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【腰壁DIY】部屋の雰囲気が変わるリメイク術と簡単にできる作り方をご紹介!

DIY素材として注目されている腰壁。カフェや美容院で取り入れられている注目の素材です。インテリア性・実用性もある腰壁を、自分で作れたら部屋の雰囲気がガラッと変わります。この記事では、腰壁の種類、使用実例やDIYの仕方を紹介します。
更新: 2021年8月23日
yumi
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腰壁ってなに?

腰壁はインテリア用語・建築用語で「腰板」とも言います。おおよそ部屋の壁面の下1/3程度の高さ(90~100㎝程度)までに板やタイルを貼りめぐらせることを言うのです。腰くらいの高さが多いのは、家具やワゴンの高さがだいたいこの位なので、家具の移動などで壁面に傷がつくことを防ぐためにこの高さになったのではないかと思われます。

腰壁を施工するときは一部屋を一周させることが多いのですが、アクセントとして壁面の一部に腰壁を施工することも。後ほど紹介しますが、素材や柄、貼り方も多数あります。

腰壁を取り入れるメリット・デメリット

腰壁のメリット

腰板を貼ると素材にもよりますが部屋の保温性が増します。部屋の中の空気を逃がしにくくするからですね。また、防水・防汚効果がある上に傷の予防もできる上に、すでにできてしまった汚れを隠すこともできますね。素材次第では家に高級感を与えることもできるのです。

腰壁リフォームは「小さな子供が壁をけって傷つけそう」「猫が爪をとぐから壁が傷つく」という家庭の方におすすめ。もちろん、「部屋をおしゃれにできる」というメリットもあります。

腰壁のデメリット

デメリットは、天然素材の腰板を使ってリフォームを得るとコストがかかる事。また、一度腰板を設置すると(特に天然目などの羽目板の場合)「飽きてしまった」という理由で簡単に模様替えすることが出来ません。壁紙なら、剥がして貼れば良いのですが、腰壁は模様替えが難しい素材です。

また、腰壁は素材により引火しやすいものもあります。DIYで自作の腰板(オイル塗装のベニヤ板など)を貼った時などは、近くにストーブなど引火しやすいものを置かないようにしましょう。

板壁を防炎塗料で塗る方法もありますが、コストがかかります。ローコストで腰壁DIYの施工を目指すなら、家具の配置や暖房器具の配置で防炎を心がけるだけでも十分でしょう。

腰壁の種類

木製の腰壁

販売されている腰板の中では一番部屋がおしゃれになり、見栄えがいいのが「木製の腰板」です。素材そのものが暖かいので保温性は最も高くなる点も特徴。木材は天然で素材の良いものほどコストも上がります。防火加工・準防火加工が施されている物を使用できると安心です。

木製の羽目板の形状は長方形で、1本ずつはめ込んでいくスタイルです。キットも販売しています。コストはかかりますがインテリアにこだわる方・良いものを長く使いたい方・一戸建てに向いています。

パネル状の腰壁

色や柄が一番豊富なのがパネル状の腰板です。素材はメラミン化粧版・木材等で正方形の形などがあります。化粧板なのでどうしても見た目がつるつるした印象。好みの柄を選べば部屋をおしゃれに変えることもできます。部屋のインテリアをトータルに考えることが出来る、センスに自信がある方向けです。

クッションシートの腰壁

ふわふわとしたクッションシート。表面が木目調のものがあります。形状は長方形です。シールのように張るだけなので施工が簡単なのが特徴。ただし、木材の腰板に比べ、耐久性は劣ります。低コスト・インテリア性重視の方向けです。賃貸住宅の方にも向いています。

腰板DIY素材の選び方


一戸建てにおすすめ・DIY腰壁

一戸建てに腰壁を貼る場合、耐久性の高いものがおすすめです。自分の家なら、一度リフォームして長く持つ物が良いですよね。おすすめめは木製(ヒノキ・杉)のものです。安い素材を使うと住宅自体が安く見えてしまいますから、インテリアにこだわりがある方も木製のものが良いでしょう。

賃貸におすすめ・DIY腰壁

賃貸の場合、退去の際には原状復帰しなければいけません。なので、DIYで壁に直接ボンドや釘を使う木製羽目板は使用不可です。向いているのはクッションシートやリメイクシートの腰壁。施工も簡単ですが、撤去も簡単。「賃貸ではないけど、模様替え頻度が高い」という方にもクッションシートやリメイクシートがおすすめです。

腰壁をDIYする前に!DIY用語マメ知識

羽目板

腰壁に使用する細長い木材を羽目板と言います。腰壁の主な材料になる本体部分ですね。天然素材の羽目板は、施工すると部屋いっぱいに木の香りが広がる点が魅力。キットの羽目板は、こちらの画像の様に空気を逃がす隙間が存在。ベニヤ板でもリメイクシートでも木目を表現して「羽目板」の様に見せます。

巾木

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出典:Amazon
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巾木は「はばき」と読みますが、「幅木」と書くことも。羽目板が縦なら幅木は横。巾木は羽目板をまとめ、支える役割があります。壁の一番下の部分の木材ですね。このおかげ羽目板の耐久性が増し、傷みやすい壁の下部を守ってくれます。パネルやリメイクシートでも巾木を作成可能です。

見切り

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出典:Amazon
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見切りとは、腰板の上部を固定する横に細長い板の事です。縦に細長い腰板(羽目板)を並べていき、上部を固定するように貼ります。見切りがあることで、腰壁の固定が安定し、見栄えが良くなりなす。見た目は細く頼りなげですが、役割は大きいのです。

腰壁DIY①羽目板を使った作り方

とても分かり易い腰壁DIYの動画です。巾木→羽目板→見切りの順にはり、一日置いてから隠し釘をおとします。ボンドと釘で固定するので、賃貸には不向きです。羽目板にオスメスがあるなんて、トライしないとわかりませんよね。この後、好みのオイルやペンキなどで塗装します。色合い次第でグッとおしゃれな仕上がりに。

羽目板には隠し釘

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羽目板を壁に固定していくときに使うのが隠し釘です。初めて使う方は、「こんなに小さくて大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、向きと打ち方を基本通りにすれば、しっかりと板を固定してくれます。最後に釘の頭を落とすときは快感ですよ。

腰壁DIY②パネルを使った作り方

腰壁DIYをする場合、巾木と見切りが必要なのはパネルでも同じです。羽目板部分が横に長くなってパネルになったと思ってください。この動画では、真ん中のパネルを貼らずに壁面をそのまま生かしています。壁面を装飾することが目的なら、壁の一部をパネルの様に見せても良いですね。

パネルを腰板にする場合の作り方例がコチラ。巾木→パネル→見切りと貼られています。パネルの厚みとモールディングで豪華な見た目に。ベニヤ板にモールディングを貼る方法でもパネル腰板が造れます。賃貸に施工するならベニヤをマスキングテープと両面テープで貼りましょう。

モールディングとは

曲がるモールディング 廻り縁 6M1

出典:Amazon
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家具やドア・壁面の装飾のために造られた木材です。軽い素材で加工がしやすく、そのうえ立体的できれいに掘ってあります。パネル腰壁に装飾すれば、ぐんと豪華に見える素材です。そのままでも十分高貴な雰囲気が出る素材ですが、ペイントをすることで、更に高級感が増します。


腰壁DIY③ベニヤ板での作り方

ベニヤの腰壁DIY・一番簡単な作り方

こちらの腰壁DIYは、一枚の大きなベニヤ板に細く見える縦長の傷をつけて作るアイディアです。ベニヤ板でも、まるで何枚もの腰板を張り合わせたようにもみえますね。この方法だとコストも手間も省けますし、ツッパリ式ベニヤ壁なら賃貸でも施行可能です。

ベニヤの腰壁を一枚ずつ貼る

こちらは元々部屋にあった巾木をペイントし、腰壁の一部に見せたアイディアです。作り方は、ベニヤ板を10㎝ほどの幅に等間隔に切り、タッカーで壁に貼り付けます。ベニヤを貼って行く作業は地道で飽きてしまいそうですが、その分溝が出来て見栄えが良いのです。ベニヤ板が、本物の羽目板に近いおしゃれな雰囲気に仕上がります。

ベニヤ板は厚みも素材感も種類は沢山。ベニヤ板は薄いほど施工が簡単で材料費が安く済みます。一方、厚いとコストは上がり、硬さもありますが、高級感が出ます。どのベニヤ板にするか部屋の雰囲気や用途にあわせて決めるとよいですね。

腰壁DIY④リメイクシートでの作り方

壁面を拭き掃除してホコリを取り、リメイクシートを貼ります。施行は貼るというワンステップ。以上で壁ができあがるので、簡単。腰壁風のリメイクシートはサンゲツなどのインテリアショップ、壁紙屋、100均などで販売しています。リメイクシートは目の錯覚で腰壁に見せることが可能。施工が簡単で賃貸に向いていますが、素材次第では安っぽく見えるのが弱点です。

サンゲツなど内装用品店の腰板風リメイクシートは、木目のようなざらつく感触があり、高級感がありますが、100均のリメイクシートはつるつるして見えます。「賃貸住まい」「子供が小さいから汚れ防止のため」「コストの安さ」重視の方は100均のリメイクシートを。それ以外の方は、インテリアショップのものがおすすめです。

腰板DIYアイディア

横に幅がある腰壁

腰壁というと縦というイメージが強いですがこちらは横幅を広めにした腰壁のアイディア。厚みのあるクッションシートを使えば、貼った腰壁でも安っぽく見えません。全体のおしゃれなインテリアの雰囲気を壊さないように柄を選んでいますね。

腰壁とニッチの組み合わせ

こちらはDIYで腰壁の上にニッチを作ったおしゃれなアイディア。ニッチと腰壁の組み合わせはとてもおしゃれでかわいく、フックを隣に付けて収納を増やすのも素敵ですね。元々ある部屋にニッチを作る場合は下地調べが大変ですが、こちらの方法は簡単に奥行きを作りことが出来ます。

明るい腰壁でアクセントに

腰壁というと木目…というイメージが多いかと思いますが、こちらは好きなカラーにペイントしたアイディア。明るいグリーンなど、腰壁が目立つように塗って、腰壁をインテリアのアクセントにしているところがおしゃれです。

腰壁をわき役ではなく、主役にするアイディア。賃貸で子の作り方お取り入れるには、事前にマスキングテープを壁面に貼り、両面テープで板を固定します。

腰壁DIYを賃貸で取り入れるには?

壁を傷つけないアイディアで

ディアウォールを柱にし、その枠内に1×4の腰板を並べるアイディア。オイル塗装した厚めの腰壁でもディアウォールなら壁は無傷で仕上げられます。柱にした2×4の奥行を活かし、ディスプレースペースも作ったアイディアは部屋全体をおしゃれに見せられるので真似したいDIYですね。

壁紙を半分まで貼る

元々は壁面いっぱいまで貼れるサイズの壁紙を腰板の高さに貼り、細い木材で見切りを作ったスタイル。壁紙はプリントなので、よく見れば模様なのですが、見切りをつけることで本格的な腰板に見えてきます。壁紙を賃貸に貼るなら、マスキングテープ+両面テープで。


腰壁のインテリア実例①リビング

壁面の上部を漆喰、下部を腰壁にしています。北欧諸国で見かける、カントリー調のインテリアですね。フローリングと腰壁、梁の色調を合わせることでセンスの良いおしゃれな部屋が表現できます。注文住宅でないとなかなかここまでの腰壁はできませんが、全体の雰囲気や色の合わせ方はアイディアとして参考にしたいですね。

ベニヤの板壁をリビング・ダイニングに施工した例。壁面上部はコンクリート地やタイルの壁紙で重みがありますが、白い板壁が壁面を軽やかに明るく見せてくれています。壁面も数種類の組み合わせでおしゃれに見えるのですね。重くなりがちな男前なインテリアも腰板で軽くできます。

ナチュラルカントリー風のインテリアは腰壁がよく合います。こちらの腰壁、巾木は元々あるものを活かし、木目調のリメイクシートを貼ったもの。リメイクシートの良いところは、シャビーなペイントなど、手間のかかる部分がすでに描かれていることです。賃貸のDIYにお勧めの一例となります。

腰板のインテリア実例②和室

腰壁は洋室のものと思いがちですが、こちらは和室に腰壁を施工した例です。古くから日本家屋にはスギやヒノキが使用されてきたのですから、腰壁との相性がいいのは当然かもしれません。天井・柱・腰壁の木材の色調を合わせてスッキリ見せています。古くなった和室のリフォームに参考にしたい部屋の作り方です。

こちらは壁面の腰壁以外の面積を多めにとり、腰壁の面積は少なめに施工した例です。壁面の色を黄色に、天井を茶色にすることでアジアンテイストに近いモダンな雰囲気に仕上げています。明るい和室を客間として使えば、お客さんとの会話もはずにそうですね。DIYでも参考にしたい、ハイセンスな和室の作り方となります。

腰板のインテリア実例③サニタリー

こちらのサニタリーはトイレ一体型です。洗面台の水はね防止にするため、腰壁が高い部分まで貼られています。節が見える木材の腰壁は、面積が大きいほどよりオシャレに。また、腰壁面積が大きい分、ひんやりしたサニタリーが暖かくなります。腰壁の高さは、必ず90~100でなくても良いです。

こちらはトイレに水色の腰壁を施工した例。寒色系のペイントは、トイレを清潔な印象に見せてくれます。腰壁は、珪藻土との相性が抜群ですね。トイレがおしゃれだと、入った時の爽快感も増しますね。木材には吸湿性があるので、トイレの湿気も吸収可能。

腰壁DIYで簡単にお部屋をおしゃれに変えよう!

DIYで作る腰壁は、木材・リメイクシート・クッションシート…多様なものがあるのが分かりましたね。部屋の雰囲気をあたたかく、おしゃれに見せてくれる上、保温効果がある腰壁。実用とインテリア性を兼ね備えた「腰壁」は簡単な作り方もあります。腰壁DIYであなたのインテリアを変えてみませんか?

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