はじめに
高級車以上の超高級車ってどうやって決めるのか?今回は現行販売している(2018年8月現在)国産車種の希望小売価格、消費税込みの値段の上位15位までをランキングしてみました。
同じ車種でも一番値段が高いグレードや仕様、つまりその車種の最高額のものを選びました。みなさんが予想したあの高級車、あのスポーツカーは入選しているでしょうか。日本最高級、最高額車はどれ?楽しみにしてください!
日本一高い車ランキング⑮
トヨタ MIRAI
4人乗りセダンタイプの水素燃料車。果たしてこの車を一概に”高級車”と言っていいのか迷うところもあります。ラグジュアリーカーでも高性能スポーツカーでもありませんが、フューエルセル(燃料電池)というシステムが現状ではまだまだ高級であるということですね。それはホンダ クラリティFUEL CELLも同じことです。
お値段はメーカー小売希望価格724万円(税込み、端数切り上げ)となっています。
水素で走る車のこれからに期待
将来的には石油の枯渇や環境への配慮ということもあり、現状では電気と水素が近未来の燃料候補なわけですが、水ではなく水素を水素ステーションで補給するとなると1㎏あたり1000円ほどでMIRAIを満タンにすると4000円以上になります。
MIRAIは水素満タンで650㎞という走行距離ですからまだまだ高い車両価格や水素の値段が下がらないと普及は難しいですね。これからの進歩と低価格化に期待しましょう!
日本一高い車ランキング⑭
トヨタ アルファード/ベルファイア HYBRID EXECUTIVE LOUNGE
モデルチェンジの度に値段が上がっていく感のあるアルファードとベルファイア、2017年の現行車へのモデルチェンジではとうとう700万円越えのグレードが登場しました。
それがEXECUTIVE LOUNGE(エグゼクティブ ラウンジ)なのですが、その中でも最高額はハイブリッド車で希望小売価格は736万円(税込み、端数切り上げ)となります。一番安いグレードの”X”(ガソリン車)の倍以上の高い値段となっています。
無理をしない7人乗りの上質な空間
アル/ベルのEXCUTIVE LOUNGEの定員は7人でそれ以外の設定はありません。特質すべきはセカンドシートで、まるでファーストクラスのような独立した革張りのオットマン装備の大型シートが二つ並んでいて極上のくつろぎ空間を演出しています。さすがは日本の最高級クラスミニバン、伊達に高いわけではないのです。
日本一高い車ランキング⑬
ホンダ クラリティ FUEL CELL
ホンダ クラリティ フューエルセルはトヨタ MIRAIと同じく水素を燃料とする4ドアセダンタイプの燃料電池車です。クラリティにはメーカー希望小売価格約588万円(税込み)のPHEV(プラグインハイブリッド車)もあります。
フューエルセルの方はメーカー希望小売価格はなんと約767万円(税込み)となり、ライバル車のMIRAIよりも少し高い値段になっていますが水素満タンでの走行距離は750㎞とMIRAIに差をつけています。
初代インサイト同様のリアホイールスカートが特徴的
ところで、日本最高額、最高級の燃料電池車クラリティには日本車には珍しくリアタイヤの上部がフェンダーに隠れるデザインとなっています。
これを見るとホンダ初のハイブリッド車、初代インサイトを思い出します。しかしインサイトほどはタイヤは隠れておらず、着脱式のパネルがないことから”リアホイールスカートっぽい”デザインの車というべきでしょうか。
日本一高い車ランキング⑫
レクサス RX 450h L
SUVなのにセダン並みの高級感をというのが初代RX(国内ではハリアー)のコンセプトでした。世界的にアーバンSUVの先駆けとなり、他のメーカーもかなりの影響を受けた車種です。日本でもハリアーはそのかっこいいスタイルから少し高い値段設定でも爆発的に売れました。その後3代目のハリアーからはRXとは別車種となっています。
日本最高級のアーバンSUV
そんなRXの最高額、最高級モデルが450h Lで、メーカー希望小売価格は769万円(税込み)となっています。同じくトヨタのランドクルーザーZXが約685万円ですので実はRXの方が高いということを参考までに書いておきます。しかしレクサスには本格派の大型SUV、LXがありますので日本一高い、最高級SUVでは次点となっています。
日本一高い車ランキング⑪
日産 エルグランド VIP 2列仕様車 4WD 後席パワーシートパッケージ
アル/ベルのライバル車、エルグランドが国産ミニバンの最高額、最高級車となりました。こちらはミニバンなのになんと2列シートの定員4名となっています。
メーカー希望小売価格は税込み807万円(端数切り上げ)、オプションで前席と後席の間にキャビネットを設置可能です。ミニバンなのに3列目がない、それでいて値段が高いという斬新な発想の車なのです。
走る執務室
最近では販売台数でアル/ベルの後塵を拝しているエルグランド、アル/ベルが定期的にモデルチェンジをするなか、エルグランドは2010年から現行モデル(マイナーチェンジはあり)です。
しかしこのVIPは”エグゼクティブのために走る執務室”をコンセプトに最新、最高の安全・快適装備のオンパレード、そしてVIP専用の静粛コンフォートタイヤを履く背の高い高級セダンのような車です。
日本一高い車ランキング⑩
レクサス GS450h F SPORT
栄えある国産高級車ランキングのトップ10にGS450hのF SPORTが入りました。
V型6気筒3.5ℓDOHCエンジンに最高出力200psの電気モーターを積み、最高速度250㎞、0-100㎞の加速は5.9秒の4ドア グランドツーリングセダンで運動性能もスピードも日本国内トップクラスなのにハイブリッドで燃費もよくかっこいい!メーカー希望小売価格は税込みで847万円(端数切り下げ)です。
さらにかっこいいF SPORT
F SPORTはただでさえ十分な性能のGS450hにさらなるスポーティさを奢るグレードです。
フロントフェンダーにかっこいい”F SPORT”のエンブレムが入るだけではなく、専用フロントバンパー、スピンドルグリル、リアバンパー、レクサス・ダイナミック・ハンドリング・システム、サスペンション、アルミホイール/タイヤなどでかっこいいスポーツカーに仕上げられます。
日本一高い車ランキング⑨
日産 シーマ ハイブリッド VIP G
日産シーマ ハイブリッド VIP G は3.5ℓV型6気筒エンジンに出力68PSのモーターで余裕のパワーを生み出し燃費はJC08モードでリッター15.6キロと大型のセダンですが2ℓクラスのガソリン車の燃費です。
全シート本革張り、助手席にはオットマン装備、室内の室温管理、空気清浄をオートで行う最新式のフォレストエアコンなどまさに走るスイートルーム!メーカー小売価格は税込み903万円(端数切り上げ)です。
復活のシーマ
シーマは1988年にセドリック/グロリア シーマとして販売され爆発的に売れた日産を代表する最高級セダンでした。
当時、日産には法人・ハイヤー用の超高級車プレジデント(トヨタのセンチュリーの位置づけ)もありましたが、販売不振に伴い両車種とも2010年に生産を終了しました。しかしシーマは2012年にフーガ ハイブリッドをベースに復活を遂げています。
日本一高い車ランキング⑧
レクサス RC F Carbon Exterior package
レクサスRC Fの最高額、最高級モデル、 カーボンエクステリア パッケージはV型8気筒5ℓのエンジンを積む日本国内屈指の2ドアクーペタイプのかっこいい高級スポーツカーです。値段は8位にしてメーカー希望小売価格税込み1059万円(端数切り下げ)の1000万越え。ちなみにノーマルモデルは約980万円となります。
カーボンエクステリアとは
カーボンエクステリア パッケージにはレクサスの限定販売されたスーパーカーLFAの技術が盛り込まれています。特製のエンジンフードとルーフはLFA工房製でカーボン樹脂を採用し、かっこいいアクティブリヤウィングはTRD製。もうこのブランド、このレベルならカーボン柄も逆に高級感と本物のスポーツカーの威圧感ですね。
日本一高い車ランキング⑦
レクサス LX570
3代目LX570が堂々のランクイン!ご存知の方も多いと思いますが、2代目まではランドクルーザーのレクサスブランド名がLXでした。2015年、現行の3代目から日本でもLXとして販売されており、ランドクルーザーの姉妹車という位置づけです。メーカー希望小売価格はランドクルーザーよりも遥かに高い税込み1115万円となっています。
日本の最高級SUVはLX570
日本の最高級、最高額SUVはレクサスのフラッグシップSUV、LX570でした!SUVとしての走破性能はランドクルーザー並みで豪華さ、安全装備はレクサス名に恥じません。
V8気筒5.7ℓの心臓を持つモンスターで、LS600が販売終了した現在、総排気量日本一、ボディサイズは国産SUVでは最大、しかし燃費は6.5㎞/ℓです。まあ、LXを買う人に燃費、ガソリン代を気にする人はいませんよね。
日本一高い車ランキング⑥
レクサス GS F
レクサスGS Fは総排気量5ℓのV型8気筒、最高出力477psの大パワーエンジンを積む4ドアスポーツセダンです。GS Fには1グレードのみしかなく、メーカー希望小売価格は税込み1118万円(端数切り上げ)となります。
GSとの違いですが、全車長も全幅もGSより大きくなっており、サーキット走行に対応できる様々なスポーツチューンが施されています。GSよりも高いのも納得ですね。
GSとRCのみにある”F"
レクサスブランドにおいて”F”というアルファベットは特別な意味を持ちます。”F”は富士スピードウェイの”F"で、レクサスのスポーツカーのみに与えらる称号なのです。
その頂点に君臨するのが2010~12年に500台限定で販売された国産スーパーカー、LFAで、現行販売中の車種ではGS FとRC F、その下に各車種に”F Sport”というスポーツタイプモデルがあります。GS FとRC Fはレクサスのスポーツカーの最高級、最高額車なんですね。”F”は高いのです!
日本一高い車ランキング⑤
レクサス LC500h S package
レクサスが誇るラグジュアリー2ドアクーペLC500hの最高額、最高級グレードはS packageで、お値段はメーカー希望小売価格、税込み1452万円(端数切り下げ)です。ハイブリッドモデルのLC500hはV型6気筒3.5ℓのエンジンに最高出力180psのモーターの組み合わせで燃費はJC08モードで15.8㎞/ℓになります。
スーパーGTでも活躍するかっこいいレーシングカー
LC500とLC500hは2017年に登場した新しい車種です。S packageは標準仕様とL packageに比べると若干スポーツカーテイストになっています。見た目の違いとしてはかっこいいスポーティな21インチアルミホイール、そしてアクティブリアウィングが特徴的です。LCは文字通りLuxury Coupeの略ですがスーパーGTに出場するレーシングカーでもあります。
日本一高い車ランキング④
レクサス LS500h EXECUTIVE AWD
このレクサス LS500が国産車で最も高いと予想された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際のところ、LS500h(ハイブリッド)の最高級グレード”EXECUTIVE(エグゼクティブ)”のAWD(全輪駆動)はお値段は希望小売価格、税込みで1680万円となります。LS500よりもLS500hの方がハイブリッドシステムがある分、100万円以上、AWDでさらに40万円高い値段となっています。
超高級車なのにセダンの販売ランキングでは上位に食い込む
そもそもセダンという種類の車自体の販売台数が伸びないご時世ではありますが、それでも年度、月ごとの順位変動があるとは言え、スモール、ミドルクラスセダンを抑えてトップ10に入って来ます。
このランキング(値段)では4位ですが、国産高級セダンの中では断トツに売れているのがLS500h(LS500を含む)です。ショーファーカー(運転手付き)でも、自分で運転しても楽しい、パワーのある超高級セダンです。
日本一高い車ランキング③
日産 GT-R NISMO
栄冠の日本の高級車トップ3、第3位は日産が世界に誇るかっこいいスポーツカー、GT-R NISMOでした。レクサスの名だたるラグジュアリーカーを抑えての第3位です!
お値段はメーカー希望小売価格は税込み1820万円(端数切り下げ)とGT-Rのグレードでは次に高額なブラック・エディションが約1400万円ですからその差は歴然ですね。もうこれはスポーツカーというよりもレーシングカーですね。
GT-R NISMOのここが違う
GT-Rの最高額グレードNISMOは他のグレードとどう違うのでしょう?
塗装表面に細かい傷なら自然修復するスクラッチシールド、シート、ハンドル、インスト上面にアルカンターラ、標準車+100㎏のダウンフォースを発生させるエアロフォルム、レイズ製専用アルミホイール、600psを発生するレース車両GT-R NISMO GT3と同じターボチャージャーなどを採用しています。
日本一高い車ランキング②
トヨタ センチュリー
トヨタ センチュリーを日本一高いと予想された方もおられたかもしれませんが、センチュリーのお値段はメーカー希望小売価格、税込みで1960万円で第2位でした。センチュリーには1グレードしかなく、V型8気筒5ℓのエンジンに224psを発生するモーターを搭載するハイブリッド高級ショーファードリブン(運転手付き)セダンなのです。
皇族御用達、国賓のおもてなし
宮内庁で天皇、皇后の御料車、そして国賓を載せるための送迎車として特別に作られたセンチュリー・ロイヤルがあります。
御料車は約5000万円、国賓接待用は防弾仕様などの特別な車両で9000万円以上の高い値段ですが、残念ながら市販されていませんので日本一の高級車の対象外です。センチュリーの前の御料車は日産が製作していました(日産プリンス)。
日本一高い車ランキング①
ホンダ NSX
栄えある日本一高い車ランキング第1位はホンダ NSXでした!さて気になるお値段ですが、メーカー希望小売価格は税込みで2370万円です。国産の市販車では唯一の2000万円越えの最高級、最高額スポーツカーなのです。見た目も日本車離れしたこのかっこいい日本一高い市販車はどんな性能なのでしょうか?
ホンダの技術の結晶、ハイブリッド・スポーツカー
日本一高い市販車、ホンダ NSXは3.5ℓV6DOHCツインターボエンジンに3つのモーター(システム最高出力は581ps)を搭載するハイブリッドAWD(四輪駆動)スポーツカーです。
最高速度は約290㎞/hで、値段ではGT-R NISMOに勝るものの、スピードは300km/h以上を叩き出すGT-Rに残念ながら及びません。実はこのNSX、現行モデルは販売が終了しています。詳細は不明ですが次期モデルは2018年秋には発表されるようです(ホンダ公式HPより)。
日本一高い車ランキング:番外編
レクサス LFA
レクサス LFAは2010年から500台限定で販売された2ドアスポーツクーペ車種で、”F”で表されるレクサスのスポーツ車の頂点として開発された、過去に販売された国産市販車では最高額の3750万円を記録しました。
性能はヤマハ製4.8ℓV10型フロントミッドシップエンジンを搭載し最高出力は560ps、0-100㎞加速は3.9秒、時速は325キロオーバーという見た目もかっこいいスーパーカーです。
まとめ 日本車は高性能、低価格
一言でまとめますと、日本車は外車に比べて高性能、低価格と言えます。外国の高級車は値段も数千万から億単位です。一番安い車種、グレードで今回日本の最高級車だったNSXなどと同等の2000万円前半からという値段設定が多いのです。
しかし性能や装備は実は日本車の方が優れている場合も多いので、外国ブランドとかより高い車という目的でなければ今回ランキングした国産高級、高額車は外車に負けない選択肢だと思われます。
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