アフターファイヤーとは?マフラーから火がでる原因や対策・点検箇所を解説!のイメージ

アフターファイヤーとは?マフラーから火がでる原因や対策・点検箇所を解説!

車やバイクのマフラーから爆音とともに炎が上がる現象「アフターファイヤー」について解説。エンジンで消費されるはずの燃料がマフラーに残留することで引き起こされるこの現象。なぜアフターファイヤーが発生するのか。よく似た現象、「バックファイヤー」についても解説します。

2019年06月25日更新

石倉
石倉
旅行好きの本業ライター。トラベル情報をはじめ釣りやガーデニング、DIYや登山などをメインに初級者の方から上級者の方まで満足できるような記事作成を心がけています。幅広いテーマを扱い、他サイトにはない情報と印象に残る記事を提供していきたいです。
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目次

  1. はじめに
  2. アフターファイヤーとは?
  3. アフターファイヤーの原因はいくつか考えられる
  4. アフターファイヤーの原因①:混合気が濃すぎる
  5. アフターファイヤーの原因②:混合気が薄すぎる
  6. アフターファイヤーの原因③:点火タイミングの遅延
  7. アフターファイヤーが発生するとどうなるの?
  8. アフターファイヤーの対策と点検箇所
  9. アフターファイヤーと似た現象「バックファイヤー」とは?
  10. まとめ

はじめに

自動車火災の原因になるアフターファイヤー

blackarrow427さんの投稿
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皆さんはカーショーやモーターレースなどで自動車やバイクのマフラーから「ブワァー!」と勢いよく吹き出る炎を見たことがあるでしょうか?
「アフターファイヤー」あるいは「ミスファイヤー」ともいわれるこの現象、実は自動車火災の要因にもなる危険な不具合なのです。今回は、この現象の概要から対策方法、点検箇所などについて徹底解説していきます。安全・安心なカーライフを送るために適切な知識を当サイト「暮らし~の」で身に付けましょう!

アフターファイヤーとは?

そもそもアフターファイヤーってどんな現象なの?

出典: https://pixabay.com

アフターファイヤーとは、自動車やバイクのマフラーから炎が噴出する不具合のこと。ガソリンを動力とする自動車やバイクで発生します。エンジンで燃やしきれずに残留したガソリンの成分が高熱のマフラー部分で着火して爆音とともに炎が噴出されます。パフォーマンスとして意図的にこの不具合を発生させるようにチューニングした車両やバイクもありますね。

実際にアフターファイヤーを動画で見てみる(音量注意)

それでは、実際にこの不具合が発生している様子を動画で見てみましょう。強烈な爆発音とともに火花が出たあと、「ボッ」と勢いよくマフラーから火が噴出しているのが確認できますね。動画内ではパフォーマンスとしてこの現象を扱う方がほとんどですが、「暴音」ともいえるほどの大きな音が出るので日本の街中で行うのは厳禁です。もちろん、車両やバイクにも大きなダメージが残りますので意図的にこの不具合を起こすのは避けた方がよいでしょう。

パフォーマンスとしてのアフターファイヤー(音量注意)

現行販売されているような大衆車よりも、スポーツカーなどの方がこの不具合を発生させやすいといわれています。凄まじい爆音と火炎放射のような見た目から、パフォーマンスとしてあえてこの現象を起こしている方も、世界中には多数存在しています。上記動画のように直管マフラーから噴出する炎は、まるでサーカスの火吹き芸のような派手さがありますね。

アフターファイヤーの原因はいくつか考えられる

アフターファイヤーの原因は1つではない!

driverz_club_japanさんの投稿
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この不具合は、「エンジンで消費しきれなかった混合気がマフラー部分に残留して高温で着火すること」によって引き起こされます。すなわち、この不具合の発生理由は主にエンジンにあるわけですね。ただ、エンジンだけが原因となる箇所というわけではなく、プラグやセンサーなどの不具合もこの現象が発生する要因となりえます。

アフターファイヤーの要因となる混合気とは?

この現象を語る際に、避けて通れないワードが「混合気」です。簡単に説明しますと、この気体は車両やバイクのエンジン内部でガソリンと空気が混ざり合った状態の物質。この物質はガソリン成分と空気が一定の割合で混合しています。車両やバイクはその多くがガソリンを燃料にしていますね。エンジン内部でこの気体を爆発させてピストンを動かし、車両やバイクは動力を得ています。最近では電気動力のEV車も多く市場に出回っていますが、それらの車両ではこの不具合が起こることはありません。

アフターファイヤーの原因①:混合気が濃すぎる

混合気が濃すぎることで炎が噴出する

tsuchiya711さんの投稿
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この不具合の要因として最初に考えられるのが混合気の濃度異常です。何らかの理由でこの気体のなかのガソリンと空気の配分が乱れ、ガソリン成分が多くなること、すなわちこの気体が濃すぎる状態になることでアフターファイヤーが引き起こされます。

通常であれば混合気は全てエンジン内で消費されるが

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適切な配合の混合気であれば、エンジン内で全て消費され車両やバイクに効率よく動力を供給できます。しかし、この気体が濃すぎればエンジン内で使い切れなかったガソリン成分が残留してマフラーなどに付着していくのです。皆さんもご承知のようにガソリンは発火性のある危険な物質ですので、それを適切に処理できない結果発生するこの不具合は「重大な欠陥の兆候」といえますね。

なぜ混合気が濃くなるの?

qqst5kazuさんの投稿
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通常、この気体の配分は一定に保たれています。これが濃くなりすぎる理由はいくつかありますが、主にセンサーや制御コンピューターの異常が要因としてあげられます。最近では電子制御によってこの気体の配分はコントロールされていますが、水や燃料かぶり、埃などで誤作動を起こした結果、この気体が濃すぎる状態になる可能性があるのです。また、一般的に年式の古い「レトロカー」などの方が、この不具合は発生しやすいとされています。

アフターファイヤーの原因②:混合気が薄すぎる

混合気が薄すぎてもアフターファイヤーが

klegraefeさんの投稿
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混合気にガソリンの成分が多いことでマフラー部分から炎が出てくるというのはイメージがつきやすいかと思われますが、実は逆にこの気体が薄すぎてもこの不具合が発生することがあります。この気体はエンジン内部で燃やされることで消費されますが、この気体のなかのガソリン成分が薄すぎる場合には不完全燃焼状態に陥り、その結果ガソリン成分が残留するのです。

なぜ混合気が薄くなるの?

silvia__l4さんの投稿
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この気体が薄すぎる理由としては、やはりセンサーや制御コンピューターの異常がもっとも多いですね。古い車両の場合はこういったエンジン内部の不調は曖昧に運転感覚として表出するだけでしたが、最近の車両であれば運転席からモニターなどで確認できるように工夫が施されています。普段、何気なく運転している車両ですが、こういった異変には敏感になっておきたいですね。

アフターファイヤーの原因③:点火タイミングの遅延

点火プラグの異常でアフターファイヤーが

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その他にこの不具合の発生理由として「点火プラグの異常」が考えられます。エンジン内部にある混合気は、配分が適切であっても「最適なタイミング」で点火されなければ全て燃やしきることは不可能です。点火プラグに異常が起こると、このタイミングが早まったり逆に遅れてしまったりといった不具合が発生します。

なぜ点火プラグに異常が起こるの?

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点火プラグ異常の理由としては、プラグ部分に水や埃、カーボンの燃えカスなどが付着していたり、前述した気体物質の濃度異常で液体化した燃料により濡れてしまっていたりと複数の要因が考えられます。そのなかでも、燃料の燃えカスで生じるカーボンなどはエンジンオイルの交換を怠ることで発生しやすくなるため注意したい部分ですね。

アフターファイヤーが発生するとどうなるの?

マフラーやエンジンにダメージが残る

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この不具合は軽微なものであれば、車体自体にはそこまでダメージは残りません。ただ、だからといってそのまま放置するのは危険です。この症状は自然におさまるものではなく、時間経過とともにどんどん悪化していきます。例えば、気体比率の異常を放置した結果、エンジン内部に液状化した燃料が固着し、さらなるプラグかぶりが起こり、最終的にはオーバーヒートの要因にもなりえます。

アフターファイヤーとエンジンの焼きつき

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気体比率の異常は、オーバーヒートの他にもエンジンの焼きつきを引き起こします。プラグかぶりも、重度になるとエンジン自体がかからなくなるケースがありますので場合によっては重大な事故の要因にもなりかねません。例えば、高速道路やバイパスでエンジン不動の状態に突然襲われた場合には自身の命だけでなく周囲にも大変な迷惑がかかります。軽度であっても放置せず、すぐに対策しておきたいですね。

アフターファイヤーと車体の炎上

マフラーの部分に残留する燃料の量によって、爆発音や炎の程度は異なってきます。軽く「パン!」となるだけで済むほどの残留量であれば、すぐにメンテナンスするだけで解決できますが、残留量が多くなればなるほど爆発音も炎の量も多くなっていきます。酷い場合にはマフラーから猛烈な勢いで炎が上がりバンパーが焼け焦げたり、エンジン内部まで炎が伝わることで車体が炎上したりといった事態も考えられます。この不具合を甘くとらえず、きちんとした対策を心がけましょう。

アフターファイヤーの対策と点検箇所

アフターファイヤーで見るべき点検箇所とは?

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車両やバイクでこの不具合が発生した場合に、主に疑うべき箇所は点火プラグとセンサー、そして制御コンピューターです。もちろん、その他の部分の不調を要因としてこの不具合が起こる場合もありますが、主な点検箇所は上記の3点。ただ、何といってもエンジン内部に関わる点検になるので、素人がおいそれと行える作業ではありません。

自動車の対策と点検箇所

出典: https://pixabay.com

運転している自家用車にこの不具合が発生した場合には、基本的に自身で修理しようとせず、ディーラーや修理業者に依頼しましょう。点火プラグの異常であれば、プラグ交換などで対処できる場合もありますが、一度この不具合が発生した場合、マフラーやパイプ、そしてエンジンにダメージが残っているケースが多いため入念なメンテナンスを施す必要があるのです。

バイクの対策と点検箇所

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車両と違ってバイクの場合には、自身で修理するハードルは下がります。マフラーやエアクリーナーを純正のものに交換して、気体の配分を調整しましょう。パイロットスクリューを回転させることでキャブレターを調整し、気体の配分をチューニングしてベストな状態に戻していきます。もちろん、メンテナンスの信頼性や安心を求める場合には業者に依頼するのがおすすめです。

アフターファイヤーと似た現象「バックファイヤー」とは?

アフターファイヤーによく似た現象が他にも

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車両の異常には、この不具合によく似たものが他にも存在します。それらの現象はアフターファイヤーとよく混同されますが、実は全くの別物です。それらの現象のなかでも「バックファイヤー」は、アフターファイヤーと同一のものだと誤解されている不具合の一つです。

アフターファイヤーと混同される「バックファイヤー」とは?

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この現象は、何らかの理由でガソリンなどの燃料が反対方向に逆流していき、エンジン内部にまで侵入してから炎上する不具合をいうのですが、エンジンのなかで炎が上がるわけですから、危険性でいえばバックファイヤーの方が高いといえます。

アフターファイヤーとバックファイヤーの違い

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アフターファイヤーとバックファイヤー、この両者の最大の違いは、炎上する箇所です。前者は車両の後方のマフラー部分から炎が上がります。対して、後者はエンジンルーム内のキャブレターなどから発火が始まります。

アフターファイヤーとバックファイヤーの名前の由来

前者の名前の由来が、「車両の後ろ側」という意味での「アフター」なのに対して、後者の名前の由来は「燃料の逆流」という意味での「バック」となっています。名称と要因こそ似ていますが、原理や危険性に関して全くの別物ですので注意してください。

まとめ

対策をして車両炎上の危険を未然に防ごう!

アフターファイヤーは、軽度なものであればそこまで車体にダメージを残さずに修理できる故障の一つです。ただし、放置すれば最悪、車両が炎上して生命の危険が及ぶこともあります。車両は自身の命だけでなく、大切な家族や、周囲の方たちの安全に関わってくる重要な乗り物です。日ごろから車体の異常に注意しつつ、安全な運転を心がけましょう。

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