです。敢えてカスタムするならば、軽量なサイドミラーに換装することでハンドリングを高めるのがおすすめです。軽量なミラーに換装すると、体感できるほど取り回しがよくなります。

スズキ イントルーダークラシック400での高速道路走行

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?⑥

イントルーダークラシック400は大きな車体サイズと路面追従性が高いサスペンションが功を奏し、安定した高速道路走行が可能です。33馬力のエンジンが275kgもの巨体を引っ張らなければならないので、凄まじい加速感はありません。理論上では非常識な速度域まで加速するはずなのですが、車重が重いため加速は鈍く、追い越しには距離の余裕が必要です。

高速道路走行スペックに関するインプレ・レビュー

高速道路走行に関するユーザーのインプレやレビューをまとめると、エンジンパワーの不足や走行風との闘いに辟易するコメントが目立ちます。しかし、「アメリカンクルーザーだから仕方がない」と、大らかな気持ちでイントルーダークラシック400と接するユーザーが多いですね。

よく「遅い遅い」と言われていますが、それは他のスポーツ車や大型クルーザーと比較すればのハナシ。普通の車の普通の加速よりは速いですし、追い越しもそう苦ではありません。加速も100km/hまで15秒程だと思います。問題でしょうか。風のキツさを無視すれば、100km/h出してもまだまだ出そうでした。ただ、上り坂ではパワー不足は気にせざるを得ません。1段落とさないとダメでしょう。

高速道路を走る場合、非常に安定しているので100km/hまではのんびり気分で乗っていられます。アメリカンですから、ポジション的にスクリーンでも付けないとそれ以上は厳しいかと。

80キロ以上だすとかなりアメリカンらしからぬ音へ変貌します。(中略)走り、エキゾーストサウンドにはあまり期待しない方が良いでしょう。

高速道走行スペックをカスタム

高速道路走行を快適にするカスタムはウインドスクリーンを追加するのが一般的です。専用品から汎用品までありますので選択肢は多いといえます。ウインドスクリーンはアクリルやポリカーボネートでできていますので、大きめを購入して好みの高さに合わせるDIYも有効です。イントルーダークラシック400はシルエットがかっこいいアメリカンクルーザーですので、ウインドスクリーンの大きさにはこだわりましょう。

スズキ イントルーダークラシック400でのツーリング

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?⑦

イントルーダークラシック400はまさにツーリング向きのアメリカンクルーザーだといえます。大きな車体と安定感が高い足回りが功を奏し、ロングツーリングでも疲労を蓄積しにくいですね。

かっこいいアメリカンクルーザーアメリカンクルーザーですので、小休止はイントルーダークラシック400を愛でる至福のひとときになりますよ。車重が重いので、疲れた時の立ちゴケには注意しましょう。

ツーリングスペックに関するインプレ・レビュー

イントルーダークラシック400のツーリングに関するインプレやレビューをまとめると、航続距離の長さやゆったりとしたキャラクターに満足するユーザーが多いですね。スーパースポーツバイクからイントルーダークラシック400に乗り換えると「こんな楽しみ方もあったのか」と目からうろこが落ちる感覚になります。車重の割には燃費が良く、ユーザーのインプレやレビューをもとに実燃費を計算すると約25km/Lでした。

タンクが大きい為ロングツーリングも良し。

とにかくのんびりゆったり走るバイクです。そこを念頭に置いて選べば良い相棒になってくれるでしょう。

ツーリングスペックをカスタム

出典: http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/vl400l4/accessory

スズキ純正オプション


イントルーダークラシック400でツーリングするなら、リアキャリアやシーシーバーを追加するカスタムがおすすめです。アメリカンクルーザーは荷物を積載しやすいように見えますが、リアシートの面積があまり広くないので荷物が安定しません。サイドバッグは積載性とデザイン性を両立する必須アイテムですよ。トップケースは全体のシルエットを崩してしまいますのでおすすめできません。

出典: http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/vl400l4/accessory

スズキ純正オプション

マフラーが右二本出しなので、サイドバッグを付ける場合はよく考えないとバッグがマフラーに干渉します。

出典: http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/vl400l4/accessory

スズキ純正オプション

スズキ イントルーダークラシック400の年式と価格

インクラ400は遅い?新車は?中古車は?⑧

スズキのイントルーダークラシック400は2001年式モデルから2008年式モデルまでの前期型と、2009年式モデルから2014年式モデルまでの後期型に分けられます。厳密には2度マイナーチェンジが施されました。イントルーダークラシック400の年式による違いと中古車価格帯を探ってみますね。

年式によるスペックと価格の違い:前期型

イントルーダークラシック400の前期型(BC-VK54A/2008年式モデル以前)はキャブレター仕様です。キャブレターはいい意味で大まかな仕組みですので、セルフメンテナンスが容易にできます。半面、大まかな仕組みだけあって無駄に燃料噴射する傾向があり、燃費が若干悪いですね。

中古車価格は状態に応じた価格で推移しています。2008年式以前モデルの中古車でノーマル車が占める割合は4割強でした。

中古車価格帯:約25~54万円(ノーマル車)
※2018年11月現在
参考/当時新車価格:698,000~714,000円(税込み)

年式によるスペックと価格の違い:後期型

イントルーダークラシック400の後期型(EBL-VK56A2009年式モデル以降)はフューエルインジェクションを搭載しています。電子制御で燃料を噴射しますので、燃費性能は高いですね。半面、高価なソフトでしかエンジン不調の原因を究明できません。小さなバイクショップではそのソフトを持っていない場合がありますので、修理できるショップが限られます。

イントルーダークラシック400は生産が終了したものの、在庫販売は継続されています。新車を購入したい人は急いだほうがいいですね。2009年式モデル以降の中古車でノーマル車が占める割合は4割強でした。

中古車価格帯:約25~71万円(ノーマル車)
※2018年11月現在
参考/新車価格帯:819,000~853,200円(税込み)

年式の違いに関するインプレ・レビュー

前期型と後期型のデザイン上の違いに関するユーザーのインプレやレビューを紹介します。スペックシートや画像を見るだけではわからない箇所ですので参考にしましょう。

外装に関して、現物を見ると、現行車とマイチェン前では、そんなに違わないようでかなり変わっています。フェンダーやタンク形状が、マイチェン前では角張っていてゴツさがあり、現行車の方では、角張りが抑えられ全体的に丸っとした、より流線型な感じ。

イントルーダークラシック400を検証::まとめ

スズキのイントルーダークラシック400は車体サイズの大きさと重厚なデザインが魅力です。車体の大きさや重さが走行性能すべてに影響しますが、デザインに見合った走行性能を備えていますので不満を訴えるユーザーは少ないですね。イントルーダークラシック400のワイルドな外観とは裏腹に、紳士的なユーザーが多いと感じられます。

イントルーダークラシック400はスペックシートにこだわることが無意味に思えるほどの存在感があります。そんな旅心をくすぐるオーラこそ最強の装備だと断言できます。

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