シャコバサボテン NHK趣味
短毛丸 サボテン
ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 600g
IMEEA 霧吹き
GFオルトラン液剤 100ml
ホーザン(HOZAN) 先曲がりピンセット カーブ
サボテンってどんな植物?
サボテン科の植物の総称
サボテン科の植物の総称で、主に熱帯地方などの乾燥地帯に生まれ、その種類は多くて2000種以上にもなります。品種改良などされたものも含めると、5000種以上と言われています。
このサボテンというグループ分けの決め手は「サボテン科」ということ。見た目がサボテンのようでもサボテン科でないのは、別の種類ということになりますね。
サボテンは多肉植物が多い
水やりの頻度も少なく室内で育てられる多肉植物は、1人暮らしの男性やOL、若い女性や主婦などにも人気ですね。サボテンのほとんどが多肉植物です。
しかし記述したように、多肉植物だからと言っても、サボテンではないのでお間違いのないように。サボテン科であること、刺の根元にあるアレオーレという綿毛があることがサボテンの決め手となります。
サボテンって花は咲くの?
花咲くのは珍しくない
サボテンでも、きれいな花を咲かせる種類は数多くあります。ただ咲かせるための環境だったり、花をさかせるまでの期間が長かったり、また毎年咲くのは難しい、数年に1回開花する種類であったりとさまざまです。
そんなサボテンだからこそ、花が咲いた時は、嬉しさもひとしおですね。さらに育て方によって、より咲きやすいようにすることができるので、奥が深くはまる人も多いんです。
花が咲くサボテンの種類
特に咲きやすい品種がある
開花が難しいと言われているサボテン。しかし普通の植物のように、子孫を増やすために花を咲かせます。そんな花が咲くサボテンのことを「花サボテン」と言いますが、ここでは特に咲きやすい種類をいくつかご紹介します。
花サボテン①シュルンベルゲラ属
シャコバサボテン
これがサボテン?というくらいにきれいな花を咲かせてくれます。名前の由来は、葉の形がシャコエビに似ているところから、シャコバサボテンと呼ばれていますが、別の名前をクリスマスカクタスと言われているように、クリスマスの時期に開花します。
冬に開花する植物は少ないので、重宝されますね。花が咲きやすい品種です。
シャコバサボテン NHK趣味
花サボテン②マミラリア属
金松玉(キンショウギョク)
正式な名前は、マミラリア・プロリフェラ・ムルティケプスと覚えるのには難しい名前。簡単に金松玉(キンショウギョク)という名前で呼ばれ、球状をしていて、可愛いクリーム色の花が咲きます。
開花時期は、冬から春にかけてダリアに似たような花が咲きます。コンパクトさが育てやすく、初心者でも人気で百均にも売られているほど、お手頃で手に入りやすいのも嬉しいですね。
白玉殿(ハクギョクデン)
名前のように、白い綿のような、棘に濃いピンクの花冠をかぶったように花が咲く白玉殿。最初は球状をしていますが、年月が経つと柱状になっていきます。
開花時期は、最も活発になる時期の初春。水やりを控えめにすることが大事です。強い日差しは日焼けを起こすので、カーテン越しくらいの日光で育てる方が花が咲きやすいでしょう。
花サボテン③コリファンタ属
象牙丸(ゾウゲマル)
花が咲きやすいサボテンとして人気なのは「象牙丸」。見た目の特徴は、その名前のように、象の牙のような棘ですね。深緑色のツヤツヤした肌で、鮮やかなピンクの大きな花が咲きます。
開花時期は夏の終わりで、高温多湿、寒さにも強くて、育てやすいサボテンだと言えるでしょう。写真のように2つ同時に咲くと、よりインパクトがありますね。
象牙丸
天司丸(テンシマル)
象牙丸に似ていて、大輪の花が咲く天司丸。花色は、象牙丸と違って、黄色の花が咲きます。体の部分は丸い形で、これも名前の由来でしょう。開花時期は、春から秋と長目の開花。
多湿を嫌う性質があるので、風通しのよい場所を選び、土も排水のよい土を選ぶと、より花が咲きやすいでしょう。なので水やりも控えめに、乾燥気味に育てるのが理想です。
花サボテン④エキノプシス属
短毛丸(タンゲマル)
その名前のように、刺の長さが短い短毛丸、別の名前をエイリエシー。強い芳香性のある白いきれいな花を咲かせます。花がピンクの物は「モモハナタンゲマル」と言っていますが、タンゲマルとは別の種類であり、交配種と言われています。
開花時期は、5月から10月と長く、咲きやすい種類のサボテンと言えるでしょう。また成長が早くて、寒さにも強いのも人気のサボテンです。
短毛丸 サボテン
花盛丸(カセイマル)
アルゼンチンで生まれた花盛丸。最初は球形で、成長とともに柱状になっていきます。長い茎をのばして、まるでマーガレットのような花が咲きます。
しかも多花性で、5~7センチくらい白い花が房状に咲いている様子を見たら、とてもサボテンとは思えないですね。室内でなくても育てられ、短毛丸と同様に、育てやすく成長も早いので、人気のサボテンですね。
花サボテン⑤レブチア属
紫影丸(シエイマル)
名前からは紫色の花を想像しそうですが、何といっても、このきれいなオレンジ色の花が魅力的です。中輪の沢山の花が輪っか状に咲き、最初は花冠のように、伸びてくると花束のようで、とてもかわいいサボテンです。
さらに沢山ある刺は硬くないので、扱いやすく育てやすいのも魅力ですね。高温多湿を嫌う性質があり、特に乾燥を好みますので、湿気には十分に注意して育てましょう。
パークレクサ
何といっても、このぎっしりと咲く様は、圧巻とも言えますね。しかし花が咲く前も、土の中で枝分かれして出た物が、沢山の卵がうまっているように見えて、何ともかわいい姿なんです。
そこから沢山の蕾をつけ、満開になると、もう本体が見えなくなるくらいに咲きます。挿し木で増やせるのも嬉しいですね。
花が咲くサボテンの花言葉
刺の印象とは裏腹な花言葉
見た目がトゲトゲしくて、いびつな形のサボテン。しかし長い年月を経て、やがてきれいな花が咲きます。そこにどんな意味が含まれているのか、意味が分かると、よりサボテンに興味がわいてきますね。
ただ何となく育てるよりも、1段と愛着をもって育てることができます。ここからは、そんなサボテンの花言葉をご紹介します。
サボテンの花言葉①
秘めた情熱
花を咲かせる前の姿から、想像ができないきれいな花が咲く、そんなサボテンの様子をそのまま意味した言葉です。しかも開花までの期間が長ければ長いほど、鮮やかな色で大きな花が咲いた時、より情熱的に感じられますね。
そんな花言葉の意味を考えながら育てると、花が咲いていないサボテンも、なんだかとてもけなげに生きているように見えて、勇気づけられることでしょう。
サボテンの花言葉②
暖かい心
16世紀ごろには、男性から女性に贈り物として、サボテンが用いられていたことから、相手を思いやる心という意味での花言葉が生まれたのでしょう。
これこそ今の時代においても、この花言葉の意味をそえて、サボテンを贈り物にするといいですね。トゲトゲしい刺も、そんな暖かい心がこもっていると思って見てみると、愛着を感じてきますね。
サボテンの花言葉③
枯れない愛情
砂漠地帯でも育つサボテンは、水が少ないという植物にとって難しい条件の中でも中々枯れません。そういう意味でこの花言葉が生まれたのでしょう。
日照りの毎日の中でも耐え忍んで、長い年月枯れずにやっと咲かせた花を、愛情の意味としてとらえている様子がうかがえますね。いつまでも冷めない愛を求める相手に贈ってみては?
サボテンの花言葉④
偉大
サボテンの花言葉の1つに「偉大」があります。これは、荒れ果てて乾燥した土地でも、たくましく育つ様子を意味しているのですね。自分にとって尊敬する偉大なる人、例えば先生や上司または先輩などに、この花言葉の意味をそえてプレゼントするといいですね。
また母親というものは、誰にとっても果てしなく偉大な人、だから母の日に贈ってみるのもいかがでしょうか?
サボテンの花言葉⑤
忍耐
「忍耐」、これはまさに、過酷な条件の土地での様子をそのまま意味していますね。太陽の照り付ける中、水も少なく植物が育つのは、難しい環境で耐え忍ぶ様子はまさに忍耐です。
しかしその結果、最後にはきれいな花を咲かせるので、努力していると、きっといつか成功するという意味を込めて、がんばっている人に贈るといいでしょう。
花が咲くサボテンの育て方
開花させる育て方
サボテンってどんな風に育てればいいの?水やりが少なくても済むけれど、どのくらいの頻度で与えればいいのか分からない...など。ここからはサボテンの基本的な育て方について、どんなことに気を付ければよいか、ポイントをおさえて述べていきます。
花が咲くサボテンの育て方①鉢植えで
100均でも買える苗
まずサボテンを育てるには、気温の変化などが影響しますので、鉢植えで移動できる方が長く育てられます。幾種類もあるサボテンですが、それぞれ性質や好む環境などさまざまなので、単体の方が育てやすいと言えるでしょう。
買ってきた時はミニサイズでも、大きく育つタイプは、途中で植え替えをお勧めします。今は100均でも、かわいい種類がたくさんあるので、ぜひのぞいてみましょう。
花が咲くサボテンの育て方②土
水はけのよい土
サボテンは、湿気が多いと根腐れを起こしやすくなるので、土も水はけがよく、通気性に優れている物を使います。また通気性をよくするには、土の粒の大きさも影響しますね。
3mmくらいの大きさの小粒で、均等な大きさである方が、通気性がよくなります。赤玉土:鹿沼土:培養土=2:1:0.5に、マグアンプなどの肥料を少し混ぜるといいですね。
ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 600g
花が咲くサボテンの育て方③水やり
水分控えめに
サボテンを育てるのに1番重要なカギとなるのが、水やりでしょう。サボテンの枯れる1番の原因は、水のやり過ぎです。元々砂漠地帯などの乾燥した環境で生まれたサボテン。
なので、普段の水やりも少な目にするようにしましょう。水をやり過ぎると、根腐れしてしまいます。寒い冬は、特に数週間に1度、また1月に1度くらいの頻度でいいでしょう。
IMEEA 霧吹き
花が咲くサボテンの育て方④管理場所
湿気
砂漠地帯でのサボテンは、当然乾燥を好みます。雨水にどんどん当たるような場所では、元気に育つのは難しいと言えるでしょう。できれば雨が当たらないようなベランダや、室内の窓辺、軒下や玄関ポーチの下などが適していますね。
また土も水はけのよい物にして、根腐れしないようにしましょう。そうならないためにも、数年に1度は、植え替えや土の入れ替えをおすすめします。
気温
O-282WT
比較的、暑い地方が産地であるサボテンなので、高温には強いですが、0℃以下になるような所での発育は難しいです。雪が降るような時期は、室内に移動させるといいでしょう。
しかしエアコンが当たり過ぎるのは、逆に乾燥し過ぎてしまうことと、あまり温めると休眠できないので、室内でもエアコンの風が当たらないような場所が理想ですね。
花が咲くサボテンの育て方⑤日当たり
日焼けに注意
日当たりのよい場所での管理が必要ですが、夏の時期は暑い日差しに長時間当たり過ぎると、サボテンが日焼けしてしまうことがありますので、充分に注意しましょう。
夏の時期は、昼の時間は日陰に移動するといいですね。室内でも、安心してそのまま窓辺などに置きっぱなしにしていると、日焼けを起こすことがありますので、充分に注意することが大事です。
SN-9012
サボテンの花を咲きやすいようにするためには?
開花が難しい
サボテンの開花は難しいと言いますが、咲きやすいポイントをおさえていれば、開花時期にちゃんと咲くことができ、難しいことはありません。ここからは、その咲きやすいようにするためには、どんなことに気を付ければよいかをご紹介します。
休眠時期にしっかりと休眠させる
サボテンの種類によって、その開花時期や花が咲く時間、またどのくらいの周期で咲くのかなどの違いがありますので、それぞれを把握することが大事ですね。それによって休眠時期というのが分かります。
この休眠時期には、水やりを控えるなど、しっかりと休眠させることが大切です。また開花時期が春や夏の場合は、冬が休眠期になります。この寒い冬をしっかりと温めてしまうと、休眠できなくなるので、気を付けましょう。
夜開花するサボテン
種類によって、夜に開花するサボテンがあります。これは砂漠地帯など、あまり生物が活動していない昼は、受粉が難しいということ、活発になる夜の方が受粉しやすいからだと言えるでしょう。
夜咲くサボテンであれば、しっかりと闇を作ってあげることですね。電灯がともり続けたりすると、開花が難しいでしょう。月下美人などは一夜限りなので、貴重な闇と言うことになりますね。
サボテンの害虫
ネジラミ
その名前の通り、根っこにつく害虫です。土の中なので、外からは中々分かりにくいのが厄介ですね。サボテンがなんだかしぼんできたなあ、でも外から見ても害虫はついていないという時は、思い切り堀り上げて、根っこをチェックしましょう。
すでに根っこの一部分が白く変色していたら、ネジラミにやられたと思って間違いないでしょう。オルトランなどの薬剤が効果的です。
GFオルトラン液剤 100ml
カイガラムシ
カイガラムシは、乾燥し過ぎた土などにいるので、サボテンや多肉植物によくつく害虫です。大きさや色などもさまざまで食害とともに、その他の病気の原因にもなりますので、いたらすぐに駆除しましょう。
駆除方法は、薬剤などでは効かないような固い殻などを持つ物もいますので、根気強くピンセットなどで取り除くことをおすすめします。
ホーザン(HOZAN) 先曲がりピンセット カーブ
最後に
幾種類もある中から自分に合った物を
幾種類もあるサボテン。名前を覚えるのも難しいほどですね。だから、自分に合ったサボテンがきっと見つかるはず!花言葉の意味も一緒に覚えれば、日々の生活に役に立つことがあるでしょう。
庭がなくても室内で、水やりもすくなくても育つサボテンは誰でも育てられます。自分の日々の生活のためにお部屋に1つ、また大切な人に、ぜひ花言葉をそえて贈り物にいかがでしょうか。
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