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「ミリタリー」の意味とは?意味のよく似た「アーミー」との違いも徹底解説!

ミリタリー系ファッションなど一般的にもよく使われるミリタリーの意味。軍用の服装のこと?というぼんやりとした認識でいる人も多いでしょう。では、アーミー系ファッションとの違いは?と聞かれると途端に困ります。ミリタリーの意味とアーミーとの違いを説明します。
更新: 2021年1月17日
佐藤3
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ミリタリーの意味とアーミーとの違いが知りたい

ミリタリーとよく似た意味のアーミー

多くの人が、ミリタリーもアーミーもどちらも「軍隊」とか「軍用」という意味じゃないのか?というイメージを持っているでしょう。

その考えは間違っていませんが、それでは、「ミリタリーとアーミーの意味を踏まえて、使い分けてください」と言われると途端にハードルが高くなり、しどろもどろになったことはありませんか。この二つの言葉の意味の違いを見ていきましょう。

ミリタリーとは

軍事・軍用の

ミリタリーを使った言葉としてMilitary affairsがあります。これは軍事という意味。ミリタリーは軍ということ、それにaffairs(仕事)という単語を組み合わせて軍事という意味になります。

ただ、ミリタリーだけでも場合によっては軍事と通じる場合があります。この他、洋服や軍用アイテムのお店などでは、ミリタリーが「軍用品」を指していることもままあります。

よく使われるミリタリーの意味

そもそもミリタリーとは?というところから、意味を見ていきましょう。ミリタリーには、軍用の〇〇という意味で使われています。ミリタリーショップやミリタリーファッションなどという言葉をよく耳にしたり、目にすることが多いですね。

軍用品(銃や装備品など)を扱う店や、軍用品っぽい服装を差す言葉です。軍用といっても、軍には陸・海・空それぞれの「守る場所」がありますね。これら、全てミリタリー〇〇で片付けてしまってよいのでしょうか。

軍の・軍事のという意味

辞書で調べると、ミリタリーには"軍隊の"とか、"陸軍の"という意味があると書かれています。軍隊全体を指したり、陸軍だけに限定したりと、使い方によっては誤解が生まれそうな意味ですね。一般的にはどのような意味で使われているのでしょうか。

ミリタリーという言葉の意味①

ミリタリーは形容詞

ミリタリーテイストやミリタリー系などというファッション関係の会話の中にもたびたび登場する、"ミリタリー"という言葉。

これだけ見ると、まるで名詞のように思われる方も多いと思いますが、実はミリタリーは形容詞。"かわいい"、とか"かっこいい"と同じ種類のことばです。

わかりやすくファッションで、ちょっと厳しく言うならば、ミリタリーファッションではなくミリタリー"系"ファッションと呼ぶべきなんですね。

これから「ミリタリー系ファッション」というと、ちょっと意味を知っている通っぽい人に聞こえるかも知れません。

「ミリタリーっぽい」という言葉はおかしい?

そうは頻繁に耳にすることはないですが、時折「その服装ミリタリーっぽくてかっこいいね」という使われ方をしている人がいます。何の違和感もなく聞き流していましたが、ミリタリーが形容詞であると知ると、この言い方はちょっと違和感がありますね。

「その服装は軍隊のっぽくて…」ということになります。

日本語もいろいろと様変わりしているので、これが現代用語と考えれば、ミリタリーっぽいという言葉も意味は通じるので、それでよいのかも知れません。でも、実はミリタリーは単体で使うのにはちょっと不便さを感じる言葉です。

そのために"アーミー"という言葉があるのです。

ミリタリーという言葉の意味②

陸軍に限定して使われることも


日本では主に陸軍の兵器・兵士を扱った(模型の)事を指す。

wikipediaミリタリーモデルのページより抜粋

こちらは、ミリタリーモデルという模型のwikiの一文ですので、模型という言葉が入ってしまっているのをカッコで括りました。

このように、模型だけでなく、広く一般的にミリタリーには「陸軍の」という意味に使われることもあります。

このせいで、ミリタリーとアーミーの意味の違いに、余計にややこしさを感じて混乱する人も多くなっています。

アーミーという言葉の意味①

武装(Arm)が語源

ミリタリーと混合して使われている「アーミー」ということば。これは語源がアームです。

アームといえば武器や武装という意味ですね。ニュースではなかなかアーミーやアームという言葉は目にする機会がありませんが、ゲームや映画にはよく登場します。

アーミーを日本語訳すれば「武器を装備した人個人」、「またはその集団」という意味となるでしょう。

アーミー軍事・軍用そのものを差す名詞

武装した個人、または軍隊という意味からもわかるように、アーミーという言葉は名詞です。ここで、ミリタリーとアーミーの違いがひとつハッキリしましたね。

ミリタリーは形容詞、アーミーは名詞。これで、先程「会話にミリタリーが使いにくい」といった問題が解決したわけです。

でも、なぜ語尾を変えることで名詞と形容詞を分けずに、ミリタリーとアーミーという二つの言葉が使われるのでしょうか。この二つの言葉には、もっと深い意味がありそうです。

アーミーという言葉の意味②

こんな使い方も

ミリタリーとアーミーの言葉の違い。それは、各軍隊の部隊を差す言葉を考えるとわかりやすくなります。ミリタリーには「陸軍の」という意味もありますが、アーミーにもこの陸軍という意味があります。

特筆すべきは、アーミーと同じ種類の言葉に、ネイビーやマリーンなど海軍を差す言葉があるということ。ミリタリーにはこのような、同じ種類の言葉はありません。

このことから、ミリタリーには広い意味の軍隊や軍用という意味があり、アーミーはその中のひとつの集団(または個人)を差す言葉であると考えて良いのではないでしょうか。

ミリタリーにはこんな意味も

ファッションにおけるミリタリーとは

先程少し登場したファッション関係におけるミリタリーと頭に付く言葉。軍事や軍用品にこだわらない人なら、こちらの方が使う人口が多いんじゃないでしょうか。

「強そうでかっこいい」「汚れを気にせず使い勝手がいい」など、見た目と実用の両方を兼ね備えているという意見が多い、ミリタリーファッション。

軍用品は手に入りにくい

本物のミリタリーファッションは、軍で支給される服なのでしょうが、市販の服と比べたら数が少なく手にはいりにくい。

ミリタリーとは無関係なファッションブランドがミリタリー風ファッション、ミリタリー系ファッションとして作ったものもこれらのミリタリー系ファッションに含まれます。

ミリタリーテイストのファッションが流行る


冬になると多く見かけるミリタリー系ファッション。今年も流行りそうという予想をされている人もいます。ただし、ミリタリーテイストのファッションブランドのジャケットは"本物(軍用ジャケット)よりもお値段が高くて防寒性能が低い"という意見もありました。

ファッション用語を踏まえた意味の違い

ファッションで見るとわかりやすい

ミリタリーな服装を先程見ましたが、「一方、アーミーファッションとは?」となると、上の写真のようなものになります。この二つの違いは、誰が見ても一目瞭然ですね。

ミリタリーとアーミーのファッション的な違い

ここまでの服装的な意味の違いでまとめると「軍隊の制服がミリタリーファッション(いわゆる軍服)」「戦場で着るような服装がアーミーファッション(いわゆる戦闘服)」ということになります。

言葉の意味として捉えるよりも、服装を思い浮かべた方が、ミリタリーとアーミーの意味の違いを理解しやすいです。

一般的な認識は?

SNSでミリタリーと検索すると、ミリタリーファッションについての個人の意見が見られたりします。そこで語られるミリタリージャケットとするものは、カーキ色、または迷彩色の軍でよく使われる系の色のジャケット類。

ミリタリーが軍の制服で、アーミーが戦闘のための服装であるなら、迷彩色のジャケットはミリタリーとはいわず、アーミーというべきですね。

制服というよりも実用的な戦闘のときの服装です。

どちらでも通じる

このことから、本来の意味とは違って、現在一般的に使われているミリタリーファッションの定義において、アーミーとミリタリーの違いがなくなってきているのが実情のようです。

ミリタリーってどういう意味?

とても奥が深いやりとりと、つぶやいた御本人の「びっくり」した意味を考えさせられる文章です。MA-1といえば、映画『トップガン』が最高にヒットした時代に、爆発的に流行したジャケットです。

軍用のジャケットなのですが、こちらはいわゆる正装時に着用する制服とはまた違う。

映画のトム・クルーズが着ていた服装でいうならば、真っ白い詰め襟の服装がミリタリーファッションです。

アーミーはミリタリーに吸収されている?

MA-1は正装ではなく実用的な空軍のジャケットになります。

アーミーファッションという方が意味的には正しい。質問者は(これミリタリーじゃなくてアーミーじゃないの?)というクエスチョンが頭にあり、「ミリタリーってどういう意味?」という質問をされたのならと考えると、とても面白いやりとりですね。

このことから、アーミーという言葉を使わずに、ミリタリー〇〇という伝わりやすい言葉で一絡げにされていることがわかります。

かっこいいミリタリーファッション例

ミリタリーもアーミーもどちらでもOK

本来ならば、きちんと区分けされているミリタリーとアーミー。でも、こと、ファッションにおいては、ミリタリーもアーミーもだんだんと区分けが曖昧になりどちらでも良い感じになっているのが現状です。

最後になりましたが、ミリタリー、またはアーミーファッションとしてかっこよく着こなされたファッションを見つつ終わりにしていきましょう。


パンツコーデ

ミリタリーファッションとして多く見られる迷彩柄のパンツ。基本は大きなポケットがついたカーゴパンツです。形的にはダボッとしたものが多いですが、ファッション性に富んだスリムパンツのようなデザインのものもあり、スリムタイプも人気が出てきました。

ビンテージジャケット

ビンテージモデルの迷彩ジャケット。最近の迷彩とはちょっと違った柄が面白いですね。カーキのちのパンなどと合わせるとかっこよさそう。

ミリタリーinアウトドア

アウトドアと相性の良いミリタリーファッション。自然に溶け込んだ感じで、一体感を感じさせてくれます。

まとめ

ミリタリーの意味を知り使っていこう

ミリタリーは形容詞で"軍用の〇〇"といった意味があり、アーミーは名詞で"戦う人や軍事そのもの"を差す。わかりやすく簡潔にまとめると、このような違いがあることがわかりました。

同じような使われ方をするミリタリーとアーミーという言葉。辞書や辞典で調べてもイマイチ意味がわからない。

同じもののように感じるけど、言葉を分ける意味は?と悩んでいた人も、これで納得できたのではないでしょうか。この二つの言葉の違いは、あまり気にして使いこなしている人も少ないようです。

現代日本語として見るならば、こだわる人でなければ、気にせずお好きな言い回しで使ってしまって問題ないでしょう。

〇〇風が気になる人はこちらをチェック

本物がなかなか手に入らない、困難なものは〇〇テイストで満足する人も多いですね。ミリタリー風、ミリタリー系もそのよい例でした。このほかにも、〇〇風、〇〇テイストについて、たくさんご紹介しています。〇〇風が気になる人はこちらもチェックしてくださいね。