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メランポジュームとは?花言葉と時期を含めた育て方のコツを解説

メランポジュームは、黄色く可愛らしいお花が春から秋まで次々と咲く植物。素敵な花言葉なのでプレゼントにもぴったりです。育てやすくて、また増やし方も比較的簡単なので、初心者さんにもおすすめです。メランポジュームの育て方や増やし方のコツをご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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メランポジュームってどんな植物?

メランポジュームは、アメリカやメキシコを原産とする一年草で、草丈は20~80センチくらいです。自然のままにこんもりと茂り、また花が次々と咲きますので、ガーデンに植えておくと可愛らしいです。花壇のふちどりや寄せ植えの資材など、あらゆる場面で使えるお花なので、ガーデナーから大人気です。ではメランポジュームの育て方や増やし方のポイントを見ていきたいと思います。

原産国を中心に80種類ある

原産国のアメリカには、およそ80種類があると言われています。日本では一年草として知られているメランポジュームですが、原産国では多年草の種類もあるそうです。

メランポジュームの黄色の特徴

黄色というのは、有彩色のなかでも最も明るいカラーです。黄色といえば真っ先に思いつくのが太陽。まさに私たち生き物にとってもパワーの源です。そのため、黄色には心を元気にしてくれる、ルンルンと楽しい気分をもたらしてくれる、といったパワーがあると言われています。カラーテラピーの世界では、判断力や記憶力、集中力のアップにつながる色とされています。

メランポジュームの花の特徴

メランポジュームは、4~11月と大変長い時期、花を咲かせる植物です。花の色は明るい黄色です。マーガレットを小さくしたようなキク科ならではの花姿で、誰からも愛される雰囲気を持っています。

メランポジュームの葉の特徴

葉っぱの色は明るいグリーン色です。ふちがややギザギザと波打っています。

メランポジュームの基本データ

科名属名

キク科メランポジウム属

学名

Melampodium divaricatum

和名

メランポジューム

別名

メランポジウム


英名

Gold medallion flower

原産国

アメリカ、メキシコ

メランポジュームの花言葉

メランポジュームには全部で3つの花言葉があります。詳しくひとつずつ見ていきましょう。

花言葉1・あなたは可愛い

黄色くて小さめのお花が次々と咲く様子からつけられたのであろう花言葉です。メランポジュームに向けての言葉でもあり、また見るものに向けて応援してくれているかのような花言葉でもあります。お花ひとつひとつが「あなたは可愛い」とこちらを向いて言ってくれてると思ったら、なんだか笑みがこぼれてしまいそうです。

花言葉2・元気

明るいイエローカラーは、周りを照らし明るく元気にしてくれる色です。メランポジュームの花色はまさにこの花言葉のとおり見るものに元気を与えてくれます。また、4~11月と大変長期間にわたって次々と花を咲かせる様子をとっても、元気という花言葉はぴったりです。

花言葉3・小さな親切

可愛らしいお花がたくさんつく様子からつけられた花言葉です。ひとつひとつのお花を親切と見立てたのでしょう。素敵な花言葉ですね。

メランポジュームの育て方1・土づくり

水はけのよい土壌を好みますので、小粒の赤玉土5に対して、腐葉土と川砂を混ぜたものを5の割合でミックスするとよいでしょう。もちろん市販の草花用培養土を利用しても便利でおすすめです。

メランポジュームの育て方2・肥料

まず、植え付けの際に元肥として穏効性の固形肥料を土に軽く施しておきます。そのあとの追肥としては、長いあいだ花を咲かせるので、肥料をこまめに与えます。だいたい2週間に一度の割合で、液体肥料をほどこすとよいでしょう。ただし、あまり肥料成分が濃すぎると茎だけがひょろりと伸びて、せっかくのこんもりした雰囲気がこわされてしまいます。また肥料成分が多すぎると葉っぱばかりが茂って花があまり咲かないといった現象も起こります。そのため、液体肥料の希釈率を下げて与えるのがベストです。

メランポジュームの育て方3・水やり

乾燥を苦手としますので、こまめに水やりをおこないましょう。水が足りないと葉っぱがくるりと丸まってきてサインを出します。地植えの場合も鉢植えの場合も、植えている土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをしてください。とくに鉢植えの場合はこまめにチェックして乾燥に気を付けましょう。

夏の時期の水やり


真夏の水やりは、気温の低い朝夕におこないましょう。気温の高くなるお昼間に水やりすると、与えた水が土の中であたたまり根っこを傷めてしまうことがあるからです。

メランポジュームの育て方4・場所

日当たりのよい風通しのよい場所が好きです。ただし、光が届くようなら多少日陰の場所でもよく育ちます。また、真夏のあいだは直射日光が当たりすぎないようにしましょう。地植えの場合は、たとえば大きな植物のちょうど影になるようなところに植えるとよいでしょう。鉢植えの場合は、真夏の日差しから守るべく少し影になる場所に取り込んであげるとよいでしょう。

メランポジュームの育て方5・植え付け

植え付けに適した時期は5月ごろです。寒さに弱い植物なのでしっかり外気温があがってきてから苗の植え付けをおこないましょう。苗をいくつか植え付けrる場合は、株間を20センチ以上あけてください。苗を育苗ポットなどからぽこんと取り出して、鉢や庭に植え付けます。植え付けた苗がしっかり根付くまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、こまめに水やりをおこなってください。また植え付け直後の弱い苗は、害虫の被害にあいやすいので、毎日チェックするようにしてください。なお、メランポジュームは一年草なので、植え替えは必要ありません。

メランポジュームの育て方6・剪定

花がらつみ

春から秋の時期にかけて次から次へと花が咲きますので、枯れた花をこまめに摘み取るようにしましょう。枯れた花をそのまま放置していると、種をつけようとしてそちらに栄養成分がいってしまいますので、その分株が弱々しくなってしまいます。また枯れた花をそのままにしていると蒸れて害虫の発生源となってしまうこともあります。花がらは、剪定ばさみなどで切り取ってもよいですし、手でも簡単に取り除くことができます。

切り戻し

春から秋までのあいだ花を咲かせる植物ですが、真夏にはやはり少しパワーを落とします。真夏のお花を観賞するのはあきらめて、暑い時期に切り戻しをするのも一つの方法です。春の花が終わって梅雨時期や真夏に差し掛かるころに、ある程度の茎をパツンと切ってしまいます。そうすると秋にはまた元気に花をさかせてくれます。とくに夏の暑さが厳しい地域ではこの方法をとるのがおすすめです。

メランポジュームの育て方7・病気

灰色かび病

比較的丈夫な植物でそれほど病気になることはないのですが、まれに灰色かび病が発生することがあります。灰色かび病は、かびを原因とする病気で、葉っぱに灰色の病斑部や、花びらに斑点のような病斑部があらわれます。一度病気にかかってしまうと根治させるのは難しいので、病気にかかった部分をすみやかに取り除くしかありません。病気が広がらないうちに早期発見することが大切です。またこの病気はじめじめとした環境下で発生しやすいので、できるだけ風通しよく育てることが病気発生の防止となります。

うどんこ病

植物のなかでは、比較的多湿の環境に強いとされるメランポジュームですが、あまりに長雨が続くとうどんこ病が発生することがあります。うどんこ病が発生すると、葉っぱや茎などに白っぽい粉のような病斑部があらわれます。葉っぱが白っぽく覆われてしまいますので、光合成を妨げられることとなり成長が阻害されてしまいます。放置しておくと株全体に広がってしまいますので、早期発見して病斑部をすみやかに取り除くことが大切です。

メランポジュームの育て方8・害虫

アブラムシ

アブラムシは、春から秋にかけての暖かい気温の時期に発生しやすい害虫です。野菜やお花などありとあらゆる植物に寄生する害虫で、植物の栄養成分をチューチューと吸い取ります。黄緑色をした小さな害虫で、一匹のサイズは小さいのですが、ほとんどの場合、群生して大量発生するのがやっかいなところです。とくに花のつぼみや成長点、新芽といった植物の柔らかい部分が大好きです。こまめにメランポジュームの株をチェックしながら、アブラムシを見つけたらできるだけ数の少ないうちに退治しましょう。


ハダニ

ハダニは、とても小さな害虫で、さらに葉っぱの裏につくことが多いので発見が遅れがちになります。葉っぱの裏についたハダニはそこから栄養成分を吸い取ってしまいます。一匹の大きさは小さいのですが、やはり群生して大量に発生することが多い害虫なので、油断は禁物です。春や秋の気候のよい時期に発生しやすくなりますので、ときどき葉っぱの裏を点検するようにしましょう。ハダニを見つけたら大量に増えないうちに退治してください。

メランポジュームの増やし方・種まき

種の採取

種はフラワーショップやインターネットでも購入できますが、育てているメランポジュームから自家採取することも可能です。種を採取する場合は、花がらをすべて取ってしまわずに少し置いておきます。茶色く変色してきたら花びらのなかに種がありますので、採取しましょう。なお、採取した種は、種まきの時期になるまで、密閉できるビニール袋や紙封筒に入れて冷蔵庫などの冷暗所で保管しておきましょう。

種まき

増やし方としては種まきが一般的です。種まきによる増やし方に適した時期は5月ごろ。発芽適温が20度ですので、しっかり外気温が暖かくなってから種まきをおこなってください。気温さえ守れば、発芽率のよい植物ですので、種まきによる増やし方はわりと成功率が高いです。種まき用の土をいれた育苗トレイや育苗ポットなどに種まきして薄く土をかぶせます。なるべく種と種が重ならないようにしてください。

霧吹きで水やりするとよい

とても小さな種ですので、発芽までの水やりには気を付けてください。じょうろでジャーっと水を与えると一緒に種まで流れてしまうからです。じょうろで水やりするときはそっと繊細におこないます。また心配なら霧吹きを用いて水やりすると安心です。

10日くらいで発芽する

だいたい10日くらいで発芽しますので、本葉が2~3枚になったら、重なっている苗や元気のない苗をまびきましょう。そして本葉が5~6枚くらいに育ったら、種まきによる増やし方成功です。苗を好きなところに植え替えるとよいでしょう。

黄色く明るいメランポジュームから元気をもらおう

こんもりと自然によい草姿になり、次々と花を咲かせるメランポジューム。黄色く可愛らしいお花が、春から秋まで次々と咲くので、見ているだけで元気をもらえます。病気にも強く育てやすいのも魅力のひとつ。お気に入りの鉢に寄せ植えにしても素敵ですし、ガーデンのボーダーや花壇のふちどりなどに利用しても便利です。発芽率がよいので種まきから育てるとたくさん苗を作ることができます。ぜひ、可愛らしい黄色のメランジュームのお花畑を楽しみましょう。

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