ガンタッカーとは?建築用ホッチキスの仕組みと使い方を解説!

ガンタッカーとは?建築用ホッチキスの仕組みと使い方を解説!

ガンタッカーとは、防水シートなどのように薄手のものを板などに打ち付けたり、家具のレザーなどを張り替えたりするときに使う道具です。さまざまな種類があり、他に電動や、エアタッカーなどがあります。その種類や仕組み、ガンタッカーの使い方などを解説!

記事の目次

  1. 1.ガンタッカーとは?
  2. 2.タッカーの種類1
  3. 3.タッカーの種類2
  4. 4.タッカーの種類3
  5. 5.タッカーの種類4
  6. 6.タッカーの種類5
  7. 7.ステイプルの種類
  8. 8.タッカーの使い方1
  9. 9.タッカーの使い方2
  10. 10.タッカーの使い方3
  11. 11.タッカーの選び方
  12. 12.まとめ

ガンタッカーとは?

まずはタッカーを解説!

タッカーとは何でしょう。DIYではそれほど使う機会は多くないのですが、建築用ホッチキスとして、住宅建築などではよく使われます。壁や屋根に防水シートを貼ったり、外壁に塗るモルタルの乗りをよくするためのラス網を貼ったりするときなどに使います。

似たような道具で、ネイルガンあるいはネイラーというものがあります。仕組みは同じですが、これは床根太に合板を打ち付けるなど厚手の板そのものを留める道具です。

これに対してタッカーは、板などに紙や布など薄いものを打ちつけて留める道具です。ホームセンターによくあるラティスフェンスの格子の部分は薄手の板なので、タッカーで留められています。

ただし建築現場でも、釘打ちのネイラーのことをタッカーと言ったり、タッカーに使用する針の内 T 型の針を T ネイル、I 型の針をピンネイルと言ったりしますので、タッカーとネイラーの区別はあいまいかもしれません。ホッチキスの針のようにコの字型の針を打つものをタッカーという区別をする場合もあるようです。

次はガンタッカーの仕組みを解説!

仕組みはいたって単純です。建築用のホッチキスであり、文房具のホッチキスと基本的な原理は同じです。ステイプルという金属の針が押し出されることによって物を留めることができます。

押し出す力の違いによって、エアータッカーや電動タッカーなどと名前が変わりますが、仕組みは同じです。ガンタッカーは手の握る力によって押し出されます。

文房具のホッチキスと建築用ホッチキスであるタッカーとの大きな違いは、針の足が曲がるか曲がらないかです。

文房具の方は、針の足を折り曲げることによって物を綴じ込むことができますが、タッカーは、針の足がまっすぐ刺さります。釘のように留める仕組みになっています。(一部例外のタッカーもあります。)ですので、打ち込むための強い力が必要となります。

タッカーの種類1

タッカーといえばガンタッカー!

タッカーといえばガンタッカーのことを指すくらい最も一般的で商品数も多いでしょう。数百円から数万円まで幅広い価格帯のものがあります。留めたい物に押し当てて、トリガーを握ります。

仕組みは文房具のホッチキスと同じで、針の肩幅部分を上から押されることによって針が下に押し出されます。ただし、針の足が折りたたまれずまっすぐ刺さります。ここが建築用と文房具のちがいです。

タッカーの中で、引き金であるトリガーが大きいのがガンタッカーですが、ガンのように引き金を引くのではなく、どちらかというと握るという形になっています。ですので、女性の方であれば小型のものの方が使いやすいでしょう。大きさは様々ありますので使いやすそうなものを選びましょう。

ミニタッカーもガンタッカー

その名の通り、ガンタッカーの中でも小さいものをいいます。画像のようにDIYでの椅子のシートの張り替えなどによく使われます。

上の画像は100均のダイソーで300円で売られているものです。パッケージには書かれていませんが、ミニタッカーです。ですが明確な基準はありません。ちなみに右の箱は同じくダイソーで売られている専用の針です。こちらは100円です。

ガンタッカーの中でも小型のものがミニタッカーなのですが、パッケージにはミニとは表示されていないものも多いかもしれません。

ちょっとしたDIYで家具のシートの張り替えなどに使うのであれば、「ミニタッカー」の他に「小型のタッカー」でも検索した方がいいかもしれません。パワーが弱いので、その分扱いやすいです。それほど打ち込む力の必要のない、やわらかい材質の物に留めるのに適しています。

タッカーの種類2

ハンマータッカー

ハンマータッカーは、その名の通りハンマーを打つように手首のスナップで打ちつけます。ですので、細かい位置決めはできません。だいたいの位置に素早く打つための道具です。電動工具もエアーツールも使えない状況であれば、屋根のルーフィングシートや壁の防水シートなどはこのハンマータッカーでバンバン打ちつけます。

この開いた下あごの部分にコの字型の針を入れます。

タッカーの種類3

エアータッカー

圧縮空気の力で打ち出すタッカーです。ですので必然的にコンプレッサーがなければ動きません。タッカーだけのためのコンプレッサーというのは合理的ではありません。

エアータッカーは個人の小規模なDIYではほとんど使われません。コンプレッサーの音が結構大きいのもデメリットです。(一応静音設計のコンプレッサーもあります。)すでに、他のエアーツールを使っている方にはおすすめです。

ピンタッカー

建築用の道具で、ネイラーというものがあります。ネイル、つまり釘を打つ道具ですが、床根太の木材に12ミリ厚などの合板を打ちつけたりするときに使いますが、釘よりもっと細いピンを打つ道具がピンタッカーです。

上の画像は床の下地合板の上に敷くフローリング用の木材です。右の木材には「さね」という突起があり、左の木材には溝があります。このさねの上に斜めにネイルを打ち、床下地に留めます。

上の画像のようにさねと溝をかみ合わせることによって、打たれたネイルが見えなくなります。

タッカーの種類4

電動タッカー

上の電動タッカーは4種類の針が打てるというものです。

純粋にAC100V電源で動く電動タッカーというのはあまりありません。検索しても、コンセントに挿して使うタイプは2種類ぐらいでしょう。多くは、充電式のタイプになっています。

充電式タッカー

充電式は圧倒的に数多くの商品があります。エアータイプや電動、充電式のものはトリガーを引くタイプが多いです。指1本で打てるので楽に作業ができます。ハイパワーのものも数多くありますし、エアータイプのようにホースの取り回しも必要ないので建築用でもよく使われています。

タッカーの種類5

モールタッカー

モールというのは、オフィスの床や壁などでLANケーブルや電話線などを中に通し、足が引っかかる危険を防ぐと同時に見た目をすっきりさせるものです。上の画像のようにプラスチックの長い部品で、上下が組み合わさった状態で販売されています。

線を這わせる下側の部品にふたになる上の部品をはめ込んで使います。下の画像のようになります。その下側のモールを、壁や床に留めるのですが、上側のモールをはめ込むための段差がありますので、そこで射出口の形を変え、段差のあるところでも打てるようになっており、壁際でも打てるのがモールタッカーです。

一般の住宅ではモールを両面テープで留める方が一般的かもしれません。ただ、壁紙の素材によってはテープが付きにくい場合もあるので、そんなときはモールタッカーを使うのもいいでしょう。

オフィスと違って家庭では壁や床の隅にモールを留めることが多くなりますが、モールタッカーのいいところは壁にぴったりくっつけた状態で打てるように本体の形が工夫されていることです。

ステイプルの種類

ステイプルは、形もそうですが、太さや幅、長さ、材質などいろいろあります。建築用として使うのであれば適材適所、しっかり考えなければいけませんが、DIYであれば選び方はそれほど難しくありません。足の長さだけは注意しましょう。T字型とI字型のものは釘という意味でネイルという名前で販売されていることが多いようです。

ガンタッカーにはコの字型

上のステープルは、幅12ミリ、脚長が6ミリと10ミリのものです。

上の画像のように足が長いものもあります。

幅が、10、12ミリなど、足の長さは、10、13、19、25ミリなど、また、図のように線材の幅や厚さもありますので、かなりいろいろな種類があるということになります。

選び方としては、まずタッカーが打てるサイズを確認し、推奨の針を使いましょう。複数サイズ打てるタッカーであれば、足の長さを確認し、足が突き抜けないサイズを選びます。必ずタッカーに適合するステイプルを使いましょう。

T字型

T 型ネイル

楽天

コの字型のステイプルに対してT 字型とI 字型は釘という意味のネイルといいます。

I字型

I 字型のネイルで、箱にも書いてあるように、ピンネイルといいます。こちらは若井産業のものです。サイズさえ同じなら基本的にはどのタッカーにどの針でも使えますが、針づまりをおこすこともありますので、推奨針を使うようにしましょう。

タッカーの使い方1

ガンタッカー

ガンタッカーは、家具の布や皮などを張り替える時に使う方が多いようです。また板塀に貼り付けるポスターやビラなど、しっかりと端の方を留めたいときなどに使われます。留めたい位置にしっかりと当て、トリガーを握る、あるいは上から押さえる感じで打ちます。しっかり押さえていないとステイプルの肩が浮いてしまいます。

下の画像、右の椅子が張り替える前、黒が張り替え後です。きれいに張られています。レザーをしっかり引っ張りながらタッカーを打つのがポイントです。

タッカーの使い方2

電動タッカー

電気の力で打ちこみますので、ガンタッカーよりトリガーが小さく指1本で引けるようになっています。その分しっかり押さえていないと、浮いてしまいます。また、一応セーフティスイッチはついていますが、ステイプルの補充時は必ずコンセントからプラグを抜いておきましょう。

タッカーの使い方3

ハンマータッカー

ハンマーを打ち下ろすように使います。きっちりと狙ったところには打てませんので、材の端の方に打つには不向きです。だいたいの位置に素早く打つタッカーです。下地が広い木材なら適しています。音が大きいのがデメリットです。

ステイプルリムーバー

失敗した時はリムーバーを使って取り除いてください。ペンチやプライヤーなどで引っ張り抜くこともできます。足だけがちぎれて残ってしまうこともあります。外観などに問題のない部分であれば、逆に打ち込んでしまうこともあります。頭が少しだけ飛び出して残っている状態は避けましょう。

タッカーの選び方

まずはガンタッカーから

タッカーの選び方を考えるにはまず使い方を考えるべきです。頻繁に使うことはなかなかないと思いますが、たとえばDIYで本格的な小屋などを作るときに屋根にルーフィング、壁に透湿防水シートを張るなど主に下地が木材となると充電式のものが適しています。

椅子のシートを張り替えるならガンタッカーで、もし選び方に迷ったらとりあえずはミニタッカーでいいかもしれません。

上の画像は、ミニタッカーとボンドで接合して作った額縁です。この場合は、材質が柔らかく貫通させるわけではないので、選び方としては、それほど打ち込む力の必要ないミニタッカーで充分でしょう。

上の画像は、角材に2ミリ厚ぐらいのベニヤ板を留めています。この場合は、ベニヤ板を貫通させて下の角材に打ち込まなくてはいけません。選び方としては、打ち込む力が強い電動かエアータッカーということになります。

まとめ

こんなところにも使われています

ホームセンターでよく見るラティスフェンスにもタッカーが使われています。ラティスフェンスの格子部分は薄い木材なのでタッカーで留めます。とはいえ、木材ですし留める箇所も多いのでガンタッカーでは厳しいでしょう。画像のラティスはハンマータッカーで留めました。

タッカーというと耳慣れないかもしれませんが、用途も使い方も単純な道具です。そんなに頻繁に使うことはないのですが、文房具のホッチキスのように、ミニタッカーだけでも1台置いておくと何かと便利かもしれません。古くなった椅子の座面のシートでも張り替えてみてはいかかでしょうか。

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タッカーという名前を聞いてもわからない人も少なくないでしょう。DIY好きな人や建築業の人には「便利な道具」として定着している建築道具のひとつです。タッカーとは?という基本的なことからタッカーの使い方、ダイソーのタッカーについての口コミなどをご紹介します。
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ライター

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