ビスカリア 種 【 混合 】 小袋 ( ビスカリアの種 花の種 )
ビスカリアとは?
ビスカリアという名前は知らなくても、見たことがあるという方が多い植物なのではないでしょうか。梅雨時期くらいまで、小さくて可愛らしい花を咲かせてくれる植物で、どちらかと言えば洋風や自然風のお庭にピッタリです。庭植えでも鉢植えでも育てられます。今回はそんなビスカリアの花言葉の意味・由来、育て方や増やし方などを詳しく解説していきます!
ビスカリアの特徴
ビスカリアとは?
本種はナデシコ科シレネ属に分類される、秋まき一年草の植物です。別名はコムギセンノウと言い、原産地は地中海沿岸の地方。大きさは大体60㎝程度まで大きくなるのですが、本当にすくすくと育った際は1mの高さにまで育つこともあります。しかし、高さはお手入れ次第で低く調整することも出来ます。横幅は大体30~50㎝と、こんもりした姿になります。
ビスカリアの名前の意味・由来
現在はシレネ属に分類されていますが、元々はビスカリア属とされていたことが由来となっています。また、学名は「Silene coeli-rosa」と書くのですが、「Silene」の意味・由来はギリシャ神話に出てくるバッカスの養父「Silenos」から来ています。また「coeli-rosa」の意味は「天国のバラ」となっており、一見すると野趣溢れる植物ですが、とても荘厳な意味がつけられていますね。
ビスカリアの花と開花時期
花の大きさは小さく、大体2㎝程度の花弁を5つつけています。茎が細かく分かれ、その先に小さな花をつけます。花の色はピンクと青色系が多く、白や赤などもあります。形はまるでサクラや梅のような形をしており、やらわかい雰囲気がありますよね。開花時期は4月~6月の間となっており、梅雨時期に入る前くらいまで楽しむことが出来ます。後述するお手入れをすることで、少しではありますが開花期を伸ばすことも可能です。
ビスカリアの種類
種類①チェリーブラッサム
最も一般的な種類が「チェリーブラッサム(チェリーブロッサム)」です。こちらは4㎝くらいの大きさの花を咲かせるピンク系の種類で、大きさは大体60㎝ほどまで育ちます。
種類②ブルーエンジェル
ブルーエンジェルは青紫色が美しい種類です。チェリーブラッサムと比べると大きさが小さく、大体30㎝程度までしか育ちません。ですので、庭植えももちろん出来ますが、鉢植えに適していると言えますね。青色がとても美しく、人気の種類です。
種類③ピンクエンジェル
#ビスカリア ピンクエンジェルです。
— 育苗センター (@ikubyo) June 12, 2018
ナデシコ科の一年草で
別名コムギセンノウとも。
ピンク色がとっても鮮やかです。
他にブルー、色ミックスの苗も栽培してます。#北海道 #東神楽 今日は雨でした。
畑が乾き気味でしたので
恵の雨かと期待しましたが
チョット降り過ぎ
ハウスも一部冠水してます。 pic.twitter.com/DQHlXxFqRj
「ピンクエンジェル」はチェリーブラッサムよりもより鮮やかなピンク色をした種類です。こちらもブルーエンジェルと同じく小さめの種類で、30㎝程度までしか育ちません。鉢植えで可愛らしく飾りたい方におすすめです。
ビスカリアの花言葉の意味と由来
可愛らしい姿をした植物ではありますが、花言葉は「望みを達成する情熱」です。とても強い花言葉がつけられていますが、この花言葉がつけられた由来は残念ながら情報が見当たりませんでした。花自体は可愛らしい姿をしていますので、この花言葉がつけられるには何かしらのエピソードがあったのでしょうね。
ビスカリアの育て方①環境
ビスカリアに適した環境は?
育てる上で一番大切な「環境」ですが、他の観葉植物と同様に、日当たり・水はけの良い場所で育てれば問題ありません。元々性質の強い植物ですので、環境がピッタリ合っていればほったらかしでも育つ程です。特に気を付けたいのは水はけと風通しの部分で、ジメっとした環境にしてしまうと枯れる原因となってしまいます。風通しが良い場所で育てましょう!
夏・冬の管理
秋に種まきをして育て始めると、すぐに冬がやってきます。庭植えであればトンネルを作り、不織布をしてあげれば霜よけとなり、冬越しが出来ます。鉢植えであれば室内に取り込んでしまえるので簡単ですね。一年草で、大体夏前には枯れてしまいますので、夏越しの心配はいりません。冬越し中は水やり頻度を抑え、土が白くなってきたタイミングで水やりをしましょう。
ビスカリアの育て方②用土と植え付け・種まき
ビスカリアの用土
土は放っておくと酸性に傾くものですが、本種は弱アルカリ性を好みますので、用土には少し手を加えてあげましょう。市販されている培養土は中性となっており、より良くしたい方は苦土石灰を少し混ぜて下さい。中性でも育ちますので、気にならない方はそのまま使いましょう。庭植えの場合は、庭の土に腐葉土と苦土石灰を混ぜて調整します。鉢植えで、ご自分で用土を用意する場合は、赤玉土を6割、腐葉土を3割、パーライトを1割がおすすめです。
ビスカリアの植え付け・種まき
苗も販売はされていますが、苗で出回っていることは少なく、多くの場合は種まきから始めることになります。もし苗があれば、初心者は苗から始めた方が安心ですね。苗を購入した場合は、根を傷つけないよう植え付けをしましょう。種は花屋さんやホームセンター、また下記のようにネットショップでも販売されていますのでチェックしてみて下さい。種まきの方法は後述して詳しく解説致します。
ビスカリア 種 【 混合 】 小袋 ( ビスカリアの種 花の種 )
ビスカリアの育て方③水やりと肥料
ビスカリアへの水やり
成長期・開花期には水を沢山必要としますが、必要だからと言って水やりをしすぎると枯れる原因になってしまいます。過湿を好まない植物ですので、水やりは土の表面が乾いたのを確認してから行いましょう。水がよく乾く季節になったら、水やり頻度は上がるかもしれませんが、くれぐれも水やりのしすぎには注意して下さい。
ビスカリアへの肥料
沢山の肥料は必要としませんので、ほんの少し、タイミングを見計らって与えましょう。与える時期は、よく育つ春と秋です。液体肥料をお持ちの方は液体肥料を少し、緩効性肥料をお持ちであれば緩効性肥料で構いません。肥料を与えすぎると状態が悪くなり、肥料を抑え目にすると花が沢山付きます。可愛がりすぎない心が大切だと言えますね。
ビスカリアの育て方④植え替えと増やし方
ビスカリアの植え替えは?
秋まき一年草の植物ですので、基本的に一度植え付けをしてしまえば植え替えは必要ありません。どうしても庭植えから鉢植えに植え替えをする必要があるという場合以外は、枯れるまで植え替えせずに放っておくことになります。種まきを直接せず、ポットに種まきをした場合は「定植(植え付け)」という意味での植え替えはあります。その際、特に気をつけるべきことはありませんので、丁寧に、根を傷つけないよう植え替えしましょう。
増やし方は種まきで
ビスカリア ブルー
— たもちぃ (@TamotsuTakamure) May 19, 2017
数年前の種が残ってたので全部まきました、発芽して良かった〜(^^)
結構高さあり爽やかなブルーです pic.twitter.com/XoPGRJziE2
本種の増やし方は種まきで行います。花が枯れると種がつきますので、種まき用に保管しておきましょう。本種の種は光が当たらないと発芽しないタイプですので、花壇や鉢、ポットにまいた後、土を被せず、水やりをして水気だけ保つようにしましょう。9月~10月にまけば、大体7~10日ほどで発芽します。発芽をしてしっかりしてきたら違う場所に植え付けするのもいいですね。
ビスカリアの育て方⑤お手入れ
摘心して背丈を低めに調整
基本的に手入れはあまり必要ない植物なのですが、もし想像以上に大きくなった場合は「摘心」を行い、バランスを調節しましょう。放っておくと画像のように上に伸びていくのですが、風に吹かれると折れてしまうことがあります。ですので、ある程度の長さで切りましょう。すると脇芽が出てきて、横に広がっていきます。背丈が低くまとまり、こんもりした状態になりますのでやってみて下さい。
花がら摘み
秋まき一年草ですので、夏前になると枯れて終わってしまいます。そんな本種の花を出来るだけ長く楽しみたい方は「花がら摘み」をしましょう。花は枯れたあと、種子をつけようと栄養を集め出します。すると、次の花の栄養が無くなってしまうのです。種子をとる目的がある場合は別ですが、種子をとらなくても良い方は枯れた花を摘み、栄養を次の花に回してあげましょう。
ビスカリアの育て方⑥枯れる原因
枯れる原因①アブラムシ
強い植物ですので、あまり枯れの心配はありません。病害虫の被害も基本的にあまり受けないのですが、唯一ついてしまうのが「アブラムシ」です。アブラムシはどんな植物にもつきやすい害虫ですので、気を付けていても周りから来てしまいます。もしついていれば、補殺するか、もしくは薬剤を使って駆除しましょう。早め早めの対策が大切です。
枯れる原因②蒸れて枯れる
枯れるケースで一番多いのが「蒸れ」によって弱ってしまうケースです。水やりの項でも解説致しましたが、本種は過湿に弱い植物であり、蒸れると腐って枯れてしまいます。ですので、植え付けの際は株間を20㎝は空けるようにしましょう。植え付けの際に株間を空け、土が乾いてから水やりをするようにしていれば、元気に、枯れずに育ってくれます。
ビスカリアに関するTwitter
冬越しは要注意
庭に咲いている花たち
— YASU (@msflower4133) April 28, 2018
ビスカリア今季の寒さで育苗中に大半が枯死
運良く残った苗が数日で開花しそう pic.twitter.com/SN0a7m2SXo
こちらはビスカリアの冬越し中に、苗の大半が枯れてしまったことが書かれています。夏の心配はいらない植物ですが、冬越しだけが心配ですよね。庭植えであれば不織布をかけて霜よけをしますが、それでも枯れてしまうことがあります。お住まいの地域にもよりますので、寒冷地であれば鉢植えにして室内に取り込むのがおすすめです。暖地であっても気を抜かず、万全の対策をして冬越しさせましょう!
優しい雰囲気にピッタリ
四季の庭では、ビスカリアやルビナスなど色とりどりの花たちを眺めながら、ゆったりとご散策いただけます。:tulip:優しい色合いが心を和ませてくれますね♪ pic.twitter.com/aII6a6TyY4
— 神戸布引ハーブ園 (@herbguideKOBE) June 20, 2017
こちらはビスカリアを始めとし、色とりどりの野趣溢れる植物を植えたお庭を紹介しています。自然には生まれない組み合わせ、並びをしており、人口ならではの美しさがありますよね。お庭作りをしてみたいけど、ハードルが高くて中々出来ていないという方は、まずは性質の強い植物からはじめてみるのがおすすめです。いきなり難しい植物を育てると挫折してしまうかもしれませんので、ちょっと気をつければ育ってくれるビスカリアは強い味方ですね!
まとめ:ビスカリアとは?
今回の「ビスカリアとは?その花言葉や育て方を解説!増やし方はなにがいい?」はいかがでしたでしょうか?ビスカリアの特徴や花言葉の意味や由来、育て方や増やし方などを解説させて頂きましたが、今すぐ育ててみたくなった方も多いのではないでしょうか?基本的に性質が強く、育てやすいのですが、過湿にだけは注意して下さいね。増やし方も簡単ですので、是非種子を採集して、毎年楽しみましょう!
ビスカリアが気になる方はこちらもチェック!
今回はビスカリアについて解説させて頂きましたが、他にも花・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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