バイクがうるさいのはなぜ?はじめに
奈良観光をしてきた友人の話です。騒音を轟かせたバイクのグループが真昼間に東大寺前の交差点を通過しましたとき「鹿より珍しいんじゃない」と同行者に言われたとのこと。バイクに乗る友人はとても恥ずかしい思いをしたそうです。
バイクはうるさい迷惑な存在と思われている?
ネット上で検索すると、バイクの騒音に迷惑をしている人のコメントが多く見つかります。そんな悲痛な叫びをバイク乗りは受け止めなければなりません。
心の底からバイクが好きな人からバイクをファッションの一部と捉えている人までを対称に、バイクの騒音に関する苦言は尽きません。
マフラー音に酔いしれるバイク乗り
なぜバイクがうるさいのかを検証する①
騒音を撒き散らすマフラーに換装し、わざとエンジンをふかす人たちの心理を考えます。彼らはなぜうるさいバイクに乗るのでしょうか。
耳が痛くなるくらいの騒音を鳴らしながら走るバイクがいますよね。通り過ぎるだけなので、数十秒とはいえ、夜の住宅街を走られるのはものすごく耳障りだし、昼間でも、せっかく昼寝した子供が起きちゃうんじゃないかと、ヒヤヒヤしたり。
うるさいバイクに改造してわざとエンジンをふかす趣向の人たちがいます。うるさいマフラーでエンジンをわざとふかし、騒音を撒き散らすことでアウトローな雰囲気を纏うことが彼らの目的です。測定器や測定方法の都合上、警察は違法マフラーの取り締まりに手を出したがりません。
うるさいバイクはかっこいい?
なぜバイクがうるさいのかを検証する②
うるさいマフラーで騒音を撒き散らし、エンジンをわざとふかすのがかっこいいとする趣向のバイク乗りがいます。わざとエンジンをふかしている時点で警察は取り締まるべきではないでしょうか。
クローズドサーキットで合法的に走行している旧車会のイベント動画を紹介します。
一定数「爆音とどろかせるオレ、つぇーじゃん!かっけーじゃん!」と思う人がいて、それに対して「素敵」と反応する女性もいる。クジャクは羽の大きさや華やかさで、鳥たちはきれいな鳴き声でメスを寄せ付けますよね。それと同じなのかな。
旧車会は許されるべきか?
昭和の非行少年を真似たバイクの集団を旧車会と呼ぶようになって久しいですね。グループ行動する人もいれば、特定のグループに属さない人もいます。彼らは表現の自由を主張するかもしれませんが、騒音で迷惑をかけるのはダメですね。
エンジンをわざとふかす行為をコールといい、彼らはその技術を競っています。技術を競う心理は理解できますが、公道で衝動的に自己顕示欲を表す心理は理解すべきではありません。集団心理で気が大きくなり、昭和の暴走族と違わぬ行動をしているケースもあります。しかし、警察は積極的に取り締まっていません。
カスタムされたバイク
なぜバイクがうるさいのかを検証する③
周囲に騒音で迷惑をかけるつもりはないけれど、結果的にうるさいと思われてしまうバイクもあります。社外品マフラーの排気音を肯定するバイクショップの動画を紹介しますね。
交差点とかで、止まってるだけでもものすごくうるさいバイクとか見ると、「さっさと青になってどっか行ってくれー!!」って思います。ほんと、なんのためなんでしょうね。
社外品マフラーについて
社外品のマフラーに換装するとエンジンのトルク特性を改善でき、バイクを軽量化できます。しかし、規制値をクリアしていても「標準マフラーじゃないぞ!」という主張が強くなり、バイクの排気音が気になる人にとってはうるさく感じてしまいます。また、騒音規制値をクリアしている時点で警察は手出しできなくなります。
社外品のマフラーを装着してエンジンをわざとふかすバイク乗りの心理は、旧車会の人たちと大して変わりありません。
マフラーの種類や合法性は問題か?
なぜバイクがうるさいのかを検証する④
バイクの騒音はマフラーだけがが悪いのではなく、バイク乗りのマナーも悪いといわざるを得ません。
制限を超えた音量を出すマフラーは、整備不良として取り締まりの対象です。昨今の自動車が静かなせいで、バイクはノーマルのマフラーでも煩く感じますね。ですがマフラーは本来消音器なので、正しい(?)ものなら爆音にはなりません。
法的にOKなら大丈夫なの?
規制値をクリアしているのであれば許されるべきですが、周囲にうるさく感じさせないような配慮は必要です。エンジンの回転にバラツキを感じ、わざとふかすことで調子を確認するバイク乗りがいますが、エンジンをふかす理由を理解できない人からすると騒音を撒き散らす行為にしか見えません。法的にOKなら大丈夫だという心理が働いていますが、もっとも大切なのは周囲に迷惑をかけないことなのです。
暖機運転と称して
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑤
暖機運転と称してアイドリングし続ける行為は迷惑で、騒音以外の何ものでもありません。早朝深夜であろうが真昼間であろうが、バイクのマフラーから出る音は日常生活で必要のないものです。
私は賃貸マンションの一階なんですが、前の戸建てに住んでる息子さんがブオンブオンしないと発進しません。あんなにブオンブオンしないと発車できないのか、はたまたどこか故障してるのかと思っています。
アイドリングについて
暖機運転と称して長時間アイドリングする人は多く、意図せず近隣住民に迷惑をかけてしまうケースがあります。特に社外品マフラーはアイドリング時でも「我ここにあり」的な主張をしますので、住宅街では目立ってしまいます。自動車に比べてバイクのマフラーは容積が少ないので、ノーマルマフラーであってもうるさいと感じられることがあります。悪意を伴った心理が存在しませんので、改善への道は険しいですね。
余談:エンジンスタート後の空ぶかしについて
温まっていない状態でエンジンをわざとふかすと内部を傷めてしまいます。エンジン始動直後にわざとふかすバイク乗りは多いのですが、エンジンは温まってからでないと正確に動かない設計にな低増すので、冷えているエンジンをふかすと稼動部に無理が生じます。
暖機運転に対する乏しい知識
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑥
暖機運転はアイドリングで行うのではなく、走行しながら行うものです。長時間のアイドリングは無意味ですし、エンジンにとっても良くありません。アイドリング時は燃焼効率が悪い回転数ですので、毎日長時間続けるとエンジン内部に煤が溜まってしまいます。
最近マンションに引っ越してきた方がそのうるさいバイクに乗ってて、たまに駐輪場でずーっとエンジンかけたまま、メンテナンス?なに?
暖機運転の方法
エンジンを始動して回転数が安定していればそのまま走り出して大丈夫です。キャブレター車では始動時にチョークレバーを引きますが、戻してエンジン回転が安定していればスタートしましょう。走り始めの5分間はエンジンに負荷がかからないよう、慎重なスロットルワークを心がけます。
バイクのコンディションに関する乏しい知識
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑦
バイクに限らず、エンジンを搭載した乗り物は動かさないと調子を崩します。ですので定期的に動かす必要があるのですが、誤った知識で状態維持運転をしている人は少なくありません。
さんざん家の前でブブブブいわしたあと、さらに住宅街を爆音を出しながら一周してから大通りに出て行きます。しかもですよ、二分後とかに、また帰ってきて、一周して家に帰るんです。意味がわからない上に不快この上なく、もう本当に迷惑しています。
バイク乗りの行動が不可解なのは?
何らかの事情でバイクに乗れない日が続いた時や冬場に乗る機会が減っていたりする時、バイクのコンディションを維持するために状態維持運転をする人は多いですね。古いキャブレター搭載車で吸排気系を改造した車両はエンジンの調子が崩れやすいので、本調子が出るまで時間がかかります。
状態維持運転は良くない?
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑧
少しの状態維持運転ではエンジンのコンディションを保てないため、長時間エンジンをふかすバイク乗りもいるようです。エンジンの状態を維持したいという心理からの行為ですが、ご近所に迷惑をかけていることに気づかないことも問題です。
新興住宅地に住んでいるのですが、とても近くの家のダンナさんのバイクが、マフラー改造された爆音バイクです!!ただ通り過ぎるだけでもイヤなのに、何の為なのか意味が分かりませんが、30分くらい吹かしっぱなしにするんです!!!
短い状態維持運転はバイクを傷める
少しの時間、短い走行距離で状態維持運転するのはバイクにとって良くありません。少しの時間や短い走行距離では、バッテリーは放電するだけで充電されるに至りませんし、クランクケース内に水分を溜め込みオイルを劣化させてしまいます。また、エンジンを動かすだけではバイクの状態維持はできません。実際に走行しないと駆動系や電気系を完全に動かせないからです。片道20キロくらいにあるカフェまで走れば状態維持できます。
バイク乗りの反論:盗人猛々しいタイプ
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑨
うるさいのはバイクのマフラーの音だけじゃないというバイク乗りの反論を検証します。
女性の化粧、香水などもかなり迷惑ですよ。(中略)知らないあいだにかなり回りの人間に迷惑をかけているということです。多少のことは大目に見てあげてください。
私はむしろ、数分のバイクの爆音よりも、住宅地の駐車場や小さな庭や、道路で遊ぶ数時間の子供の奇声や叫び声のほうが、よほど迷惑です。
街中にはたくさんの音であふれています。音に関する受け止め方は人によって違いますが「他にもうるさい音を出すものがあるのだから、バイクだけを攻撃しないで!」というコメントは多く見つかります。しかし、自分のバイクがうるさいと自覚しているライダーのコメントですので言い訳に過ぎません。
考えさせられること
わざとエンジンをふかす迷惑行為をするバイク乗りの反論は受け入れがたいですね。周囲に迷惑をかけている非を認めたくない心理から、街中の物音や迷惑に感じる事柄にすり替えているといえます。うるさいマフラーで自己顕示欲を満たそうとしているにも関わらず「うるさい」といわれると腹を立てる…少し矛盾を感じます。
バイク乗りの反論:売り言葉に買い言葉
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑩
ネット上では売り言葉に買い言葉的な議論がされることが多々あります。お互いを傷つけ合うだけなので不毛です。
とある質問サイトでの質問とコメントを引用します。質問者は「お宅のご主人のバイクがうるさいです」と伝える方法を知りたがっているのですが、冒頭の棘のある表現がバイク乗りの気に障り、辛辣なコメントを浴びせられました。
私は大型バイクが発進するときの(中略)爆音がもう気が狂いそうなくらい苦手なんです。イラ!!!っと来るというか、本当にダメです。なんであんな音を出す物体が世の中に存在するんだろうと思うくらいです。改造して、大きな音を出せるようにした大型バイクに限って、不必要なふかし方をして走っていきます。
そんなにイヤだったらあなたが引っ越せばいい。その人は何も法に触れる事はしていないのだから。同じバイク乗りとして読んでて気分が悪い。あなたの赤ちゃんも子供嫌いの人から見たら「何で子供なんかつくるんだろう? 見るだけでイライラするわ!!」って人もいるんですよ!?
マフラーがうるさいエンジンをわざとふかしていることについては弁護の余地がありません。うるさいバイクの完敗です。棘のある表現をしてしまうほど、質問者は精神的に追い詰められていたのです。しかしです。「目には目を、歯には歯を」ではありませんが、棘のある質問には棘が返ってくることは当然だといえます。
考えさせられること
生理的にバイクの存在を受け入れられない人がいることを、バイク乗りは知っておかなければなりません。しかしです。「バイクはうるさい」と共感する人は多いだろうと予測し、世論を盾にバイクを社会の隅に追いやりたい…バイク乗りが質問者の棘のある表現から悪意を伴う心理を感じてもおかしくありません。
バイクは心無い自動車から嫌がらせを受けることが多く、存在を否定される言動に敏感です。ですので、お互いに気持ちよく生活するためには建設的な議論をする必要があります。
バイク乗りの反論:身勝手な屁理屈
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑪
バイクの音は必要なものと勘違いするバイク乗りは多いです。かなり以前なら安全や操作のためにバイクの音は大きくてもいいと主張する自分勝手なバイク乗りは存在します。
旦那もちょっとうるさいバイクに乗っています。交通量が多い道なんかでは、車の死角に入ったりするのでマフラー音でバイクがここにいますよってアピールするんだって。
排気音がバイクの存在を知らせている事実はありますが、うるさいマフラー音は安全のためにあると主張するのは自分勝手です。「バイクは見落とされている可能性に備えなければならない」と二輪の試験場や教習所では指導されています。バイクの音で気づいてほしいという甘い考えでは自分の身は守れません。
バイクに乗ったことがある方でしょうか?バイクの排気音はとても心地よく、マニュアル車では排気音を聞いてギアチェンジをすることが必要です。
バイクの操作にマフラーからの排気音は必要なく、アクセル開度と加速感の伸びでギアチェンジをするのが一般的です。聴覚障碍者がバイクの免許を取得できるようになったことを否定しかねないコメントだといえますね。
考えさせられること
うるさいマフラーでエンジンをわざと吹かせることは正当化できません。迷惑行為だと知りながらもっともらしい理由をつけて正当化している場合が多いですね。
ハイブリッド自動車や電気自動車が普及し始めの頃、エンジン音がしないことに危険を感じる人が多くいました。しかし、現在は排気音がしない自動車に慣れつつありますので問題視する声は少ないです。
最近のバイクは静かで怖い…そう思われるようになれば、うるさいバイクを正当化できるといえます。
法的に問題ないという言い訳
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑫
ノーマルマフラーや基準値を達成している社外品マフラーであることを主張するバイク乗りもいます。法律違反をしていないから文句をい合われる筋合いはない…警察の取締りを受けなければそれでいいのでしょうか。
騒音規制で定められているのは、近接排気騒音、定常走行騒音、加速走行騒音の3種類なのですが、それぞれに定められた上限値(db)があって、それをクリアしていればお咎めありません(車検は通る)。
保安基準適合で、深夜に無理やり吹かすような使い方でなければ恥ずかしいものではないと思うのですが・・・。貴方の主観だけで何でもかんでも煩いと、一まとめにして言ってもね。
トピ主さんは嫌いでも、バイク好きはあのエンジン音が良いって方が多いですからね。本人たちは気にならないんですよ。
法的な基準を達成していてもバイクの音は騒音扱いされやすいといえます。バイクにはエンジンルームがありませんのでエンジンからのメカノイズは大きいですし、マフラーの容量が少ないので自動車のように排気音を完全に消すことができません。
考えさせられること
バイクはうるさくて騒音を発生させやすい乗り物であることを、バイク乗りは自覚しなければなりません。法的な基準値を達成していても周囲への配慮をするべきです。バイクを嫌う人が多いのはバイク乗りも承知の事実。路上で嫌がらせしてくる自動車の多さがその数を証明しています。
非常識なライダーばかりじゃない
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑬
非常識なバイク乗りばかりではありません。非常識なバイク乗りは一部であって、多くはマナーを守れるグッドライダーだという意見もあります。
言われて逆ギレするようだったら、大型バイクに乗る資格ないと思います。バイク好きの一人として、マナーを守れないなら乗るなと言いたいです。
僕もバイクの不必要な爆音大嫌いですね。知り合いのバイク乗りは『真のバイク好きはあんなことして、バイクの評価を貶めるようなことはしない』と言ってました。
妻のマフラーは純正品ですし、私のマフラーは購入した時点でリプレイス品が装着されていましたが、車検対応品なので、爆音というものでは有りませんが、何しろエンジン他が全てむき出しに近い乗り物ですので、音という面では車よりは遥かにうるさいのは理解できます。ただ、バイク乗りは騒音については少々麻痺しているところはあると思います。
大型バイクの免許を取得するのが難しい時代がありました。現在も試験場や教習所では「大型バイクは他の乗り物から憧れられる存在になりなさい」と教えられており、高度な運転技術や徹底した安全確認は普通自動車免許の試験や教習とは比べ物になりません。
教習所で大型バイクの免許を取得できるようになり、高速道路で常軌を逸したスピードで疾走する大型バイクが一時期増えましたが、現在はかなり少なくなりました。大型バイクの醍醐味は暴力的な加速感ではなく、自分の中に潜む猛獣を飼いならすことだといえます。
考えさせられること
法的な騒音規制で対応できる範囲は狭いので、バイク乗りはマナーを高めることでバイクの社会的地位を高めなければなりません。
法律を盾に理論武装したり誰かのせいにしたりするのは不毛で、建設的な方向性を見出すことは不可能です。だれもが心地よく存在できる道路や社会にしていけるのはバイク乗りしかいません。厳しい試験や教習内容をクリアしてきたことに自信を持ち、バイク乗りとしてのプライドを高めましょう。
うるさいバイクへの対策
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑭
近所迷惑なバイクへの対応は難しいですね。警察に相談する…自治会を経由する…直接訴える…など、多くのコメントが寄せられています。
やはり直接本人には言わない方が良いでしょう。管轄の警察署に出向いて相談された方が良いと思います。
下手にあれこれ策を練るよりも、直接話した方がうまくいくのでは?匿名の手紙をポストに入れるのはダメですよ。卑怯者と取られ全く改善しない場合、打つ手がなくなりますので。
警察に相談してうまくいくケースがあります。著しく頻繁に迷惑行為を受けているなら警察も動きやすいですね。自治会に相談する方法も一定の効果があります。やんわりと話してくれる役員さんなら丸く収まります。
しかしです。警察官の対応や自治会役員の力量ですべてが決まりますので、そのあたりの判断は迷惑をしている人が見極めなければなりません。警察官や自治会役員が高圧的に押し入り、こじれた場合を考えると怖いですね。
考えさせられること
ご近所トラブルの解決は困難を極めます。以降もそこで生活するわけですから、着陸地点でお互いが納得できる結果にならないとわだかまりが生じます。尾びれ背びれがついて話が大きくなるようなご近所関係でしたらなおさらです。
指摘されたバイク乗りの立場に立つと、ある日突然警察や自治会役員がくる訳ですから、驚いた後に警戒心を強めます。最悪の場合、誰がうるさいといっているのかを詮索する可能性もありますね。
警察や自治会に相談する側はどんなご近所関係を築きたいのかを伝える必要がありますし、指摘されたバイク乗りは紳士に受け止め、大切なものは何なのかを知るべきです。
バイクがうるさいのはなぜ?大切なこと
なぜバイクがうるさいのかを検証する⑮
誰を大切にすべきなのかを考えることで、誰もが身体的にも心理的にも脅かされない社会を実現できます。大切な人を3つ挙げるとするならば①自分②親しい人③隣人、だといえます。どなたも大切であり、誰が欠けても円滑な社会にはなりません。
自分を大切にすること
誰かから暴力を加えられようとしたとき、とっさに自分を守る姿勢をとりますよね。その感覚で大丈夫ですので、あなた自身を大切にしましょう。
バイクを嫌う人はご近所の関係を保つために相手の存在を否定するような辛辣な行動を避け、ご近所迷惑なバイク乗りは自分が住む場所を居心地よくするためにマナーを守るのが得策です。
自分のためにすると考えれば気持ちよく行動できます。
親しい人を大切にする。
生活を共にする親しい人を大切にすれば勇気が出ますし、より良い方向を見出す姿勢が生まれます。バイクを嫌う人は親しい人がうるさいご近所さんの家族といわれないようにしなければなりませんし、近所迷惑なバイク乗りは親しい人が後ろ指を刺されないようにしなければなりません。
隣人を大切にする
隣人とはご近所を含めた他人のことです。利己的に行動すれば周囲も利己的になり、自分さえよければいいという不穏な社会になってしまいます。しかし、隣人を大切にすることで自分も守られる社会を築けるのです。
バイクを嫌う人がバイク乗りに嫌がらせをして敵対関係になるのは不毛です。また、バイク乗りが意固地になって迷惑行為を続けるとご近所関係が崩壊します。
理想論ではない
自分さえ良ければいいという心理が働き、隣人はおろか親しい人の存在さえも軽んじる風潮があります。自分を大切にできない人はご近所を大切にできないことと同じく、ご近所を大切にできない人は自分を大切にできないのです。結果的には全てが崩壊しますので、そうなる前に食い止めなければなりません。
事実、自分さえ良ければいいという考えが蔓延り、絶えず威嚇と危険にあふれた道路が多い地域もありますよ。
バイクがうるさいのはなぜ?まとめ
昭和の時代は街中にいろんな音があふれていました。子供の笑い声、ご近所さんの談笑、食器を洗う音など、それらは生活音として受け入れられていました。近所の悪ガキが改造マフラーを装着したスクーターで帰ってきた直後、親父と喧嘩をし始めた声も筒抜けでした。
しかし、現代人は住居の機密性が高くなった頃から物音に対して敏感になってきたといえます。バイクは自動車よりも騒音を放ってしまいますし、自動車ほど騒音対策がすすんでいません。
現代の生活に馴染むことでバイクの社会的地位を確立できるとするならば、バイク乗りは細心の注意を払ってマナーを守らなければなりません。交通法規だけでは十分でないことも知っておきましょう。
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