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イワダレソウの育て方は?植え方から冬などの時期に合わせた手入れを解説!

グランドカバー人気の高まっているイワダレソウを、上手に育てられていますか?イワダレソウは、冬季には枯れこんでしまいますが、春には一面のフラワーカーペットを作ってくれる素敵な植物です。今回は、そんなイワダレソウの植え方や詳しい冬越し方法まで、まとめていきますよ。
2020年8月27日
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この記事で紹介しているアイテム

屋上緑化用イワダレソウ:クラピアK5 3号ポット

イワダレソウのお手入れまとめ

イワダレソウは、ガーデニングの定番にもなっているグランドカバーとして爆発的な人気を誇る植物です。春には、びっしりと芝状になったグランドカバーから小ぶりな花を咲かせ、あたり一面をフラワーカーペットのようにさせてくれる魅力的な植物なんですよね。グランドカバーとしての役割や特徴、育て方や冬越し方法・早くグランドカバーにさせる植え方・植え付け方法・びっしりと草をしげさせるお手入れ方法などをまとめました。もちろん、種からの育て方でも発芽率がよく栽培しやすいんですよ。そんなイワダレソウのお手入れ方法をご紹介していきたいと思います。

イワダレソウのグランドカバー

イワダレソウは、グラウンドカバープランツとしてガーデニングに良く取り入れられる植物です。被覆性と微密性に優れていて、キメの細かく柔らかい葉っぱで殺風景な地面を緑化してくれる効果があるんですよ。ほふく性というのは、茎を伸ばして地面を這って四方に広がる性質のことを言います。イワダレソウ(岩垂草)とも書くように、土が少ない敷石の隙間を埋めたり傾斜にも対応できる優れたグランドカバーになります。ここでは、イワダレソウの持つグランドカバーのメリットをご紹介していきたいと思います。

芝生以上のグランドカバー

お庭に使うグランドカバーというと、一般的には芝生を想像すると思います。しかし芝生は重みやこすれに弱く、よく歩く部分だけが剥げてしまうこともありますね。イワダレソウは、芝生と違って歩いたり荷重をかける踏圧にも耐える力があります。イワダレソウは、もともとは田んぼのあぜ道の緑化や根占めのために使用されているので、踏んでも良く緑色の葉っぱを残す力があるんですね。さらにイワダレソウの開花時期は、小ぶりの花を密につけて、咲かせてくれます。芝生と違って、花が咲く庭にしたい人には特におすすめです。花の開花時期が長くて、四季咲き性があるのも魅力的ですね。イワダレソウの花の色は、白・桃色で約3~4mmの球状の花を咲かせます。花もかわいらしく、ガーデニングで花を育てている人には、グランドカバーとして人気があるのも納得できますね。

グランドカバーで雑草対策

イワダレソウの被覆密度は、芝生の約3倍といわれています。そのため、きめ細かいグランドカバーの隙間に雑草の種が落ちても土に降りることがなく、雑草防止の役割を果たすことができます。お庭の土質も選ばないので、雑草しか育たないような場所にも進出していって、雑草防止の効果が高いようです。地中深くに根を張り、さらに根が細かく分岐するので乾燥にも強く、お庭にある他の草花には影響がないのもうれしいポイントではないでしょうか?

イワダレソウの詳細情報

それでは、イワダレソウの基本的な詳細情報についてまとめてご紹介していきたいと思います。

科名属名

イワダレソウの科名属名は、クマツヅラ科イワダレソウ属でした。種類によっては、木質化する常緑の種類もありますが、グランドカバーとして使用するイワダレソウは冬季に枯れる多年草です。

学名

イワダレソウは、「Phyla・canescen」やLippia・canescens」が学名となっています。 

和名別名

イワダレソウは、和名でヒメイワダレソウとも呼ばれています。他にも、リピア・クラピアとも呼ばれています。性質や特性・被覆速度に差があるので、品種をよく確認して、購入するようにするとよいでしょう。

原産国

イワダレソウの原産国は、東南アジア・南米です。

開花時期

イワダレソウの開花時期は、4月~11月でお庭の日当たり・地域や品種によって異なります。四季咲き性のものが多く、4月に満開になった後もちらほら小さな花を開花させ続けてくれますよ。

休眠時期


イワダレソウの休眠時期は12月から3月です。この冬の時期には葉が枯れこんで茶色くなったり黒に変色してしまいます。このような状態が一般的で、枯れているわけではないので驚いて抜き取らないように注意してくださいね。冬季の休眠時期にもお手入れをして、春の芽吹きに備えておくことが重要です。

イワダレソウの育て方①種まき

イワダレソウを育てていきたいと思ったとき、苗での購入・マットロールを購入・種から栽培する方法の三つがあります。まずは、イワダレソウの種まきでの育て方からご紹介していきましょう。

イワダレソウは種をつけない

イワダレソウは、開花時期が長くて小ぶりのたくさんの花を咲かせてくれます。しかし、グランドカバーとしての性能を上げるために、花が咲いても種をつけないという性質があるようです。そのため、自宅で開花したイワダレソウから種を採取して育てることは難しいようです。種から育てる場合は、ネットや海外の輸入種子を取り扱っている業者から注文するようにしましょう。イワダレソウは、増やし方がとても簡単なので園芸店でも種ではなく挿し木などの増やし方で栽培しているようです。

イワダレソウの育て方②植え方

それではここからは、苗を購入してからの庭の植え方について穂紹介していきたいと思います。植え方は基本的にどんな土壌でも栽培することができるようですよ。さっそく詳しい植え方を見ていきましょう。

植え方①土作り

イワダレソウの植え方では、特に用土を選ばないようです。アルカリ性土壌や乾燥するような場所・土の少ない場所にも細かい根を張る性質があります。そのため、植え方にも対応でき日本の酸性土壌でも毎年長期間花を咲かせてくれるようです。そのため、市販で購入できる一般の草花用培養土を使った植え方もできますし、よくねばりさせたい場合は、赤玉土を主体にして腐葉土を少なめにすき混むだけでよいでしょう。

 

植え方②場所

イワダレソウは、日光を好む性質があります。芝生のように花がない状態で管理したい場合は、半日陰でも栽培することができますが、日向で植え付けないと花が開花しないようです。また、夏の暑い西日や強い直射日光にも強い面がありますが、一方で梅雨明けの高温多湿では蒸れてしまうことがあります。夏と冬のお手入れ方法には、このまとめの後半でも詳しくお伝えしていくので、チェックしてみてくださいね。植え付け方では、よく日の当たる乾燥した場所に植え付けましょう。寒冷地では雪が積もることがあります。イワダレソウの耐寒温度は-2℃から-3℃までなら常緑で保てます。

植え方③時期

真夏以外なら、年中植え付けることが可能です。しかし、冬は休眠期に入って霜が降りるようになると枯れこんで茶色になってしまうので、イワダレソウが芽吹いてくる3月から5月に植え付けるのが、適しているようです。

植え方④植え付け方法

ポット苗を購入したり、刈り込み手入れをした後にさし芽での増やし方をした場合は、大きくなって根が張っていたらすぐに植え付けましょう。成長が早く、すぐに被覆しようとするので、ポット苗のままの状態にしておくとすぐに根が回りきってしまい、根腐れっしてしまう状態にもなってしまいます。そのため、夏場の暑さに対応できるように、購入したらすぐに植え付けるとよいでしょう。ポット苗が入る大きさに植え穴を掘って、植え付けます。植え付けてからは根付くまでの期間、毎日水やりをしておくことですぐに大きく成長を始めますよ。

イワダレソウの育て方③グランドカバーの植え付け方法

基本的なイワダレソウの植え付け方法がわかりましたね。グランドカバーとする場合は、どのぐらいの面積でいくつの苗を植えていったらよいのでしょうか?ここでは、早くグランドカバーになるような植え付け方法について、詳しくご紹介して意と思います。

面積に合わせた植え付け方

イワダレソウをグランドカバーとする植え付け方法は、一平方メートルにたいして、3号ポットの苗を4から5苗植え付けていきましょう。方面に植え付ける場合は、土流れをしやすいため足で踏んで強く土に押し込むようにして植え付けます。植え付け前に、雑草などを細かく抜いておくことで雑草防止効果もよりアップします。定植後も、植え付けの株の隙間には雑草の粒子が飛んでくることがあるので、お庭をよく点検して、隙間に雑草が生えてきたらイワダレソウが被覆する前に、抜き取っておくようにするとよいでしょう。

イワダレソウの育て方④水やり

イワダレソウの水やり方法について、ご紹介します。

イワダレソウの水やりのタイミング


イワダレソウは、極端に乾燥しない限りは夏あの乾燥した土壌でも成長します。特に、春に苗を植え付けた場合は、梅雨明けの夏場に勢い良く成長し始めるので春の定植前にはしっうかりと水やりを行っておくようにしましょう。土があまりなく、岩場や砂利の場合はなかなか根が活着しずらいので、夏場の照り返しで極端に乾燥した時のみ水やりを施します。逆に、通年通して水があるような湿地帯では成長が緩やかになってしまいます。冬場は休眠時期に入るため、ほとんど水やりの心配はありませんよ。

イワダレソウの育て方⑤被覆

イワダレソウを植え付けた後、どのぐらいのスピードで地面を被覆していくのでしょうか?グランドカバーとしては成長が早いといった特徴があるイワダレソウの、被覆の速度やお手入れ方法についてまとめてみました。

芝生の3倍の被覆スピード

春に、庭にイワダレソウを植え付けた場合は、梅雨上げ後に爆発的に成長を始めます。酸性土壌や湿地帯・日陰の場合は緩やかに成長してしまいますが、約2か月程度で密になったイワダレソウのほふく枝が四方にの帯びてきます。著しく被覆が遅い場合は、日光不足を解消する育成材や液体肥料をまくようにするといでしょう。また、適度に踏んでいくほうが葉が細かくなり成長も早くなります。芝生のように活着から成長するまで、養生する必要がないので通常のようにたくさん歩いておくといいですね。

イワダレソウの育て方⑥増やし方

イワダレソウの種まきにもお伝えした通り、イワダレソウは開花しても種をつけない性質があります。種は海外の輸入種子などで購入することができますが、それよりも簡単で成功率の高い増やし方がありますよ。ここでは、イワダレソウの増やし方について、ご紹介していきたいと思います。

株分けでの増やし方

株分けでの増やし方は、通年通して行うことができます。特にグランドカバーとして植え付ける前のポット苗は、株分けしやすく細かい場所への定植に向いていると思います。一つの苗をそのまま植え付けると、根がよく活着してすぐに四方へと、密になった葉を伸ばすことができますね。しかし、細かく株分けしてもすぐに根を出すため、狭い場所に少しだけ植え付けて全体的に隙間を埋めたい場合には、株分けがぴったりです。この増やし方は、いくつもの株に増やすことができます。根がついていれば少しのイワダレソウでも十分なので、レンガの隙間などに株分けでの増やし方で植え付けてみましょう。

挿し木での増やし方

挿し木の成功率も高いので、この増やし方もおすすめです。植え付けてしまった後に、もう少しここにもヵ部を増やしたいと思った場合は、遠く離れているとなかなか被覆していくスピードがかかってしまう印象があります。そんな時は、少し伸びた枝を切って、挿し木の増やし方に挑戦してみましょう。切り取った挿し木を、土に差し込み、日陰で養生させて根付かせます。乾燥にも強いので、半日陰で管理するだけですぐに新しい株を増やすことができますよ。

イワダレソウの育て方⑦冬のお手入れ

イワダレソウの冬の管理や、お手入れ方法をまとえました。

刈り込み

イワダレソウは、-5℃程度までは常緑の葉を保ってくれます。寒冷地でも耐寒性が強いので、越冬して翌年の春は新しい芽を出します。この時に、新しい芽が出る前に刈り込みを行っておくようにしましょう。冬場は地面が凍ってしまっても、また芽吹く多年草ですが見た目が茶色や黒になってしまうと見栄えも悪くなるばかりか、越冬後の芽吹きも乱雑になってしまうようです。このため、短く刈り込んで冬に備えておくようにしましょう。

イワダレソウの育て方⑧肥料

開花時期が長く、生育旺盛なイワダレソウの肥料や肥料の時期についてまとめていきたいと思います。

肥料の時期

イワダレソウの肥料は、2月から月に行います。また生育に合わせてその都度追肥を行うとよいでしょう。

肥料の与え方

イワダレソウをグランドカバーにする場合、どんな土壌でも栽培は可能です。しかし、極端なやせ地だと葉が小さくなり機密差が失われてしまいます。肥料を定期的に与えることによって、びっしりと地面に張りつくようにもなります。ただ、あまりにも肥料を与えすぎてしまうと、徒長をおこしては茎が伸びすぎて軽い込みのお手入れが増えてしまいます。さらに花も咲かなくなってしまうので、与えすぎにも注意が必要です。葉が密になっているため、錠剤や置き肥では葉焼けをおこして枯れてしまいます。液体肥料を通常よりも薄めにして、水やりの代わりに施すようにしてくださいね。

イワダレソウの育て方⑨刈り込み手入れ


イワダレソウは、刈り込みにとても強い植物です。また、芝生に比べて草丈は低いですが開花時期には約20cm程度のすっと立った枝を伸ばします。開花後にはバッサリと軽い刈り込みを行いましょう。刈り込むことによって、さらに枝が分岐して密に葉が茂るようになり、見栄えもよくなります。刈り込んだときにでた枝葉からも根が生えて活着するため、刈り込んだものを土にばらまいておくと、新しい株を増やすこともできるんですよ。

イワダレソウの種類

イワダレソウの色の種類についてまとめてみました。

ヒメイワダレソウ・白

イワダレソウに比べて、花も葉っぱも細かい小ぶりの種類です。花は白ピンクがあり、ポップコーンのようなコロンとした花がキュートですね。開花時期も長く、花も次々にあげる種類です。

イワダレソウ・ピンク

ピンク色のイワダレソウは、遠くから見ると藤紫色尾のようにも見えます。白色と違って花が大きく、逆に白のイワダレソウに比べて花が少ないようです。

イワダレソウマット

イワダレソウは、種・苗が一般的ですが、広い場所にはイワダレソウマットを使用すると便利です。

緑化に便利なマット状

イワダレソウをマットにして、ロール状にしたものが販売されています。芝生のように敷くだけで一面をイワダレソウのじゅうたんにすることが可能なんです。ヒートアイランド現象の緩和効果は芝の2倍もあり、マットを敷くだけで土のない屋外でも緑化をすることができますよ。価格は、園芸用品店によって変わりますがおよそ約3500円で幅50cm×1mです。芝生よりもエコで価格も安いのでおすすめですよ。

上手な育て方でイワダレソウを栽培しよう

お庭の、イワダレソウの育て方まとめはいかがでしたでしょうか?イワダレソウは、芝生にも変わる新しいタイプのグランドカバーだと思います。芝にはないメリットとして、庭に常に花が咲く・手入れが楽・踏圧にも耐える・温暖化防止・価格が安いといったことがありましたね。成長が早いので、増やし方も簡単な増やし方でできますし、植え付け時期・挿し木時期も長いのですぐにきれいなグランドカバーが作れるのではないでしょうか?お庭の困った雑草も防止してくれるので、お手入れをして、美しいお庭をきれいに育てていきたいですね。

屋上緑化用イワダレソウ:クラピアK5 3号ポット

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