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スノーボードのグローブ
保温性と通気性と防水性を兼ね備えているスノーボード用グローブ
スノーボード用のグローブは基本的にある程度の保温性と通気性と防水性を備え、スキー場などの環境で使うのに非常に適した手袋です。スノーボード用のグローブは時代により流行り廃りはありますが、それでも元からある形からほとんど変わらずに進化し続けている数少ないアイテムです。今回は手袋という非常にシンプルながらなかなか奥が深いスノーボード用グローブについて解説します。
スノーボード用グローブの種類
スノーボード用グローブは大きく分けて2種類
スノーボード用グローブは大きく分けると2種類に分けられます。大雑把に言うと指が分かれているか分かれていないかです。どちらにもメリット・デメリットが存在しますのでそのあたりを詳しく下から書いていきます。
グラブ(glove)タイプ
グラブタイプは指が分かれているタイプの総称で、人によっては《フィンガータイプ》や《指ありタイプ》などと呼ばれるスノーボード用グローブです。軍手や滑り止めなどで利用される手袋と同じような感覚で使え、大抵の人はグローブと言われればこの手袋型のものを想像します。確かに5本指が分かれていますので細かい作業はある程度こなせますが、スノーボードなどの防寒用のこういった手袋は肉厚なのでボタンを締めたり、チャックを上げるといった作業はやりづらいというデメリットがあります。また寒冷地では指が分かれているので冷えやすいというデメリットもあるので、スノーボードの世界では最近人気が低迷しています。
ミトン(mitt)タイプ
ミトンタイプは親指以外まとめられているタイプの手袋の総称で、通常は主に過熱されたものを掴む際に使用される手袋の形です。指が分かれていないので細かい作業をおこなうことには向いておらず、大雑把な作業に用いられる場合がほとんどです。スノーボードで手を使う作業は少なく、主にバインディングのラチェットを締める場合とグラブトリックなどで使うだけなのでミトンタイプの手袋でもデメリットはほとんど無く、十分こと足ります。また手袋の中で指は分かれていますが、ミトンで一つにまとめられているので保温性が高く、寒冷地で使用する際に体温を保ちやすいメリットがあるので最近ではどのスノーボードブランドもメインでミトンタイプのグローブを販売しています。
最近出てきたスノーボード用グローブ《トリガー(trigger)タイプ》
トリガータイプは大きく分けた場合ミトンタイプに入るスノーボード用グローブで、指が親指と人差し指が分けられ、それ以外はまとめられている手袋のことを指します。人差し指が分かれているので”つまむ”という作業は通常のミトンタイプよりもやりやすく、ウェアのチャックの開け閉めなどは楽になります。その分保温性は多少低くなると言われていますがそこまでの違いは感じないのでグラトリなどで体が熱くなり、ベンチレーションの開け閉めなどをよくおこなう人におすすめのスノーボード用グローブのタイプです。
春やハイクアップを繰り返す人用の《パイプグローブ》
パイプグローブはスノーボード用グローブの中でも特殊で保温性や防水性などはほとんど無く、使いやすさや着脱のしやすさを追求して作られたグローブです。主に春など暖かくなってきて保温性が重要にならなくなってきた時期やハーフパイプなどのハイクアップで使用される手袋タイプで、そういったスタイルが好きな人に人気です。使う時期や人が限られているので各スノーボードブランドは主に色や柄をだけ数種類作り販売しています。
スノーボード用グローブのサイズ
スノーボード用グローブのサイズは基本S,M,L
基本的にスノーボード用のグローブのサイズはS,M,L(スモール、ミディアム、ラージ)で作られており、それは国内ブランドも海外ブランドも同じです。
スノーボード用グローブサイズの中にはメンズとレディースで分けられているものも
スノーボード用グローブのサイズわけの中にはメンズ、レディースで分けられているものも小数存在し、それぞれさらにS,M,Lで分けられています。基本的にはメンズ用のスノーボードグローブは大きめでレディース用のスノーボードグローブは小さいですが、後述する輸入製は大きめに作られているので手が小さい男性の中にはレディースのほうが指がフィットする人もいます。
スノーボード用グローブの輸入品は同サイズでも少し大きめ
上でも述べたとおりスノーボード用グローブの輸入販売されているものは海外の人を基準に作られているので普通のS,M,Lのサイズ分けでも少し大きめに作られています。輸入ブランドのスノーボード用グローブが好きで、どうしても使いたいけどサイズが合わないという場合は別売りのインナーを重ねるなどして対応し、自分の指にフィットさせるしかありません。またグローブをはめた手が大きく見え、他人から見ると違和感を感じる場合がありますのでスノーボードウェアなどでおしゃれを意識する人は注意が必要です。
スノーボード用グローブのインナー
スノーボード用グローブのインナーとは
スノーボード用グローブのインナーとは、グローブの中にはめる手袋で、主に防水性を無くしたくないために洗濯できずスノーボード用グローブに直接汗の臭いが付いてしまうのを抑える目的で作られた手袋です。
スノーボード用グローブの中にはインナーが付いているものもある
スノーボード用グローブの中にインナーグローブが付けられているものも存在します。インナーは前述したとおり汗などをかき、臭いや汚れが洗いにくいスノーボード用グローブに直接付かないようにするのが主な目的でしたが、最近はスマートフォンをリフト上などで使用するために指先に静電気が発生しやすい素材を取り付けたものが流行になっています。基本的にはスマートフォンで使用するタイプのインナーは別売りされており、スノーボード用グローブに付属されているものはシンプルに汚れや臭いが付かないようにするためだけのインナーです。
インナーが付いているものは基本的にハイエンドモデルグローブ
インナーがスノーボード用グローブに付属されるのは基本的にハイエンドモデルが多く、ミドル以下のモデルにはあまり付属されません。またパイプグローブにはインナーはどんなランクのものにも付けられておりません。
別売りのインナーはどうなのか?
現在はスノーボード用グローブのインナーは別で用意されており、それらは付属されているインナーよりも総じて工夫や改善がされています。特にこだわりが無いのであれば付属されているインナーから別売りのインナーに変えたほうが便利です。また少し大きめのミドルクラス以下のスノーボード用グローブを買ってインナーでフィット感を上げるようにする人も最近は見ます。
スノーボード用グローブの選び方
自分に合ったスノーボード用グローブの選び方は?
特に初心者などが悩みやすいスノーボード用グローブの選び方。ただの防寒用手袋と考えると使用中に不快感を感じ続け、気持ちよくスノーボードを楽しめなくなってしまいます。
スノーボード用グローブの種類で考える選び方
スノーボード用グローブは上で書いたとおり大きく分けてグラブタイプとミトンタイプの2種類があり、どちらが使いやすいか?暖かいか?で考える選び方があります。基本的にスキー場のコースに出る前にチャックやゴーグルの調整などは終わらせるので指を使うような細かい作業はありません。なので使いやすさで考える選び方ではどちらのグローブを選んでも問題ないでしょう。暖かさで言えば指がまとまっている分ミトンタイプのほうが暖かいです。なので暖かさでの選び方ならミトンタイプのスノーボード用グローブをおすすめします。
インナー付きかどうかで考えるスノーボード用グローブの選び方
以前はインナーが付属しているかどうかで考える選び方もありましたが、現在はそれほど重要視されていません。インナーが付属しているスノーボード用グローブは専らハイエンドモデルのものがほとんどで初心者などは選択肢に入らない人が多く、また最近は別売りのインナーのほうが高性能ということもあり、付属にそれほど魅力が無なくなっています。以上のことからインナーの付属しているかどうかでの選び方は現在あまりされていません。
値段で考える選び方
スノーボード用グローブの値段で考える選び方もあります。スノーボード用グローブの値段は型落ちのものであれば数百円から売られ、高い物であれば数万円のものまであります。スノーボードに行く環境や状況により購入すべき値段というのは変わりますが、長く使っていくのであれば最低でも1万円以上のスノーボード用グローブを購入することをおすすめします。
初心者はどういうスノーボード用グローブを買うべきか
「とりあえずやってみたい」という初心者はなんでも大丈夫
初心者がスノーボードを始める際に心構えの度合いによって購入するべきスノーボード用グローブが変わってきます。「とりあえずやってみるかー」という人は正直どんなスノーボード用グローブを使っても大丈夫でしょう。どんなに安いスノーボード用グローブでも使い始めた初日くらいは防水性が持ち、臭いなども付かないからです。
長く続けていくならGORE-TEX素材のグローブを選ぼう
逆に長く続けていく気持ちがあるのならそう頻繁にスノーボード用グローブを買い換えることはしないので、できる限りいい素材のグローブを購入すべきです。代表的な素材ですとGORE-TEX(ゴアテックス)素材のスノーボード用グローブがあります。GORE-TEXとは高い防水性と透湿性を合わせ持ち、外部からの水分は通さず、内部の蒸れや湿度を放出してくれる素材です。寒冷地では水分や汗など皮膚についている場合、冷えて凍傷の原因になる危険性があるため理想的な素材と言っても過言ではありません。その分高価な素材なのでGORE-TEXマークが付いているスノーボード用グローブは価格が倍くらいになってしまいますが、以上のことから長く使うのであればGORE-TEX素材のスノーボード用グローブを強くおすすめします。
グローブの種類はミトンタイプがおすすめ
初心者がスノーボード用グローブを購入しようと考えた際、どうしてもグローブは指がないと不便だと思ってしまいグラブタイプ以外のスノーボード用グローブは見向きもしない場合が多いです。ですが前述したとおり現在はグラブタイプにそれほどメリットが無いと考えられており、実際各ブランドのスノーボード用グローブはミトンタイプがメインになりつつあります。たとえ初心者であってもそのメリットは変わりませんので、予算に合うミトンタイプのスノーボード用グローブの購入をおすすめします。
間違えてパイプグローブを買わないように!
初心者でもそれほどいませんが間違えてパイプグローブを購入する人も居ます。上でも書きましたが、パイプグローブは春先など暖かくなってきてからやハイクアップをよくおこなう中級者や上級者などが主に使用するように作られました。ハイシーズンなどで使用すると凍えるだけではなく吹雪などに合うと凍傷の危険も考えられますので、初心者はスノーボード用グローブを購入する際、必ずパイプグローブじゃないことを確認しましょう。
スノーボード用グローブ注目の人気ブランド3選
注目されているスノーボード用グローブブランド
毎年出すスノーボード用グローブが注目されるブランドがありあます。下に書き出した各社ともスノーボード用グローブをメインに生産しており、高品質であるにもかかわらず初心者などでも求めやすい価格のスノーボード用グローブから過酷な環境でも十分働いてくれるハイエンドモデルまで揃えています。スノーボード用グローブを購入する際に迷ったらこれらのブランドから選べばほぼハズレは無いと言えます。
スノーボード用グローブ注目の人気ブランド《VOLUME GLOVES》
《悪そうなウサギ》マークが目印のスノーボード用グローブ専門ブランド
VOLUME GLOVESはGORE-TEX素材のスノーボード用グローブを多数そろえているブランドです。スノーボードをする際に十分すぎる性能を誇り、『濡れなくて、あたたかくて、はめ心地が良い』というのを理想とし製品をデザインしているブランドです。高価な素材であるGORE-TEXを使用しているのでどうしても金額は高くなってしまいますが、価格以上の価値を得られるでしょう。ドメスティックブランドなのでサイズは丁度よく、確実にフィットするサイズが見つけられるでしょう。
スノーボード用グローブ注目の人気ブランド《POW》
高品質レザーグローブを扱うブランド
今年で15年目を迎えるスノーボード用グローブ専門ブランドの《POW(パウ)》はアメリカ・ワシントン州シアトルで2002年に立ちあがりました。自分達でも『POWのレザーグローブは世界最高のクオリティのレザーでできている』と豪語し、今シーズンは色鮮やかなカラーレザーの数々を出しています。長年の経験などから得られた知識と、テストを繰り返して出来た信頼できるスノーボード用グローブのみを毎年販売しています。レザーグローブの着け心地は非常に良いので一度使ったら病みつきになること間違いないでしょう。インポートブランドのスノーボード用グローブなのでサイズは少し大きめです。購入する際は自分の手にはめ、サイズを確認してからにしましょう。
スノーボード用グローブ注目の人気ブランド《LEVEL GLOVES》
スノーボード専用グローブを造り続けて20年老舗ブランド
1989年にイタリアンアルプスの麓でスノーボード用グローブメーカーとして誕生した《LEVEL GLOVES》。他のブランドと違いGORE-TEXをあまり用いることはせず、独自技術により作られた素材でスノーボード用グローブを生産しています。もちろん耐水性などはスプレーテストを繰り返し、最高水準を持っております。ハイエンドモデルはトリガータイプのミトンを多数揃えてあり、高品質と使いやすさを求めたグローブを販売しています。女性向けの可愛らしいシリーズも出しているブランドでもあります。
スノーボード用グローブおすすめ10選を紹介!
18-19シーズンおすすめスノーボード用グローブを10種類紹介!
18-19シーズンに販売されるスノーボード用グローブの中で、特におすすめできるグローブを10種類選んでみました。購入の際の参考になると幸いです。
スノーボード用グローブおすすめ10選①
KAMIKAZE
スノーボード スノボ グローブ 2018-2019 VOLUME GLOVES ボリュームグローブ KAMIKAZE GORE-TEX
《VOLUME GLOVES》のKAMIKAZEは同ブランドの中で特に人気のあるシリーズです。柔らかいはめ心地とスッキリした手首のデザインが特徴で、アマチュアからプロまで数多くの人が愛用しています。価格は他社を含めてもミドルクラス程度で初心者でもお求め安い価格ですが、素材にはGORE-TEXを使用しており、信頼性の高いグローブです。またカラーバリエーションも豊富なのでスキー場でもあまり人と被ることも無いでしょう。
スノーボード用グローブおすすめ10選②
MANIFESTO
【即納】18-19 VOLUME GLOVES (ボリュームグローブ) MANIFESTO -BLACK/D-BLUE- / 早期割引20%OFF
グラブタイプのスノーボード用グローブならこのMANIFESTがおすすめ!上のKAMIKAZEとほとんど金額に差はなく、素材もGORE-TEXで作られています。カフがしっかり締められており、手を雪面につけてもほとんど雪は入ってきませんので初心者にも安心しておすすめできます。
スノーボード用グローブおすすめ10選③
STEALTH GTX
【レディーススノーミトングローブ】POW(パウ)W'S STEALTH TT GTX(GORE-TEX)MITT【350】【ラッキーシール対応】
《POW》のハイエンドモデルレザーグローブであるSTEALTH GTXは、同社が『究極のオールレザーモデル』と豪語する最高品質のスノーボード用グローブです。素材にはGORE-TEXも使用されているので価格は少し高めですが信頼性は非常に高く、長期間使っていくのなら是非購入するスノーボード用グローブの選択肢に入れておいてほしいおすすめグローブです。
スノーボード用グローブおすすめ10選④
TORMENTA GTX
《POW》のスノーボード用グローブTORMENTA GTXはレディース向けロングカフ仕様のグラブタイプスノーボード用グローブです。素材はGORE-TEXで作られているので長時間雪面に手を付けていても染みこみません。指の部分は肉厚なので細かい作業にはやはり向きませんが、ミトンタイプが苦手という人は一度はめてもらいたいグローブです。
スノーボード用グローブおすすめ10選⑤
OFF PISTE LEATHER TRIGGER
老舗スノーボード用グローブブランドの《LEVEL GLOVES》が作るハイエンドモデルOFF PISTE LEATHER TRIGGERはトリガータイプのミトングローブです。金額的に見れば最高級クラスの価格ですが、長年培った知識と経験の集大成とも言えるこのスノーボード用グローブに隙は無く、必ず満足できる完成されたグローブです。
スノーボード用グローブおすすめ10選⑥
EMPIRE MITT
柔らかくはめ心地が最高、そして高い耐水性を誇るゴートスキンを使用したスノーボード用レザーグローブのEMPIRE MITTは安価ながら天然のレザーを使用したミトングローブです。ロングカフ仕様で手首からの雪の進入を防ぎ、握りやすい加工がされたグローブで、初心者でも手が出しやすい価格が特徴です。
スノーボード用グローブおすすめ10選⑦
Harriet
《HUDSEN Collective》のHarrietはロングカフ仕様のレディース向けスノーボード用ミトングローブです。非常に暖かく、それでいてミドルクラスの価格なので初心者でも手が出しやすいのがポイント。手元のおしゃれを気にするなら是非選択肢に入れておいてもらいたいスノーボード用グローブです。
スノーボード用グローブおすすめ10選⑧
DIABRO MITT
高価だけど長く使えるGORE-TEX素材のロングカフミトングローブ
有名スノーボードブランドの《DAKINE》が作った新作スノーボード用グローブのDIABRO MITTはロングカフ仕様の最高級グローブです。素材にはGORE-TEXが使用されているので耐水性、透湿性ともに高く、スノーボーディングを一日中気持ちよく過ごすことができます。また非常に軽く作られており、付け心地も最高です!
スノーボード用グローブおすすめ10選⑨
GORE-TEX Leather Theorem Mitt
《686》のGORE-TEX Leather Theorem Mittはその名の通りGORE-TEX仕様のスノーボード用レザーミトングローブです。価格は高価ですが性能は間違いなく最高品質です。長期間使う予定なら是非おすすめしたいスノーボード用グローブです。インポートブランドなのでサイズは少し大きめです。購入の際は注意が必要です。
スノーボード用グローブおすすめ10選⑩
ALL DAY
POW All Day グローブ BLU-L (Men's)
手のひら側がカラフルでおしゃれな人におすすめしたいスノーボード用パイプグローブのPOW》ALL DAY。パークを回す際や春先に是非使いたい高品質パイプグローブです。
スノーボード用グローブおすすめ10選まとめ
種類が豊富なスノーボード用グローブ
ここまで多数のおすすめスノーボード用グローブを紹介してきましたが、これでも氷山の一角です。人により好みというものがありますので、紹介してきたものでカラーバリエーションや価格が気に入らない人も居るでしょう。ここで書いたものは参考程度にしていただき、自分の目で見て実際に触り、手にはめて着け心地を確認し、満足できるものを見つけてから購入しましょう。スノーボード中は手をあまり使いませんが、着け心地が悪いと楽しいスノーボーディングが出来ません。是非自分にとってベストのスノーボード用グローブを見つけましょう。ここで書いたことが少しでも参考になれば幸いです。
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ロングカフのおかげで雪が入ってこないグラブタイプ