食べてもおいしいカレイとはこんな魚だ!
カレイとヒラメは違う種類の魚!
ヒラメは口が大きく、その大きな口に鋭いキバがズラリと並んでいます。一方のカレイは、目がぴょこんと飛び出しており、口の形はヒラメと違いおちょぼ口です。
この違いはカレイとヒラメの暮らしぶりが違うことが大きな要因で、ヒラメは海底にじっと潜み獲物を待ち超スピードで獲物にとびかかる獰猛なハンターなのに対し、カレイは海底を動き回って食べ物を探します。
カレイの仲間は日本に40もの種類もいる!
カレイは幾つもの種類の仲間がいる魚ですが、一般的にはダルマガレイ科、ヒラメ科、ウシノシタ科など科もありますが、全体ではカレイ科の魚です。またカレイは世界中に113もの種類がおり、そのほとんどが食用です。国内にも多くの種のカレイが生息していて、どちらかといえば暖かい海よりも寒冷地に生息しています。
カレイの生態と旬は!
これが、カレイの生態だ!
カレイの普段の生態は、両目のある側を上にして海底に横向きとなり、砂や泥に潜り餌を狙います。目がある側の体の色は黒っぽい茶褐色で、カレイの中には斑点があるものもいます。
カレイはこの体の表面を覆っている色素細胞を変化させることで、周りの色に体の色を変化させています。
カレイの旬はいつ?
カレイの旬は1年中です、何故かというと、日本に生息しているカレイは40種類あって、それぞれの種類によって旬が違います。中でも、一般的なマガレイの旬は12月~2月で、イシガレイは夏に旬を迎えます。
全国的に生息しており、各地方によって呼び名があるのと同じように、味や旬もそれぞれ違います。
カレイは白身魚の定番
刺身の盛り合わせの白身魚の正体は!
スーパーなどの魚屋では、刺身の盛り合わせが並んでおり、きれいにラッピングで工夫されており、見た目をきれいに包装されいます。白身魚や光りもの、マグロ、貝、エビ、イカなどが少しずつあって食べるほうには大変都合よくできています。
白身魚の名前を知ってますか?
ラッピングされた白身魚の名前を聞いて見るとよくわかるが、ほとんどがヒラメよりもカレイの方が多く含まれており、しかも種類が多いのです。つまりカレイは、マコガレイの他、ナメタガレイやメイタガレイそれと、ヤナギムシガレイやアサバガレイ、赤ガレイそして黒ガレイなど沢山の種類があります。
子持ちカレイは人気抜群!
「子持ちガレイ」として売られているカレイは、そのおなかに子供を持っており、煮つけにすると美味しいので人気があります。身がやせたカレイはまずく、肥えたものは親も子も美味しくいただけます。
カレイを美味しく食べる
カレイの食べ方はどれがいいの?
カレイには小振りな種類のカレイもあって、お店の店頭ではまるのままの姿で売られています。これらの中のマコガレイも手の平サイズであり、刺身用ではありません。マコガレイはそのままを煮つけにして食べるか、唐揚げにすると美味しく頂けます。そんな色々あるカレイの食べ方を調べてみました。
カレイ料理はやっぱり煮つけが最高!
数あるカレイ料理の中でも最高のものは「煮付け」です。中でも最高なのが、ナメタガレイの子持ちです。 ふっくらとした身は本当に美味しく、一口でも食べたら 他の料理は食べられません。
煮つけにする場合の調理方法
カレイの煮つけにする場合の調理方法は
①まず、ウロコを取り、下見(白いほう)からハラワタを取り出します。
②上身下身ともに火の通りをよくするためと、味が良くしみとおるように、包丁で切り目を入れます。
(またこの効果は皮の縮れを防ぐためでもあります。)
③上身は好みで包丁で切り目を入れ、下身は斜めに一本入れてから煮ます。
煮つけのレシピ
鍋や深いフライパンに煮汁を入れ強火にして煮立った中にカレイの身の黒い部分を上にしてとショウガと一緒に入れます。煮立ったら火は中火にして落し蓋をして10分少し煮ます。そのご火を止めて5分ほどそのままにして味を染み込ませます。再度、中火にして煮立ったらカレイを取り出し、青ネギや豆腐を入れさらに5分ほど煮て出来上がりです。あとは器に盛り付けていただきます。
カレイの美味しい料理いろいろ!
身は美しく、夏が旬のマコガレイの刺身
マコガレイの身は美しく、さばき方が上手だと、見ていてもため息が出るようです。まるで水晶のような美しさがあり、刺身にして味わうと、見た目にも味にも品格を感じます。刺身に向くカレイはいくつかあるが、中でも最高なのがマコガレイです。マコガレイがおいしい時期は旬の夏場が最高とされます。最高のマコガレイの大きさは、1.5KG ~2Kの大きさがベスト。
マコガレイよりもうまい星ガレイ!
星ガレイは、マコガレイと同じ夏に釣れるカレイですが、なかなか釣れなく漁が少ないので、値も高く手に入れにくいのですが、味はマコガレイより数段上です。刺身に切っていても、身が包丁に吸い付いてくる感じの滑らかさが特徴です。
冬の白身魚の王様はヒラメ
夏のカレイに対して、冬の白身魚の代表にヒラメがあります。ヒラメの刺身は美しく、甘みと旨味が味わい深い感じで、調理人はヒラメの色味を「飴色」と言い表します。
ヒラメはカレイに比べクセがなく、お酒は日本酒に合い、特に熱燗がふさわしく料理の味を引き立ててくれます。
カレイの美味しい食べ方、若狭の一夜干し
カレイの食べ方にはいろんな料理の仕方があって、中でも獲れたカレイを一夜干しにする「若狭の一夜干し」を焼いて食べるのも旨い食べ方です。ただ、鮮度の良いうちは刺身にしたり煮物にもできるので、そういった食べ方がおすすめです。
カレイの唐揚げはうまい!
骨せんべいにすると美味しい
カレイの唐揚げとは、カレイの中骨を唐揚げにする食べ方です。材料は薄造りで残った中骨を利用したもので、カルシウムたっぷりの骨せんべいです、勿論酒の魚にはピッタリでお子様の骨の発育にも大切なものです。作り方は簡単で、中骨の汚れを洗い落としてから水気を取り、軽く塩を振ってから風通しの良い日陰に干します。
骨せんべいを使って器に盛り付け
骨を干して乾燥したものに、薄く小麦粉をまぶして、中温にした油でカラッと揚げて出来上がりです。24~25センチサイズのマコガレイなら、頭と尾付きで上げた骨せんべいを器に見立て、この上に上身のから揚げを盛り付けて料亭料理にすることもできます。
カレイの食べ方のレシピや調理方法!
カレイが美味しくなるレシピと料理方法!
カレイの唐揚げにオリーブオイルと野菜とで、こんな料理はいかがでしょう。簡単で手軽に出来上がるカレイ料理のレシピです、早速試してみたはいかがでしょう。
カレイのレシピの一つ、カルパッチョ
カレイのレシピの一つにカルパッチョがあります。使うカレイは新鮮なものを調理するのが良く、カレイの白身とバジルの相性は抜群です。勿論白ワインがピッタリと合うおいしさです。
カレイのレシピ、ホイル焼きは美味しい調理!
カレイは煮たり焼いたりする以外に、ホイル焼きにして食べると美味しく、口の中はおいしさがいっぱいになります。調理方法は簡単で、オーブンを使うと短時間で作ることができます。手軽にできる料理なのでチャレンジしてみましょう。味は保証付きで、もちろんレシピも簡単です。
カレイときのこの炊き込みご飯
お子様と一緒にこんなカレイの食べ方はいかがです。カレイの身を使った炊き込みご飯を作ってみました。ご飯が炊けたときに出るあの香、釜の蓋を開けた時に漂いだす香ばしい香りが、食欲を掻き立ててくれます。
カレイのから揚げ野菜あんかけ
カレイ料理はこんなのも美味しそうな食べ方があるんですね、しかも手軽にできそうです。釣ってきたカレイを自慢のさばき方でさばいて、身を唐揚げにしたあと、あんかけで戴きます。こんなレシピも楽しいですね!飲み物は冷たいビールか、吟醸酒の冷酒が合います。
カレイの上手なさばき方!
マコカレイのさばき方
カレイは平たい魚なのでさばき方としては、普通の魚のように3枚におろさないで、実は5枚におろします。さばき方の手順は、カレイを水洗いしてから、上半分の身から、真ん中の骨に沿って、縦に包丁目を入れていきます。
そして大きな扉を開けるように開いてきます。これを上下両身とも同じようにすることで、切り身が4枚と姿形のままの骨が残り、これで5枚になります。これがカレイを5枚におろすさばき方です。
イシガレイのさばき方
イシガレイは大きいので、一般の家庭のまな板でさばくのは大変です。過程でさばく場合は映像のように、テーブルの上などに乗せてさばくと手際よくできます。さばいた後はまな板で身を切り分けます。
知っておいて損しないカレイの釣り方
沖の掛かり釣り
カレイの船釣りも大変面白く、船釣りの場合は、仕掛けは片テンビンでを小突き狙いを行い、積極的に誘いをかける釣り方がうまく行きます。使うエサはイワイソメやアオイソメなどを使います。
東京湾の掛かり釣り
東京湾で船釣りを行うときは、船をアンカーで固定した掛かり釣りでカレイを釣ります。その時使う仕掛けや餌は次のようなものです。まず竿は1.6m~2.1mの竿で、オモリ負荷が20号程度のものを使いますが、胴がしっかりしているシロギス竿やバスロッドでもOKです。
リールやミチ糸・その他の仕掛け
小型のスピニングリールを使うのが一般的で、ミチ糸はPEの1.5~2号のものを100m巻いたものを使います。テンビンはシロギス用片テンビンをオモリは25号を使います。ハリスは幹糸2~4号の市販のカレイ仕掛けを使います。
カレイの釣り方・堤防の投げ釣り
カレイの主な釣り方は「堤防釣り」が一般的に行われており、主にマコガレイとイシガレイの二つがターゲットになります。双方とも大きくなるカレイで、イシガレイは50cm、マコガレイは最大60㎝になるため、釣りの対象魚としは勿論、食べても美味しい魚のためさらに人気があります。
投げ釣りは粘りで釣る
堤防から行う投げ釣りは、冬の時期にカレイを狙う釣り方で、方法は、ただ仕掛けを投げて投入し、ただひたすらカレイが食いつくのを待つという方法です。この時に使う竿の長さは4m前後のモノを用い、竿のオモリ負荷は20~30号のモノを使い、投げ専用のスピニングリールのPEライン2号を200m巻いたものを使います。
投げ釣りのテンビンは!
テンビンやオモリは20.~25号のジェットテンビンまたは、L型テンビンを使います。そして力糸としてPE5号を10mを使って、市販されている「カレイ投げ仕掛け」を使います。
その他の準備
竿置きと夜釣りするならケミホタル、ヘッドランプを準備し、夜光パイプや夜光玉などの装着も魚がかりしたときに効果的です。使うエサはアオイソメの大きめのものを房掛けにして釣りますが、イワイソメを併用してもOKです。
堤防での置き竿釣り
カレイの堤防釣りに使う投げ竿は、2~3本の長竿を用意しますが、竿の長さ3.4m~3.5mのモノを用意して行います。
竿は磯竿より胴がしっかりしており、その割には穂先が少しやわらかい先調子竿が最適でしょう。釣り場の状況でオモリ負荷は10号~20号、または20~25号を用意して使い分けましょう。
カレイは見かけによらず敏捷に行動する魚
普段は砂泥底に棲んでいて、その形から行動が鈍そうな魚ですが、実際は敏捷な行動をする魚で、一晩に何キロも行動する魚です。
カレイ釣りの仕掛けとは!
カレイ釣りの基本餌釣り
擬餌針を使った釣りが、川や湖の魚だけでなく、海釣りにもその範囲を拡大していますが、カレイは基本的には餌釣りで行い、狙うのはマコガレイやイシガレイです。使うエサはマムシまたはアオイソメで、使い方は房掛けにします。
カレイの餌釣りに使う竿は
カレイ釣りに使う竿はチョイ投げ用のタックルがいいです。竿の長さは
2~3mの万能竿またはバスロッドを使って20~30m軽く投げて釣ります。使う仕掛けは市販で売っているカレイ釣り用の仕掛けで、リールなどは専用のものでなくてもかまいません。
まとめ
いかがでしたか、カレイの調理方法を中心に、様々なことを紹介しました。参考になったことと思います。早速、次のお休みにカレイ釣りに出かけましょう。釣って帰れば奥様も笑顔で出迎えてくれること間違いありません!
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