トウカエデとは?盆栽でも楽しめる植物の特徴と育て方や手入れをご紹介!のイメージ

トウカエデとは?盆栽でも楽しめる植物の特徴と育て方や手入れをご紹介!

中国からきたカエデということから名付けられた「トウカエデ」。秋に赤く色づく葉が美しく街路樹や公園によく使われます。庭木にするほか盆栽に仕立てると、春夏秋冬の自然の移り変わりを気軽に愛でることができておすすめです。トウカエデの育て方や増やし方をご紹介いたします。

2018年10月19日更新

Yukari.S
Yukari.S
おもちゃではなくいつも花の苗をねだっていた子供時代。大人になってからも植物愛は冷めず、珍しい野菜や薔薇を育てています。広い畑も魅力的ですがマンションの一部屋で小さなミニバラの鉢を眺めるのも素敵。植物の楽しみ方はさまざま。土に触れることが始めての方にも分かりやすい情報をお届けいたします。
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目次

  1. トウカエデってどんな植物?
  2. トウカエデの基本データ
  3. トウカエデの育て方1・土作り
  4. トウカエデの育て方2・肥料
  5. トウカエデの育て方3・水やり
  6. トウカエデの育て方4・場所
  7. トウカエデの育て方5・植え付け
  8. トウカエデの育て方6・植え替え
  9. トウカエデの育て方7・剪定
  10. トウカエデの育て方8・病気
  11. トウカエデの育て方9・害虫
  12. トウカエデの増やし方1・種まき
  13. トウカエデの増やし方2・挿し木
  14. トウカエデを盆栽にして風情を楽しもう

トウカエデってどんな植物?

mmiyonomoriさんの投稿
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トウカエデは、樹高10~20メートルに成長する落葉樹です。中国からきたカエデという特徴から「トウカエデ」と名付けられました。病気や害虫に強く、それほど剪定などのお手入れに手間がかからないため、街路樹などによく利用されています。一般の家庭では、ガーデンのシンボルツリーにするほか、小さく仕立てて盆栽にして楽しむことができます。

トウカエデの花の特徴

トウカエデの花の開花時期は、4~5月ごろです。花の色は薄いクリーム色です。小さな花が20個くらい集まって咲きます。花はそれほど特徴がなく目立つものではありません。

トウカエデの実の特徴

花が咲き終わったあと、秋になると実がつきます。実はまるでちょうちょが飛んでいるような形をしていて、はじめは黄緑色。冬に近づくにつれて茶色く枯れてきます。

masumiyoshikuraさんの投稿
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トウカエデの葉の特徴

葉っぱの大きさはだいたい4~8センチくらいです。3つに分かれていてそれぞれの先がとがっており、鳥の足のようでもあります。葉っぱが3つに裂けていることから、「サンカクカエデ」という別名で呼ばれることもあります。葉っぱの色は明るいグリーン色でツヤツヤしていてきれいです。また葉っぱがグリーンの地色に白い斑入りの品種もあります。葉っぱは秋になると赤や黄色に紅葉してとても美しいです。

トウカエデの幹の特徴

木の幹は、茶色というよりやや灰色がかった褐色です。幹の表面はつるりとしていず、常にささくれのように剥がれている様子です。

トウカエデの基本データ

ken_0618さんの投稿
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科名属名

ムクロジ科カエデ属

学名

Acer buergerianum

tzcar.nさんの投稿
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和名

トウカエデ

別名

サンカクカエデ、トライデントメープル

sugarbabe417さんの投稿
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英名

trident maple

原産国

台湾、中国
 

トウカエデの育て方1・土作り

m_m15nicoさんの投稿
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さほど土質を選ばずに、すくすくと成長します。水はけのよささえクリアできれば大丈夫でしょう。地植えにするときは、植え付ける前に苗木の根っこと同じか少し大きめの穴を掘り、そこに川砂や腐葉土を少し混ぜると水はけがよい環境を作ることができます。盆栽など鉢植えに仕立てるときは、小粒の赤玉土と川砂を混ぜたものや、市販の盆栽用の土を使うと便利です。

トウカエデの育て方2・肥料

kinuitomakiさんの投稿
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トウカエデには、2~3月ごろの寒い時期に寒肥を与えます。さらに花が終わったあとの時期、6月ごろに追肥をおこなえばベストです。どちらの時期も、穏効性の固形肥料を根元近くにほどこすとよいでしょう。なお、紅葉がはじまる秋の時期には肥料成分がなくなるようにしましょう。

トウカエデの育て方3・水やり

poe_et_yayoさんの投稿
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地植えにして育てるときは、はじめに植え付けて根付くまでのあいだ水やりをして、根付いてからは水やりの必要はありません。自然に降る雨にお任せしておけば大丈夫です。盆栽など鉢植えに仕立てるときは、こまめに水やりをおこないましょう。とは言え、あまり水をやりすぎてはいけません。トウカエデは比較的乾燥に強い樹木で、逆に水を与えすぎて多湿になっていると成長が妨げられます。さらに、水が鉢にたまったままですと、根腐れを起こすことも考えられます。お手入れしようと水やりしすぎたがために、逆に枯らしてしまうということがあるので気を付けましょう。

トウカエデの育て方4・場所

maimi_gさんの投稿
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日当たりのよい風通しのよいところで育ててあげましょう。盆栽などの鉢植えの場合は、春夏秋冬の気候に合わせて、よりよいところに移動させてあげるとよいでしょう。春や秋の気候のよい時期は、鉢を外に出して日光や風にあててやると、より活き活きとするようです。真夏の暑い時期や冬の寒い時期は、室内においてあげましょう。

トウカエデの育て方5・植え付け

toshiyuki_fukushimaさんの投稿
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植え付けの適期は、11~12月の休眠期です。苗木を手に入れたら、鉢やお庭に植え付けましょう。地植えなど外に植える場合、植え付けた苗木がしっかり根付くまで風で倒れないように、支柱を立ててあげるとさらに安心です。植え付けた苗木が根付くまでは、こまめに水やりをおこない、根付いたあとはあまり水でびちゃびちゃにならない程度の水やりに切り替えましょう。地植えの場合は根付いたあとの水やりは不要です。

トウカエデの育て方6・植え替え

wasen.tokyoさんの投稿
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地植えにした場合は、植え替えの必要はありません。あまり何度も木を動かすのは生育を妨げ、枯れてしまうこともあるのでおすすめできません。盆栽などの鉢植えにしている場合は、定期的な植え替えが必要です。数年に一度の割合で植え替えをしましょう。年数がそれほど経っていなくても、鉢の裏の穴を見て根っこが回っているな、と感じたら植え替えをします。植え替えの適期は、11~12月ごろです。少し大きめの鉢を準備して土を入れたら、株を植え替えましょう。植え替えた株がしっかり根付くまで水やりをこまめにおこないましょう。

トウカエデの育て方7・剪定

eiko2663さんの投稿
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自然のままに育てていても、それほど樹形が乱れない植物で、あまり剪定のお手入れが必要ない特徴が庭木や街路樹として好まれる理由のひとつです。育てているトウカエデを観察しながら、変に伸びた枝や、あまりに混みあったところがあれば少し手入れして剪定する程度でよいでしょう。逆に強く剪定しすぎると、そのあとの成長に影響し、よくありません。剪定の適期は、5~7月もしくは9~11月ごろです。

d_nm11111さんの投稿
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盆栽の場合は剪定する

自然の樹形が美しいトウカエデですが、小さく盆栽に仕立てるときはこまめな剪定が必要です。盆栽の剪定には、大きく、芽摘み・葉刈り・徒長枝の剪定・針金かけ、があります。
 

芽摘み

芽摘みは4~5月におこないます。これ以上大きく伸ばしたくないところまで枝が育ってきたら、先についた新芽を取り除きます。葉っぱの奥に新芽がありますので、ピンセットで葉っぱが開きながら真ん中奥についている成長点を摘み取りましょう。

pascospaさんの投稿
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葉刈り

葉刈りは、6~7月ごろにおこなう作業です。葉っぱは左右一対に生えていますので、その片方の葉っぱを取り除き風通しをよくします。もしくは、葉っぱをところどころ半分に切り取ってもよいでしょう。さらに小さく見栄えのよくない葉っぱや成長の悪いものも取り除きます。夏の多湿や暑さを乗り切り、秋の紅葉をより美しく楽しむために葉姿を整える作業となります。

徒長枝の剪定

徒長枝の剪定は、秋の葉っぱが落ちたあとにおこなう作業です。盆栽をよく観察しながら、むやみに徒長している枝を切り落とします。徒長した枝を切り落とすと、そこから新しい枝が左右に出てくるので、より細かく枝分かれして美しい盆栽になります。

cinderella_coleさんの投稿
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針金かけ

徒長枝の剪定を終えたら、必要に応じて針金かけをします。針金かけというのは、針金を用いて枝を矯正することで、より好みの樹姿に整える盆栽の仕立て方です。トウカエデの枝はかたく、針金かけは慎重におこないます。まずはじめに、今後どのような形に仕立てたいかしっかりイメージしておきましょう。そして、主幹から、太い枝から細い枝の順で、針金をくるくると幹や枝にまいていきます。針金の幅は一定にして、針金同士が重なることのないようにしましょう。イメージした枝ぶりになるよう少しずつ矯正していきます。一気におこなうと枝が折れるなど支障があるので、ゆっくりと気長におこなうのがポイントです。

トウカエデの育て方8・病気

misaoitougaさんの投稿
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うどんこ病

うどんこ病は、植物のおもに葉っぱや茎に発生する病気で、名前のごとくうどん粉のような白い粉状の病斑部があらわれる病気です。病気を放置しておくとどんどんと株全体に広がります。白い粉が葉っぱにつくので、光合成が妨げられて生育が阻害されます。大きく育ったトウカエデなら、病気にかかったからと言って即、枯れてしまうようなことは少ないですが、幼苗や植え付けたばかりの株、盆栽など小さく仕立てた株にとっては病気が致命傷ともなりかねません。うどんこ病は多湿の環境で発生しやすい病気なので、梅雨時期などじめじめするときはとくにこまめに手入れしながら発生していないか注意して、できるだけ風通しのよい状態にしてあげましょう。うどんこ病を見つけたら病斑部をすぐに切り取って駆除してください。

トウカエデの育て方9・害虫

shinji1948さんの投稿
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アブラムシ

ときどきアブラムシが発生します。アブラムシは春のあたたかい時期に発生しやすい害虫です。また、野菜や果物などあらゆる植物を食害する害虫で農家泣かせの害虫とも言われています。葉っぱや茎につき、栄養成分を吸うのですが、吸ったところが白く変色し見た目にもよくありません。アブラムシの排泄物には独特の香りがあり、ほかの害虫を呼び寄せる仕組みになっているそうです。そうしたほかの害虫の二次被害を避けるためにも、お手入れがてらこまめにチェックして、アブラムシを見つけたら早めに駆除するようにしましょう。

トウカエデの増やし方1・種まき

naomi.1424さんの投稿
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種まきによる増やし方が可能な樹木です。秋の終わりになると木に実がつきますので、よく熟したものを採取しましょう。種はあまり乾燥させると発芽率がぐんと下がってしまうので、採取したらすぐに種まきするか、もしくは冷蔵庫で保存しておいて、春、種まき2日くらい前に水につけたあとにまく方法がおすすめです。発芽適温が20度前後なので、後者の方が発芽率が高くなりますが、乾燥を嫌うことを考えると前者の方法も捨てがたいです。いずれにしても種まきから大きな樹木に育つまでにはかなりの時間がかかりますが、小さく仕立てる盆栽などには、種まきによる増やし方も楽しいでしょう。

トウカエデの増やし方2・挿し木

racconeaさんの投稿
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比較的発根率がよく、挿し木による増やし方もおすすめです。挿し木による増やし方の適期は、春から夏にかけてです。トウカエデの枝の生育のよいところを10センチくらい剪定ばさみなどでスパンと切り取ります。切り口がギザギザにならないよう、必ず剪定ばさみなどを使って斜めに切り取るのが挿し木による増やし方のポイントです。挿し木用の枝を半日くらい水につけておきます。挿し木用の土を入れた育苗ポットや鉢に挿し木しましょう。切り口が土でぐちゃっとならないよう、あらかじめ割りばしなどで穴をほっておくのがおすすめです。挿し木から発根して成長し始めるまで、直射日光の当たらない風通しのよいところで管理しましょう。土が乾燥しないよう、こまめにチェックして水やりを続けてください。

トウカエデを盆栽にして風情を楽しもう

mocomoco007さんの投稿
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トウカエデは街路樹によく利用されていて、それとは知らずとも秋の紅葉に目を奪われた経験を持つ方もいるようです。病害虫の発生が少なく、また剪定などのお手入れがあまりいらないことから、庭木としても非常に便利です。広いお庭がなくても大丈夫。実は、小さく盆栽仕立てにすることができます。両手におさまる程度の小さなサイズながら、春夏秋冬の移り変わりを楽しめるのは盆栽ならでは。ぜひトウカエデを盆栽にして、風情を楽しんでみましょう。

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