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ルドベキアとは?花言葉や育て方含めてご紹介!増やし方は冬越しはどうする?

ルドベキアは真夏にひまわりを小さくしたような明るくポップな花を咲かせます。とても強健で育てやすく、種まきや株分けなどで簡単に増やせるのも嬉しいところ。一年草のほか多年草もあり、多年草の場合は冬越しが必要です。ルドベキアの育て方や増やし方をご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ルドベキアってどんな植物?

ルドベキアは、北アメリカを原産とする植物で、種類によって、一年草と多年草があります。ルドベキアの草丈は、種類にもよるのですが1メートル前後にまでなります。ルドベキアは、夏の暑さに強く、またこぼれだねで増えていくほど生命力が強くて強健です。

特定外来生物指定の種類には注意する

ガーデンなどに植えておくと、どんどん増えて可愛らしい花を咲かせてくれるルドベキア。ですがなかには、生命力があまりに強く、増えすぎることから特定外来生物指定の種類もあります。多年草に属する「ルドベキア・ラシニアタ」がそれにあたります。ガーデニングで栽培するときは、こうした品種を避けましょう。

ルドベキアの花の特徴

ルドベキアの花の咲く時期は、6~10月ごろです。ほかの植物が花を咲かせにくい真夏の時期に花を咲かせるので、ガーデナーに人気です。ルドベキアの花の色は、黄色やオレンジ色のほか、赤い種類もあります。ルドベキアの花は、小さなひまわりのような形をしています。

ルドベキアの葉の特徴

ルドベキアの葉っぱの色は、明るいグリーン色です。ルドベキアの葉っぱは楕円形を細長くした形をしていて、先がとがっています。

ルドベキアの基本データ

科名属名

キク科・ルドベキア属

学名

Rudbeckia hirta

和名

ルドベキア

別名

グロリオサデージー、アラゲハンゴンソウ、オオハンゴンソウ(大反魂草)

英名

Coneflower

原産国

北アメリカ


ルドベキアの花言葉

ルドベキアには、5つの花言葉が存在しています。いずれの花言葉も、強くたくましいルドベキアにぴったりのもので、ポジティブな印象があります。

花言葉1・あなたを見つめる

「あなたを見つめる」という花言葉は、ルドベキアの中心にあるおしべやめしべがまるで目のように見えるところからイメージされたものです。

花言葉2・正義

「正義」という花言葉は、ルドベキアの花名の由来ともなった、スウェーデンの植物学者であるオロフ・ルドベックの性格にちなみます。彼は、何事も公平な目で評価する性格を持っていたことから、「正義」という花言葉がつけられました。

花言葉3・公正

「公正」という花言葉も、前述の「正義」と同様、スウェーデンの植物学者であるオロフ・ルドベックの性格に由来するものです。

花言葉4・強い精神力

ルドベキアは、強い植物で、ほかの植物が少しパワーを落としがちな真夏の太陽のもと、すくすくと育ち元気いっぱい黄色い花を咲かせます。そんなルドベキアの花姿から、「強い精神力」という花言葉がつけられました。

花言葉5・立派

ルドベキアの花は、鮮やかな黄色でとても元気なイメージのあるものです。すくっと伸びた花茎に明るい花を咲かせる姿から、「立派」という花言葉が生まれました。

ルドベキアの種類

ルドベキアは、世界中で約30種類の品種が存在します。種類により、一年草、二年草、多年草と分かれますので、ガーデンで育てるときにはチェックしておきましょう。とくに二年草や多年草は、冬越しさせる必要があります。

おすすめの種類1・プレーリーサン

プレーリーサンは、真ん中のおしべめしべ部分が黄緑色の品種です。黄色と黄緑のハーモニーが美しく、少しやわらかい印象のあるルドベキアです。

おすすめの種類2・ゴールドストラム

ゴールドストラムは、ルドベキアらしいルドベキア。オレンジ味を帯びた鮮やかな黄色の花びらに、褐色のおしべめしべがポイントです。真夏の空に映える花姿ですね。

ルドベキアの育て方1・土づくり

ルドベキアは、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土に腐葉土やバーミキュライトを少し混ぜたものを準備しましょう。市販の草花用培養土を利用しても便利です。


ルドベキアの育て方2・肥料

ルドベキアは、それほど肥料を必要としません。種まきもしくは苗を植え付けるはじめに、元肥として穏効性の固形肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。そのあとの追肥はいりません。逆に、なるべく肥料を施さないほうが、ルドベキアは元気に育ちます。

ルドベキアの育て方3・水やり

ルドベキアは、どちらかというと乾燥した環境を好む植物なので、やや乾かし気味に育てるとよいでしょう。ルドベキアに水やりするときは、ルドベキアを植えている土の表面が乾いて2~3日経ってから水やりするのが目安です。

ルドベキアの育て方4・場所

ルドベキアは、日当たりのよい風通しのよい環境を好む植物です。真夏のじりじりと照り付ける太陽のもとでも元気に花を咲かせます。ほかの植物を植えられないところでも栽培できるので便利です。

冬越し

ルドベキアのなかでも、二年草や多年草タイプは冬越しが必要です。真夏の暑さに強いルドベキアですが、冬の寒さにはあまり強くありません。少し寒いくらいならよいのですが、霜がおりるような環境では枯れることもあります。鉢植えにしている場合は、霜の当たらない軒下や室内に移動させて冬越しさせましょう。地植えにしている場合は、根元にバークチップや落ち葉などを敷いて、寒さや霜からルドベキアの根っこを守って冬越しさせましょう。冬のあいだ地上部が枯れたようになっていても、うまく冬越しできていれば、また春に新芽を出して元気になってきます。

ルドベキアの育て方5・植え付け

ルドベキアの植え付けに適した時期は、3~6月もしくは10~11月ごろです。ルドベキアの苗を、あらかじめ元肥をほどこした土を入れた鉢または庭に植え付けます。ルドベキアは種類にもよりますが大きく育ちますので、20~40センチくらいの株間をあけて植え付けるとよいでしょう。植え付けたルドベキアが、しっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

ルドベキアの育て方6・植え替え

ルドベキアには、一年草の種類と、二年草や多年草の種類があります。このうち一年草については、植え替えの必要はありません。二年草や多年草の種類を鉢植えにしている場合には、根詰まりを防ぐため定期的に植え替えをします。ルドベキアの植え替えに適した時期は、3~5月もしくは10~11月ごろです。植え替えたいルドベキアを根っこについた土ごと抜き取ります。これまでよりひとまわり大きな鉢を準備して、株を植え替えます。植え替えたルドベキアがしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。なお、植え替えの際に一緒に株分けするのもおすすめです。

ルドベキアの育て方7・剪定

ルドベキアは、草姿を整える意味での剪定はとくに必要ありません。草丈が大きいのである程度のサイズをキープさせたいときに切り戻しをしましょう。またこまめに花がら摘みをして蒸れから守りましょう。

切り戻し

ルドベキアの花を低い位置で咲かせたいときや、あまり大きく育てたくないときは、花が咲く前に草丈が30~40cmのところまで切り戻しを行います。だいたい半分くらいまでルドベキアの茎を切り戻しておくと、そこから脇芽が出てきて開花します。

花がら摘み

ルドベキアは、梅雨時期から真夏にかけて、次々と花を咲かせます。花が咲き終わったあとの花がらは、こまめに摘み取りましょう。枯れた花をそのまま放置していると、蒸れの原因となり病害虫を発生させる要因となってしまいます。

ルドベキアの育て方8・病気

ルドベキアは、うどんこ病にかかることがあります。ルドベキアにうどんこ病が発生すると、茎や葉っぱに白い粉のようなものがつき、ルドベキアの光合成を妨げます。うどんこ病は、どんどん広がっていくので、見つけたらただちに駆除しましょう。


ルドベキアの育て方9・害虫

アブラムシ

ルドベキアには、アブラムシが発生することがあります。アブラムシは春から夏にかけて温かい時期に発生しやすい害虫です。春から夏はルドベキアにつぼみがついて花が咲くころ。アブラムシはルドベキアの葉っぱや茎、つぼみに寄生して、ルドベキアの栄養素を吸い取ってしまいます。アブラムシは群生することが多く、あっという間に栄養を吸ってしまうので、見つけ次第ただちに駆除しましょう。

ナメクジ

ルドベキアには、ナメクジが発生することがあります。ナメクジは梅雨時期に発生しやすい害虫で、ちょうどルドベキアにやわらかいつぼみがつくころとリンクします。ナメクジは大食漢なので、あっという間にルドベキアの新芽やつぼみを食べてしまいます。つぼみが食べられると花が咲きませんし、成長点を食べられると株全体が弱ってしまいます。ルドベキアをこまめに観察しながら、ナメクジを見つけたらすぐに駆除しましょう。

ルドベキアの増やし方1・種まき

ルドベキアのひとつめの増やし方は、種まきです。ルドベキアはこぼれだねで増えていくくらい発芽しやすいので、種まきによる増やし方は容易です。種まきによる増やし方に適した時期は、3~4月もしくは9~10月ごろです。ルドベキアは、育苗ポットに種まきして苗を育てるほか、育てたいところに直接種まきすることも可能です。ルドベキアの種をまいたら、土をかぶせずに、軽く手でトントンと押します。ルドベキアが発芽して苗が安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

 

ルドベキアの増やし方2・挿し木

ルドベキアの2つめの増やし方は、挿し木です。挿し木による増やし方に適した時期は、春から秋にかけてです。育てているルドベキアから、適度な茎を10センチくらい切り取り挿し木用とします。挿し木用の茎を発根剤を入れた水に数時間つけておきます。挿し木用の土を入れた育苗ポットや鉢に挿し木します。挿し木したものから発根発芽して安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。本葉が数枚出てきたら挿し木の成功、挿し木苗の完成です。好きなところに植え替えましょう。

ルドベキアの増やし方3・株分け

ルドベキアの増やし方の3つめは、株分けです。株分けによる増やし方に適した時期は、3~5月もしくは10~11月ごろです。ルドベキアの植え替えをするときに一緒に株分けすると便利です。植えているルドベキアの根っこを掘り上げます。手や剪定ばさみなどを使って、株分けしましょう。株分けした分と同じだけの鉢を準備して、それぞれの株を植え付けます。植え付けた株がしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

ルドベキアはとても元気なお花

ルドベキアの黄色やオレンジのお花は見るものに元気を与えてくれます。パワーいっぱいの花姿同様、とても強健な植物で、こぼれだねでもどんどん増えていくほどです。ほかの植物が咲かない真夏にポップなお花を咲かせてくれるので、お庭にあると重宝します。二年草や多年草のルドベキアは霜対策をして上手に冬越しさせましょう。春の訪れとともに新芽を伸ばし、また可愛らしい花を見せてくれるでしょう。

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