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泥団子の常識が変わる!まるで宝石のような光る泥団子の正体や楽しみ方を解説!

泥と水で作る泥団子。ピカピカに光る泥団子を作って遊んだ経験がある人も多いでしょう。ピカピカだけではなく色付けして宝石のような泥団子を作る人もいます。このような進化した綺麗な泥団子を自分で作ってみませんか。材料の土の選び方や磨き方、色付けの仕方をご紹介します。
更新: 2022年4月20日
佐藤3
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宝石みたいなピカピカ光る泥団子の作り方・磨き方

泥団子に色付けできる?宝石のようになる不思議

子供の頃に誰でも一度は作ったことがあるであろう泥だんご。綺麗にできた泥だんごを何日も大切にしていた人もいるのではないでしょうか。ピカピカに光る、綺麗な泥だんごの作り方を知っている人は多くても、その先の色付けした泥だんごとなると、作り方を知っている人は少数派。宝石のようにカラフルで綺麗な泥だんごの作り方をご紹介します。

子供の頃に作った泥団子を作ろう

大人も夢中になる泥団子

日本にも海外にも、大人になっても泥だんごの魅力に取り憑かれている人がいます。子供の頃に当たり前にやっていた光る泥団子の作り方を研究して、さらに宝石のように色付けして泥だんごを芸術に昇華させているのです。そこまでできなくても、懐かしくて「作りたいな」と感じている大人のみなさんもいるのではないでしょうか。

誰でも光る泥団子なら作れる

光る泥だんごを作るのには、コツがあります。そのコツを押さえれば、誰でも光る泥だんご程度なら作ることが可能です。材料である土の種類の選び方から、作り方、色付けの方法を知れば、あなたも泥だんご博士になれるかも。

作るならピカピカの宝石みたいな泥団子を

泥団子はなぜピカピカになるの?

ピカピカ光る泥だんご。どうして泥なのに光るのでしょうか。いくら磨いたからといって泥だんごが光るわけではありません。表面の角度が揃っているので、あたった光の反射が一定方向に向き、ピカピカに光るようになります。光る泥だんごづくりのコツは、表面の凹凸をなくすことと「日本泥だんご科学協会」でいわれています。

綺麗な泥団子の作り方・磨き方:材料

泥団子の材料は

泥だんごの材料は、土と水だけ。その土の種類によって色付けをする人もいます。赤土など赤みのある土や、黄色みの強い土などありますね。元々の土が持っている成分によって色付けする方法です。前述の日本泥だんご科学協会では、粘土質の土半分、砂半分くらいの割合が良いといっています。

材料によって泥団子は変わるのか

泥だんごと一口でいっても、核となる部分と表面のピカピカ部分ではその役目が違いますね。材料によって泥だんごが変わるというよりも、「適材適所で合った材料が必要になる」といったほうがピンとくるかも知れません。また、さきほどご紹介したように、土の色によって色付けする方法では、明らかに材料によって見た目が変わってきます。泥だんご作りに土選びは大切なんですね。

ピカピカになる材料の選び方

ピカピカに光るための材料とは、表面に使うのに向いている材料の土といいかえることもできますね。内側に使う材料とは違います。中からでてくる水分を吸収して、光の反射をそろえるために、表面をなめらかにする材料。「細かくてサラサラとした、かわいた土」がピカピカにしてくれる材料です。まずは身の回りでこんなサラサラとした土がありそうな場所を探してみてください。

綺麗な泥団子の作り方・磨き方:その1

泥団子の芯を作ろう


泥だんごはピカピカにするのも難しいですが、作っているうちに割れてしまうという人もいるでしょう。意外と芯になる泥だんごつくりは大切です。最初は用意した土に水を混ぜて、べちゃべちゃの状態にしたものをぎゅっぎゅっと、土の粒子どうしをくっつける気持ちで手のひらで固めます。

コツは水を絞る要領

強い崩れにくいピカピカな泥だんご作りのコツは、水分が大きく関係しています。泥だんごの芯になるだんご作りの段階で、中の水分を絞るように力をこめてだんごに丸めます。最初の3分くらいまでは、泥だんごはべちゃべちゃなだんごですが、だんだんと水分が抜けて固まってきます。ここまでの状態でできるだけ「真球」に近いような形に凹凸なく指や爪で削って形を整えましょう。

泥団子がまとまらない場合は

泥だんごを作ろうとして、水分のある土をいくら握ってもうまくまとまらない、崩れてしまうということがあります。これは、土の中の粘土質が多いのが原因です。砂を混ぜる量を多くしてみてください。

綺麗な泥団子の作り方・磨き方:その2

泥団子から水分を抜く

できるだけ凹凸のない泥だんごの芯を完成させるまで、30~40分の時間内に作ってください。この30~40分には、べちゃべちゃの土ではなくて、乾いた土を掛けて形を整えていく作業時間も含みます。中からでてくる水分を乾いた土で吸収させる目的と、表面の凹凸をさらになくすことに集中します。

泥団子を休ませる

泥だんごをできるだけひび割れしないように作るには、ある程度乾燥させることが大切です。いくら表面から乾いた土をかけても中は湿気っていますね。休ませることで泥だんご全体の水分を乾燥させます。この時間はだいたい1時間程度。

だんごを休ませる場所

丸めた泥だんごを乾燥させるために休ませるには、日陰に放置します。泥だんごから出た水分を吸わせるために、乾いた雑巾やタオルなどを下に敷いておきます。日向だと乾きすぎてしまって次の作業ができないので、日陰である程度ゆっくりと乾燥させてくださいね。

綺麗な泥団子の作り方・磨き方:その3

休ませた泥団子はしっとりしている

1時間ほど休ませた泥だんごを触ってみると、乾燥とは逆にしっとりしているという印象を受けますが、それで大丈夫です。中の水分が表面に出てきているからです。ここから、乾いたサラ砂(サラサラした砂をここでの仮名としてサラ砂と呼びます)をかけて磨いてピカピカの皮膜を作ります。

サラ砂について

湿った土ではなく、よく乾燥した土は砂ぼこりがたったり、手で触れると白っぽい粉のような砂がつきます。この砂ぼこりや手につく白っぽい砂がサラ砂です。これは実は砂ではなくて「粘土質の土の乾燥鉱物」です。このサラ砂がピカピカ泥だんごには、絶対に必要な大切な材料です。これからの作業はこんな乾燥した土がある場所でおこないます。

ピカピカにする磨き方


少ししっとりした休ませた泥だんごの表面にこのサラ砂をかけて、親指でこするように表面をやさしくなでていきます。ひとつの部分だけでなく、全体的に均一にサラ砂をまぶしつけてはこすってを繰り返します。

だんだんと力を入れて擦る

サラ砂でのピカピカ作業は、最初はソフトに、しだいに力を入れてすり込むようにおこなうのがコツです。手のひらで乾いた土を触ってサラ砂を付ける、それを泥だんごにつけて擦る。これを1時間くらい繰り返すとだんだんと泥だんごがいい感じになってきます。

仕上げは乾いた布で磨いてピカピカに

いい感じにサラ砂で水分が吸収できて、均一に膜ができた泥だんごに、最後の仕上げをしていきましょう。仕上げは布で擦ることで光沢が出てきます。使う布は、捨ててしまうようなTシャツや、捨てるストッキングをもらっておこなうのがおすすめです。

磨きすぎ注意

布でこすると光沢がでてきてピカピカになると思いがちですが、それは間違えです。磨いてピカピカになるのではなくて、球体の表面の凹凸がなくなるので、光の反射が一定方向に向くため。ある程度磨いたら、それ以上いくら磨いても光ることはありません。逆に磨きすぎると割れの原因となってしまうので磨きすぎには注意してくださいね。もう光らないと思ったらそこで完成です。

上級者向けの泥団子や千日玉の作り方

泥団子の作り方にも種類がある

ここまでご紹介してきたのは、基本的な「初歩の光る泥だんごの作り方」です。数日すると(早ければ翌日にも)ひび割れが起こって崩れてきます。これをもっと日持ちさせる泥だんごに仕上げるには上級者テクニックが必要です。

泥団子作りに慣れたら挑戦してみよう

最初の方に触れた「日本泥だんご科学協会」の会員さんの中には20年ものの泥だんごを持っている人もいます。このように長持ちする泥だんごつくりの詳しいやり方もホームページに掲載されています。また、白玉法という二重の膜を作って光度と硬度を上げる方法もあります。

綺麗な泥団子の作り方・磨き方:色付けするには

色付け泥団子とは

SNSでカラフルな泥だんごを見かけたことはないでしょうか。あきらかに土選びでできる色付けではない、綺麗な色がついている泥だんごがあります。内側は泥だんごですが、外はまた別の材料を使っています。色付けできるとなると、マーブル模様などを作ることも可能ですね。

色付け泥団子の色は漆喰だった

上の動画をご覧ください。色付けされたカラフルな泥だんごづくりの材料は、「色漆喰」であることがわかります。また、色付けを綺麗におこなうために最初に白く塗っています。漆喰とは建材として使われる素材で、瓦の接着や、壁と柱の間の隙間を埋めたり、壁の表面を綺麗にするためにも使われたりする「水酸化カルシウム」を成分とする建材です。

色付けの材料(扱い注意)

カラフルな泥だんごの色付けの材料は「色漆喰」という建材です。色の種類も豊富ですが、実はこれは素人が扱うには危険がある材料です。1つは目に入ると失明する恐れもあるということ。もう1つは手に触れると肌が荒れるということです。動画の中でも、すでに水と混ぜて飛散によって目に入らないようにしたものを使ったり、道具を使って塗っていましたね。不慣れな人が、自分で色漆喰を作ろうとしない方が賢明です。


光る宝石みたいな泥団子ができる

扱いには注意が必要な色漆喰ですが、泥だんごの常識を壊すほどカラフルで宝石のような色付けが可能です。色付き泥だんご体験のできる場所にいけば、危険対策をしてくれていますので、初心者でも安全に色付き泥だんごを作ることができるでしょう。

色付き泥団子作り教室のページ

伊豆の長八美術館では、子供から大人まで参加できる色付き泥だんご(栄光球)作り教室を実施しています。参加されたいという人は、以下のリンクから詳細をご確認ください。

綺麗な泥団子の作り方・磨き方:泥団子キット

キットなら材料が全部入っている

ひかるどろだんご 制作キット

出典:Amazon

伊豆まで泥だんご作りに行けないという人は、ネットでも泥団子キットを購入することができます。泥だんごに適した土の種類がわからない、手に入らないという人はキットを使うのが手軽ですね。

あとはひたすら磨くだけ

出典: https://item.rakuten.co.jp/hanko-otobe/tmn-shcd1-free/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_117_0_10001948

中には数個の泥だんごを作るだけの材料と3種類の色の粉が入っているので、これだけで宝石のような泥だんごを作ることができます。作り方の説明書も入っているので、水と混ぜてひたすら丸めて磨くだけ。本当にこれが泥だんごなの?というようなものが作れますよ。

まとめ

自分だけのピカピカな泥団子を作ろう

泥だんごの材料にする土の種類や、綺麗な作り方、ピカピカにする磨き方、色付けのやり方などご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。カラフルな色付き泥だんごを作るなら、手軽に安全にできるカラフル泥だんごキットがおすすめです。飾りとして、子供の自由研究に、宝石みたいな泥だんごつくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

DIYが気になる人はこちらをチェック

泥だんご作りの他にも、いろいろなDIY情報をご紹介しています。