RADAR(レーダー) サマータイヤ RPX800
ハイフライ| HF201
ECSTA|HS51 クムホ
フェデラル|595RS-R
ナンカン| NS-2R
トライアングル TR918 225
ロードストーン サマータイヤ
マキシス SP-02 155/65R14
ナンカン サマータイヤ AR-1
はじめに
車を保有していると定期的に消耗したタイヤを交換しなければなりません。とはいえタイヤは非常に高額なものですから、できるだけ安く抑えたいと考えるのが一般的です。しかし、安く抑えるとそれだけ性能が低くなるから悩みどころ。
そんな時に注目したいのがアジアンタイヤです。今回はアジアンタイヤの基本説明、およびおすすめのアジアンタイヤ10選を紹介します。グリップ性能や耐久性・静粛性に寿命などを比較しつつ、口コミも紹介します。
アジアンタイヤとは
アジアのタイヤメーカーが製造するタイヤ
アジアンタイヤとはアジアのタイヤメーカーが製造するタイヤの総称です。日本国内ではダンロップやヨコハマタイヤ、そしてブリジストンという3つのタイヤメーカーがあります。しかし最近では中国、韓国、インドネシア、そしてタイや台湾といったアジアにあるタイヤメーカーのタイヤも市場を拡大しているのです。
世界へ進出するアジアンタイヤ
日本国内だけでなく、ヨーロッパでもアジアンタイヤの需要は以前より高くなっており、大手自動車メーカーがアジアンタイヤを純正装備にするなど、アジアンタイヤは従来の大手タイヤメーカーと比較しても負けないタイヤへと進化しています。
一昔前は品質が低かった
一昔前のアジアンタイヤは品質が低いと言われていました、具体的には、グリップしない、耐久性が全くない、走行中にタイヤがバーストする、という評判などです。
それゆえ、一昔前のアジアンタイヤのメリットといえばタイヤ価格の安さでした。価格と品質は比例するというのが基本的な市場の考えですが、まさにアジアンタイヤはそういうものを具体化した製品でもあったのです。
アジアンタイヤの今日
品質も高く価格も安い
上述したように、以前のアジアンタイヤと言えば安いことだけが売りの低品質タイヤでした。しかし、今日のアジアンタイヤは以前のような低価格を維持しながらグリップや耐久性、静粛性といった性能を高めて高品質タイヤへと変貌してきているのです。
それゆえ評判も高く、アジアンタイヤ全体の評価も軒並み上がってきています。国産タイヤが一番というのがこれまでの評判・評価の多数でしたが、アジアンタイヤの評判・評価が高くなってきているのも事実で、国産と比較しても負けていない、寧ろ場合によっては勝っていることもあるのです。
大手タイヤメーカーとの技術提携
大手タイヤメーカーとの技術提携を進める、あるいは進めていたアジアンタイヤメーカーもあります。例えば、ATR RADIAL(エーティーアール ラジアル)と国内で呼ばれているインドネシアのタイヤメーカーはピレリやコンチネンタルと技術提携していた経験があるメーカーです。
現在も技術提携を大手タイヤメーカーと結んでいるのは韓国発祥のタイヤメーカーのクムホで、日本が世界に誇るヨコハマタイヤ(ヨコハマゴム)と提携しています。
アジアンタイヤを履くときの注意点
評価・評判をチェックする
アジアンタイヤを履くときの注意点の1つは購入を検討しているタイヤの評価・評判をチェックすることです。全体的な性能が向上してきたアジアンタイヤと言えど、品質の低いものがあります。
1トン以上の重さである車の地面との唯一の接点となるのがタイヤですから、運転中の快適性や安全性を維持するためにも評価・評判を必ずチェックしましょう。
使用目的に合ったタイヤを選ぶ
アジアンタイヤでもいろいろ種類があります。街中の走行を考え耐久性に優れたように製造されたタイヤから、サーキット走行でタイヤを狙えるようなハイグリップタイヤなど、アジアンタイヤといえどさまざまなのです。
種類によってはタイヤの価格も上下しますから、無駄な出費をしないように使用目的に合ったアジアンタイヤを選ぶようにしましょう。
おすすめアジアンタイヤその1
レーダー(RADAR) RPX800
RADAR(レーダー) サマータイヤ RPX800
おすすめアジアンタイヤその1はレーダー(RADAR) RPX800です。シンガポール拠点のomni 社が展開するアジアンタイヤメーカーがレーダーになります。RPX800は左右非対称パターンのランフラットタイヤで、静粛性や快適性も高く、コーナーリング中の安定性も高いのが特徴的です。
ランフラットタイヤですからパンクして一定速度以下であれば、パンクして寿命が切れたタイヤでも交換することなく走行できます。トラクション性能にも優れているおすすめのアジアンタイヤです。
評価・評判
レーダー(RADAR) RPX800の評価・評判は全体として良い方向であるということが言えます。乗り心地に関して言えば、適正空気圧に設定して走行したときの乗り心地が非常に良かったという声や、タイヤのグリップ性能が高い、などの前向きな評価です。
一方で、タイヤの摩耗が早くて耐久性・寿命は決して高くないといった評価・評判もでています。なお195/65R15なら4,000円弱で購入できますので、国産と比較して明らかに安いです。
街乗りに十分使える
口コミの限りでは寿命・耐久性では少し不安がありますが、一方で快適性には良い口コミもありますので、街乗りでも十分使える安いタイヤとしておすすめです。
おすすめアジアンタイヤその2
HIFLY HF201
ハイフライ| HF201
おすすめアジアンタイヤその2はATR ECONOMIST ATR-Kです。軽自動車、コンパクトカー、そしてミニバンといった種類の自動車へ採用することを考えて開発されたコンフォートタイヤになります。静粛性や耐久性などにも力を入れて開発されており、なによりもタイヤ1本を2,000円で購入できるというコスト面で優れているのが特徴です。
気になる口コミ
街乗りに使うくらいの速度域でなら十分な性能を備えているとの口コミが確認できています。ドライ・ウェット路面のどちらでも十分使えますし、寿命や静粛性の評価も高いです。高速道路に載らない街乗りだけなら、十分これで大丈夫でしょう。
おすすめアジアンタイヤその3
トライアングル TR918 サマータイヤ
トライアングル TR918 225
おすすめアジアンタイヤその3はトライアングル TR918 サマータイヤです。トライアングルが販売するタイヤの特徴は難と言ってもその安さにあります。
どれくらい安いかというと、トライアングルのタイヤを4本1セット分揃える金額で国産タイヤ1本購入できるくらい安いです。今回紹介している225/45R18のサイズで価格は1本3,230円(税込)で、18インチのタイヤを4,000円以下で購入できることなど国産タイヤでは不可能です。
評価・評判・口コミ
安いに越したことはないですが価格より大切な評価・評判・口コミは、価格の割には良い性能を持っているという口コミが見受けられます。
静粛性も悪くなく、グリップ力もそれなりにある、そしてタイヤ組み換えの時に重要なタイヤの固さはそんなに固くない、という口コミです。また、口コミを見る限りではタイヤの空気圧をいろいろと試してみるとよいでしょう。
耐久性はわかりませんが、価格も安いので短い期間で履きつぶすなりヤフオクで売るなりしてうまく使い回せばよいです。しかし、スポーツ走行をするにはグリップに物足りないとの口コミもあったので、要注意です。
おすすめアジアンタイヤその4
KUMHO(クムホ) ECSTA(エクスタ)HS51
ECSTA|HS51 クムホ
おすすめアジアンタイヤその4はKUMHO(クムホ) ECSTA(エクスタ)HS51です。KUMHO(クムホ) ECSTA(エクスタ)HS51はドライコンディションでもウェットコンディションでも高いパフォーマンスを発揮するトータルバランスタイヤになります。
静粛性にも優れた作りで、クムホ社のタイヤの中でも比較して上を行くタイヤシリーズです。ミニバンやコンパクトカー向けのタイヤになります。
評判や口コミなど
評判や口コミでは、同社が謳っている通り静粛性が非常に良いとの口コミ評判が確認できています。また、他社アジアンタイヤからこのタイヤに履き替えたユーザーは静粛性・快適性がこちらのほうが優れているといった意見もあるのが印象的です。
気になるのは価格で、これまで紹介したタイヤと比較すると、決して高い金額ではありませんが、3,000円代アジアンタイヤに慣れている方にとっては高く感じるかもしれません。
おすすめアジアンタイヤその5
ロードストーン(ROADSTONE)
ロードストーン サマータイヤ
おすすめアジアンタイヤその5はロードストーン(ROADSTONE)です。韓国の大手タイヤメーカー、ネクセンが展開するセカンドタイヤメーカーのロードストーンが販売するハイパフォーマンスコンフォートタイヤです。
静粛性や快適性など、乗り心地を決めるうえで必要な要素に優れたタイヤとなっています。その他、耐久性や燃費性能、高速度域での安定性にも優れているのが特徴です。
評判・口コミ
ロードストーン(ROADSTONE)の評判・口コミとしては、他メーカーと比較しても、値段の割に高い性能を持っているからありがたいという声が上がっています。15インチタイヤで4,000円を切っているので、国産タイヤと比較したり、アジアンタイヤと比較しても安い部類です。
おすすめアジアンタイヤその6
マキシス(MAXXIS) スタッドレスタイヤ SP02
マキシス SP-02 155/65R14
おすすめアジアンタイヤその6はマキシス(MAXXIS) スタッドレスタイヤ ARCTICTREKKER SP02です。高速度域においても高いパフォーマンスを発揮するハイグリップタイヤで、トレッドパターンもV字型となっている、本格スポーツタイヤになります。
ハイグリップスポーツタイヤでありながら、価格帯もアジアンタイヤとしてリーズナブルな価格帯になっているなど、コストパフォーマンスに優れているタイヤです。これまで紹介したコンフォートタイヤと比較すると、1本の価格は高い印象です。
ユーザーの口コミ
実際に使用したユーザーの評価・口コミでは、国産スポーツタイヤと比較してまだまだグリップ性能に劣ってはいるが十分高い性能を発揮しているという口コミから、ウェットでも問題なく走れるという評判まで、全体的に評価は高くなっています。
アジアンタイヤの中では一番良いのではないかと言われるほどです。スポーツ走行に使っているとスケール音がすぐに出始めるためそれほどタイヤが消耗せずに寿命が長いといった声もいくつか上がっていました。
おすすめアジアンタイヤその7
フェデラル 595RS-R
フェデラル|595RS-R
おすすめアジアンタイヤその7はフェデラル 595RS-Rです。フェデラルがラインナップに揃えるハイグリップタイヤの中でも最新型のハイグリップタイヤになります。
特にモータースポーツでの使用を考えた設計になっていて、高いグリップ性能だけでなく排水性を高めて熱膨張率も低下させています。日本国内のサーキットでテストを繰り返して誕生したタイヤということだけあって、非常に期待がかかっているタイヤです。
口コミ・評価
ドライ路面でのグリップ力はかなり高いとの評価を受けています。しかし一方で、ドライ路面と比較してウェット路面でのグリップ性能は低く、さらには寿命も短い、静粛性のせの字もないくらい、耐久性も低い、という評判です。
タイヤマネージメントを意識してサーキット走行で使用しないと、すぐに溝がなくなること間違いなしでしょう。1本あたりおよそ9,000円でハイグリップタイヤを購入できることを考えれば、耐久性や寿命は致し方ないといったところです。
おすすめアジアンタイヤその8
NANKANG AR-1
ナンカン サマータイヤ AR-1
おすすめアジアンタイヤその8はNANKANG AR-1です。現在ナンカンが揃えるラインナップの中で最高のグリップをほこるハイグリップタイヤになります。
ドライ路面でのグリップ力は非常に優れており、言うまでもなく、サーキットタイムアタック用タイヤとして使えるタイヤです。トレッドとショルダー部の剛性を高め、コーナーリング時の安定性を高めています。
口コミなど
ドライ路面ではもちろんのこと、ウェット路面でも国産ハイグリップタイヤに負けない性能を持っている一方で、摩耗が早いという評価がされています。
1本10,000円ちょいでサーキットで活躍するハイグリップタイヤが手に入るなら、割り切って購入すれば十分お得です。少しでもタイヤ代を抑えつつ、タイムを出したい方なら試して損はありません。
おすすめアジアンタイヤその9
NANKANG NS-2R
ナンカン| NS-2R
おすすめアジアンタイヤその9はNANKANG(ナンカン)NS-2Rです。NANKANG(ナンカン)NS-2Rはナンカンがラインナップに揃えるハイグリップタイヤで、サーキット走行で高いグリップ性能を発揮するアジアンタイヤとして知られています。
トレッド面中央にある3本の縦溝が高い排水性能を生み出しており、ウェット路面でのハンドリングも高いです。ショルダーなどの剛性も高いと言われています。
口コミなど
ドライ路面及びウェット路面のどちらでも高いグリップ性能を持っているとの口コミがあり、メーカーが謳っているようにドライ・ウェット路面どちらでも性能を発揮できることは間違いなさそうです。
しかし、静粛性に関してはあまり評価は高くないそうですので、サーキットを走るときや気持ちよくワインディングをするときに車に履かせると良いでしょう。寿命は平均とのことです。
おすすめアジアンタイヤその10
ATR スポーツ2
おすすめアジアンタイヤその10はATR スポーツ2です。このタイヤは過去にD1選手権で供給されたタイヤとして有名で、今でもアジアンタイヤの中でスポーツタイヤとして人気の高いタイヤとなります。
幅広な縦溝4本で従来よりも効率的な排水性能を実現して、それだけでなく直進安定性も向上、ウェットでもドライでもいつでもハイパフォーマンスを発揮するタイヤになっています。
口コミなど
口コミを見る限りでは、スポーツタイヤと表現しても申し分ないタイヤとなっています。しかし、耐久性・寿命に関してはあまり高い評価を得ていなかったので、寿命が短そうです。基本的にグリップ力に優れているという評価を下されているので、スポーツ用タイヤとして購入を検討している方なら購入しても失敗しないでしょう。
まとめ
最近のアジアンタイヤはグリップ性能や寿命、静粛性やウェット性能、そして金額などを総括しても国産や大手タイヤメーカーに負けない商品となってきました。これからタイヤメーカーのヒエラルギーがどのように変わっていくのか注目です。
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