ポンポンとは?
ポンポンというと、チアリーダーが手に持つ、黄色や赤のふわふわしたポンポンを思い浮かべる方も多いでしょう。ここでご紹介しているポンポンは、毛糸を使った手作りポンポンです。
大きさは大小さまざまで、丸い形をしています。スキー帽やマフラーの先についている毛糸玉、あれがポンポンです。
ポンポンメーカーって何?
初心者でも、お子さまでも、あっという間にポンポンが作れる便利な道具、それがポンポンメーカーです。この道具を使ったポンポンの作り方を、解説してまいります。
ポンポンを手作りするのに必要な材料
ポンポンメーカーと毛糸は、ダイソーやセリアなどの100円ショップでも手に入ります。ハサミは、手芸バサミなどの鋭利で小型のものを選ぶのが、上手くカットするコツです。
ポンポンメーカーの種類
ダイソー、セリア、クロバーからポンポンメーカーがでています。等間隔の溝があるものやないもの、パーツが2つから成るものと1つだけのものがあります。ダイソーのものにはパーツ2つともに等間隔に溝があるため、3色以上の毛糸を使って作る際には、目安になり便利です。
ダイソーのポンポンメーカー
「毛糸でつくるふわふわボール」
今回詳しく解説しているのは、こちらのダイソーのポンポンメーカーを使った作り方です。直径約35mmのタイプと約70mmのタイプです。ダイソーの商品には、他に直径90mmと55mmの2個がセットになったものもあります。
「ボンボン&タッセル くるくるメーカー」
ダイソーには、手回しでくるくる回す作り方の「くるくるメーカー」という商品もあります。こちらはポンポンだけでなく、タッセルも手作りできる道具です。
セリアのポンポンメーカー
ダイソーは2個セットで100円なのに対して、セリアのポンポンメーカーは1個100円(税別)です。小サイズ(直径約8cm)と大サイズ(直径約10cm)があります。セリアのものには、毛糸を巻きつけるパーツに等分の目安溝がありません。
子供向けポンポンメーカー
お子様向けのポンポンメーカーです。
毛糸玉やリボンまでセットになったお子様向けのポンポンメーカーです。販売店にもよりますが、約3,000円ほどします。
ポンポンメーカーの使い方①
①-1.二つの溝を合わせる
直径約70mmのポンポンの作り方を解説します。まず、70mm用の道具を取り出し、二つを重ねてしっかり持ちます。凹凸の突起がありますので、その部分をはめ込むようにするのが、ずれないコツです。
①-2.上側の半円に毛糸を巻く
時計回りに巻いていきます。使用しているのは、リボンがアレンジされた飾り毛糸です。後で閉じることを考え、巻きすぎに気をつけますが、少なすぎてもきれいなポンポンにはなりません。閉じるぎりぎり限界まで巻くのがコツです。
①-3.巻き終えたら糸端を1cm残してカット
中央のくぼみ部分が毛糸で埋まって水平に見えるくらい毛糸を巻き付けたら、糸端を1cmほど残してハサミで切ります。
①-4.上下持ち替えて糸を巻く
もう一方の半円を上に持ち替え、再び糸を巻きつけていきます。偏りがないよう、全体的にまんべんなく巻いていくのがコツです。巻き終えたら、やはり糸端を1cmほど残してハサミで切ります。
ポンポンメーカーの使い方②
②-1.円形になるよう合わせる
ポンポンメーカーを円形になるよう閉じて、端の留め具を留めます。毛糸を巻く量が多いと、うまく閉じなかったり、留め具が留まらなかったりします。その場合はもう一度開いて、巻きつけた毛糸の量を減らしてから、再度閉じます。
②-2.巻いた毛糸をカット
留め具の反対側にあるジョイント部分から、ハサミをさしこんで毛糸を少しずつカットしていきます。先の鋭利な細めのハサミでないと、この隙間に差し込むのが難しいです。
②-3.中央を糸で結ぶ
結ぶ用の糸を用意します
巻き終えたポンポンを中央で結ぶ毛糸を用意します。ポンポンを吊り下げて飾ったり、マフラーや帽子にアレンジする場合、後で使う部分も含めて少し長め(30~40cmぐらい)に用意しておいた方がよいです。
中央を毛糸で結びます
結び糸で中央を結びます。ポンポンメーカーが閉じた状態のまま結ぶため、普通の力では道具の突起にひっかかりますので、強い力で引いてください。仕上がりをきれいな丸型にするには、きつく引き締めるのがコツです。
うまく結ぶコツ
結ぶ用の毛糸は2、3周巻いた後、二重結びで結ぶのがコツです。この毛糸が絶対にほどけないよう、かたく結びましょう。
ポンポンメーカーの使い方③
③-1.道具を外す
ポンポンメーカーを毛糸から外します。この時点では、ポンポンは一応形になっていますが完全な丸ではなく、どちらかといえば楕円に近い形をしています。ところどころ毛先が飛び出していびつです。
③-2.毛先を整えて完成!
完全な丸型になるよう、飛び出した毛糸をカットしていきます。少し小さめ(直径50~60mmぐらい)に仕上げたい時は、大胆にカットしても構いません。よく切れるハサミを使うことが、きれいに仕上げるコツです。
ポンポンを上手に作るコツ
巻く回数はできるだけ多く
毛糸を巻く回数が少ないと、糸がまばらであまりきれいではありません。カットした後に丸に近い状態にするためには、糸の密度が濃い方がよいので、なるべくたくさん巻きつけます。
おしゃれな多色使い
糸の色を途中で変えて、多色使いポンポンを作ることができます。境界線の色が混じり合ってきれいです。
ポンポン飾りの用途
そもそもポンポンとは、どこに使うために生まれたものなのでしょうか?その使い方について見てまいりましょう。
インテリアに
丸い形は、バランスがよく柔和なモチーフです。モビールやガーランドなどによく用いられます。毛糸は軽いため、吊り下げた箇所への負担も軽減されるのです。
アクセサリーに
見た目の可愛さ、温もり感がアクセサリーにピッタリです。特に、ピアスやイヤリングにするととてもキュート!
帽子やマフラーに
帽子に手作りポンポン
昔からよくあるポンポン付きニット帽。スキーウェアや冬の帽子の定番です。
マフラーに手作りポンポン
手編みのマフラーの仕上げとして、ポンポンをつけるとぐっと垢抜けます。大きいポンポンを一個でもいいですし、小型のポンポンをいくつも並べてもかわいいですね。
手作りポンポンのアレンジ作品①
ポンポンをアレンジした手作り作品には、どのようなものがあるのでしょうか?
インテリア雑貨
ポンポンマット
ポンポンの画期的な使い方「ポンポンマット」。作り方は、意外と簡単です!まず、大量のポンポンと、網目状になった滑り止めマットを用意し、その編目にポンポンを結んで留めます。これを繰り返し、ポンポンがすき間なく埋まれば完成です!円形・長方形など、マットの形も自由自在。
ポンポンのれん
作り方は、長い毛糸を数本用意し、等間隔でポンポンを結び留めていくだけ。長い毛糸は棒などに結びつけて、垂らします。多色使いのポンポンやビーズを加えてアレンジすると、よりおしゃれな作品に。
ポンポンガーランド
作り方は、のれん同様長い毛糸を用意し、等間隔にポンポンを結び留めていくだけです。季節に合わせたカラーで作品を作るとおしゃれ。子供部屋には優しいパステルカラーや、元気の出るビタミンカラーがおすすめです。
ポンポンざぶとん
ポンポンマットの応用編です。作り方は、座面の形に合わせてカットした滑り止めマットに、ポンポンを結んで留めていくだけ。ペットのために手作りする方も増えています。
ポンポンモビール
赤ちゃんのためにポンポンモビールを手作りすると、素敵なプレゼントになりますね。こちらの画像のように大きなリングに吊るしたり、公園や森で拾った小枝に吊るして飾ります。
クッション
クッションの四隅にポンポンをつけるだけで、こんなにキュートな作品になります。作り方は簡単で、針とミシン糸でポンポンを縫いつけるだけです。
クリスマスリース
真っ白な羊毛が雪のようで、冬にふさわしいポンポンです。ワイヤーを通せばきれいな円形に仕上がります。
ベッド上の天蓋
イケアで販売されているレースの天蓋を、5歳の娘のベッドの上に吊り下げて使っています。女の子なら誰もがあこがれる天蓋ですが、そのままだと味気ないので、パステルカラーの2色ポンポンを7つ吊り下げました。
手作りポンポンのアレンジ作品②
インテリアだけではもったいないほどかわいいポンポン。身につけるものにアレンジしてみませんか。
おしゃれ雑貨
ポンポンイヤリング
吹く風が冷たくなってくると、毛糸の温もりがおしゃれにも欠かせません。小さめのポンポンをニュアンスカラーの毛糸で大人っぽくアレンジしたイヤリングです。
ポンポンをバッグにアレンジ
ポンポンをアレンジするなら、籐編みのバッグがおすすめ。編目のすき間に糸を入れて、裏側で結んで留めます。水玉模様のように散らしてもいいですし、一列にバッグの縁に並べても素敵です。
毛糸のバッグチャーム
チャームとして使うなら、大きいポンポンがおすすめ。写真のポンポンは70mmのものです。ホワイト、ミント、パープルの三色で作っています。
ポンポンヘアゴム
秋冬になると、毛糸のポンポンは見た目にも暖かくて魅力的。中央の結び毛糸を長く残しておいてゴムに留めるだけの、簡単手作り作品です。
手作りポンポンのアレンジ作品③
丸くてふわふわ、といえば動物を連想しませんか?キュートな作品をご紹介いたします。
動物やキャラクター小物
ふわふわ毛糸ベア
目と鼻は黒ビーズ、鼻の下の白いのは100均で売られているミニポンポンです。フェルトのお耳をつけて完成!文化祭やバザーで人気が出そうな、キュートな手作り作品です。ストラップをつけてマスコットにするとかわいいですね。
季節のキャラクター飾り
ダイソーのポンポンメーカーでは、カットする前のポンポンは楕円に近い状態なので、その形を活かしてかぼちゃやスヌーピーなどが作れます。
ポンポン上級者のアレンジ!
ポンポンの使い方は、思いつき次第で無限です!上級者の方は、毛糸と羊毛フェルトのポンポンをアレンジして、こんな愛らしいセキセイインコを手作りされています。ハサミで自由に形を作れるので、お顔の凹凸を表現することが可能なのです。
ポンポンメーカーの使い方は?まとめ
ポンポンメーカーの使い方はとっても簡単!毛糸を巻きつけたらハサミでカットするだけです。インテリアやアクセサリーにアレンジして、自分だけの小物を作りましょう!
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