スポルティバ ネパールキューブGTX
スポルティバ トランゴ アルプ エボ GORE-TEX
ローバー アルパインエクスパートGT
スポルティバ TX4 MID GTX
SCARPA ハイドロジェンハイクGTX
SPORTIVA(スポルティバ) Nepal EVO GTX
ザンバラン ロール GT M's
SCARPA(スカルパ) ZGトレックGTX
冬山登山靴の選び方は?
冬時期以外であれば、軽量で動きやすいトレッキングシューズでも行える登山ですが、厳冬期になると雪がありますので、危険が増しますよね。そんな冬登山に絶対に欠かせないのが雪山用の登山靴です。
厳冬期に使えるものを各アウトドアブランドが発売していますが、いろいろな種類があり、どう選んでいいか分からない方も多い様子。そこで今回は、雪山用の登山靴の選び方と、おすすめのアルパインブーツを8選してご紹介していきます!
冬山登山靴の選び方①保温断熱性
冬山は凍傷の可能性がある
冬山で気を付けなければいけないことは、体を冷やさないことです。その為に保温性の高いアウトドアウェアと着て挑むのですが、意外と足元がおろそかになっている方も見受けられますよね。
足を冷やさないことはとても大切なことで、もし長時間足を冷やしてしまうと、最悪の場合は凍傷になってしまうことも。そうならない為にも、通常のトレッキングブーツではなく、ちゃんと冬山用のアルパインブーツを用意しましょう。
保温断熱性の高い冬山登山靴を選ぶ
冬山用に作られたアルパインブーツは保温性・断熱性が高く作られていますので、長時間雪の上にいても足が冷えないのがポイントです。冬時期に登山をする際は、ちゃんと「アルパイン」と表記されているものを購入しましょう。
製品によって保温性・断熱性に差がありますので、なるべく暖かいものを購入したいですね。ただし、履きやすさや価格、重量などとのバランスが大切ですので、一つの要素としてチェックしておきましょう。
冬山登山靴の選び方②アイゼン
アイゼンとは?
冬山で欠かせないのが「アイゼン」です。アイゼンとは、上記画像のような、ブーツにつける金属の爪のことを指します。アイゼンはクランポンと呼ばれることもあるのですが、同じものですので覚えておきましょう。
このアイゼンを付けておくことで滑りにくくなり、厳冬期の登山でも快適に歩くことが出来ます。アイゼンは大きく分けて2種類あり、爪が少ない軽アイゼンと、爪の多いアイゼンがあります。使用用途に応じてアイゼンも選びましょう。
コバのついたものを選ぶ
冬山用のアルパインブーツと通常のトレッキングブーツを分ける要素の1つが、コバの存在です。コバとは、かかとや爪先にある凹みのことで、このコバにひっかけてアイゼンを装着します。
アイゼンはチェーンタイプやベルトタイプ、ワンタッチタイプ、セミワンタッチタイプと分かれており、コバの有無によって使えるアイゼンが変わってきます。4シーズン対応の冬登山靴は爪先にコバが無いことも多く、なるべく前後にコバがあるものを選びたいですね。
4シーズン用でも良い?
厳冬期用のものと、4シーズン用のもので悩む方も多いですよね。4シーズン用は厳冬期用と比べて軽量で、春でも使いやすいのがメリット。ですので、はじめて購入する方は4シーズン用を検討するのもアリです。
ただし、やはり4シーズン用よりも厳冬期用の方が頼りになりますので、もし本格的に雪山登山をされたいのであれば、4シーズン用ではなく、最初から厳冬期用を購入しましょう。4シーズン用よりも厳冬期の方が価格は高いのですが、その分だけ高機能です。
冬山登山靴の選び方③履きやすさ
夏よりも履きやすさを重視
3シーズンに使えるトレッキングシューズ・ブーツと比べて、アルパインブーツは履きにくいのがデメリットです。雪の上で使いますので、歩きにくくても頑丈な作りにする必要があるからですね。
ですので、なるべく履きやすく、自分の足に合ったものを購入しましょう。試着をする際は座って履いて確かめるだけでなく、しばらく歩いてみたりして、本当に合っているのかを確かめましょう。安い買い物ではありませんので、慎重に選びたいですね。
厚めの靴下に対応出来るか?
検討する際にチェックしておきたいのが、厚手の靴下を履いても問題ないかどうかです。冬登山はとても寒いので、厚手の靴下を履いて登山に挑みますよね。購入する際に薄手の靴下を履いていると、いざ厚手の靴下で履こうとした時に問題が起きることもあります。
購入・試着する際は、出来れば厚手の靴下を履いていきましょう。また、もし既にアイゼンをお持ちであれば、アイゼンも一緒に持っていって、アイゼンが合うかも確かめたいですね。
冬山登山靴の選び方④重量
重量があるほど高機能
次にチェックすべきポイントが「重量」です。基本的にアルパインブーツは重たいので、通常のトレッキングシューズと比べてみると驚かれるかもしれません。
トレッキングシューズであれば軽量であるほど高評価されますが、実はアルパインブーツは重たい程高機能。特に1㎏を超える製品は良質な作りとなっていることが多いですね。
しかし、履いていて辛い重量は避けたいところ。履き心地によっては軽く感じることもありますので、試着して確かめましょう!
表記される重量は26㎝前後
後半で、人気・おすすめのアルパインブーツをご紹介していきますが、詳細項目に重量も記載しましたので、参考にして選んでみて下さい。サイズによって重量は変わってしまいますので、記載されている重量は約26㎝前後とイメージしておきましょう。
メーカーが表記するスペックは、大体26㎝前後ですので、大まかな目安になります。大体片足800~900g前後の製品が多く、重たいものは1㎏を超えます。
冬山登山靴の選び方⑤高さと硬さ
冬山登山靴はハイカットがおすすめ
ほとんどのアルパインブーツはハイカットとなっています。トレッキング程度であればローカットでも問題ありませんが、厳冬期の登山となれば、出来るだけ足を守る為に、ハイカットを購入すべきです。
ハイカットは靴の中に雪も入りにくいので、寒さ対策としても良いですよね。また、足の関節をホールドしますので、不安定な場所を歩く時も怪我をしにくくなる効果があります。特に目的がなければハイカットを選びましょう。
雪山は硬いソールがおすすめ
触れる場合はソールもチェックしてみましょう。通常のトレッキングシューズと違い、アルパインブーツは非常に底が硬く、成人男性の力で曲げようとしても曲がらないほどしっかりしています。
これだけ硬く作られているのは、ダメージをおさえることと、アイゼンをしっかり装着しておく目的があるからです。柔らかいとアイゼンが外れやすくなりますので、なるべく硬いものを選びましょう。触ってみて曲がるようなら雪山用ではありません。
冬山登山靴の選び方⑥素材
化学繊維素材のアルパインブーツ
機能性を左右するのが素材です。どのような素材を使うかによって重量や機能が変わってきますので、ここもチェックしておきたいですね。高品質な化学繊維のものはゴアテックス素材を使用しているものが多く、防水透湿性に優れています。
ゴアテックスは重さのある素材ですが、その分高機能であり、冬山に適しています。汗をかいても蒸れにくいので、ゴアテックス素材はおすすめですね。
レザー素材のアルパインブーツ
化学繊維の製品が多いのですが、中にはレザー素材のものもあります。レザー性のものは、最初は履き心地が悪くても、段々と足に馴染んできます。デザイン性も高く、おしゃれなものが欲しい方におすすめですね。
また、化学繊維のものよりも耐久性が高いので、長く使えるのがメリットです。しかし、ゴアテックスのような透湿性はありませんので、蒸れやすいのがデメリット。長く使うか、機能性をとるかで選んでみましょう!
冬山登山靴の選び方⑦注意点
登山靴を選ぶ際は、ブランドで選ばないようにしましょう。有名ブランドのものは信頼性があり、問題ないように思えますが、雪山登山靴はブランドよりも、自分にフィットするかどうがか大切です。
海外ブランドのものが多く、細めの設計になっていることも珍しくありません。同じメーカー・ブランドのものでも違いがありますので、あまりメーカーは気にせず、どんどん試してみて、合うものを探してみて下さい。
おすすめの冬山登山靴①
スポルティバ ネパールキューブGTX
スポルティバ ネパールキューブGTX
フィット感の高い冬山登山靴を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。装着時のフィット感が高まっているだけでなく、保温性も高いのがポイント。足入れ部分にはミニゲーターを搭載しています。
また、金属パーツ部分を軽いものにすることで、軽量化を図っているのがポイント。衝撃を受けやすい部分には、足を保護できるラバーを搭載しています。ぜひこの機会に購入してみてください。
おすすめの冬山登山靴②
TRANGO ALP EVO GORE-TEX
スポルティバ トランゴ アルプ エボ GORE-TEX
人気のアルパインブーツ2個目は「TRANGO ALP EVO GORE-TEX」です。こちらもゴアテックス素材を使用した高機能アルパインブーツ。厳冬期用モデルとして作られていますので、4シーズンよりも厳しい環境に挑戦出来ます。
3000m級の縦走にも使えるよう作られていますので、本格的な冬山登山に使えるものを探している方に人気ですね。独自の設計により、足首が動きやすく作られており、歩きやすいのも高評価されています。
おすすめの冬山登山靴③
ローバー アルパインエクスパートGT
ローバー アルパインエクスパートGT
保温性の高い冬山登山靴を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。ソール部分の厚みを控えめにしているため、軽量性が高くなっています。ブランドの中でもトップを誇る軽量さなので、軽い冬山登山靴をお求めに方にピッタリ。
また、ワンタッチ式のアイゼンに対応しています。足首まで高さのあるハイカットタイプのため、登山時の足のねじれを防止。安全に登山を楽しめるでしょう。
おすすめの冬山登山靴④
スポルティバ TX4 MID GTX
スポルティバ TX4 MID GTX
安価なモデルの冬山登山靴を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。3万円程度で購入できるため、初めて冬山登山靴を購入するという方にも適しています。
また、防水性と透湿性に優れたゴアテックスライニングを取り入れているため、悪天候時も問題なく着用可能。ワンアクションでサイズを調節できるシューレースシステムを採用しています。ぜひこの機会に購入してみてください。
おすすめの冬山登山靴⑤
ハイドロジェンハイクGTX
SCARPA ハイドロジェンハイクGTX
こちらの冬山用靴は、レディースとメンズに対応したモデルとなります。透湿性を高めたゴアテックス素材を採用しているため、長時間使用した際の不快感を軽減。
デザイン性の高い冬山登山靴でもあるため、足元から個性を演出したいという方にもピッタリです。価格は2万円程度で、手に取りやすいのもポイントの1つ。プレゼントとしても喜ばれること間違いなしです。ぜひこの機会に購入してみてください。
おすすめの冬山登山靴⑥
SPORTIVA Nepal EVO GTX
SPORTIVA(スポルティバ) Nepal EVO GTX
人気のアルパインブーツ6個目は「ネパール エボ GTX」です。こちらもゴアテックス素材を使用した高機能アルパインブーツで、あらゆる用途に使えるよう作られた万能4シーズン製品となっています。
3Dフレックスシステム採用で動きやすくなっており、歩きやすさを向上。足首のフィット感が評価されているのですが、フィットしながらも動きやすいよう作られています。重量は1㎏程度ありますが、フィットしているため重く感じにくいのも特徴です。
おすすめの冬山登山靴⑦
ザンバラン ロール GT M's
ザンバラン ロール GT M's
かっこいいデザインの冬山登山靴を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。上質なスウェードレザーをメイン素材として使用しており、補強はつま先部分にのみ取り入れています。
また、足首部分にはスリットを取り入れているので、足首を自由に動かしやすいです。クッション性だけでなく、グリップ力を発揮するアウトソールも搭載。ぜひ、この機会に購入してみてください。
おすすめの冬山登山靴⑧
SCARPA ZGトレックGTX
SCARPA(スカルパ) ZGトレックGTX
デザイン性の高い登山靴を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。カラーバリエーションは全3色で、ナイトブルーやエンジ、ナイルブルーといったおしゃれなデザインから選べます。
また、ソフトなフィット感が特徴的。長時間の着用でもストレスを感じづらいです。フィット感の生まれる形状でもあるため、登山靴と足との一体感を感じれること間違いなし。ぜひこの機会に購入してみてください。
まとめ:冬山登山靴の選び方は?
今回の「冬山登山靴の選び方は?おすすめ8選含めて選ぶポイントと注意点を解説!」はいかがでしたでしょうか?トレッキングシューズとの違いや、アルパインブーツの選び方、おすすめのブーツの紹介などをまとめてお伝えさせて頂きましたが、使用用途に合うものはありましたか?
デザインや価格も大切な部分ですが、危険な冬山に使うものですので、何より機能性が大切です。どのような環境で使いたいかをイメージして選んでみましょう!
冬山登山靴が気になる方はこちらもチェック!
今回は冬山用登山靴の選び方ご紹介させて頂きましたが、他にも登山靴・トレッキングシューズに関する記事が沢山あります。気になる方は是非チェックしてみて下さい。
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